かきぶろ

“聖地書店”編集長。イリヤEブックス代表。――書籍、電子書籍、本づくり、読んだ本の話などが中心です

『月刊群雛』が休刊しちゃうんだったら、「全部読む」、やめなければよかったかな。

67






 驚きました。そして、お疲れ様。ありがとうござます。なんて言えばいいのかわかりませんが……。

『月刊群雛 (GunSu) 』は日本独立作家同盟による、インディーズ作家のための月刊誌として誕生しました。いわゆる「同人誌」というよりも、「月刊誌」なのです。当初は、それに驚きました。毎月、出すのはかなり大変なことなのです。私も長く月刊誌の編集をやっていたのでわかりますが、締め切りの連続で、成果物は月に1回しか出ないのに、ほぼ息つく暇のない365日になってしまうものなのです。

 盆も正月もないぜ、GWって邪魔だな! みたいな。

 それを、2014年1月に創刊(2014年『2月号』)、2016年7月(8月号)まで、1つも落とすことなく、それどころか別冊を2つも出すという、いわば破天荒なほどの精緻さで完遂されてきた編集部のみなさま、ホントにすごいと思います。

 同人誌的に考えるなら「不定期」として、「原稿集まったら出そうぜ」的なゆるさがあって、そのために、まあ、なかなか出ないことが多いわけでしょうけど。そうしなかったことは、私はよかったと思います。毎月出す。質は問わない。早い者順に掲載が決まる……。実におもしろい。

 私も会員に手を挙げて、「いつか原稿を書くぞ」と思っていたものの、まったく書けず。そのうちに徐々にハードルが高くなってきて、「すごいことになっていくなあ」と傍観する側に。
 もっとも、微力ながら「書けないなら読んでおこう」と、「月刊群雛 愛読マラソン」を開始。何周も遅れてヒーヒー言いながら追いかけていましたけど。

 「月刊群雛 愛読マラソン 2014年」
 「月刊群雛 愛読マラソン 2015年」
 『月刊群雛2015年09月号』感想
 『月刊群雛2015年10月号』感想
 『月刊群雛2015年11月号』感想
 『月刊群雛2015年12月号』感想(最終回)

 この試みは自分の時間管理の下手さなどもあって、2015年分で終わりましたが、あと8号+別冊1を読めば全号読破になるなら、やめなければよかった、と妙なスケベ心も出てきますけど……。いまのところ、やっぱりムリだなあ。別冊は感想を書く予定だったのに、いまだにできていないし。

 月刊誌は、つくるのも大変ですが、採算を合わせるのがもっと大変。いくら電子書籍だから印刷いらず、在庫いらずと言ったところで、つくるエネルギーを維持するのはものすごい努力があったはずです。

 おそらく、この試みは、いまはなんともはっきりしたことは言えませんが、必ずなにかの土台になっているはずで、いずれそこから大きな成果が生まれるのではないかと思います。こういう点で、誰もやったことのないことをやるって、すごい名誉でありながらも、ちょっぴりほろ苦い面もあるんだろうな。

 月刊群雛に作品を掲載した作家のみなさんが、個々に成果を出していくってことも期待したいし。

 日本独立作家同盟は、この月刊誌を出すための組織ではないわけで、もっといろいろなことに挑戦していくのではないかと期待しています。これだけのエネルギーがあるのだから、さらにおもしろいことを提示してくれるのではないか。また、こちらも、消費、需要側だけではなく、このNPO法人を作家の活動にどう活用していくかも、提案していかなければならないのだろう、などと漠然と思います。

 もしかして、
 カクヨムやなろう的な作品発表の場を設けたりしますか?
 それとも、会員が方々に書いている作品を、まとめて見ることのできるような仕組みとか?
 インディーズ作家専用ストアとか?
 文フリみたいなことをするとか? どこかにブース出す?
 忘年会とか新年会とかボーリング大会とか?(冗談ですって)

