2011年02月13日

第4回朝日杯将棋オープン戦の準決勝と決勝をライブ観戦するの巻

762d5b49.jpg昨日、有楽町マリオンで、第4回朝日杯将棋オープン戦の準決勝と決勝が行われました。
羽生善治名人木村一基八段が決勝戦に勝ちあがり、木村八段が見事初優勝なさいました。

ご存知の通り、私は羽生ヲタなので(笑)、羽生名人が負けたのは正直残念です。
しかし、優勝なさった木村八段は、トップ棋士であるもユーモアかつわかり易い解説をして下さるほか、一時期3割台まで落とされた勝率をこの勝利で5割に戻されました。
よって、私は、羽生名人を降した木村八段に心から拍手をおくる所存です。(礼)

かくいう私は、本対局を、昨年の第3回に続き、「大盤解説」ではなく「ライブ」で観戦しました。
対局を間近で観れる「ライブ観戦」は今回で二度目の体験でしたが、以下の三つの理由から、やはり最高でした。
一つ目の理由は、昨年と同様、「対局者から尋常でない『気』が感じられたから」です。
私は、彼らから、高次の精神的圧力下における持続的最善努力を、もっともっとまねぶ所存です。

二つ目の理由は、「『感じる力』と『考える力』が強烈に促されたから」です。
解説という外部入力が無い以上、指し手や戦局の良否を「自分の心で感じ」、「自分の頭で考える」以外無いのです。
私は、今後、将棋に限らず、外部入力を適宜断ち、「感じる力」と「考える力」を、もっともっと伸ばす所存です。

三つ目の理由は、「未来の可能性が感じられたから」です。
私の隣席は10才のひろき君でした。
ひろき君は、本対局を観に北海道から上京なさった、将棋大好き小学生でした。
若いひろき君にとって、プロフェッショナルから尋常でない「気」を授かった経験は、プロ棋士になる、ならないに限らず、未来の可能性につながったはずです。

朝日杯将棋オープン戦の主催者である朝日新聞社におかれましては、1,364人の観戦希望者の中から不肖私を定員500人中の1人にお選びいただき、本当にありがとうございました。(礼)
来年もお選びいただいた折には、またライブ観戦させていただく所存です。


★関連ツイート(※画像もあります)

2011年02月13日(日)付twilog
2011年02月14日(月)付twilog


★関連報道記事

木村八段、羽生名人破り優勝 朝日杯将棋オープン戦決勝

第4回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の決勝が12日午後、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで指され、木村一基八段(37)が羽生善治名人(40)を99手までで破り、初優勝した。棋戦での優勝は、2002年度の第33回新人王戦以来となる。

「千駄ケ谷の受け師」の異名をとるA級棋士が、持ち味を存分に出した。準決勝で渡辺明竜王(26)に大逆転勝ち。角換わり腰掛け銀の戦型となった決勝は、羽生が攻め、木村が受けるという、棋風どおりの展開に。名人の猛攻に対し、木村八段はしぶとい受けを連発して決め手を与えなかった。玉のふところの広さも生かし、最後は熱戦を制した。

羽生名人は準決勝で郷田真隆九段(39)に勝ったが、2年連続の優勝はならなかった。

棋譜はインターネットの中継サイト(http://live.shogi.or.jp/asahi/)で。

※2011年2月12日付asahi.comから転載(↓)
http://www.asahi.com/culture/update/0212/TKY201102120127.html


★終局後の画像(直後/大盤解説/表彰式)

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