大城眞徳税理士事務所Blog

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2018年02月15日

古典から学ぶ経営哲学【第51回】                       「人間にとって最も大切なもの・・・ 徳」

 人間にとって最も大切なものは「徳」、「徳性」であり、それは人間の根や幹となる部分であり、人間として無くしたら人間でなくなるもので、非常に大切なもの、それが徳、徳性である。
 徳性さえあれば才智・芸能は必ず出来るようになる。斯様に徳と知識、技能は別々の関係ではなく相互に補い合っている。
 徳性とは、道徳上の義理、義務をそなえた本性のことである。

 徳にはそのまま代用できる言葉がなく幅広い意味をもっており、次の四つ全部を含めた言葉をもってしか説明できないものである。
  イ.仁の心 ・・・ 思いやり、優しい気持ち
  ロ.孝 ・・・ 両親を大事にする心
  ハ.信 ・・・ 信じあう心
  ニ.義 ・・・ 正しさを貫く心
 すなわち、信じあう心をもって、思いやりや優しい気持ちがあり、正義感をもって社会を良くするような生き方をすること。
 その為には、まず両親を大事にすることである。自分の親を大切にするという最も身近なことさえ出来なければ、人間として信頼されることはまずない。

 相手を思いやり、人間的に少しでも向上しようとする意欲の根底には徳が必要である。例えば、このままではいけない、あんな素敵な人になりたい、何かの技術を身につけて世の中の為に役立ちたい、と思うと、知識や技術を身につけようと精進するものである。

 論語をはじめ儒学は実践の学問である。「論語読みの論語を知らず」という言葉がある。いくら論語を学んでも行動がなければ役に立たない。意識をもって行動し、毎日の積み重ねが大事である。
 「徳は孤ならず、必ず隣あり」という章句がある。論語の中でも、もっとも親しまれている章句の一つである。訳すると「徳を身につけた人は、ひとりぼっちにならない。なぜなら、徳がある人のところには、近くに住んで親しんでくれる人がきっと現われるものである。」
 思いやりの気持ちをもっている人には、優しい気持ちを持った友達が現われて助け合えるので、決して心配することはない。社会人として厳しい現実に直面するときに、この章句を思い出して自分を鼓舞し、拠り所としてほしい。

本当に思いやりがあるかどうかの尺度となるのは親への孝行である。それを二宮尊徳の言葉で紹介する。

●本当の孝行
 子たる者が日頃の品行やたしなみがしっかりしていれば、たとえ遠いところへ奉公し
 て、父母の安否を問うことがなくとも、その藩で表彰を受けた者があると聞けば、そ
 の父母は、それはわが子ではないかと喜び、また罪科(ざいか)を受けた者があると聞
 いても、それはわが子ではあるまいと余計な心配をしないようであれば、それこを本
 当の孝行といえよう。

●世の親の深い愛情は、子のために無病長寿立身出世を願うほかに決して余念(他の考
 え)はないんだよ。だから子たるものは、その親の心を自分の心とし、親を安心させ
 てこそ孝行といえるんだな。

徳を身につけ、多くの人から信頼され、友人に恵まれ、素晴らしい人生を送りましょう。
                         (参考・・・「致知」安岡定子)
  

所長 税理士 大城 眞徳


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