かきぶろ

“聖地書店”編集長。イリヤEブックス代表。――書籍、電子書籍、本づくり、読んだ本の話などが中心です

フリーランスは定年がないけど、老後もない?

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 そこはかとない話です。

 私の父親はまじめなサラリーマンでした。ところが会社の経営方針によって定年まであと数年というところで、職場がとんでもない場所に移転。そもそもが通勤の便利な場所に住んでいたのに、まさか経営難のために会社が土地を売って、まったく土地勘もなにもない場所に移動してしまうとは。
 単身赴任して定年まで勤めるか、早期退職をするか。父親は後者を選び、それからさまざまなところで働きました。最後はシルバー人材センターに登録して、「もういいだろう」というところまで(70歳を少し過ぎていました)仕事をしていたのです。その一つはタクシーの運転手。ガンガン稼ぎ営業所のトップ争いに加わるのですが、このタクシー会社もまた合併などによって経営が変わり、辞めてしまう。その後は、牛乳工場や百貨店などで働きました。
 タクシー運転手の頃には、私も仕事をしていたので、事故も心配で「やめてくれないかなあ」とか勝手に思っていましたが、当人はそもそも車の運転が大好きなものですから、夢中でやっていたようです。「今日は○○さんを乗せた」と有名人を乗せた話だとか、幸運にも長距離をゲットしたときの話などをイキイキと語るわけですね。
 ま、仕事が変わると、ここまで人が変わるのか、というぐらい、影響を受けるものだと思いました。

 一方、私は、「定年のない仕事をしたい」と考えていました。できるだけ、自分なりにやっていきたいと。ある人から、「江戸時代の職人みたいだ」と言われましたし、ある人からは「時代劇に出てくる素浪人」とも言われました。
 いくつもの会社で、サラリーマンもしていたのですが、結局はフリーランスに。

 そしてもはや、いまさら就職なんてムリです、というところまでフリーランスでやっております。最後に履歴書を書いたのはいつだったか、思い出せません。

 定年がないということは、退職金もありません(積立などで自営業でも退職金が貰える制度もありますけども)。
 どうして、こんな話をしているかと言えば、

 老後資金を使いはじめる年齢の分布をみると、「65歳」が39.5%と最も多く、次いで「60歳」「70歳」の順となっています。と、生命保険文化センターのサイトにある『「老後」とはいつから?』の記事があって、そういう世代になっているのだ、と気づいたからです。

 そういえば、年賀状に同級生が「定年だから」とか書いていたなあ。自分の事業をやっている人も「経営から退く」と書いている人もいました。早いだろうと思ったのですが、どうやらなにかやりたいことがあるらしい。「第二の人生です」ということです。この人は、私が「2017年から年賀状をやめます」と書いたら「賛成!」と返事が来ました。

 私は定年のない世界に住んでいるから、第二の人生が特定の年齢で否応なくやってくるようなこともありません。その気になれば、明日から第二の人生とやらをはじめることだってできるかもしれません。フリーというのはそういうことです。

 老後もないんだ、と気づいたわけですが、それはたとえばアーティストのように死ぬまで現役の許される人も例外的にはいるでしょうけれども、ただフリーなだけではそれほど社会も寛容ではないはず。

 思い出すのは、若かりし頃、出張校正だけ手伝ってくれるOBがいたのです。「カネないから大変だよ」とぼやいていましたが、おそらくあの頃のその人とそれほど変わらない年齢になってきた。

 じゃあ、なにをしたって、否応なく老後は来るんじゃん。

 だけど、それにどう対応するか。老後になってしまう前に、やっておくべきことはないか。
 そんなことを、考えているわけです。

 もし私がいろんな資産を持っているなら、それをお金に変えていく時期がやってきます。有形の資産がない私としては、無形の資産をかき集めてお金に変えていく作業をしておかなければなりません。それが果たしていくらになるのか。できれば、長期にわたって、毎月入って来るような自動販売機みたいな資産を持ちたい。

