大城眞徳税理士事務所Blog

「経営及び融資計画策定支援、コンサルティング」など幅広くご支援します。

2015年05月

2015年05月19日

古典から学ぶ経営哲学【第42回】                       「組織運営は公平さが大事・・・学びにより公平無私観の人財を目指そう」

 論語に「君子は周して比せず、小人は比して周せず」という章句がある。
 周とは、あまねく対応すること。すなわち多くのすべてに対応するということで公平さがあること。比とは、比較する。損得で対応に差をつける。えこひいきで行動すること。
 章句の意味は「君子は誰とでも親しく付き合い、えこひいきをせず相手の存在に感謝し敬意をもって対応する。小人は損得で対応に差をつけ、えこひいきで付き合いする。好き嫌いや打算、利害関係で偏った付き合いで自分の都合を優先する」ということ。

 人間は皆、人との関わりの中で生きている。多くの人は組織に属して大半の時間を過している。そして組織では自分の好き嫌いは通用しない。組織には「ビジョン」があり、経営目標があり存続のためそれ等を実現し達成しなければならないからである。又、そうすることによって自己の実現も可能となる。
 その目標を立派に達成できる環境を作るのがリーダーである。それには多くの者の協力や支援が必要であり、又、皆からの信頼が必要である。
信頼の根底となるのは公平さである。

 公平さを身に付けるには学びが必要である。
 論語に「学べば即ち固ならず」という章句がある。学ぶとは大切な考え方、ノウハウを得ることで、それは単なる知識だけでなく、自分の不足を認識して書や全ての人を「師」とすることである。なぜなら人間は不完全であり、一人の知識というのは大海の一滴の水と同じで本当に小さいからである。

 自分の不足を認識し謙虚になり外から常に学ぶ心が大事である。自分の正当性に固執したり自己防衛の感情を持っては成長しない。自分の考えが正しいと思うように相手も同じ気持ちを持っている。自分の考えと異なる意見を出されても、そういう見方もあるなと受け止める気持ちで外から学ぶ。
それが真の「学」の姿勢である。

 孔子の教えは、必ずしも書物を読むことだけが学問でなく学問と実生活とは少しも区別がないと言っている。
 孔子の門人 子夏(しか)曰く「父母に仕えては自分のある限りを尽して孝行し、君主に仕えてはよくその身を君主に捧げて忠義を尽して、友人と交際するには誠実を旨として自ら口に出したことは、必ず実行する。」

 斯様にして組織をあずかる人、特にリーダーは公平さを大事にしなければならない。その根底をなすのは「信」である。信は日頃接する父母、仕える者、友人などに常に最善を尽すことにより養われるものである。


所長 税理士 大城 眞徳

最新記事
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)