マスクトさんの一口馬主ブログ~出ムチ柳発特急電車~

一口馬主歴20年目突入。社台・サンデー・ノルマンディーで出資しています。主な活躍馬はデアリングタクト(無敗の牝馬三冠)・マスクトヒーロー(マーチS3着)・ウインレックス(阪急杯4着)・トゥーフェイス(オープン馬)・レッドゲイル(オープン馬)・デスティニーソング(ファルコンS5着)競馬と出資馬に関する事を適当に書いていきます。

カテゴリ: 家を建てる

1.前回のあらすじ
第1~4話:土地・メーカー決め編
新幹線新駅前マンションが想定より1000万高く手が出ない。
良い土地が出て押さえる事が出来たので上がらない給料と高騰する建築費を考えて家を建てる事を決断。
有名ハウスメーカーも手が出ない価格になっており地元の平屋に強いメーカーに決める。

第5話~:部材・オプション決め編
外壁・屋根材選び。

2.窓
前回と同じくハウスメーカーは全く何も説明してくれないのでYoutubeや本で勉強した。
窓の構成は主にサッシ・ガラス・種類がある
(1)サッシの材質
主にサッシの材質は下記の通り
①アルミサッシ
マンション含めた日本の住宅はほぼほぼアルミサッシ。
日本は商業施設やビルとかも含めたらほぼほぼアルミサッシの国。
(マンションやビルは強度と耐久性の問題で樹脂サッシが採用できない)
メリット:強度高い・耐久性高い・軽量で開け閉めしやすい・加工が容易・コスパ最強
デメリット:熱伝導率の高さ=断熱性の低さ・光熱費の高さ・結露しやすい。
(唯一にして最大のデメリット)
簡単に言うとイニシャルコスト(導入費)は安いがランニングコスト(光熱費)が掛かる

②樹脂サッシ
寒い地方になるとアルミサッシの熱伝導率の高さがネックになる為、寒い地方では樹脂サッシが多く用いられる。
近年、省エネ性能が求められるようになり住宅には徐々に樹脂サッシが増えている現状。
国もリフォームや新築時に補助金を出して樹脂サッシを推進している。
メリット:熱伝導率がアルミに比べると1/1000=断熱性の高さ・省エネ・結露しにくい
(唯一にして最大のメリット)
デメリット:紫外線に弱く耐久性がアルミに劣る・重くて開け閉めしにくい・高い

ランニングコスト(光熱費)は安いがイニシャルコスト(導入費)は掛かる。
ほぼほぼアルミサッシの逆なんですが、熱伝導率の低さが最大のメリット。
リクシルやYKKAPのショールームでサッシ比較がありますが触ると違いにビックリします。
是非行って体験してみてから値段と天秤に掛けて決めて下さい。

③樹脂アルミ複合サッシ

樹脂サッシとアルミサッシの良い所取りを狙おうとしたが、どっちつかず。
(外側がアルミサッシで耐久性・内側が樹脂サッシで断熱性を狙った)
最近はこれが標準仕様のハウスメーカーが多い感じ。
私の住んでいるダイワハウスのアパートが複合サッシですが、ほぼほぼアルミサッシで冬寒くて夏暑い。
メリット:丈夫・ボチボチ開け閉めしやすい・ボチボチ断熱性高い・ボチボチ結露しにくい
デメリット:中途半端!!!!これに尽きる。

コストケチるならアルミサッシで折れるべき。
もう少し出せるなら樹脂サッシにするべき。
もう何から何まで中途半端。妥協の産物。一番オススメしない。

④木製サッシ
高度経済成長期以前ぐらいまではほぼほぼ木製サッシのみ。
それ以降は廃れていますが、断熱性の高さとデザイン性で木製サッシを導入する方も増えてます。

メリット:断熱性の高さ(製品によるが樹脂よりも高い物もある)・デザイン性がある
デメリット:紫外線と雨による劣化の為に定期的なメンテナンスが必要・べらぼーに高い

木製サッシの家はただ単に古いかお金持ちの二択だと思います。

(2)ガラス
枚数・ガラスとガラスの間に入れるガス・Low-eという金属膜を入れる
①枚数
・1枚(シングルガラス)ガラス1枚のみ
昔の住宅はほぼこれ。最近の新築だと強度を求められる高層ビルやタワマン以外はほぼほぼ無い。
断熱性皆無。
(タワマンでもベランダ前のガラスはペアガラスに出来る所はあるみたい。)

