大城眞徳税理士事務所Blog

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2017年04月17日

古典から学ぶ経営哲学【第49回】                       「自分の職務に徹せよ・・・他人には雅量をもって接す」

『其の位に在(あ)らざれば、其の政(まつりごと)を謀(はか)らず』 (泰伯)
「その地位にいなければ、そのマネジメントや方針について、いちいち思案するな」ということ。

『君子は思うこと其の位を出でず』(憲問)という章句がある。
立派な人は自分の立場に立脚して言葉を発するものである。いちいち人のことへの口出しはよしましょうということである。
 他人のことにいちいちコメントする暇があれば、自分のやるべきことが完璧に出来ているかを考えるようにしよう。もしあなたが将来その立場になった時、他人にいろいろ言われたらあなたはどう思いますか。それぞれの果たす役割がある。他に口出しする前に、自分の役割を十分果たすことが大事である。
 皆が協力し合って目標を達成する。そういう組織は発展する。他人に何も言ってはいけないということではない。相手の立場を考え建設的な意見を言ってもらいたいということである。

『民(たみ)は之に由(よ)らしむべし、之を知らむべからず』(泰伯)
論語は文章が簡潔すぎて、一字一句の意味が理解しにくい。この章句は、その中の一つである。
 (用語の意味)
   民 ・・・ あなたの部下のこと   由らし ・・・ 頼りにする
   上段の「之」 ・・・ 自分のこと  下段の「之」 ・・・ 情報とか知識のこと
(訳)「部下には自分を信じ頼りにさせ、いちいち些細にわたって説明しなくてもうまくいくようにしよう。」
 強制したり、細かいことを指示したりしない。それでも皆が協力してうまくいくようにする。方向性を示し、細かいことは皆が考え行動する。あの人が言うから大丈夫と信頼され、皆が自主的に動くようにしよう。それが最高のマネジメントである。
 そのためにはリーダーは人間性を高めなければならない。テクニックや知識だけでなく、徳を積むことも大変重要である。

人間性の高い人に関する文章(言志四録)
『よく人を容(い)るる者にして、しかる後もって人を責むべし。人もまた其の責を受く。人を容るること能(あた)わざる者は、人を責むること能(あた)わず。人もまた其の責を受けず。』
(訳)「雅量があり、人をよく受け入れる人であって初めて人を責めることが出来る。そのような人から責められれば、人は言わなくても受け入れることが出来る。雅量のない人は、人の欠点短所を責める資格はない。責められても受け入れることは出来ない。」

更に言志四録には、次の文がある。
『人の言うことはよく聞き入れ、その後でその善悪、得失を選ぶべきである。最初から断るべきではない。確固とした自分の考えをしっかりもって、惑うようなことがあってはならない。』(人の意見を聞くことの大事さ)


所長 税理士 大城 眞徳


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