ベーム・カラヤン・バーンスタイン!?
2017年07月07日
後藤美代子さんの訃報
豪雨に関するニュースの合間に、入ってきた訃報。
後藤美代子さん。
自分がまだ、クラシックを聴き始めたころ、
NHKーFMのクラシック番組というと、
よくこの方の声が流れていました。
上品、明快な口調は、今も思い起こすことができます。
日曜日の午後、「こうもり」序曲の前奏と共に、この方の声が聴こえると、
なぜかほっとしたものです。
「オペラ・アワー」懐かしいですね。
ご冥福を祈ります。
後藤美代子さん。
自分がまだ、クラシックを聴き始めたころ、
NHKーFMのクラシック番組というと、
よくこの方の声が流れていました。
上品、明快な口調は、今も思い起こすことができます。
日曜日の午後、「こうもり」序曲の前奏と共に、この方の声が聴こえると、
なぜかほっとしたものです。
「オペラ・アワー」懐かしいですね。
ご冥福を祈ります。
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2014年12月21日
ベーム&ウィーン・フィル イン 東京 1977 (その2)
昨日の続きです。
実はこの時のCDは2枚出ていまして、2枚ともゲットできたのでした。
なお、最近のSACDリリースでは1枚に2枚分の内容が収められているようです。
昨夜のCDのコンサートの後半はブラームスの交響曲第2番。
晩年のベームがもっとも取り上げた曲かもしれません。
乾いていて、低音が弱くややこじんまりとした響きかもしれませんが、
ヴァイオリンの音が美しく録られています。
そんな録音のためか、音楽自体は時に無愛想に思われるほど淡々としていますが、
まったく理想的なテンポ運びと、オケの響きの美しさが魅力的です。
余白は「マイスタージンガー」の前奏曲。
これがアンコールかと思いきや、ゲネプロの録音。
終盤にベームの声が聴かれますが、通しの演奏です。
これでもう少し緊張感があれば、最高の演奏だったかもしれません。
本番の録音が残っていない?のが残念です。
ベームのライブというのはこのころNHKFMで放送があるたび、
エアチェックしていたのですが、これは当時地方にいたため聴くことができませんした。
以前から気になっていたこのリリース、やっと聴くことができたわけですが、
大いに満足のひとときでした。
ちなみにこのときのウィーン・フィルのコンサート・ツアーは、
ドホナーニ指揮の札幌公演でスタートしました。
そのときの記憶もほとんど薄れてしまいましたね・・・。
1977/03/11 東京文化会館
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィル
日TDKコア
TDK-OC005

実はこの時のCDは2枚出ていまして、2枚ともゲットできたのでした。
なお、最近のSACDリリースでは1枚に2枚分の内容が収められているようです。
昨夜のCDのコンサートの後半はブラームスの交響曲第2番。
晩年のベームがもっとも取り上げた曲かもしれません。
乾いていて、低音が弱くややこじんまりとした響きかもしれませんが、
ヴァイオリンの音が美しく録られています。
そんな録音のためか、音楽自体は時に無愛想に思われるほど淡々としていますが、
まったく理想的なテンポ運びと、オケの響きの美しさが魅力的です。
余白は「マイスタージンガー」の前奏曲。
これがアンコールかと思いきや、ゲネプロの録音。
終盤にベームの声が聴かれますが、通しの演奏です。
これでもう少し緊張感があれば、最高の演奏だったかもしれません。
本番の録音が残っていない?のが残念です。
ベームのライブというのはこのころNHKFMで放送があるたび、
エアチェックしていたのですが、これは当時地方にいたため聴くことができませんした。
以前から気になっていたこのリリース、やっと聴くことができたわけですが、
大いに満足のひとときでした。
ちなみにこのときのウィーン・フィルのコンサート・ツアーは、
ドホナーニ指揮の札幌公演でスタートしました。
そのときの記憶もほとんど薄れてしまいましたね・・・。
1977/03/11 東京文化会館
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィル
日TDKコア
TDK-OC005

2014年12月20日