・2枚(ペアガラス)表ガラス・空気orガスor真空・裏ガラスの構造
現在、普通に家を建てるならほぼほぼこれ。
表と裏のガラスが2重構造になっていて間に空気層か断熱しやすいガスが入っている。
シングルグラスに比べて断熱性が向上。

・3枚(トリプルガラス)表ガラス・ガスor真空・中間ガラス・ガスor真空・裏ガラスの構造
現在普通に買える金額の中で最高性能のガラス。

(更に凄い5枚があるらしいが信じられないぐらい高いのでお金持ち以外は厳しいと思うので割愛)
(お金ある方は是非入れてみて下さい。ほぼ壁と同等の断熱性能らしいので)

②ガラスとガラスの間(中空層)に入れるガス
熱伝導率参照
ちなみに
アルミは0℃時の熱伝導率:236
樹脂(PVC)の0℃時の熱伝導率:0.17

・空気:0℃時の熱伝導率:0.0241
乾燥させた空気を入れる。まぁ湿度が無い外気とほぼ同じ。

・アルゴンガス:0℃時の熱伝導率:0.0163
大気中に窒素・酸素の次に多く含まれているガス。
酸素より約2/3の熱伝導率

クリプトンガス:0℃時の熱伝導率:0.0087
重いガスで熱伝導率が低い

(真空ガラスもあるが割愛)

③Low-e
Low-eという薄い金属膜を張る事で断熱や遮熱を狙う。

3.採用した窓
このハウスメーカーの標準仕様の窓は樹脂サッシLow-eトリプルガラス(アルゴンガス)。
現在、最高クラスの窓。
メーカーは下の2つからどちらかを選ぶ
YKKAP:APW330(アルゴンガス)
リクシル:EW(アルゴンガス)

※ハウスメーカー決める際に標準仕様を見てから決めるべきだと思います。
最近はアルミ樹脂複合サッシペアガラスが多いです。

カタログに書いてある金額見るとビックリするのだが、何枚入れても金額は標準仕様のままだと言う。
問屋価格とは言え、会社大丈夫?と思ってしまう笑

リクシルのEWの方がほんの少しだけ熱伝導率が低かったので、こちらを採用しました。

4.窓の形状と配置
(1)窓の形状
色々あります。下記の物は代表的な感じ。

①引き違い窓
一般的な窓といったらコレ。
窓と言われて頭の中で思い浮かぶやつ。
2枚の窓を左右にスライドさせる感じのやつ。
庭やベランダに出る掃き出し窓もこれに入ります。
安価なんですが、防犯性・断熱性能・気密性に劣ります。
引き違い窓

②すべり出し窓
文字通り外側に滑り出して開く窓です。
最近は90度を限界にしてストッパーが付いてます。
幅を人が通り抜け出来ないぐらいにしたら防犯性が向上。
断熱性・防音性も引き違い窓より良いです。
ただ、少し高い。
すべり出し窓

③倒し窓
文字通り内側もしくは外側へ倒して開く窓です。
外倒し窓は雨降った際に心配です。
これは中々人が通り抜けするのが困難なので防犯性が良いです。
ほぼほぼすべり出し窓と同じ感じのメリットです。
倒し窓


④FIX窓(はめ殺し窓)
開かないほぼほぼ明かり取りだけの窓
FIX

⑤スリット窓
細長い窓。はめ殺しか縦すべりか横すべりになる。
スリット窓


⑥採用した形状
防犯の為に格子を窓の外に設置しますが、それだけはやりたく無かった。
なので物理的に入れない様にすれば良いという事でた縦すべりと横すべり窓を中心に採用しました。
引き違いは中庭に出る窓だけ。
ただ、明かり取りの為に採用したFIX窓で後々に後悔が出る事をこの時は知りませんでした。

5.次回予告
窓が終わった所で、まだまだ決める事は山ほどある。
次は水回りの設備。(キッチン・洗面所・トイレ)
「次回マスクトさん家を建てる:第7話:水回りも大事だよ編」
マスクトは家を建てる事ができるのか。

1.前回のあらすじ
第1話:新幹線新駅前マンションが出来ると聞き価格を見るも想定より1000万高く手が出ない。
住宅価格の高騰と自分の給与の上昇が無い為、手が出る今の間に家を建てる事を決めた。
良さげな土地を見つけ有名ハウスメーカーへ。

