January 13, 2008

Conjecture

卒論も終わり学校でだいたいやることはなくなったので、
このごろはいろんな実務者や研究者に会っては、来年以降
世の中がどうなるかを考えています。
タイトルにあるように、Conjecture=推測


▽食料の偏在や無駄を解消できるか?
ということで、先週はFoodBankという興味深い話を聞きました。
日本は自給率低いにもかかわらず、スーパーとかコンビニとか
いけば何でも食べ物があるじゃないですか。流通とか保存の
技術がいいからというのもありますが、やはり食料はすぐ傷むので
期限過ぎたら捨ててしまうそうです。。。

最近は偽装とかでコンプラうるさいし、古いものは売れないので
仕方ないとは言えますが、やはり使えるものもかなりあるそうで。
それで、FoodBankでは売れ残ったりして余った食料を貯蓄し、
福祉施設などの必要なところに配っているそうです。
Second Harvest JapanといったNPOが草の根で活動しているものの、
まだまだ日本では普及できていない。。。

市場原理だけでは生産物を完全に消費できずに無駄が出るからこそ
FoodBankのように再分配のチャネルをつくることで、食料の偏在を
解決を目指すという姿勢には賛同できるし、将来的にもこういった
活動を支援していかなければならなくなると思います。
食は人間の基本的なニーズなので、食料安定供給の思案は今後の
ますます必要になるでしょうな。


▼免疫系を考える
数日前、微生物学と免疫学の研究者の方と話していたのですが、
改めて人体の免疫システムのすごさを再認識しました。
僕も政策や経済的観点から医療を研究しているので、文型のくせに
感染症などの疾患に詳しいのですがやっぱプロは違いますね。
免疫グロブリン遺伝子の構造などでも目からうろこがたくさん
ありました。

ちなみに、免疫系の戦略は以下の6つからなっているそうな

1 異なる排除機構の連動
2 異物の認識
3 異物の提示
4 機能分化と連携
5 自己認識と無反応の誘導
6 記憶

まとめると、体内に侵入した有害なもの無害なものを認識・分類し、
異物に応じた特異的な防御を行い、また異物のパターンを学習し
排除プロセスの最適化してしまうというもの。
なんだか難しいが、自律的なすごいメカニズムでござんして、
これを人工的に再現したらどんだけ大変なんだという話ですね。

免疫系がよくできたシステムだからこそ、それが破壊されてしまう
AIDSがいかに危険な感染症かが改めて分かりますね。
加えて、AIDSが変容しやすいだけに効果のある万能ワクチンを
作るのが難しいのが、不治の病といわれている所以です。
AIDSの治療のためにも免疫系にはもっとR&Dの必要がありますね。


▽行政にも戦略デザインを
CIやブランドデザインを手がけられている方と話をする機会があり、
官公庁といったパブリックセクターにも戦略デザインの必要性が
あるんだけど変化のスピードが遅いみたいな話が出ました。

もともとCI自体が企業の理念とか事業の方向性を視覚的に示し、
自社の経営環境を長期的な形で具体化するものなんですが、
これって企業を行政に置き換えても成立するわなってと
思うわけです。

2000年以降、行政改革で公社や独法が整理統合される中で
改めて将来的にどう展開していきたいかをきちんと
国民に示す必要があると思うんですよね。
税金で動いている限りは、国民はステークホルダーなわけで
行革を通じてどういう存在になりたいかを伝えなければ、
存在意義もよくわからなくなるわけで。。

だからこそ、理念・法人存立の意図を伝えること。
そのためにこそ、戦略デザインの必要性ということで
ここらへんは今後10年でやるべき仕事になるかなと思われます。


massha at 18:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)