 ともかく、なにかやるんだろうな、という期待感はまったく2014年頃と変わっていないのではないかと、私は思うんですが、いかがでしょうか。このたびの休刊、きっと意義ある決断として子々孫々に伝えられることでありましょう。
 ぜひ、楽しい組織運営を期待しつつ、私のご挨拶を終わらせていただきます。



 

 

 

 

News 華ちゃんのミニ写真集『笑顔をありがとう』 通販開始しました

AMZN_2016-06-28_16-55-33


 華ちゃんのミニ写真集『笑顔をありがとう』は、渋谷・大盛堂書店の2階「聖地書店」のコーナーで販売しております。お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 同時に、「なかなか渋谷に行けない」、「地方なのでいつ行けるかわからない」といったお声をいただきました。

 そこで、「ちょこはなプロジェクト」での通信販売を実施します。

 公式ショップを作ってみました。突貫工事なので、あまり愛想がないですけどご容赦ください。

 また、詳細はちょこはなプロジェクトのサイトおよび、公式ショップをご覧ください。

 なにぶん、個人商店なので決済手段に限りがあり、ご不便をおかけいたしますが、渋谷に行く予定のない方、行けない方はご検討いただければと思います。

 また在庫がなくなりますと、しばらく入荷待ち(在庫ゼロ)となりますので、ご了承ください。

 ミニ写真集は、かわいらしいスマホサイズ。郵便の定形封筒でも一番小さいサイズに入っちゃうので、郵送でお送りします。価格はしばらくは郵送料も消費税も込みでやらせていただきます(将来の変更の可能性はあります)。

 収益金(印税相当額)は全額「ペット里親会」様に寄付します。寄付状況は、ちょこはなプロジェクトのサイトでお知らせします。7月末には最初の寄付ができる見込み。
 よろしくお願い申し上げます。

 下記のショッピングカートから直接、購入申し込みができます。


〈ちょっとひととき、なごんでみてはいかがでしょうか〉



スマホサイズなので、いつでもどこでも

笑顔編にたっぷりの笑顔を収録しました

ぜひ、お手元に!

少部数につき入荷待ちになることもあります



感想をいただきました! 「疲れた時に見ると、癒されます」(30代、男性、神奈川県)


スマホサイズのミニ写真集(64ページ、全ページカラー)です。

価格は、880円です(送料込み)。

お支払い方法は、銀行振込、アマゾンギフト券、LINEpay(LINEで送金)、図書カードからお選びください。


〈不思議なワンコ 保護犬・華ちゃん〉



華ちゃんは、2013年8月に崩壊ブリーダーからボランティア団体(NPO法人ペット里親会)に引き取られた保護犬です。

繁殖のためだけに劣悪な環境にいたこともあり、胃腸が弱く、下半身の筋肉なども充分に発達しておらず、歯は欠けたり割れたりしていました。

リードをつけて一緒に散歩することがよくわからない、「お手」も「お座り」もわからない、だけど人が大好きな不思議なワンコでした。

ペットロスに陥っていた家族に引き取られ、家庭的な生活環境の中で、徐々に胃腸も回復。散歩も覚えるようになりました。

しかし2016年5月に突然具合が悪くなり、亡くなってしまったのでした。

華ちゃんの笑顔のおかげで立ち直りかけていた家族にとって、この写真集をつくることは、華ちゃんへの恩返しであり、保護活動をしていただいている方々への感謝の気持ちでもあるのです。

ぜひ、華ちゃんをお手元に。


〈犬猫の保護活動へのご支援、ありがとうございます〉




印税相当額(1部につき114円)を、華ちゃんを救出したペット里親会に寄付させていただきます。

もし、価格以上をいただいた場合は、その分も寄付させていただきます。

寄付状況については日付とお名前、お住まいの都道府県名を専用サイトに掲示させていただきます。寄付掲載時のお名前をニックネームなどで表記したい場合は、申し込み時にその旨、お知らせください。