第2話:平屋は高い上に建築費高騰でコロナ前(2019年)から約1000万円上がっているとの話で新幹線駅前マンションより更に高く有名ハウスメーカーは断念し、もう少し安いメーカーか地元工務店を見に行く事に。

第3話:地元の平屋に強いハウスメーカーを見つけ見積を受けると手が出るどころか少し贅沢できる範囲。ここにしようと決めるも間取りが物足りない。自分で間取りを勉強して修正して提案するとできるとの回答でこのハウスメーカーに決める。

第4話:土地・建築工事請負契約を済ませる
マスクトさん家を建てる:第1話土地編
マスクトさん家を建てる:第2話大手ハウスメーカーで現実を見た編
マスクトさん家を建てる:第3話リーズナブルな住宅メーカー&地元住宅メーカー編

3.外壁
次回打ち合わせまでに外壁と屋根の種類と色を決める様に資料を渡される。
(1)外壁の勉強
ハウスメーカーは全く何も説明してくれないのでYoutubeや本で勉強した。
①材質
主に外壁の材質は下記の通り
・窯業系サイディング
簡単に言うとセメントに繊維質を混ぜて特殊な塗装で防水や対候性(紫外線)を持たせている。
最近の住宅の外壁はほとんどこれ。
メリット:安い・そこそこ丈夫・施工しやすい・デザイン豊富・耐火性がある
デメリット:セメントに防水性は無く塗装で防水・対候性を持たせている為、15年~30年で1回塗り直さないといけない(メーカーは30年とは言うが・・・)
工務店系のYoutubeだと酷評される事が多いがメーカーは光触媒で30年近くノーメンテで行けると言う。塗り直すのではなく再施工が良いとまで書いてある。
こればかりは住んでみて15年後ぐらいには分かるとは思うが。
ローコストからそこそこの住宅まで最近はコレが主流。やはりコスパには敵わない。

・金属サイディング(ほぼほぼガルバリウム鋼板)
金属板を貼り付ける。まぁ金属の方が丈夫そうな印象はある。
メリット:金属なだけあって丈夫・長持ち・軽い・耐火性がある
デメリット:高い・吸音性が低い(内外の音が響く)・電波が入らない事がある
工務店系のYoutubeだと勧める方が多いが実際に住んでいる方のYoutubeを見るとデメリットがキツイ。

・タイル
磁器製タイルを貼り付ける
メリット:丈夫らしい・塗装メンテナンスが要らない(ホンマかいな)・耐火性がある
デメリット:高い(初期費用は高いけれどもランニングコストは低いという)・目地が多くタイル自体は劣化しないが目地が原因ではがれる事がある


・木材
塗装及び焼いたり加工した木を貼り付ける
メリット:丈夫だとは言うが・・・御洒落
デメリット:高い・何か木の粉が出たりするらしい。


・塗り壁
モルタルや土とかを外壁に塗って仕上げる
最近は余程の物好きしかしないらしい。
メリット:オシャレ。それ以外にあるのか?
デメリット:割れる・耐久力低い・高い


○このメーカーの標準仕様
・窯業系サイディング
メーカー:ケイミュー・ニチハのどちらかから選ぶ。
メインとアクセント(少し高いので約40㎡まで)を決める。
ケイミューはパナソニックの子会社でパナソニックの建材関連のショールームに行くと現物を見れるので2時間ぐらい標準仕様の中から最適な組み合わせを選んだ。
↓こういった作業を延々とあーでも無いこーでも無いと妻と相談しながら・・・笑
IMG_7606

○私が選んだ外壁
ケイミュー
メイン(ほぼ全ての外壁):光セラ18:ディレクトーン18:チタンブラック
商品HP
アクセント(門・中庭を隠す壁用):光セラ18セラトピア:ニューインプレース18:チタングレー
商品HP
IMG_7607

○理由
最近多い黒い家にしました。
増えた理由は断熱はシッカリしているらしいので夏でも大丈夫だとの話を鵜呑みにした。
ディレクトーンの模様はかなり攻めているらしい。
ニューインプレースは石垣みたいで良いと思ったから。


4.屋根
(1)同じくYoutubeと本で勉強
①種類

○金属瓦
ガルバリウムやアルミで作られた瓦・・・というより屋根を覆う金属片という印象。
アルミは高いが大手プレハブハウスメーカーはアルミが多い印象。
これが最近の主流。
メリット:丈夫・軽いので家の負担になりにくい
デメリット:高い