 というわけで、私なりの自動販売機みたいなものを作っていくことにしました。すでに1台はアマゾンのKindleストアで稼動していますが、これはあんまりアテになりません。ただ、それでもすでに過去何回か、役に立ってくれています。ありがたいです。
 これを2013年頃からやってきたおかげで、少しはなにかができそうだという感触は得ています。

 ……以下、蛇足……

 いわゆる「棚卸し」をしっかりやって、いらないものは捨てていくことも大切です。断捨離です。パワーが落ちてきた気球はバラストを捨てて高度を保つ。いきなり地面に激突(ハードランディング)しないように最低限のことはしておかないと。ソフトランディングすれば、飛ぶことは諦めても歩いて進むこともできるでしょうし(地面にちゃんと降りるのが前提です)。

 具体的になったら、発表したいと思っています。大したことはないと思いますけれども。というのも、できるだけ大したことをしない、というのもある意味の目標です。すごいことをしたら、面倒ですよね、できないし、ライバル増えるし。忙しくなったらやれないし。

 自分だけが知っている釣りの穴場を、大々的に宣伝する人はいないものです。穴場と言っても、そこでお金持ちになれるほど釣れるわけじゃないんですけどね。自分が満足できればいいわけです。


 ……さらに蛇足……

 まったく比較にはなりませんが、今年上場した「ほぼ日刊イトイ新聞」は、コピーライターの糸井重里氏が、50歳(1984年)にはじめています。19年やってきた成果です。昨日今日パッと出来たわけではない。元々、糸井氏が持っている資産(友人など人的資産)を有効に使う世界をコツコツ構築してきて、いまがあるわけです。これがずっと個人事務所のままだったら(母体は糸井重里事務所)、こういう成長はあり得ません。

 どうしてこうなったのか。そこに、私はヒントがたくさんあるような気がしてなりません。同じようなアイデアを持っている人は多いはずです。でも19年も毎日やれるのか? ドカンといっきに投資して上場させて大金を稼ぐのもいいですが、このようにジワジワ、コツコツもいいですよね。

 そして私がいまからやれることも、限られています。まったく新しいことはリスクがありすぎて、いまからは難しい。
 無形の資産を見ていくと、すでに10年以上前からやっていることがあります。たとえばこの「かきぶろ」は、それ以前のサイトからブログ形式に変更したもので、2005年4月から12年も続いています。記事数は1700本を超えています。無計画でやっているので、カテゴリーが増えてしまい、なおかつ内容は散漫で誰の役にも立ちませんが……。

 だけど、こんな資産を作っちゃったんだからしょうがない。ゴミ屋敷の住人は「これは大事なものだ!」と主張しているようですが、ま、それに似た感じ。だけど、本気でゴミは再利用できますから。
 掘り起こすと、この「かきぶろ」の前もあるんですけどね。すでに公開はされていませんが、2つの大きなサイトとメルマガを運営していました。そこまで遡ると1996年からやってることになります(間が開いています)。やってきたことは、いまとあまり変わりません。

 そんなこんなで、コツコツ、ジワジワをはじめてみます。

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仮想通貨 短期なのか長期なのか、さっぱりわかりません

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 再びの仮想通貨について。

 そもそも、投資として考えたとき、これは短期なのか長期なのか。さっぱりわからない、というのがいまの状況です。ある人は「長期、持ち続けろ」というし、ある人は「バブルなんだから高騰したら利確」と言います。利確、つまり利益確定の売りで、ノーポジションになることです。

 実際、私がこのブログに取り上げている間は希に見るボラティリティの高いときで、振り返れば歴史的な激震に立ち会ったとも言えるのですが……。
 だったら、もう、そんなことは起きないのか?