〈渋谷の大盛堂書店でも販売しています〉



東京・渋谷の大盛堂書店2階にある「聖地書店」でも販売しております。950円(880円+消費税)での販売です。

ぜひ、書店にお立ち寄りのせつは、お手にとってご覧いただき、お買いもとめください。

少部数出版のため、一時的に品切れになることがあります。ご了承ください。

詳細は「ちょこはなプロジェクト」のホームページをご参照ください。
http://chokohana.com/


 下記のショッピングカートから直接、購入申し込みができます。

宣伝 ミニ写真集『笑顔をありがとう』 谷中のお店に見本展示中

谷中のハーブティー&ギャラリー「ならん葉」に見本を展示中



AMZN_2016-07-16_12-28-17

 東京・谷中の朝倉彫塑館近くにあるハーブティー&ギャラリー「ならん葉」さんに、華ちゃんのミニ写真集『笑顔をありがとう』が見本として展示していただけることになりました。

AMZN_2016-07-16_12-26-12

 こんな風に展示しているわけではありませんけども……。

AMZN_2016-07-16_12-25-28

 オシャレな場所でも笑顔です。

 写真展のほか教室なども開かれているので、谷中にお立ち寄りのときはぜひお気軽に。

AMZN_2016-07-16_11-26-20

 ハーブティーについての知識も豊富なお店です。

ちょっとひととき、なごんでみてはいかがでしょうか



スマホサイズなので、いつでもどこでも

笑顔編にたっぷりの笑顔を収録しました

ぜひ、お手元に!

少部数につき入荷待ちになることもあります



感想をいただきました!
「疲れた時に見ると、癒されます」(30代、男性、神奈川県)



スマホサイズのミニ写真集(64ページ、全ページカラー)です。

価格は、本体価格880円プラス消費税で950円となります。



不思議なワンコ 保護犬・華ちゃん



華ちゃんは、2013年8月に崩壊ブリーダーからボランティア団体(NPO法人ペット里親会)に引き取られた保護犬です。

繁殖のためだけに劣悪な環境にいたこともあり、胃腸が弱く、下半身の筋肉なども充分に発達しておらず、歯は欠けたり割れたりしていました。

リードをつけて一緒に散歩することがよくわからない、「お手」も「お座り」もわからない、だけと人が大好きな不思議なワンコでした。

ペットロスに陥っていた家族に引き取られ、家庭的な生活環境の中で、徐々に胃腸も回復。散歩も覚えるようになりました。

しかし2016年5月に突然具合が悪くなり、亡くなってしまったのでした。

華ちゃんの笑顔のおかげで立ち直りかけていた家族にとって、この写真集をつくることは、華ちゃんへの恩返しであり、保護活動をしていただいている方々への感謝の気持ちでもあるのです。

ぜひ、華ちゃんの笑顔をお手元に。


犬猫の保護活動へのご支援、ありがとうございます



印税相当額(1部につき114円)を、華ちゃんを救出したペット里親会さんに寄付しています。

〈渋谷の大盛堂書店でも販売しています〉



東京・渋谷の大盛堂書店2階にある「聖地書店」でも販売しております。880円プラス消費税での販売です。

ぜひ、書店にお立ち寄りのせつは、お手にとってご覧いただき、お買いもとめください。

少部数出版のため、一時的に品切れになることがあります。ご了承ください。

『笑顔をありがとう』についての詳細は「ちょこはなプロジェクト」のホームページをご参照ください。
http://chokohana.com/

■ロゴ-300x300

ミニ写真集『笑顔をありがとう』は“モチコミ”から誕生したPOD本です。



出来ました! 自分でつくる写真集 “モチコミ”から聖地書店へ

 こんにちは。
 “モチコミ”で写真集を作っています。
 その1「写真集で情報の発信・共有」はこちらへ
 その2「写真を選びタイトルを決める」はこちらへ
 その3「表紙をつくる」はこちらへ

AMZN_2016-06-28_16-55-33


 出来上がりました! 