Youtubeで勧めてくる。金属会社の回しもんか?というぐらいに。

○スレート瓦

セメントと繊維を固めて作る瓦(どっかで聞いたぞw)
窯業系サイディングの瓦版みたいな感じ
メリット:安い・そこそこ丈夫・薄い・加工しやすい
デメリット:塗装が剥げると防水性が厳しくなる為、15年ぐらいで塗り直しが必要・水はけが悪い時はコケが生えたりすることがあるらしい。


工務店系のYoutubeでは勧められない素材。

○瓦

ご存知瓦。キングオブ屋根材。
瓦が一番安いと思っていたが、全く逆。めちゃくちゃ高い!圧倒的に。
瓦葺きの新築は豪邸だと思っても良いかもしれない。
令和4年から法律で台風で瓦が飛ばない様にしっかり固定しないといけなくなった為、台風来る度に心配する必要が低くなったのも大きい
メリット:とにかく丈夫!・ほぼノーメンテ・威圧感凄い
デメリット:高い・とにかく重い


○このメーカーの標準仕様
スレート瓦
メーカー:ケイミュー:コロニアル遮熱グラッサ:クールブラック


○理由
外壁に合わせたら黒かそれに近い色しか無かった。
PCでシュミレーションを見たら一番しっくり来た。
不満が出たら15年後ぐらいに葺き替えしようとは思っている。
今回の家で少し後悔しているポイントかもしれない。
まぁ直接触れるポイントでは無いだけに難しい所ではありますが。

5.次回予告
外壁・屋根材が終わった所で、まだまだ決める事は山ほどある。
次は窓。
「次回マスクトさん家を建てる:第6話:窓は本当にマジで大事だよ編」
マスクトは家を建てる事ができるのか。

1.前回のあらすじ
第1話:新幹線新駅前マンションが出来ると聞き価格を見るも想定より1000万高く手が出ない。
住宅価格の高騰と自分の給与の上昇が無い為、手が出る今の間に家を建てる事を決めた。
良さげな土地を見つけ有名ハウスメーカーへ。

第2話:平屋は高い上に建築費高騰でコロナ前(2019年)から約1000万円上がっているとの話で新幹線駅前マンションより更に高く有名ハウスメーカーは断念し、もう少し安いメーカーか地元工務店を見に行く事に。

第3話:地元の平屋に強いハウスメーカーを見つけ見積を受けると手が出るどころか少し贅沢できる範囲。ここにしようと決めるも間取りが物足りない。自分で間取りを勉強して修正して提案するとできるとの回答でこのハウスメーカーに決める。
マスクトさん家を建てる:第1話土地編
マスクトさん家を建てる:第2話大手ハウスメーカーで現実を見た編
マスクトさん家を建てる:第3話リーズナブルな住宅メーカー&地元住宅メーカー編

3.土地契約

(1)日時を決める
不動産屋と土地契約する日時を決める。

(2)手付金を用意する
大体のケースで手付金は1割なんだが、今回は100万円にしましょうとの事。
100万円を銀行でおろして封筒に入れる。
振込にして欲しかったが現金でとの事なので仕方ない。
(試されていたのかもしれないw)

(3)重要事項説明
宅建士の免許を出して重要事項説明(約30分近く書類の読み合わせ)

(4)契約書に捺印
契約書に捺印

その際に入金日を設定しますが、この不動産屋の都合で翌年(24年)4月中旬となりました。
着工日が約半年後になりますが、これが意外とゆっくりと設備等を決めれて良かった。
(ただ、梅雨と台風シーズンに被るのでこれとの天秤でしたが)
スパスパ決めてると忙しすぎたので丁度良い感じの時間になりました。

4.建築工事請負契約
(1)図面確認
前回にこちらから指定した図面になっているかを確認。
その図面を元に家が出来ます。

(2)仕様等の確認
仕様書があり、窓から何まで全部確認します。
ただ、オプション等は盛り込まれていないので早急すぎる。

(3)見積書確認

見積書を確認します。
※こちらも今思うと仮金額ばかりです笑
※これ普通はオプション等が決まってから契約するので早急すぎました。
この時点ではオプションは仮の金額で全然上がりました笑
ただ、地盤改良工事が必要無くなり、色々考えると同じぐらいの金額に。