ベーム&ウィーン・フィル イン 東京 1977 (その1)
ヤフオクでゲットしたCDです。
1977年、ベーム指揮ウィーン・フィルの2回目の来日の記録。
FM東京の録音したもので、
当時田舎住まいの自分には縁がありませんでした。
ヤフオクで比較的安価でゲット・・・。
まずはモーツァルトの交響曲第29番。
自分的にはモーツァルトの曲のなかではこだわりのある一品。
第1楽章がこれほどのゆったりテンポで演奏されるのはほかにそうありません。
ポイントとして、主音のAをのびのびと美しく聴かせなければいけませんが、
この日の演奏はその点でいまひとつかな・・・。
なんたって最初の音からこけてます(^^;
続く第2楽章はなんとも滋味深い音楽です。
ミュートを付けたヴァイオリンの音が予想以上に豊かな表情を聴かせます。
メヌエットはかっちりとしてますが、さすがに鈍い。
しかし後半から音楽に潤いが出てきます。
フィナーレは一転、快速テンポを要求。
さすがのつわもの達も即座に対応できていません。
しかし次第に息が合ってきましてすばらしい響きで終結を迎えます。
続いてはR=シュトラウスの「ドン・ファン」
冒頭からテンポが見事に決まっています。
充実したトゥッティと弱奏部の柔らかい感じのコントラストが絶妙。
単なる音絵巻に終わらない堂々たる演奏です。
ややオン・マイクの設定のためか、細かいミスが散見されますが、
当時のライブ録音としては情報量が豊かなものに仕上がっています。
余白に当日のゲネプロからブラームスの交響曲第2番の一部。
この日は前日の移動から余裕がなかったからか、
あるいはツアー終盤のためか、モーツァルトとシュトラウスはゲネプロなしだった様子。
1977/03/11 東京文化会館
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィル
日TDKコア
TDK-OC006

1977年、ベーム指揮ウィーン・フィルの2回目の来日の記録。
FM東京の録音したもので、
当時田舎住まいの自分には縁がありませんでした。
ヤフオクで比較的安価でゲット・・・。
まずはモーツァルトの交響曲第29番。
自分的にはモーツァルトの曲のなかではこだわりのある一品。
第1楽章がこれほどのゆったりテンポで演奏されるのはほかにそうありません。
ポイントとして、主音のAをのびのびと美しく聴かせなければいけませんが、
この日の演奏はその点でいまひとつかな・・・。
なんたって最初の音からこけてます(^^;
続く第2楽章はなんとも滋味深い音楽です。
ミュートを付けたヴァイオリンの音が予想以上に豊かな表情を聴かせます。
メヌエットはかっちりとしてますが、さすがに鈍い。
しかし後半から音楽に潤いが出てきます。
フィナーレは一転、快速テンポを要求。
さすがのつわもの達も即座に対応できていません。
しかし次第に息が合ってきましてすばらしい響きで終結を迎えます。
続いてはR=シュトラウスの「ドン・ファン」
冒頭からテンポが見事に決まっています。
充実したトゥッティと弱奏部の柔らかい感じのコントラストが絶妙。
単なる音絵巻に終わらない堂々たる演奏です。
ややオン・マイクの設定のためか、細かいミスが散見されますが、
当時のライブ録音としては情報量が豊かなものに仕上がっています。
余白に当日のゲネプロからブラームスの交響曲第2番の一部。
この日は前日の移動から余裕がなかったからか、
あるいはツアー終盤のためか、モーツァルトとシュトラウスはゲネプロなしだった様子。
1977/03/11 東京文化会館
カール・ベーム指揮
ウィーン・フィル
日TDKコア
TDK-OC006

2011年02月07日
圧巻!ベーム&ウィーン・フィル
遅くなりましたが、
先の土曜日の日中にNHKのETVが、
1975年のベーム&ウィーン・フィルの来日公演の映像を流していました。

曲目はブラームスの交響曲第1番とアンコールの「美しく青きドナウ」。
それから当時教養特集で流されたインタビュー番組の抜粋に、
こんなのあったかしらというほどのリハーサルの映像。
当時私は本格的にクラシックを聴き始めて2.3年目。
「週間FM」誌などで大きく取り上げられていましたが、
このコンビの来日のありがたさはほとんど理解していませんでした。
北海道の田舎ではまだFM生中継もモノラルだったこともあったかもしれません。
TEACのA-6300は起動せず、AIWAのカセットデッキで「とりあえず」録音をしていました。