 本日(2016/06/28)、『笑顔をありがとう』が納本されました。著者は尚子さん。「ちょこはなプロジェクト」の活動として制作しました。

 共同印刷のPODです。かっちりつくられております。写真家の撮影した写真ではないし、中にはとても解像度の低い写真もあったのですが、さすがに奥行きのある色合いとなっていました。

 このあと、聖地書店(渋谷・大盛堂書店2階)でも、販売されることになります。

06192

(2016/06/29 聖地書店に並べていただきました)

 “モチコミ”では、101部目から印税(価格の13%)が発生します。今回、この本による収益金はすべて、この写真集の主人公である華ちゃんをレスキューしたNPO法人ペット里親会に寄付します。

 ただ、100部出るかと言われたら、私たちのプライベート写真集のような、『笑顔をありがとう』ですから、100部を超えることが、いまはちょと想像ができません。なかなか難しいんじゃないかとも思うので、つくった私たちの気持ちとして、印刷した部数に応じて印税分相当を、先に寄付しようかと考えています。

 ですから、聖地書店でお求めいただければ、すでに寄付は済んでいるとお考えください。気持ちの問題ですけども。このあたりのことは、今後、ちょこはなプロジェクトでご報告していく予定です。

0629chokohana


 1部880円(プラス消費税)です。13%は、114円。今回、50部つくっていただいたので、5700円を私たちからNPO法人ペット里親会に寄付しようと思っています。「ちょこはなプロジェクト」では、こんな風に、自分たちで、できる範囲で愛玩動物の保護活動をしている個人・団体を支援しようと思っています。
 それに今回表紙をつくってくれた原田さん(ブックアレー)が特別価格で対応してくれたので、その差額を含め、1万円を寄付したいと思っています。わずかな額ですが、ちょっとは意味のあるお金じゃないかと勝手に思っています。

 聖地書店プロジェクトでは、BCCKSが実装している印税シェアの仕組みも使うことができますので、設定すれば自動的にその口座に振り込むことができます。

 ただ、私たちは今回はこの方法は取りませんでした。上述のように100部に到達しない可能性があるからですけども。

 さらに、ある部数を買い取って、私たちで「手売り」をすることも考えています。聖地書店(渋谷の大盛堂書店の2階)で売れてくれれば一番うれしいですが、ちょっとずつでも「ちょこはなプロジェクト」の活動として、この本をお渡しできればと思っています。

 “モチコミ”でつくった本には価格がつきます。著者はその7掛けで購入できます。7掛けで仕入れた本を定価で買っていただければ、30%を寄付できます。この本の場合は、264円となります。30部売れたら7920円になりますね(送料など経費は含みません)。

 このあたりは、お金のやり取りが発生するので、どうやればいいかなと考えているところです。いい方法があれば、教えてほしいとは思いますけど。口座振り込みかな。アマゾンギフト券という方法もありますが。

 なお、著者献本は5部。関わった方には1部差し上げることが可能ですが、見本が1冊も発生しないPODということなので、残念ながら無料でお配りすることはできません。この点はご了承ください。

 華ちゃんの笑顔が、見知らぬどなたかの心に届けばうれしいなあ、と思っています。

1104
“モチコミ”、それは、どなたでも簡単にミニ写真集、文庫をつくることができる新しい出版の仕組みです。プロの編集者、写真家がお手伝いします。

ただいま自分で写真集つくってます(その3) 表紙をつくる

 こんにちは。
 “モチコミ”で写真集を作っています。
 その1「写真集で情報の発信・共有」はこちらへ
 その2「写真を選びタイトルを決める」はこちらへ

 なお、この1と2それぞれ、サブタイトルをつけて、本文も少し修正しました。

 “モチコミ”の写真集は、プロの写真家が中心になって編集します。『GORO』(伝説のグラビア誌)などで一流カメラマンと仕事をしてきたベテラン編集者も加わって対応しています。
 みなさんの“モチコミ”については、マジにプロフェッショナルなサポートを得られますので、そこはご安心ください。

 今回は、ちょっと例外的。たまたま自分企画の自分の写真集をつくっているわけです。正直な話、けっこう長くこの業界にいますが、ここまで「自分ありき」でやった出版はこれがはじめてです。これまでは部分的に携わったり、そもそも「仕事」として対応していたり、または「誰かのため」にやってきたので、ほぼすべてを自分で決めちゃうってのは新鮮であり同時に「うん? 大丈夫かな?」と少々怖くもあり……。