 たとえば、FXでは高金利通貨をコツコツ積み立てる作戦がある、と言えばある。スワップってやつですね。金利差を利用した投資。
 ですが、実際には、円高や円安のように、一方向へ大きく動くこともあって、その時は果敢に利確する。またデイトレでやっている人は当然ながら、目標達成で利確する。短期でやるわけです。

 仮想通貨(暗号通貨と呼べ、という人たちもいますが、まだ一般的ではないし)の場合、現状は短期です。いま、投資として保有している人の多くは、この間のようなことが起きることを期待しているわけです。ビットコイン(BTC)の過去を見ていると、2017年1月にもありました。このときは9万円からいっきに15万円ぐらいまでの上昇でした。その後下落します。いったん9万円台前後で荒く(当時にしては、です)動いていたのが、3月に再び14万円台まで上昇。しかしまた下落。

 そしてご存じの5月大噴火。34万9000円まで上昇しました。8万円台から見れば4倍です。かつてない規模ですが、相対的に見て、それ以前のピークとはぜんぜん違う、とその時は思ったものの、歴史的に見れば同様のピークでした。なにしろその後、下落。23万円から26万円台で、いわば余震が続いている感じ。前のピークのときも「2度とない」と言われていたのに、あっさりと更新してしまったので、おそらく今後もあるのでしょう。だから保有する。その意味では長期投資とも言えます。

 そんな長期視点の人に朗報なのは、こんな記事でしょうか。

 SAXOBANKのアナリストはビットコインが2027年までに100,000ドルに到達すると分析

 この記事の妥当性について、私はなんとも言えないのですけれども(このような分析で将来価値を推測する有効性が不明)、いまドルでBTCは2300ドルぐらい。それが43倍になるというのです。日本円でそうなったら、26万円が1118万円です。10BTCで億万長者ですね。

 それを信じるなら、260万円をBTCに預けるのか?
 いや、そういう人がいてもまったく不思議ではないのです。

 それが、こうした大きいなボラティリティの生じる原因でしょう。「いける」と思ったので買う。それも市場規模に対して大きいな需要になる程度に。そこから思惑が広がって、買いが買いを呼ぶ。実際に上がっていると、とても目立つので、つい多くの人が付和雷同する。そしてピークとなる。
 ピークは「実体がないんじゃないか」とか「このままというはずがない」といった心理に加えて、最初の大口投資家が買い一巡すれば、資金も底をつき、援軍が来ないために終わるわけです。

 これを繰り返す。そこに大した理由はなく、漠然と「仮想通貨の役割が拡大するだろう」という見込みが主だと思うのですけども。

 そういえば、GMOも取引を開始しました。「Z.com Coin」というちょっと怪しい名称ですけども。いまのところBTCのみの取り扱いです。残念なことに、GMOクリック証券からの誘導はないのです。面倒なのは本人確認を経ての資金移動、そして取引という手続き。もし、証券の会員が簡単に仮想通貨取引もやるようになれば、大きな影響となりそうですが、別扱いではどうでしょうか?

 で、次の問題。

 FXでよく知られている「ゆきママ」さんが、仮想通貨投資を開始しました。新ブログも立ち上げています。そこに、先日「ビットコインバブルはいつまで続く?」という記事がありました。

 その中に、「FRBがバランスシートの縮小」というフレーズがあります。

 これは、今年の一つのテーマでもあると思うので、気にしておいていい言葉だと思います。

 ロイターの記事でたとえば、
「米FRBバランスシート、一部高官が年内の縮小開始求める」
「FRBバランスシート毎月縮小、3─4年で正常化=シカゴ連銀総裁」

 などなど、探せばけっこうあるでしょう。

 これは、長く続いてきた「量的緩和」をやめて、金利を上げていく過程で生じる、緩和から縮小へという動きのことです。つまり、日銀もいずれはこの道を辿る必要があるでしょう。
 詳しい説明は私にはできません!(試みましたが発表する自信はありません)

 ただ、本当にやるとなると、どうやっても、インパクトはあるわけで、「やるよ」と言うだけで動揺が走るわけですから、なかなか難しい。

 もし景気に影響が出るようだったら、トランプは怒るでしょうね。ツイッターでボロクソに叫ぶでしょう。

 2018年以降に償還する米国債はかなり多いらしく、そのまま再発しないのなら、インパクトも大きくなっちゃうよなあ、というわけです。

 それが仮想通貨にどういう影響を与えるのか。わかりません……。

 わからないことだらけの中での話ってわけですね。

 これからも、短期なのか、長期なのか。いったいどうすればいいのか、と思いながらの仮想通貨投資になりそうですね。


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仮想通貨 一気の全面安に突入! どうなる!