しかしながら、両国国歌に始まる生中継、ステレオ再放送にテレビ中継と度重なる放送に触れましてすっかりこの組み合わせの音楽に魅了され、当時はトスカニーニより優先順位の高い演奏家達となりました。
それでもブルックナーや数々のオペラなど「持て余した」ライブが数々ありましたね・・・。
今回の再放送。驚きました。
ベームの髪の毛1本1本までわかる映像に、つややかで重量感あふれる音響。
先日生で聴いた尾高さん指揮の札響による同曲も良かったのですが、
テレビという小ぜわしい箱から聴こえる音楽としてはあり得ないほどの感銘を受けました。
余談ですが、夕食をつつきながら息子に爺様と三世代で「すげー!」と思えたクラシック映像というのはなかなかないことでありました。
ただいまベーム指揮ウィーン響による、モーツァルトのレクイエムの映像を視ています。
こうした重心の低い音楽って現役の指揮者達の演奏からはなかなか感じられないように思います。
単なる身びいきだけではないと思うのですが・・・。

ブラームス:交響曲第1番
ベーム指揮ウィーン・フィル
1975/03/17 NHKホール
思い出の名演奏「カール・ベーム指揮ウィーン・フィル 1975年日本公演」より

モーツァルト:レクイエム
ベーム指揮ウィーン交響楽団
ヤノヴィッツ、ルートヴィヒ、シュライヤー、ベリー
ウィーン国立歌劇場合唱団
1971年12月ウィーン、ピアリステン教会
DGG Unitel 00440 073 4081
先の土曜日の日中にNHKのETVが、
1975年のベーム&ウィーン・フィルの来日公演の映像を流していました。

曲目はブラームスの交響曲第1番とアンコールの「美しく青きドナウ」。
それから当時教養特集で流されたインタビュー番組の抜粋に、
こんなのあったかしらというほどのリハーサルの映像。
当時私は本格的にクラシックを聴き始めて2.3年目。
「週間FM」誌などで大きく取り上げられていましたが、
このコンビの来日のありがたさはほとんど理解していませんでした。
北海道の田舎ではまだFM生中継もモノラルだったこともあったかもしれません。
TEACのA-6300は起動せず、AIWAのカセットデッキで「とりあえず」録音をしていました。
しかしながら、両国国歌に始まる生中継、ステレオ再放送にテレビ中継と度重なる放送に触れましてすっかりこの組み合わせの音楽に魅了され、当時はトスカニーニより優先順位の高い演奏家達となりました。
それでもブルックナーや数々のオペラなど「持て余した」ライブが数々ありましたね・・・。
今回の再放送。驚きました。
ベームの髪の毛1本1本までわかる映像に、つややかで重量感あふれる音響。
先日生で聴いた尾高さん指揮の札響による同曲も良かったのですが、
テレビという小ぜわしい箱から聴こえる音楽としてはあり得ないほどの感銘を受けました。
余談ですが、夕食をつつきながら息子に爺様と三世代で「すげー!」と思えたクラシック映像というのはなかなかないことでありました。
ただいまベーム指揮ウィーン響による、モーツァルトのレクイエムの映像を視ています。
こうした重心の低い音楽って現役の指揮者達の演奏からはなかなか感じられないように思います。
単なる身びいきだけではないと思うのですが・・・。

ブラームス:交響曲第1番
ベーム指揮ウィーン・フィル
1975/03/17 NHKホール
思い出の名演奏「カール・ベーム指揮ウィーン・フィル 1975年日本公演」より

モーツァルト:レクイエム
ベーム指揮ウィーン交響楽団
ヤノヴィッツ、ルートヴィヒ、シュライヤー、ベリー
ウィーン国立歌劇場合唱団
1971年12月ウィーン、ピアリステン教会
DGG Unitel 00440 073 4081
2009年06月07日
黒田恭一さんの訃報とカラヤン最後の「ミサ・ソレムニス」
昨年はサボりましたFMエア・チェックのテープの発掘。
この春からちまちまと再開しています。
今朝はちょっと力を入れてみようかと取り出したテープはカラヤンの1本。
「ミサ・ソレ」と「ニュー・イヤー・コンサート」が両面に収まっています。
カラヤンが「ミサ・ソレムニス」を取り上げたのはこのときが最後となりました。
1970年代前半の有無を言わせないようなドライブ感の強い演奏、堂々たる流れを持った70年代末の映像に比べるとここにはすっかりくつろいだ巨匠最晩年の姿をうかがうことができるように思います。