 そこで写真は、の撮影したものと、NPO法人ペット里親会が撮影したものだけにし、私が撮影したものは1点だけにしました。さらに、写真の入れ方、文書については最後には、妻に決めてもらいました。

 “モチコミ”から入った原稿は、聖地書店プロジェクト専用の「セントラル」というシステムで編集します。BCCKSが聖地用に開発したシステムです。写真集も、同様に編集できます。

 BCCKSでは1つのデータから電子書籍とPOD(プリントオンデマンド)による紙本を作ることができます。そこは同じです。聖地書店では、独特の判型(トーフ版)が使えたり、別紙によるジャケットがつきます。

 このため、「背」が重要になってきます。ページ数によって本の背幅は変化し、そこに入れられる情報量も変わります。そんな対応もしてくれています。PODとは思えない本格的な書籍が出来上がるように、完全チューンナップ済みということです。

 表紙をつくる方法は主に2種類。1つはセントラルの表紙エディタでつくる。もう1つはPhotoshopやIllustratorといったソフトでつくって、そのデータを入れる。

 今回、私たちはこの写真を表紙に使いたいと思いました。これは、NPO法人ペット里親会さんが華ちゃんを保護していたときに撮影されたもので、元データでさえも437×467ピクセルという小さな写真です。

69


 この写真をペット里親会のサイトで見て、「会いたい」と思ったのが、そもそものきっかけだったのです。華ちゃんとの最初の出会いです。そして、いま思えばこの表情こそ、私たちの心に残っている「笑顔」なのです。

 だから、『笑顔をありがとう』というタイトルとこの写真でいきたい。

 となると、写真の配置と、タイトルの配置で工夫しなければなりません。縦124mm × 横70mmのミニ写真集の大きさに合うように、それをするためには、おそらくタイトルの文字で特徴を出すなどの工夫も必要になりそうです。
 現在、セントラルの表紙エディタではフォントの自由度があまりなく、字詰めや配置も好きなようにできるわけではないので、ここは表紙をデータでつくって入れる必要がありました。

 ですが、私は文字専門の編集者。Photoshopはまあ使ったことあるけど、Illustratorはない。いまからアドビのソフトの操作を習うとなると、写真集がいつできるかわからない。
 そんなときに、「本屋横丁」、セリフパブリッシングや日本独立作家同盟などでお世話になっていた株式会社ブックアレーの社長であり作家でもある原田晶文さんの顔が浮かびました。原田さんは、印刷にも精通し、小説も書き、本もつくり、1人編集プロダクションのようなこともやれて、最近ではセルフパブリッシングの作家向けのサービスまではじめています。

 きちんと制作費を支払ってのお願いですが、今回、一緒に知ってもらいたい「ちょこはなプロジェクト」のロゴも含めてつくっていただけることになりました。こちらの予算より安くしていただのは、差額は寄付をする、ということと解釈させていただきました。

 こちらの希望は、タイトルとロゴを入れて、上の写真を使い、余計なものをカットしていただくこと。
 すると、とてもステキな表紙が出来上がってきたのです。

 
表1


 発売前の段階なので小さな画像ですみません。

 Illustrator用のグレイプスのロゴなどが入ったテンプレートがあり、それを原田さんに渡して、仕上げていただきました。打ち合わせや会議はゼロ。すべてFacebookのメッセージでやり取りしました。

 この写真集の企画は、1度も「会議」や「打ち合わせ」をしないで進めています。これは“モチコミ”のお客様とも同じ対応です。「遠隔地にいても、本がつくれる」システムなのです。

 出来上がった表紙のデータをセントラルの表紙エディタに入れます。

 写真集の編集長である飯田編集長がチェックしてくれて、解像度など印刷に耐えられるものか判断してもらいます。このとき、原田さんにちょっといくつかの修正をお願いしました。印刷の関係で懸念されることを事前に排除したのです。色校なしのいきなり本番ですからね。
 また、本の背は、飯田編集長がつくってくれました。