(4)押印
こちらも押印

土地の契約は普通のタイミングなんですが、建築請負工事は少し早すぎた感はあります。
オプションや仕様がある程度固まってからするのが一般的。これは反省。
ただ、顧客が契約するかどうか分からない段階で色々と提案するのも業者には「本当に契約するのかな?」と心配が勝ちそうではあるから、これはこれで良かったのではないかと勝手に良い方に考えてます。

(5)今後について
契約終了後に壁材と屋根材の資料を渡される。
2から3週間後の打ち合わせまでに色と材質とデザインを考えて欲しいとの事。

5.次回予告
契約が終了して、いよいよ仕様を決めて行く。
第1弾として外壁・屋根の色・材質・デザインを決める。
「次回マスクトさん家を建てる:第5話外回りは大事だよ(外壁・屋根)編」
マスクトは家を建てる事ができるのか。

1.前回のあらすじ
新幹線駅前マンションが出来ると聞き価格を見るも想定より1000万高く手が出ない。
住宅価格の高騰と自分の給与の上昇が無い為、手が出る今の間に家を建てる事を決めた。
良さげな土地を見つけ不動産屋で新規受付を止めてもらい2週間で誰もが知る有名ハウスメーカーへ。
希望する平屋は2階建てより高い上に建築費高騰でコロナ前(2019年)から約1000万円上がっているとの話で新幹線駅前マンションより更に高く有名ハウスメーカーは断念。
家づくり自体を断念しようかと思っていたが不動産屋があと2週間待ってくれるとの事で、もう少し安いメーカーか地元工務店を見に行く事に。
マスクトさん家を建てる:第1話土地編
マスクトさん家を建てる:第2話大手ハウスメーカーで現実を見た編

2.家の希望(希望順)
①30坪前後の平屋
②20畳前後のLDK・主寝室・子供部屋×2
(2人目を産む訳では無く将来のリセールの為に2部屋あった方が良いと思った)
(余った1部屋は夫婦共有の書斎か作業スペースにする予定)
③広いパントリー
④オープンキッチン
⑤乾太くん(衣類乾燥機)設置
⑥ウォークインクローゼット
⑦シューズインクローゼット
⑧水回りの回遊動線
⑨室内物干しスペース(乾太くんで足りそうではあるが)
⑩道路族と言われない感じで焼肉が出来る庭かルーフテラス(1.5階みたいな感じ)

そして夫婦共に思った事は
「なるべく設備等を削る事を考えずに家を建てたい。」
「引き算では無く足し算で建てたい」
どれ削ろうか・・・っていう作業は悲しくなるので。
どれ足そうか!の方が楽しくなるじゃないですか。
という考えでした。

3.自分に合いそうな家を建てるメーカーを検索

(1)とりあえず情報収集
とりあえず、平屋or1.5階が得意そうな感じの工務店を検索。
「平屋 長崎」「平屋」「平屋 住宅メーカー」みたいな感じ。
事例や実績が出てくるので確認してみる。
そうすると結構絞れてきた。
この時点で5社ぐらいになった。 

(2)モデルハウスor完成見学会をしていないかを確認
①平屋メインの住宅メーカー

確認すると車で5分ぐらいの場所に平屋をメインにしている住宅メーカーのモデルハウスがあり見学へ。
当日はイベントがあったらしく営業が出払っているみたいで、施主と打ち合わせする為におられたインテリアコーディーネーターの方が軽く案内してくれました。
中に案内して頂くと玄関から間取りまで自分達が良いなと思う様な感じの物件でした。
まぁモデルハウスだしな。とは思っていましたが。

しばらくすると営業の方がいらして名刺交換すると「営業部長」の肩書が笑
ハウスメーカーは最初に対応した営業が担当になるというしきたりがあるので、営業部長が?俺の担当?って感じ。
とりあえず話を色々と伺うと「弊社の※標準仕様はレベルが高いのでご満足して頂けると思います」との話。

※標準仕様とは?
各ハウスメーカーの注文住宅や建築前マンションには標準仕様というのがあり、水回り(キッチン・洗面・トイレ・風呂)は〇〇社と▲▲社、外壁・屋根材・床・ドア・窓・床材・壁紙等々に細かく仕様(グレード・色・材質等)が決められている。
この標準仕様で家を建てた際の金額が本体工事費用。(他にガス・水道・電気・地盤改良費等は別)
建築前マンションの販売価格は全部この標準仕様にした金額なので、オプションを追加したり良い感じの物に変えるだけで金額がガンガン上がっていく。