最後の「アニュス・デイ」などテンポが遅くなったわけではないのですが、音楽の表情そのものが大変柔和なものになっているように思いました。
さて、この曲を聴き始めたところでネット廻りをはじめたところ、目についたのは「黒田恭一氏逝去」の報です。
あれあれと思いますと5月29日になくなられたとのこと。3日には報じられていたようです。まったくの不覚でした。
そのやさしい口調、わかりやすい解説は、堅苦しく高尚肌の音楽評論家の中に氏が登場した70年代はたいへん新鮮に感じられました。
先日久しぶりに朝のFMを聴いたところ、その口調が怪しげなのにおや?と思っておりました。
ちょうどFMでは追悼番組を放送中で、トスカニーニの「椿姫」もとりあげられていたようですが、氏が一番力を入れていたように思われるカラヤンの大曲です。そのまま聴くことにしました。
しかし偶然というのは面白いものです。
黒田氏の訃報を知らずに「ミサ・ソレ」をかけたのもそうですが、このエア・チェック・テープ、終曲後は廻しっぱなしにしたようでこの時の放送が最後まで収められています。
近づく「ニュー・イヤー」への期待を語り、モーツァルト・マチネからの小品を紹介して、番組を締めくくる解説は追悼番組に登場する諸石幸生氏でした。
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
ソプラノ:レルラ・クベルリ
アルト:トルデリーゼ・シュミット
テノール:ヴィンソン・コール
バス:ヨセ・ファン・ダム
ウィーン楽友協会合唱団
合唱指揮:ヘルムート・フロシャウアー
オルガン:デイヴィッド・ベル
カラヤン指揮ベルリン・フィル
(ソロ・ヴァイオリン:レオン・シュピーラー)
1986年8月28日(ベームの誕生日ですね)
ザルツブルク祝祭大劇場
結構いい音だと思います。(^^v
この春からちまちまと再開しています。
今朝はちょっと力を入れてみようかと取り出したテープはカラヤンの1本。
「ミサ・ソレ」と「ニュー・イヤー・コンサート」が両面に収まっています。
カラヤンが「ミサ・ソレムニス」を取り上げたのはこのときが最後となりました。
1970年代前半の有無を言わせないようなドライブ感の強い演奏、堂々たる流れを持った70年代末の映像に比べるとここにはすっかりくつろいだ巨匠最晩年の姿をうかがうことができるように思います。
最後の「アニュス・デイ」などテンポが遅くなったわけではないのですが、音楽の表情そのものが大変柔和なものになっているように思いました。
さて、この曲を聴き始めたところでネット廻りをはじめたところ、目についたのは「黒田恭一氏逝去」の報です。
あれあれと思いますと5月29日になくなられたとのこと。3日には報じられていたようです。まったくの不覚でした。
そのやさしい口調、わかりやすい解説は、堅苦しく高尚肌の音楽評論家の中に氏が登場した70年代はたいへん新鮮に感じられました。
先日久しぶりに朝のFMを聴いたところ、その口調が怪しげなのにおや?と思っておりました。
ちょうどFMでは追悼番組を放送中で、トスカニーニの「椿姫」もとりあげられていたようですが、氏が一番力を入れていたように思われるカラヤンの大曲です。そのまま聴くことにしました。
しかし偶然というのは面白いものです。
黒田氏の訃報を知らずに「ミサ・ソレ」をかけたのもそうですが、このエア・チェック・テープ、終曲後は廻しっぱなしにしたようでこの時の放送が最後まで収められています。
近づく「ニュー・イヤー」への期待を語り、モーツァルト・マチネからの小品を紹介して、番組を締めくくる解説は追悼番組に登場する諸石幸生氏でした。
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
ソプラノ:レルラ・クベルリ
アルト:トルデリーゼ・シュミット
テノール:ヴィンソン・コール
バス:ヨセ・ファン・ダム
ウィーン楽友協会合唱団
合唱指揮:ヘルムート・フロシャウアー
オルガン:デイヴィッド・ベル
カラヤン指揮ベルリン・フィル
(ソロ・ヴァイオリン:レオン・シュピーラー)
1986年8月28日(ベームの誕生日ですね)
ザルツブルク祝祭大劇場
結構いい音だと思います。(^^v
2008年01月23日
カラヤンのベートーヴェン
RボーダーさんのところからTBです。