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 昨日の下げはまだ予兆に過ぎませんでした。今日は全面安。前日比マイナス30%、マイナス40%と下げているのはスゴイですね。
 上がる理由がわからないので、下がる理由もわかりません。まして、今後、どうなるのかも!
 つまり、まったくの手探りの市場。

 材料があるにはあっても、結局は需給の問題で、仮想通貨で持っていたいか、どうか。そういう部分で大きく変化していくし、下げるときは信用取引をしている人たちは、ロスカットの嵐で、バンバンと追証発生となってしまうのは株式などと同じです。

 つまり、レバレッジをきかせると、ないものを売買しているので「借りている」状態になり、そのとき価値が下落すると、担保が不足になっていく。ある程度のところで、強制的に精算するしかないわけですね。

 今日は日本は金融機関がお休みなので、通常ルート(銀行振込)では資金を追加できない。なにかが落ちれば(主にBTCですが)、担保が不足するので、他の仮想通貨を売るしかない。つまり、売りが売りを呼ぶパターンかもしれません。推測ですけど。

 といった、いろんな事情で、いまは買う資金は細り、価格が下がるので、「売るしかない」となっている。

 それにしても、5月に乱高下していた仮想通貨には、投機的なマネーを含めて、どれぐらいの資金が流入していたのだろう、と思いますね。それが逆方向に動いたときには、このようなガラが起きてしまう。新興市場のようなパニックが起こりやすい。

 幸いにも、仮想通貨は、他の金融商品には影響がほとんどない。いくらBTCが上がろうと、また下がろうと、誰も大して困らない(いや、困っている人はいるんでしょうが、企業とかで困っているとか、システミックリスクとかは起きない)。

 下がったら、買い時が来ますので、落ち着いてから、買えばいいんじゃないかな、と思います。いつ落ち着くのかは、誰にもわかりませんけど。

 大切なことは高値掴みをしないこと。また、資金をうまく管理しておくこと(資金の全部を仮想通貨にしてしまわないこと)。

「落ちるナイフ」とも言うので、落下中のナイフを途中で握るのは危険です。完全に落ちてから拾えばいいんであって。落ちたのを確認するまでは、手を出さないのがいいかな。

 それにしても凄まじいですね。このブログで取り上げるようになって、とんでもない場面ばかり見てしまい、ちょっと疲れちゃいました。はい。

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仮想通貨 知らない間に乱高下 BTC下げればみな下がる

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 こんにちは。連日ですが、いまだけなので、しばらくご容赦ください。
 なんでも、最初のうちはおもしろいものですが、そのうち「当たり前」になってしまうものなのです。いまはまだ、おもしろいうちなので……。

 さて、一時は20%以上の含み益があった私のお試し投資ですが、いっきに8%まで下落。

 今朝、午前2時頃にBTC(Bitcoin)が大幅に下落。このところ、平行線になっていておかしいな、という感じはあったのですけども、ガクンと落ちました。32万円から28万円へ。
 その後、32万円台近辺に戻していたのですが、AM7時過ぎあたりからおかしくなって、今度は23万円まで下落。

 コインチェックの銘柄は、このところ(といってもたかだか2週間なんですけど)、BTCとETHは、比較的同じような動きをしているものの、他はバラバラでした。BTCだけが安定していた、とも言えますけど。
 それが、下がるときは、みんな一緒。BTCが下がったときぐらい逆に上がるのがあってもいいのに、そういうのはない。みんな同じように下落していきます。

 つまり、「ヤバイ」と思って「仮想通貨、全面ウリ」へといってしまう。よくある仮想通貨で他の仮想通貨を買う、という現象はあまりなかったのかもしれません。

 とにかく同じようなチャートになっています。その後、AM9時頃から少しずつ買い戻しの動きが出始めました。

 こんな激しい動きをする仮想通貨ですから、ある程度の上昇で利益が出たときは、とにかく利確しておくというのが、いまのところの方法でしょう。ナンピンで買い下がることができるのは、資金量の豊富な人だけ。塩漬け期間が長くなっていくと、徐々に面倒なだけでつまらない、となっていくから。利益が出たら売っておく。いまのところ、それしかない感じです。

