大城眞徳税理士事務所Blog

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2016年05月

2016年05月10日

古典から学ぶ経営哲学【第45回】                       「知行合一・・・学んでも行わなければ成果はでない」

論語に次の章句(訳文)がある。
 若者よ、家では親孝行、外では自分は若者であると思い目上の人を尊敬し、言行を慎みて約束を守り信頼を得る。又、多くの人々に愛を差しのべるような、思いやりのある立派な人に親しみて学び、そうしたことを行って、まだゆとりがあるなら本から学びなさい。沢山の本を読んでも単なるもの知りでは、学んだことにはならない。
 すなわち、親孝行をし、目上の人を崇(あが)め、思いやりの人に学ぶなど、まずこれらのことをやって、なおゆとりがあれば本から学びなさいと教えている。

二宮尊徳翁も行動の大切さを教えている。
その逸話を紹介する。
 「私は幼いときから実行に努めてきた。なぜなら、毎日行わなければならないことが沢山あったからだ。水も汲まねばならぬ。庭も掃かなければならぬ。灯りもつけねばならぬ。戸も開け閉めせねばならぬ。そのほか行わなければならぬことがどれだけあったろう。私は学問が好きであったが、少しも余力というものがなかった。ちょっとの暇に「大学」を読んだ。柴かりの道で読誦(しょう)し、耕作の暇に読み、人が寝静まってから読み、四書(論語、大学、中庸、孟子)を一通り習った。」という。
 やるべきことをやって、多忙の中で時間を生み出し、本を読み、行動に移していた。
本当にお手本になります。

言志四録には次の章句がある。
 「知は是れ行の主宰(さい)にして、乾(けん)道なり。行は是れ知の流行にして坤(こん)道なり。合して以って体躯(たいく)を成せば即ち知行なり。是れ二にして一、一にして二なり。」とある。
 訳すると、知は行を統制するもので天道である。行は知から出てくるもので大地である。この二つが合して人間の体をなしている。だから、知って行わなければ本当に知っていることにならない。知行は二つであるが実は一つであり、一つになって人間である。また、一つであるが二つでもある。知という行為と行動という二つの行為があるという観点からみれば二つであるといえる。知行一つになって人間であるとしたら、いくら知っていたとしても、行わなければ成果は得られない。知るだけでは人間の使命を果たさないので、知を行動に移し、具体的成果を出す。知行合一をもってはじめて人間としての使命を果たしたと云える。

 企業経営も学んで知を得るところではない。企業経営者とは学問としての道を学び、学を具体化して成果を得ることである。目的意識を持ち、生涯学び、世の進化に役立つように行動する。これが知行合一である。
それが出来たら最高の人生である。


所長 税理士 大城 眞徳

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