 定価やバーコードなどがない状態で発行責任者にチェックしてもらい、クオリティや規約に沿った内容か確認の上、定価と書籍コードが決まります。

 こうしてジャケットができあがりました。

jake


 これも発売前なので、いまはすごく小さなサムネールのみですが……。

 写真集の本体にこのジャケットを被せることになります。左右にあるのはいわゆる「袖」(そで)です。折り返す部分です。ここには著者などのプロフィールを入れたり、本の紹介文を入れることができます。小さく写真を1点入れることもできます。

 ここまでやって、グレイプス発行責任者の高橋さんから発行の承認を得れば、いよいよ印刷発注です。
 セントラルに写真を入れはじめたのが5月20日。この発行承認は6月17日でした。

「写真集をつくろう」と決意したのは、5月5日に華が亡くなったあとのことです。企画(思い立って)から校了まで5週間。35日ほどでした。

 まさに「鉄は熱いうちに打て」です。このスピードも“モチコミ”の魅力の一つでしょう。もちろん、もう少し時間をかけてつくることもできます。

 セントラルでつくり上げた本は、BCCKSが最終調整をして印刷用のデータを完成させてくれます。そのデータを印刷所に渡せば、PODで本ができてくる仕組み。印刷工程も大幅に短縮されていますが、現在は印刷製本のスケジュール取りの関係で、金曜に発注すると最短で翌週金曜日、通常は翌々週の月曜日納本となっています。印刷所ではいろいろな受注先からの仕事をこなしていますから、いくらPODでもこの程度の時間を見ておく必要があります。

 17日に校了したので27日ぐらいには問題なければ納本されるのではないでしょうか。ワクワクです。

 発注後、印刷所から見開き写真のサイズが少し小さく、きれいに裁ち落としにならない恐れがあると指摘されました。画面ではよくわからなかったのですが、確かにトンボとの関係で左右が足りません。すぐにトリミングし直して、再び印刷データをつくりました。この作業も3時間ほどで終了。なんとかスケジュールを崩さずにできそうです。

 というわけで、華の四十九日(22日)までに校了できて、いま(23日木曜日)は、ただ待つのみ。

 この話はこのあと、完成から販売まで続く予定です。

1104
“モチコミ”、それは、どなたでも簡単にミニ写真集、文庫をつくることができる新しい出版の仕組みです。プロの編集者、写真家がお手伝いします。

 
 

ただいま自分で写真集つくってます(その2) 写真を選びタイトルを決める

 こんにちは。
 “モチコミ”で写真集を作っています。
 その1はこちらへ

 このコラムのタイトル「自分で」と書いていますが、理由があるのです。モチコミの作品のうち、写真集は、プロの写真家が中心になり、そして『GORO』(伝説のグラビア誌)などの編集をしてきたベテラン編集者も加わって対応しています。私はもっぱら文字中心。

 今回は例外的にやらせていただいたわけです。

 編集を長くやっていますが、写真集ははじめて。セオリーがあるのでしょうが、今回は個人的な思い入れ中心の写真集ですから、とりあえずセオリーは考えずに進めます。

 “モチコミ”で作ることのできる写真集は、縦124mm × 横70mm。オール4色。ジャケットもつきます。64ページ。ページ数は選べません。

 大きさなんですが、iPhone 6sが、138.3 mm×67.1 mmなので、ほぼ同じ大きさ。つまりスマホサイズ。ということです。ワイシャツの胸のポケットにも入っちゃうし、定型の封筒にも軽く入っちゃいます。手紙といっしょに写真集を送ることができるのですよね。

 そして64ページ。1ページ1点入れたとして64点の写真を入れることができます。

 さて、今回は、華ちゃんの写真。たった2年4か月しか一緒にいてくれなかったので、写真点数は少ないだろうと思いつつ、著者の尚子さん(私の奥さんですけど)が、自分のiPadminiに入っている写真からざっと選び出してくれました。