棚の奥から引っ張り出しましたのは、「ベートーヴェン 交響曲全集」
レーザーディスクによるカラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏によるものです。
実にかっこよいですね、カラヤン。しかし鳴り渡る音楽がまたすばらしい。
ここに収められた演奏からは30年以上が経過し、今やいろいろなベートーヴェンの演奏を聴くことができて、それぞれに心ときめく時間を与えてくれるのですが、やはりこの躍動感あふれる演奏の持つ魅力は並大抵のものではありません。
フルトヴェングラー、トスカニーニ、ワルター、シェルヘン、ベーム、ショルティ、バーンスタイン、アーノンクール、ガーディナー、ジンマン・・・。
いろいろなベートーヴェンを聴いていますが、思い起こすとやはりカラヤンの演奏を聴いた回数がトスカニーニを上回り一番多いような気がします。
全曲から3つの映像を視聴しましたが、どれも圧倒的なものです。
残念ながら、先日聴いてそれなりに感心した日本人スタッフによる美しい演奏の印象はあっさりと吹き飛んでいってしまいます。
そういえば、今聴くとこれらの演奏には重厚な前時代的スタイルと、近年の演奏が持つ美的で繊細なスタイルがうまく混在しているようにも思えます。
取り込んだ画像は「コリオラン」から、比較的珍しい?「右カラヤン」のものです。
視聴したのは
ベートーヴェン
交響曲第3番「英雄」
交響曲第1番
「コリオラン」序曲
カラヤン指揮ベルリン・フィル
1971年(交響曲)1975年(序曲)収録
日ポリドール〜DGG
POLG-1007-10より
2006年02月15日
ベームのフィガロ on DVD
ベームの「フィガロの結婚」のDVDを見ています。近年モノクロのザルツブルクの映像が出たようですが、
今見ているのは、70年代のポネル演出の映画用の映像です。
その昔NHKがお正月特番に放送しまして、
吉田秀和氏が、「正月早々ずいぶん高レベルのものを流したものだ」
みたいな評をしたものです。
プライ、F=ディースカウというベーム子飼い系?の男性陣に、
フレーニ、テ・カナワという当時まだまだ美しく、若々しい(失礼?)!
非ベーム陣営?の女性陣のコンビネーション、
それに映像ならではの手の混んだ演出に見入ったものです。
評判故か、後年札幌では厚生年金会館の大ホールで、大型映像で見ることもできました。
LDで発売の時には、予約して待ちわびたものです。
確か、オケの部分はウィーン、スタジオ部分はロンドン?だったかでの収録のため、
レチタティーヴォとアリアの音質の切り替わりが気になりますが、
35年前のものとして鑑賞するなら、音、映像とも十分なものです。
すばらしいのはプライのフィガロ。これは歌、演技とも完璧といって良い出来栄えです。
これだけでも必見の映像といって差し支えありません。
F=ディースカウはやはり?ちょっと計算しすぎでしょうか?
女性陣は時折声と演技(失礼な言い方をするならルックス)のバランスに不満を感じます。
しかし二人とも後年に比べるとなんとも初々しいこと!(また失礼な発言を・・・)
今回気がついたのは、ポネルの演出とベームの音楽のバランス。
ベームのゆったりとしたおおらかな息遣いの音楽だからこそ、
スピード感のある細かい演出ができたのだろうなということです。
おそらく他の指揮者の演奏では、音楽のスピードも加わって、
シューティング・ゲームをやっているようなあわただしい仕上がりになっていたのではないかと思います。
ポネルの演出は後年のアーノンクールとの映像ではここまで実験的に細かく視点を変化させていないと記憶します。
脇役の充実も特筆に値します。
モンタルソロがバルトロを貫禄たっぷりに歌っているのも好ましいですし、
ケルビーノのユーイングのオペラでの活躍はご存知の方も多いでしょう。
さらにバルバリーナのペリーは後年カラヤンの第9のソロに登場します。
そもそもオペラに映像演出を加えたことはもちろん、
多種多様な演出に触れることのできる今となっては、
細かい部分に注文をつけるならいろいろとありますが、
やはりこれはこれで記念碑的な作品ではないでしょうか。
モーツァルト:「フィガロの結婚」
ジャン・ピエール・ポネル演出
ベーム指揮ウィーン・フィル
アルマヴィーア伯爵:ディートリッヒ・フィッシャー・ディスカウ(Br)
伯爵夫人:キリ・テ・カナワ(S)
スザンナ:ミレッラ・フレーニ(S)