 でもねえ。それができれば苦労しないんですよね。このあたりはFXも株も同じですね。「わかっちゃいるけど」と。

 マジメな話、本来仮想通貨は、いわばおサイフケータイなどと同じで、「今日、買い物に行くので少しウォレットに入れておこう」と、銀行にある円を、仮想通貨に変えておき、それで買い物をする、みたいなイメージだろうと思うのです。

 つまり、使うときに両替する。これは、ハワイに行くからドルを買うのとまったく同じ。

 為替も、円高のときにドルを買ってハワイで使い、帰りには円安になっていてドルを円に戻すと「少し得した気分」なんてことがあるわけですし、その逆もあります。

 同様に、仮想通貨も、両替時のレートによって、たとえば、「昨日までなら、円を仮想通貨にしておけば、海外のサイトでブランドのバッグが買えたのに、今日はダメだ」みたいなことは、あり得ることでしょう。

 できれば、その程度のなめらかな動きになってほしい。

 だけど、いまは、大嵐の海のような状況です。この海に小舟で乗り出すのは危険。まして泳ぐなんてとんでもない!

 そんな感じ。私がやっている程度の、いわばドローンを飛ばして偵察、みたいな感じならどうってことはない(と言いつつ、損はしたくない!)けども、大枚はたいていると、えらいことになります。その点だけは、くれぐれもご注意ください。朝ドラじゃないですが、「ご安全に!」


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ゲーム性の高い仮想通貨 スプレッドの罠

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 こんにちは。昨日はアゲアゲでしたが、今日はBTC、ETHはもたつき、ETCが爆上げ。その他はほぼ全面安。とくにREP(Augur)、XRP(Ripple)、ZEC(Zcash)、XEM(NEM)などは比較的大きくさげています。チャートで見る限りXRPは、かなり悪い下げ方をしています。爆上げの反動ですね。

 さて、こうして下がったら買い、と言いたい。
 ところが……。

 スプレッドがあるんです。
 たとえば、瞬間的なのですぐ変わってしまうとはいえ、XRPは、32.352円という表示で、買い注文を出すとレートは34.2577でした。NEMが26.352だからと買おうとしたら、27.6741円。このようにスプレッドが刻々と変わるため、いまの価格ですぐ買う、というのは必ずしも得策ではありません。

 売る時も同じです。BTCは30万円を超えたので、売ろうか、と考えます。324178円の価格となっているので、ウリを指示しようとしたら、322367円。つまりこれだけのスプレッドがあります。

 とくに、急上昇、暴落のときは、このスプレッドが追いつきません。BTCは比較的いい方だと思います。それに、コインチェックではBTCは指値で注文が出来る。ただし、これがちょっと面倒なんだな。

 まず、ログインした画面「取引所」から、上のメニューの「トレードビュー」へ行く。
 最初に開くのが、BTCを円で売買するときの画面。

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 その右側に売買の画面があるので、ここで指値の注文ができます。

 それをキャンセルするには……。

 再び「取引所」へ。下へスクロールしていくと……。

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 こんな一覧が出ます。これは下で待つ、みたいな注文ですね。BTCが28万円まで下がったら0.01 BTC買う、ということです。だけど、もしそこまで下がったら、0.01と言わず、2ぐらい欲しいと思ったら、キャンセルして注文し直すことができます。

 ウリの注文でも同様。

 しかし、スプレッドを考えると、この指値はけっこう怖いものがあります。
 チャートをご覧いただくと、瞬間的に高値、安値がつくときがないわけではありません。バーンと極端な金額での取引がありえるのです。BTCやETHは規模が大きくなったから、このところはそうでもないのですが、だからといって油断はできません。

