大城眞徳税理士事務所Blog

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2016年08月23日

古典から学ぶ経営哲学【第47回】                       「巧言(こうげん)では人はついてこない・・・大事なのは思いやりの心から出た言葉である」

 「君に事(つか)うるに数(しばしば)すれば斯(ここ)に辱(はずかし)めらる。
                  朋友に数すれば斯に疏(うと)んぜらる」 
                               〈里仁(りじん)〉

 部下が仕える上司に諫言し過ぎると、侮辱に感じられあなたを苦しめるだろう。同じように、同僚にやりすぎると、おせっかいと思い煙たがられ遠ざかっていく。
 アドバイスのやりすぎは、相手より自分が良く知っている、あるいは自分が正しいと思っているように感じられる。人は色々な価値観を持っているので、「助ける」「教える」つもりでやっても、相手が納得できるものでなければ反感に変っていく。


 「人に禦(あた)るに口給(こうきゅう)を以てすれば屢(しば)々人に憎まる」
                           〈公冶長(こうやちょう)〉

 人をおさえるのに理屈で言いくるめて、巧みな話術であたると、往々にして人の反発を受ける。
 理屈で相手をやり込めると、やった方は勝った気持ちになるかも知れないが、された方は自尊心を傷つけられ敵をつくることになる。
 口達者よりは、人格・教養のある者が相手を納得させることが出来る。特にビジネスになると、言葉巧みでは信頼されないのでうまくいかない。あの人が言うから大丈夫であると思われるのが、ビジネスにとっては大変重要である。
それは人間性からくるものである。


 「巧言令色(こうげんれいしょく)、鮮(すく)なし仁」 〈学而(がくじ)〉

 心のこもっていない言葉や、つくった表情は、思いやりの心がない。
 上司に対するおべっか、部下をごまかしするような言葉等、心の伴わない言葉では、相手を引きつけることは困難である。


 「剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁に近し」 〈子路(しろ)〉

 意志や気性が強く、素朴で言葉を飾らない人は思いやりがあるので、人の信頼を得る。
 孔子は「剛毅木訥」を最高の徳と評価したという。
 孔子が弟子に教えたのは、未熟な段階で枝葉末節のトークテクニックを磨き始めると、自分の過ちをカバーすることに重きをおき、我を通し相手の心情を慮(おも)んばかることをしないようになる。

 会話や交渉の本質は自分の思いを伝えることであり、飾り気のない思いやりの言葉で対応しなければ成功しない。一流のビジネスマンは、黙々と相手の心を読みながら、飾ることなく誠実に語り、忍耐強く対応する。相手の信頼を得るには言葉を飾る必要はなく、心をこめ相手のことを思い、わかりやすい話法で説明することが大事である。そのように、巧みな話術は確かに必要である。
 その為には、十分な工夫や準備をしなければ出来ない。例えば、説明する事を三点に絞ってやると、理解しやすく相手に伝わりやすい。

 このように話術についても、基本があり法則があるので、相手が関心をもち、聞きたくなるような話法を研究し、自分の思いをうまく伝えるように努めましょう。


所長 税理士 大城 眞徳

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