 当初は100枚を超えていましたが、あるとき「華ちゃんはなんと言っても『笑顔』」と気づいて、笑っているように見える写真ばかりをセレクトしはじめました。

 その数はざっと、55枚。

 私はそれだけでも1冊になるかと思いつつ、この写真集を出す意味みたいなものを少し考えて、「保護犬」としての華ちゃんについても触れておきたいと考えました。

 ですが、やっぱりそれを文書で書くのはなかなか難しい状況でした。いわゆるペットロスですよね。いろいろ書いてみたいと思いつつも、気持ちの上ではシンドイ。5月5日早朝に亡くなってまだ1か月ですからね。

 写真を見ていてもため息が出てしまうのです。

26IMG_1328


 そのとき、タイトルもすんなり決まりました。

『笑顔をありがとう』

 ほかに言葉がないです。
 そして、1部を笑顔編。2部はページは少ないですが、華ちゃんが保護されてからの日々をアルバム風にしようと考えました。

 64ページあると、こうしたこともできます。ワンテーマで押していくこともできるし、時系列でアルバム風にもできるし、今回のように2つのパートにすることもできます。

 写真がある程度、絞り込めていければ、あとは実際にページに入れてみていくことになります。ミニ写真集もBCCKSさんが聖地書店プロジェクト用に開発した通称「セントラル」で編集作業をします。

 今回はたまたま、妻が著者で私が編集者なので、シームレスになってしまっていますが、やり方はほとんど同じです。

 作ってみて、それをプレビューで確認してもらい、修正する。この繰り返しです。写真を入れてみると、「何か違う」というのがあるので、それをちゃんと時間をかけて修正していくことが大切だと思います。納得のいくものにしていくわけですね。

 当初は写真と文章が混じったページも作ってみたのですが、最終的に「やめよう」ということになって、文章は最後に見開きだけにし、写真にはクレジットとキャプションを最小限つけるだけにしました。

 写真集は見開きで見ないと実感がわかないものです。そこで、聖地書店プロジェクトでは、セントラルでできあがった確認用PDFからトンボ(印刷用の記号)などを省いて、トリミングし、それを見開きでPDFとして印刷して確認をしてもらっています。

AMZN_2016-06-19_15-20-10


 これはそれを家のレーザープリンターでモノクロで印刷したものです。枠は実際にはありません。PDFを印刷するときにわかりやすいように入れているだけです。

 台割も色校もない出版ですから、このようなことをするなどして工夫しながら、納得がいくように仕上げていくことが大事です。もちろん、写真家が自分の写真を使って自分で編集する場合は別です。作家性のある人なら、セントラルつまりPC上だけで最後まで完成させることもできるシステムです。

 このとき、私は、「表紙をどうしようか」と悩んでいました。セントラルでは独自の表紙をつくるシステムもあるのですが、うまくできるかちょっと不安だったのです。

 そのとき、ある人物のことを思い出したのでした。

つづく。

1104
“モチコミ”、それは、どなたでも簡単にミニ写真集、文庫をつくることができる新しい出版の仕組みです。 

 

ただいま自分で写真集つくってます(その1) 写真集で情報の発信・共有

 こんにちは。
 “モチコミ”については、すでに何度か書いていますが、とうとう自分で“モチコミ”しました。
 それも写真集です。

 自分でつくった写真集が「聖地書店」に並ぶ……。

 ドキドキですけども。

 なぜ写真集か。それは、以前から企画していた「ちょこはなプロジェクト」をいよいよスタートさせることになったからです。

 今年(2016年)5月4日に、愛犬の華(はな。シー・ズーミックス♀)が突然、亡くなってしまいました。病院に運び込みましたがうつ手もなく。
 この華は、保護犬です。ペット里親会から譲渡してもらいました。華については、下の写真をクリックすると詳細の記事に飛びます。

華 上野にて2


 先代のチョコが亡くなったあと、保護活動に少しでも協力するためになにができるか考えてきましたが、華を譲り受けてから、すぐにFacebookページで「ペットと動物保護を応援したい!」を開始しました。

