大城眞徳税理士事務所Blog

「経営及び融資計画策定支援、コンサルティング」など幅広くご支援します。

2018年05月21日

古典から学ぶ経営哲学【第52回】                       「成功の鍵 ・・・ 先憂後楽」

1.志をもつ ・・・ 志は三カ月不変なれば本物になる

「子曰く、回やその心三月仁に違(たが)わず。その余は則ち日に月に至るのみ」

通常の人は、日に一度か月に一度くらいしか仁の心になりえない。孔子の門人の中で顔回一人だけは仁の心を三月の長い間も持続していけた。
顔回は心に私欲がなかったため志を不変に維持出来、仁の心を持ち続けることが出来た。


2.人情の力
 人情がある人には多くの良い仲間が出来る。
 次は孔子が弟子冉伯牛(ぜんはくぎゅう)に寄せた人情の章句である。

「伯牛疾(やまい)あり。子、これを問い、牖(まど)よりその手を執(と)って曰く、これを亡ぼす、命(めい)なるかな。この人にしてこの疾あり、この人にしてこの疾あり」

ひどい悪病で師の目にかかることをはばかり、室内に招き入れたくないことを察して、孔子は窓から手を差し入れて伯牛の手を取り、この人を失うのは誠に痛惜にたえないが、天の定めた運命ならばしかたないと嘆いた。
ああ、この人にしてこの疾あり ・・・ 孔子の人情の厚さに学ぶ。
孔子の弟子の中でも冉伯牛は徳行の高かった人である。冉伯牛のように徳の高い前途有望な人でも悪い病気が取りつくのか、なんと情ないことである。
このように、「この疾あり。この疾あり」と同じ言葉を2度も重ねて繰返した。門人を愛する情が深い人であった。孔子の人間性の素晴らしさが伺われる。


3.仁の心をもつ ・・・ 先憂後楽の生き方をしよう
 現代人は成功を急ぎ、苦労よりも利益を早くほしがりすぎる。孔子の知と仁の教訓を噛みしめてもらいたい。
 次の章句の後半に先憂後楽について語られている。

「樊遅(はんち)、知を問う。子曰く、民の義を務め、鬼神を敬して而(しか)してこれを遠ざく、知と謂うべし。仁に問う。曰く、仁者は難きを先にして、而して獲(う)ることを後にす、仁と謂うべし」

孔子の弟子樊遅が知について問うた。知者とは例えば親には孝行をし、人としての務めるべきことを精一杯やり、神は尊敬して祭り敬い、福を求め禍を避けるために神だのみをしないようにし、あえて近づくことのない人のことをいう。
仁者とはと聞かれたのに対し、仁者は苦労を先にして利益を得るのは後まわしにする人のことをいう。多くの利益には苦労がともなう。
苦労は成功をもたらす、という意識を持って当たれば気が楽になり、物事はうまく進む。

成功の鍵には色々ありますが、多くのことを実行するのは難しいので私はあえてこの三点を先に心掛けるようにしたい。
この項目は、その気になれば行動に移しやすいものである。


所長 税理士 大城 眞徳


masism at 14:22コメント(0)経営  この記事をクリップ!

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
最新記事
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

QRコード
QRコード
livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)