フィガロ:ヘルマン・プライ(Bs)
ケルビーノ:マリア・ユーイング(Ms)
マルチェリーナ:ヘザ・ベッグ(Ms)
バジリオ:ヨーン・ファン・ケステレン(T)
ドン・クルツィオ:ウィリー・キャロン(T)
バルトロ:パオロ・モンタルソロ(Bs)
アントニオ:ハンス・クレーマー(Bs)
バルベリーナ:ジャネット・ペリー(S)
2005年10月10日
1977年の巨匠たち
おやつ時までになんとか「聖ヨハネの急流」を仕上げた後、
夕方から、久々にオープンデッキにスイッチを入れました。
今日は、9.5cm/secで録音した、
1977年のヨーロッパの音楽祭のライブです。
A面はカラヤン、「幻想」と「天地創造」。
ベルリオーズはベルリン・フィル。
急遽買い物に出かけたので、あまり聴いていませんが、
第1楽章序奏のテンポの遅さは独特です。
ハイドンはザルツブルク音楽祭、オケはウィーン・フィルです。
こちらはなんといっても、マティス、シュライヤー、ファン・ダムに、
合唱は珍しくウィーン国立歌劇場合唱団という強力な声楽陣が魅力です。
またこうした録音にしては珍しくオルガンの音がよく入っています。
これが19cm/secだったらと思わざるを得ません。
B面最初はポリーニとベーム&ウィーン・フィルによるモーツァルト。
23番の協奏曲ですが、オケの響きが美しいです。
ただ時折ちょっとそろってないかなー?という気がします。
しかし、このころのウィーン・フィルの音は独特の美しさです。
次ぎにバーンスタイン&ウィーン・フィルによるベートーヴェン。
前半は弦楽四重奏曲を弦楽合奏で演奏されます。
音を聴いても想像できますが、なかなか苦労したようで、
実際、プログラムの最初に予定していた序曲(「コリオラン」か「エグモント」)の演奏を取りやめたと記憶します。
プロの後半は「運命」。
晩年のバーンスタインらしい「ねちっこい」音楽です。
最後に毛色が変わって、
ジュリーニの第9。
舞台はプラハに移り、この年の「プラハの春」の終幕演奏会です。
やはり非ドイツ語の第9というのは気持ち悪いですが、
後半に向けて、みごとな盛り上がりの演奏です。
ベルリオーズ:幻想交響曲
カラヤン/BPO 1977/01/25
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
カラヤン/VPO他 1977/08/15
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
ポリーニ/ベーム/VPO 1977/08/17
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番
交響曲第5番
バーンスタイン/VPO 1977/08/30
ベートーヴェン:交響曲第9番
ジュリーニ/チェコ・フィル他 1977/06/03
以上 from Massa-'s Archives
夕方から、久々にオープンデッキにスイッチを入れました。
今日は、9.5cm/secで録音した、
1977年のヨーロッパの音楽祭のライブです。
A面はカラヤン、「幻想」と「天地創造」。
ベルリオーズはベルリン・フィル。
急遽買い物に出かけたので、あまり聴いていませんが、
第1楽章序奏のテンポの遅さは独特です。
ハイドンはザルツブルク音楽祭、オケはウィーン・フィルです。
こちらはなんといっても、マティス、シュライヤー、ファン・ダムに、
合唱は珍しくウィーン国立歌劇場合唱団という強力な声楽陣が魅力です。
またこうした録音にしては珍しくオルガンの音がよく入っています。
これが19cm/secだったらと思わざるを得ません。
B面最初はポリーニとベーム&ウィーン・フィルによるモーツァルト。
23番の協奏曲ですが、オケの響きが美しいです。
ただ時折ちょっとそろってないかなー?という気がします。
しかし、このころのウィーン・フィルの音は独特の美しさです。
次ぎにバーンスタイン&ウィーン・フィルによるベートーヴェン。
前半は弦楽四重奏曲を弦楽合奏で演奏されます。
音を聴いても想像できますが、なかなか苦労したようで、
実際、プログラムの最初に予定していた序曲(「コリオラン」か「エグモント」)の演奏を取りやめたと記憶します。
プロの後半は「運命」。
晩年のバーンスタインらしい「ねちっこい」音楽です。
最後に毛色が変わって、
ジュリーニの第9。
