大城眞徳税理士事務所Blog

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2013年06月

2013年06月28日

古典から学ぶ経営哲学【第29回】                                 「人を怨(うら)まず幸せな人生を ・・・ 自分に厳しく生きる」

 論語に「躬(み)自ら厚くして、薄く人を責むれば、即(すなわ)ち怨(えん)に遠ざかる」
 安岡活学塾の解説を借用して説明する。
 躬(み)とは、自分の振舞いのこと。厚くは、手厚く真因や性格まで省みることをいう。「欠点や過失など自分の振舞いをしっかり反省し(改善に取り組む)、他人の過ちに対しては厳しく責めない(当人の事情・背景等を考慮してあげる)ようにすれば、人から怨まれることはなくなる」

 一善一長あれば善しとする寛容の大事さを教えている。すなわち、自分には厳しく、人をあまり責めない。小人に限って同じミスでも他人のミスは責めるが、自分の過ちは棚に上げることが多い。我が身をつねって痛さを知るという教訓があるように、仁の心で人に接するようにすれば、人から尊敬される。

 「旧悪を念(おも)わず怨(うらみ)是を以て希なり」
 論語にあるように、人の古い過失は忘れてあげることで、恨まれることを減らすことが出来る。過ちをおこさない人間はいない。許す心が大事である。そういう人間が多くなれば、協調性も高くなり、皆が明るく楽しい職場をつくることが出来る。

 人の長所を見るようにしよう。長所しか見えない人間性を高めるよう努力しよう。そういう人のところには素晴らしい協力者がおのずと集まってくる。人の欠点しか見えない人は不幸である。そうならないために次の二つの句が役に立つ。

 一つは、「君子は諸(これ)を己に求む。小人は諸を人に求む」

 君子(立派な人)は、問題やいざこざを他のせいにしないで、自分に求め反省するが、小人者はその逆のことをする。

 二つ目は、「天を怨みず、人を尤(とが)めず下(か)学して上達す」

 下学とは、自分に必要とされている知識やスキルのことである。上達とは、理想像に近づいていく事である。「不満や出来ないことを世の中や会社や人のせいにしないで、自分の出来る事を地道に取組み自分を高めていく事」足りないことを常に反省し、日々徳を積んで自分を磨き高めていく事が大事と教えている。

 人間は誰でも自分の思い通りにいかないことが多い。それが当然だと思えば、悩んだり落ち込んだりすることは少なくなる。すべては自分の成長のために与えられていると考えることである。
 出来ないことに悩んでも何の解決もない。足りないことに対して、どれだけ最善を尽したかを徹底して反省し、次の行動をとることにより道は開かれるのである。
 他人には厳しくしない。自分に厳しくして成長の糧にする。小さくてもよい。出来ることからコツコツ継続する。それがやがて大きな力となる。

 修養を続け人間性を高めれば、人を怨むというつまらぬ心は無くなる。そこには、幸せの女神しか現れないのである。

所長 税理士 大城 眞徳

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