 時間もお金もパワーもないけど、気持ちだけはある。そんな私たちにとって、いまできることをする。それが趣旨です。応援団、ファンのようなものです。

 そして主に金銭的、物質的な支援の方法であるとか、団体から出てきた要望とか、その結果などをツイッターと「ペットと動物保護を応援したい!」を連動させて、少しずつやってきました。

 今後、どのような活動にしていけばいいのか、アイデアだけはたくさんありますが、実行力もないままに名称だけは「ちょこはなプロジェクト」と名付けていたのです。

 そんな矢先に、華が亡くなってしまいました。

 家族と「アルバムをつくろう」と、iPadで撮影した華の写真を集めていきました。写真サービスでアルバムを作ろうかと考えつつ、とりあえず写真のプリントを注文。
 実は時代が変わったというか、華が来てからのこの2年余、写真はほとんどiPad。デジカメも使わないぐらい。動画も撮影できてしまうし。
 そして閲覧もiPad。PCにバックアップしたり、データをDVDに保存したりはしてきましたが、プリントはしたことがありませんでした。
 結果的に、我が家には先代のチョコの写真は飾られていますが、華の写真はなかったのです。いまでは、プリントアウトしたのでいっぱいあるんですけど。

 そのとき、自分で関わっている“モチコミ”で写真集が作れるではないか。華の写真集をつくること。それが「ちょこはなプロジェクト」の最初の小さな一歩になるのではないかと思ったのです。

 アルバムは個人や家族など、ごく近しい人たちで共有するものです。写真集は外に開かれた世界。より多くの、不特定多数の方々との共有になります。

 編集者としては必ずそこに「出版価値」とか「意義」などを考えてしまいます。というのも、従来の出版では多くの人の手を煩わせますし、商業的な意味での価値も考えなければなりません。文化的な意味も考えないといけないでしょう。このため、実績、権威、クオリティなども含めて、けっこうハードルは高くなっていきます。

 ですが、“モチコミ”は、誰もが手軽に出版できる仕組み。出したいと思った人が決断すれば、申し込むことは可能なのです。だったら、編集者としての長年身にまとってきたものはかなぐり捨てて、「出したいものを出す」という原点に戻ってみてもいいのではないでしょうか。

 さっそく、“モチコミ”で登録するために、写真を集めました。iPadの写真はそのままだとデータ量が大きすぎるので、扱いが難しいですね。
 選んだ写真をzipにして、これがいわば「原稿」ということで、登録。

 “モチコミ”の申し込みのところで、ファイルが大きすぎると指摘されたときは、サンプル的に入れて登録をすませたあと、メールでやり取りし、残りをファイルの共有(firestorageなど)で送る方法もありますから、ここはムリしないで、とりあえず登録してやり取りをした方がよさそうです。

 写真内容をチェックしてもらい、問題ないということを発行責任者の高橋さんから判断いただきました。これであとは作るだけです。

 写真集の25,000円+税をクレジットカードで決済。正式にスタートしました。決済時も、少しわかりにくいところがあれば、メールで問い合わせたほうがよさそう。コンビニ決済もできます。

 なお、この金額は「聖地書店スタートキャンペーン価格」。つまり、いつ変更になるかわかりません。やるならいまのうち……。

 この先は“モチコミ”、聖地書店の編集長して、今度は自分で編集開始です。これまで、著者のみなさんの本づくりには関わってきましたが、自分の本、それも文字のほとんどない本ははじめてです。

(つづく)

11042


記事検索
最新コメント
livedoor プロフィール
こんなことをやってます


ちょこはなプロジェクト
 犬猫の保護をしている個人・団体を支援するための情報発信プロジェクトです。

ちょこはなアイコン


モチコミ 聖地書店プロジェクト
■ロゴ-300x300
聖地書店仮ロゴ-300x300


JR語の事典』(共著、日本実業出版社)
よくわかる鉄道事業』(共著、日本実業出版社)
山手線お楽しみガイド』(安曇出版)
たまに更新中
微鉄のブログ 鉄分補給中

お問い合わせはこちらからどうぞ

こちらもよろしく!


『売れる電子書籍をつくるコツ』