聞くと現在最高峰の性能の窓「トリプルガラス樹脂サッシ」(YKKAPとリクシルどちらか)をいくらつけても標準仕様だと言う。
それで本体工事費用はSHのほぼ半値で驚いた。
そして、家をロの字状にして中庭を作るアイデアを多数実践しているのにも惹かれた。
(ルーフテラスは防水云々で大変だというので中庭がどうかと提案された)
夫婦共に気に入ったので当日はイベントで忙しいとの事で後日に要望を聞いての間取り作成をお願いした。

②その他メーカー及び工務店
・長崎の政財界を牛耳るフィクサーが若かりし頃に裸一貫から立ち上げた建設会社。
・①のモデルハウスの隣にある意識が高そうな住宅メーカー。
・斎藤工と山本耕史がシンウルトラマン的にCMする全国規模の住宅メーカー
・家具職人が住宅メーカー始めたという感じの地元工務店

色々見に行きましたが、結局①の住宅メーカーが良いと夫婦共に結論に達した。

4.図面打ち合わせ
夫婦共にこの日に若い営業を紹介されて「今後は彼(or彼女)が担当しますので」と言われると思っていたら現地におられたのは営業部長のみ。
聞いたら営業部長が担当になるとの事で驚いたと同時に出来る方が付いてくれる安心感も出た。
(決して営業が少ない訳では無く、長崎ではCMもしている会社)
(1)図面打ち合わせ
色々とアンケート方式で聞いてくれます。
・キッチンの種類
・回遊動線が良いのか?
・部屋の数と種類
・中庭を作る際のロの字・コの字
・吹き抜け(≒高天井)の有無
等々・・・
とりあえず項目2の希望を全部伝えます。
それから約10日間ぐらいで図面が出来るとの事で待ちます。

5.図面を見て
図面が完成したとの事で面会。
この時点で不動産屋との約束の日目前。

(1)図面を見て
夫婦共にワクワクして図面を見ます。
ただ・・・第一印象
ビミョー
何かが微妙。
駐車場から門→ポーチを通って玄関・玄関からリビング・リビングと子供部屋と寝室はOK。
キッチン・ランドリールーム・洗面所・パントリーの動線や収納量が微妙だと感じた。
↓図面載せるのもアレなんで私が適当に書いた不満がある間取りの部分。
⇔は引き戸 ⊿感じのやつは開き戸
FullSizeRender
・キッチン
リビングの方を見るキッチンにしたい
・パントリー
通路になってしまい約2~3畳ぐらいの広いスペースあるのに収納量激減。
・回遊動線
回遊できるちゃできるが、これは回遊動線なのか?
・トイレ
1畳サイズとは言ったけれども、もう少し大きくしたくなった。

(2)自分で図面手直し
夫婦共に内心もう辞めようか?ほかにしようか?も頭にめぐる中、ほぼほぼ水回りの間取りが気に食わなかっただけなので、私が片っ端から本やYoutubeを見て2日で手直しをする。
ほぼほぼ水回り関連に不満があったので修正。
FullSizeRender
専門家が見たら?って思うかもしれないけれども一応、自分なりに考えた回遊動線。
キッチンを中心に水回りを回れるかな?と考えた。
パントリーを行き止まりにして収納棚を2つ増設。
トイレを1.75畳に広げた。
これをパワポで作って持って行った。

(3)打ち合わせ
すぐに打ち合わせをお願いしてパワポで作った図面案を持って行き「これできますか?」と聞いたら大丈夫との回答だったので図面作成を依頼。
(営業部長で経験豊富な方なので、素人の書いた図面に若干の修正もありましたが)
見積もいただき充分過ぎるほど守備範囲内。
この時点で購入申込期限の1日前。
夫婦ともにここの住宅メーカーで購入しようと思ったので翌日に不動産屋へ。

6.不動産屋にて
不動産屋にて購入申込書に押印。
不動産屋社長「今回は清々しい顔をしていますね」
マスクト「多分、良い感じの家ができそうなので笑」
と談笑。
翌月に土地契約をしましょうと手付金土地価格の10%と印紙代を用意する様に言われる。