 つまりそこで約定するとしても、スプレッドは追いついていないかもしれないので、思ったより安く売ってしまったり、高く買ってしまう、ということがあり得る。

 このように、現物でやっているから、と言っても、いろいろと注意が必要ですね。熱くなってしまうと、こういう部分で思わぬ損をしていることがあります。

 だからといって、様子を眺めていたら、あっという間に状況が変わってしまうこともあるのです。

 とはいえ、いまのところ、仮想通貨は完全なゲームとなっていますので、1円にもならないゲーム(むしろ課金されてお金を取られてしまう)をやるよりは、ずっと楽しめるのではないかと思ったりもするのですが。

 とっくに、仮想通貨で仮想通貨を売買する(たとえばBTCでXRPを買う)ことが市場では多いので、ますますゲームっぽくなります。いわば仮想通貨というトークンを購入して、それをどこかに賭けて、はい、どうなりますか、みたいな。ルーレットとスロットマシンを合わせたようなゲームだ、と言えなくもないですよね。


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仮想通貨 ビットコイン以外もアゲアゲの緊急事態に唖然騒然

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 先日、『いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン (大塚雄介著)』を紹介しました。
 いくらからでもできる、ということで、物は試しとさっそく口座開設。これがちょい面倒。とくに本人確認が。ネット上で免許証などの画像を送付(裏表とも、プラス本人が免許証を持った写真の3点)。その上、取引所から簡易書留ハガキが送られてきて、それが無事、受領されなければなりません。
 ハガキが届く前の段階から入金と売買はできますが、出金ができないのです。

 せっかくなのでコインチェックなら日本では一番、多種類を扱っているので、そこで開設。わずかばかりの授業料(原資)を送金しました。以前は、SBI住信だったのですが、その後りそなに変更。どっちも持っているのでネットバンキングで簡単に送金したのはいいものの、こちらの名前の前にIDの番号を入れるのを忘れると1日ぐらい放置されます(メッセージでその旨を伝えることができるのですが、曜日や先方の事情で対応が早かったり遅かったりがあるようです)。

 さらに急騰する仮想通貨が出現すると、売買ができなくなる、そのほか送金ができない、出金に時間がかるなどなど、このあたりは初期らしい細かいトラブルがあり得ます。その点はいまからやる場合はある程度は覚悟しておいたほうがいいようです。

 それから、テクニカルで売り時、買い時を探りたいと思うものの、高騰したあと、ほぼ押し目のない場合もありますし、テクニカルでいけばこうなのにな、という時に思いもよらない動きもします。これは需給による影響のほうが大きいためではないかと思います。なにかのニュースなどで、突然、需要の増える場合、さらには投機的な資金が動いたときなど、とんでもなく荒っぽい動きになっていきます。

 そんな中、ビットコインはとうとう30万円という領域に入ってきました。1単位を日本円にして30万円という価値だ、ということです。
 ただし、この仮想通貨は、理論上はいくらでも細かくできる。ビットコインを0.01単位買うなら3000円ぐらい、ということになります。0.0001なら30円からですね。また、ダストと呼ばれる最低単位があって(546satoshi)、それ以下では送金できません。このあたりは価格が上昇していくとそれに連れて変化してしまいます。基本的には0.001が最低単位と思っていたほうがいいでしょう(仮想通貨および取引所によっても違う)。

 ここがおもしろいところです。マイニングによって仮想通貨の総量は増えていくものの、全体の規模は限られている。だから、株式の分割のように、価値が上がりすぎたら、分割する手続きがいるような投資と違い、単に、購入単位を下げればいいだけ。

 通貨なので、どうしても支払いに必要なときは、こうやって対応するわけです。また、取引所が対応する限りの現地通貨と仮想通貨が交換されていくのですから、単位の自在さがなければ国際的な取引ができません。

 なお、現在、仮想通貨の取引は、ビットコインから他の仮想通貨、または仮想通貨同士の取引が多く、次いで、韓国ウォン、人民元、日本円、USドル、ユーロなどによる取引があります。ブラジル、インドなどもありますね。