舞台はプラハに移り、この年の「プラハの春」の終幕演奏会です。
やはり非ドイツ語の第9というのは気持ち悪いですが、
後半に向けて、みごとな盛り上がりの演奏です。
ベルリオーズ:幻想交響曲
カラヤン/BPO 1977/01/25
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
カラヤン/VPO他 1977/08/15
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
ポリーニ/ベーム/VPO 1977/08/17
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番
交響曲第5番
バーンスタイン/VPO 1977/08/30
ベートーヴェン:交響曲第9番
ジュリーニ/チェコ・フィル他 1977/06/03
以上 from Massa-'s Archives
2005年09月19日
ベームのブラームス
モルダウ後半ですが、
自宅の3台のPC、さらに職場とあちらこちらに下書きを書いていたので、
わけがわからなくなってしまいました。
一方、今日も?ベームのテープを聴いていました。
ブラームスが中心の1976年のテープです。
一番の演奏は「アルト・ラプソディー」
クリスタ・ルートヴィヒが歌っています。
ザルツブルクでのライブがオルフェオから出ていますが、
今日聴いたのはウィーン芸術週間での演奏。
歌、オケがすばらしいのはもちろん、
やはりホールの力もあるのでしょう。
ムジーク・フェライン大ホールでのウィーン・フィルの演奏は、
一段と美しい響きがするように思います。
続くのは交響曲第1番。
演奏の迫力は前年の東京公演のほうが上かもしれませんが、
弦楽器の艶のある音などは格段の違いに思います。
最初にはハイドン・バリエーションが演奏されていますが、
終曲では、30年ほど前のテープにしては、
悪くない低位で、各パートのやりとりが聴けました。
B面はザルツブルクでの演奏。
シューベルトとブラームスの2番。
これもベルリン・フィルの演奏に比べて、
こぢんまりとした録音ですが、
上品でしなやかな響きが魅力的です。
最後に翌年の来日公演のアンコールの「レオノーレ」第3番。
すばらしい迫力のエンディングです。
そういえば、バイエルンでの「フィデリオ」の第2幕に挿入された、
この曲の演奏もすばらしかったように記憶します。
当時使っていたのはBASFのテープ。
プレイ後ちょっと磁性体の落ちが気になりました。
ブラームス
ハイドンの主題による変奏曲
アルト・ラプソディー(ルートヴィヒ、ウィーン楽友協会合唱団)
交響曲第1番
以上1976/06/06 ウィーン芸術週間
シューベルト
交響曲第2番
ブラームス
交響曲第2番
以上1976/08/25 ザルツブルク音楽祭
ベートーヴェン
序曲「レオノーレ」第3番
1977/03/02 来日公演
いずれもベーム指揮ウィーン・フィル
自宅の3台のPC、さらに職場とあちらこちらに下書きを書いていたので、
わけがわからなくなってしまいました。
一方、今日も?ベームのテープを聴いていました。
ブラームスが中心の1976年のテープです。
一番の演奏は「アルト・ラプソディー」
クリスタ・ルートヴィヒが歌っています。
ザルツブルクでのライブがオルフェオから出ていますが、
今日聴いたのはウィーン芸術週間での演奏。
歌、オケがすばらしいのはもちろん、
やはりホールの力もあるのでしょう。
ムジーク・フェライン大ホールでのウィーン・フィルの演奏は、
一段と美しい響きがするように思います。
続くのは交響曲第1番。
演奏の迫力は前年の東京公演のほうが上かもしれませんが、
弦楽器の艶のある音などは格段の違いに思います。
最初にはハイドン・バリエーションが演奏されていますが、
終曲では、30年ほど前のテープにしては、
悪くない低位で、各パートのやりとりが聴けました。
B面はザルツブルクでの演奏。
シューベルトとブラームスの2番。
これもベルリン・フィルの演奏に比べて、
こぢんまりとした録音ですが、
上品でしなやかな響きが魅力的です。
最後に翌年の来日公演のアンコールの「レオノーレ」第3番。
すばらしい迫力のエンディングです。
そういえば、バイエルンでの「フィデリオ」の第2幕に挿入された、
この曲の演奏もすばらしかったように記憶します。