※要注意
土地押さえる→ハウスメーカーだと今回の私の様に完全なる見切り発車になってしまう可能性があります。
普通の不動産会社が土地を他人に売らずに待ってくれる期日は2週間。
普通の住宅メーカー・工務店が0から図面を書くのに掛かる日数は10~14日間。
全然時間が足りない!!!
※ただ大手ハウスメーカーだと5日~10日で作ってくる。
(パターンがあるらしいし、噂によると営業が適当に書いているとか・・・)

本やYoutubeで勉強すると・・・
ハウスメーカー→土地の方が良いらしい。
ハウスメーカーが不動産業者だけ見れるネット(レインズ)で良い土地を見つけてくれるとの事。
たださ、見つけてくれた業者で建てないと不義理になりそうだし、これはこれで選択肢が狭まる気がするんだけれども。ほぼほぼ建築条件付きの土地な気がするのだけれども。

言いたい事はどちらも一長一短があるって事。
私は融通が効く不動産屋さんに恵まれたのでマシだったのかもですね。
もしかしたらあと追加で2週間ぐらい待ってくれたかもしれませんし。

8.次回予告
ハウスメーカーが見つかり土地購入申込書を出したマスクト一家。
待っていたのは土地の契約と建築工事請負契約だった。
「次回マスクトさん家を建てる:第4話土地契約・建築工事契約編」
マスクトは家を建てる事ができるのか。

1.前回のあらすじ
新幹線駅前マンションが出来るとの事で買う気マンマンでモデルルームに行くも想定よりも価格が1000万高く手が出ない。
家関連の価格の高騰を感じたのと給与も上がる気配が無い為、今の間に建てる事を決断。
とりあえず土地探しから始めて良さげな土地が見つかり不動産屋に連絡。
不動産屋に土地の新規受付を止めてもらい約2週間の期限付きでハウスメーカーと折衝に入った。
マスクトさん家を建てる 第1話土地編

2.家の希望(希望順)
①30坪前後の平屋
②20畳前後のLDK・主寝室・子供部屋×2
(2人目を産む訳では無く将来のリセールの為に2部屋あった方が良いと思った)
(余った1部屋は夫婦共有の書斎か作業スペースにする予定)
③広いパントリー
④オープンキッチン
⑤乾太くん(衣類乾燥機)設置
⑥ウォークインクローゼット
⑦シューズインクローゼット
⑧水回りの回遊動線
⑨室内物干しスペース(乾太くんで足りそうではあるが)
⑩道路族と言われない感じで焼肉が出来る庭かルーフテラス(1.5階みたいな感じ)

まぁ住宅雑誌に記載されている流行りの設備ほぼそのままなんですが笑

そして夫婦共に思った事は
「なるべく設備等を削る事を考えずに家を建てたい。」
「引き算では無く足し算で建てたい」
どれ削ろうか・・・っていう作業は悲しくなるので。
どれ足そうか!の方が楽しくなるじゃないですか。
という考えでした。

3.ハウスメーカー訪問

なるべく鉄骨か工場で作られるプレハブ住宅が良かったので、誰もが知っている有名ハウスメーカーを何社か行った。
SH・SH・PH・DHの大手4社に行きました。
本当はヘーベルハウス行きたかったが長崎には無いので断念。
無印良品の家も近所にモデルルームがあるので行きましたが老後に夫婦で住む家を建てるには良いけど子供のいる家には子供のプライバシーが無さそうで断念。

(1)各社共通
とりあえず、住宅展示場かモデルルームにアポイント入れて行く。
不動産屋から頂いた土地の図面を見せて希望を伝える。
どこも〇日後(約1週間~10日後)に仮の図面と概算見積出しますので。
と後日のアポイントメントを取る。

(2)仮の図面を確認
まぁここまでは夫婦共にウキウキでしたよ。
マジで。

(3)概算見積を見て驚嘆
結果論で言えば駅前マンション買う方が安かったwww
想定していたオプション込で坪100万前後を余裕で越えてオプション無しで150万前後。
(土地込みで5500万円前後+オプション?ぐらいの金額・・・想定は4000万円+オプション500万円ぐらいなんやけど。。。)
何でこんなに高かったのかは後でわかるのですが・・・お先真っ暗。
長崎第4の地方都市で4500万で削りまくるどころか本体すら建てれないんか。。。という感じ。