 ヘッジファンドのようにやるなら、まず、対ビットコインに優位な通貨に換えてから購入する、なんてことがあり得る。この点で、FXなどとの連動があってもおかしくはありません。また、仮想通貨も通貨だ、と言えば、それができてむしろ当然です。
 FXに新たな通貨として、仮想通貨が加わるだけ、と考えることもできますからね。

 そうすると、取引する人たちはぐーっと多くなっていくと思われます。

 というのも、上記のように本人確認が面倒なんだよなあ、という時、すでにFXの口座を持っている人ならより簡単な手続きで仮想通貨の取引が可能になるかもしれません。

 さて、わずかな資金で開始した仮想通貨取引ですが、コインチェックが7月まで手数料を無料にしてくれています。その点で、将来は単位が少ないと割高になるだろう取引手数料のことはいまは考えなくていい。
 入金時には、りそなの口座があれば、同行内振込なので手数料がかからない(ネットバンキングの場合)。

 私の場合、やはりこうした記事を書くためには少しは関わっていないとダメだと、某ネット証券に口座を持っていて、本当に少ない資金を置いてありましたが、そこからりそなに出金(無料)、りそなからコインチェックに振込(無料)、という流れでした。

 で、なにを買うか。

 当初はチャートを見て買おうかと思ったものの、本当にテクニカル分析が役立つのか確証が持てず、「下がったら買おう」と考えました。

 また、一度にドンと買うのではなく、仮想通貨の分散投資、機会の分散投資を心がけています。

 信用取引はしません。現物のみ。レバレッジ5倍ですが、この変動率が怖すぎて、あっという間にロスカットということもあり得るから、ちょっと手が出ません。

 実際に、24時間前の価格との上下%が表示されているのですが、連日10%、20%上昇なんてことが起きていて、すさまじいのは100%上昇後、60%下落みたいな(都合30%の上昇)ことが起きており、マジメにやったら夜も眠れないと思います。

 本来は、バイ・アンド・ホールドが正しいと思うのです。純金積立のように、毎月定額で購入していくのです。仮想通貨が安くなっているならたくさん買い、高くなっているなら少し買う。そんなイメージです。

 なぜホールドかというと、仮想通貨はいずれ、いろいろなところで決済に使えるはずなので、だったら、いまやってるような投機的なキャピタルゲインばかりを狙わず、将来の資産として持つほうがいいのではないか。
 
 しかしですねえ。こんなに「こっちも上がったぞ」「あっちもだ」「そっちはもうダメか」みたいな状態が24時間繰り広げられていると、そうのんびりもしていられません。

 原資から少しずつ投資し、いまのところ2週間で24%上昇しています。コインチェックでは12種類の仮想通貨を売買できますが、当初は全部に投資しようかと思っていたのに、急上昇でビビって利確してしまったり……。一度、利確するとなかなか手が出しにくいんですけど。心理的に。
 このあたり上手にやれば、簡単に2倍とかにできそうですね。私にはそんな度胸も、ネットに貼り付く覚悟もないので、できないでしょうけど(朝ぐらいしかやっていません)。

 今日(2017/05/24)は、再び気を取り直して、バイ・アンド・ホールドに転じたのですが、どの銘柄もかなり上昇していて、いまさら買えないかも、という怖れもあります。

 こういう場合は、上記のように単位を下げて購入していくのがよさそうです。そうすれば、ガラ(ナイアガラの滝のように下落する)が起きても、下で買い増ししていく余裕が生まれます。

 とくに、ビットコイン、イーサリアムはメジャーな仮想通貨であり、むしろ動きは滑らかになってきているとは思いますけど、高くていっきに購入しにくい状態です。だから、少ない単位で投資していくのがいいんじゃないか。

 小心者はそう思うのです。

 なお、要注意なのはスプレッドです。表示されている価格で売買できるわけではなく、売る場合は少し安く、買う場合は少し高くなる(FXでもそうですね)。
 それが、乱高下しているときには、スプレッドとの乖離がとても大きくなってしまい、売りたい価格、買いたい価格で取引できない事態が生じます。この点はよく注意しておいたほうがいいでしょう。「儲かった、ウリ!」と発注しても、このスプレッドの餌食になって、思ったほど利ざやが稼げていない可能性があるのです。