当時使っていたのはBASFのテープ。
プレイ後ちょっと磁性体の落ちが気になりました。
ブラームス
ハイドンの主題による変奏曲
アルト・ラプソディー(ルートヴィヒ、ウィーン楽友協会合唱団)
交響曲第1番
以上1976/06/06 ウィーン芸術週間
シューベルト
交響曲第2番
ブラームス
交響曲第2番
以上1976/08/25 ザルツブルク音楽祭
ベートーヴェン
序曲「レオノーレ」第3番
1977/03/02 来日公演
いずれもベーム指揮ウィーン・フィル
2005年08月22日
宝物の1本
きのうの日曜日から今日にかけては、
オープン・デッキでエア・チェックの音の取り込みをしていました。
dbxの件もありますので、できるだけ古いものから聴くことにしました。
1975年ザルツブルク音楽祭から
A面
ヴェルディ:レクイエム
カラヤン指揮ウィーン・フィル
ウィーン楽友協会合唱団
フレーニ、コッソット、ドミンゴ、ギャウロフ
B面
マーラー:交響曲第8番
バーンスタイン指揮ウィーン・フィル
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン少年合唱団
プライス、バルツァ、プライ、ファン・ダム他
いかがですか?豪華な顔ぶれです。
同年の大晦日の夜一気に放送されたものです。
バーンスタインはこのときがザルツブルク初登場でした。
マーラーは音楽祭の最終演奏会を飾ったものです。
バーンスタインの死後、
未完となったマーラー全集のため、
DGGがこの音源を採用、発売にふみきりました。
ちなみにクラシカ・ジャパンでさかんに流れた映像は、
このコンサートの後にウィーンでほぼ同メンバーで収録されたものです。
カラヤンのヴェルディは、
なんといっても歌手の豪華さ、
特にコッソットが加わっているのが珍しいでしょう。
ちなみに彼女はバルツァの代役で、
ただひとり暗譜でソロを歌ったそうです。
どちらの演奏も、当時の私には感動的なもので、
両曲については未だこれ以上の演奏はないと思っております。
さすがに30年前の音はちょっとくたびれましたが、
ヴェルディでの4人の独唱者の競演、
マーラーの第1部の圧倒的な推進力。
やはり気持ちが高まります。
実はこの2曲の間に、
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番
ピアノと指揮 バーンスタイン
管弦楽 ロンドン交響楽団
が放送されました。
これを録音できなかったのが悔やまれます。
オープン・デッキでエア・チェックの音の取り込みをしていました。
dbxの件もありますので、できるだけ古いものから聴くことにしました。
1975年ザルツブルク音楽祭から
A面
ヴェルディ:レクイエム
カラヤン指揮ウィーン・フィル
ウィーン楽友協会合唱団
フレーニ、コッソット、ドミンゴ、ギャウロフ
B面
マーラー:交響曲第8番
バーンスタイン指揮ウィーン・フィル
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン少年合唱団
プライス、バルツァ、プライ、ファン・ダム他
いかがですか?豪華な顔ぶれです。
同年の大晦日の夜一気に放送されたものです。
バーンスタインはこのときがザルツブルク初登場でした。
マーラーは音楽祭の最終演奏会を飾ったものです。
バーンスタインの死後、
未完となったマーラー全集のため、
DGGがこの音源を採用、発売にふみきりました。
ちなみにクラシカ・ジャパンでさかんに流れた映像は、
このコンサートの後にウィーンでほぼ同メンバーで収録されたものです。
カラヤンのヴェルディは、
なんといっても歌手の豪華さ、
特にコッソットが加わっているのが珍しいでしょう。
ちなみに彼女はバルツァの代役で、
ただひとり暗譜でソロを歌ったそうです。
どちらの演奏も、当時の私には感動的なもので、
両曲については未だこれ以上の演奏はないと思っております。
さすがに30年前の音はちょっとくたびれましたが、
ヴェルディでの4人の独唱者の競演、
マーラーの第1部の圧倒的な推進力。
やはり気持ちが高まります。
実はこの2曲の間に、
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番
ピアノと指揮 バーンスタイン
管弦楽 ロンドン交響楽団
が放送されました。
これを録音できなかったのが悔やまれます。