ココが高いだけだろwと思っていましたが、2社目・3社目・4社目と巡ると現実を直視。

で・・・大体の会社が「月々の金額はこれだけですよ」とあたかも払える様な金額を出してくるが、よーく見ると40年ローンだったり、ボーナス併用を勝手に入れていたり。。。
ちゃんと見て無いと思ってるやろwww見て無いフリしてしっかり見てるからなw
そこら辺は住宅費高騰で何人も客を逃しているんだろうな。とは感じました。
普通なら最初から40年とか言わないですもん。基本は35年ですし。

あと地盤改良工事費もマックス見てくれと言っているのに0で出してきたり。

4.なぜ高くなったか?
(1)そもそも平屋は2階建てより高い
夫婦共に1階建てなんだから2階建てより安いと思っていました。
ところが平屋は2階建てより高いという事実を教えてくれました。
では、何故高いのか?
①基礎と屋根が単純計算で2階建ての倍必要
床面積30坪の平屋と2階建てだと考えます。
簡単に説明すると30坪の平屋だと30坪分の基礎と屋根が必要になり、2階建てだと基礎と屋根が15坪分で半分で済むから。
よくよく考えればそうなんですが、目から鱗でした。。。
一般的には2割~3割ぐらい平屋が高いそうです。

(2)建築費高騰
材料・人件費・輸送費の高騰で私達夫婦がコロナ前(2019年)に家を建てようとした時から1000万円近く値上がりしているそうです。
(その時に建てていれば・・・とは思いましたが、それはそれでいい経験を積めたので)

5.さてどうするか・・・夫婦会議
この時点で不動産屋との約束の2週間目前。
どうするかを考えました。考える選択肢は下記の通り。
(1)買わずに賃貸生活=現状維持
今の基準で充分にこの町の高い賃貸物件には住めるが手狭。
一番、どんな事態にもフレキシブルに対応できるが手狭。
今、賃貸で住んでいる部屋はこの街でも最上位クラスに良いと思う部屋だが「手狭」これに尽きる。
子供が小さい間は良いが小学校通うぐらいになった時に再度建てようかと考える可能性もある。

(2)だいぶ高いが切り詰めて購入
1500万ぐらい高いが専業主婦の妻が新婚当時の様に働きに出て収入を補う。
趣味もほとんどやめて家と息子に注力する。

(3)地元メーカーもしくは有名メーカーの数年近く空き家の激安建売を買う
1話に書いたスプロール現象の住宅地にPHの平屋が2年近く売れ残っているので、これを買う。
山の上の子供の事を一切考えていない不便な場所にSHとDHの2階建てと平屋が1年近く売れ残っているので、これを買う。
もしくは地元やローコストメーカーの建売を買う。

(4)とりあえず購入申込書を不動産屋に出して他のハウスメーカーを当たる。
契約では無く購入申込書なので解約しても違約金とかは取られないから、とりあえず書いて出して他の良さそうなハウスメーカーがあれば契約。
無理だと思ったら解約で現状維持。
ただ、横のつながりがあるからこの町の不動産会社からの信用は失いそう。

この4つで考えたのは(4)でした。
そして、期日の日に不動産屋へ

6.不動産屋にて
不動産屋にて購入申込書に押印しようとしていた時に
不動産屋社長「マスクトさん浮かない顔をしていますね」
マスクト「え!?そうですか?」
不「皆さん、申し込む時はニコニコしているんですが、表情暗くてビックリしてます」
マ「そうなんですか?」
不「何かあるなら言って下さい」
マ「ハウスメーカー回ったんですが、どこも高くて・・・」
不「だからですか!最初に言って下されば。あと2週間ぐらい待ちますからそれから決めましょう」
マ「良いんですか!!!」
不「解約されるよりだいぶマシなので、前向きに検討されている様ですし。」
となり、月末まで待っていただける事に。

7.選択肢
・リーズナブルな住宅メーカー
TH・IJK・IK等(ただTHの営業はかなりしつこいとの話なので最後の手段的に考えてました)
・地元住宅メーカー&工務店
を回ってみようと思いました。

8.次回予告
有名ハウスメーカーで注文住宅を建てる事を諦めたマスクト一家。
現場見学会・モデルハウスを回って見つけたのは・・・理想的な平屋だった。
「次回マスクトさん家を建てる:第3話リーズナブルな住宅メーカー&地元住宅メーカー編」
マスクトは家を建てる事ができるのか。

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