大城眞徳税理士事務所Blog

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2012年08月

2012年08月27日

古典から学ぶ経営哲学【第20回】                                 「心意気、覚悟が人生の道を開く ・・・ 平素の修養が大事」

 このテーマについて論語から学んでみよう。

 「子曰く、位(地位)なきことを患(うれ)えず、立つ(地位を得て、その地位を発揮する)所以(ゆえん)を患う。己を知ること莫(な)きを(世間が自分のことを知らない)患えず、知らるべきことを為(な)すこと(自分が知らないことを知るように努力する)を求むるなり。

 訳すると、君子は地位のないことを悩まず、立つ所以すなわち、その地位を得るにはどうすればよいか、その手段を考え、更に地位を得てその職についたときに、力を十分発揮するにはどうしたらよいかを研究して、自分の力が不足していないかを考える。世間が自分の実力を知らず、推挙してくれない者がいなくても、けして嘆かず、自分に力をつける努力をし、認めてもらうような仕事をすることが先決であり、力をつけることをまず考えるのである。

 斯様に、君子の学問は常に己に求めて決して他人に求めない。地位がないから腕を振うことが出来ないと不平を言ってはならない。そういう人は、たとえ地位が与えられても十分な仕事は出来ない。不平や愚痴をこぼす人は、感謝の心と報恩の気持ちがないからである。そういう人は、それにふさわしい現実しか呼び寄せないので不幸である。

 大事なことは、現在の境遇において、自分が役立っているかどうかを考え、今の仕事に全力を傾注することです。
 例えば、寝ても覚めても仕事のことを考える位に頑張る人は、必ず成果を出していることを多くの経験者が教えてくれます。自分を世間に認識させることに一生懸命になるよりも、平素の修養によって実力を養い、実行し、実績を積み重ねることである。そうすれば、自ら求めなくても世間から認められ、知られるようになる。その為には、欲張らずに遠くの目標よりも、先ずは一日一日、今を大事にするという姿勢が一番大事である。毎日を全力で徹して生き、一生懸命精進すれば、あらゆることは達成できる。
 例えば、わずかな水でも常に流れていれば、石に穴を開けることが出来るように、些細なことの積み重ねが偉大な力となる。そういう気持ちで努力したかどうかが精進の分かれ目である。

 道元(どうげん)禅師は仰(おっしゃ)る。
 「日々精進することは、生きがいを創り、また新たな精進を促すという風に、人格を無限に向上させる原動力となる。」と。行住坐臥(ぎょうじゅうざが)が修行である。
 すなわち、日常普段の行動の中に修養が出来るようにしなければならない。それが出来るかどうかは心意気の問題であり、どうしてもやるという覚悟がなければ、何事も達成できないし、人生の道を大きく開くこともおぼつかないのではないか。


所長 税理士 大城 眞徳

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