 取引そのものはスムーズにできるものの、過熱したときにはシステムが動かなくなる、売買できないといった事態もあり得ることは承知しておいたほうがよさそうです。

 また、円での出金には手数料がしっかりかかります。たくさん儲けたら総合課税でがっぽり税金を払うことになります。譲渡所得または雑所得(事業所得)になるとされていますが、ケースバイケースで税務署の判断となることもあり得るので、決めつけてかからないこと。ネット情報を鵜呑みにしないことです。

 そんなことより、これだけ唖然呆然の上昇をすれば、いつかどん底に落ちる可能性があることも、理解しておいた方がいいでしょう。ボラティリティがあるうちは、いくらでもやり直しがきくので、焦って売買しないことです。

 一攫千金を狙うのは、かなり危険です。

 そしてさらに注意しなければならないことは、仮想通貨をめぐるルールであるとか、課税のルールなどが今後、変更になる可能性もあるという点です。まだ、はじまったばかり、またははじまってもいないこの仮想通貨取引がどういうものになるのか。私たちはそれを体験していくことになるわけです。

 おまけ。実は、仮想通貨の名称がややこしいのです。さらに取引の略称がまた紛らわしい。

 BTC=ビットコイン
 ETH=Ethereum(イーサリアム)
 ETC=Ethereum Classic(イーサリアム・クラシック)
 LSK=LISK(リスク)
 FCT=Factom
 XMR=Monero
 REP=Augur
 XRP=Ripple
 ZEC=Zcash
 XEM=NEM
 LTC=Litecoin
 DASH=DASH

 このほか、DAO(ダオ)もコインチェックでは扱っている。別途手続き必要。

 ややこしいのは、イーサリアムとイーサリアム・クラシックがあること。
 Augurの略称がREPで、リップル(Ripple)の略称がXRPなこと。
 この2点は、ご注意ください。

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いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン (大塚雄介著)

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いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン
大塚 雄介 (著)

 いま、いろいろな意味で、話題沸騰のビットコイン(仮想通貨)。
 たとえば、ニュースではPCが「ランサム(身代金)ウエア」に感染すると72時間以内に仮想通貨ビットコインで「300ドル相当」を払えと脅される、みたいな話で、「そもそも仮想通貨の支払い方もわからないし」みたいな話題として散見されます。

 ですが、話題沸騰中なのは、そういう話ではありません。
 こちらのサイト(安全です、たぶん)のグラフをご覧ください。「CryptoCurrency Market Capitalizations」。今日(2017/05/17)の時点で、722もの仮想通貨が世の中にはあるのです。少なくともここには表示されております。
 そのうちの1番規模がデカイのが「ビットコイン、Bitcoin」。つまり、あくまでも仮想通貨の代表的なものということになります。ビットコインは。
 このグラフをクリックしていただくと、2013年頃は126USドルだったものが、一時的に1120ドルまで上昇し、その後下降。2015年頃からじりじりと上昇を開始し、2016年に733ドルのピーク。ところが、いまでは、2017年3月に1811ドルのピークをつけているのです。1年で倍以上の価格になっているのです。
 そして2番目のリップル(Ripple)は、まさに今日、とてつもない上昇を描いています。2017年3月に、0.006USドルぐらいで低迷(いまから見るとですが)していたのが、いきなりバンバンと上昇。今日の高値0.43517USドルへと、72倍に価格が急騰しました。それまで2番目だったイーサリアム(Ethereum)を抜いて市場規模が2位になったのはちょっと前のことなのです。

 この『いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン』が発行されたとき(今年の3月)はビットコインとイーサリアムが、いわばメインで、ですから本書でも「ナンバー2の仮想通貨」と書かれているのですが、それから2カ月でナンバー3となってしまいました。

 もちろん、来年の今ごろ、こうした仮想通貨がどうなっているのか私にもわからないので、あえてこうした「いま」をここに記しているわけですけれども。そもそも、今夜、どうなるかもわかりませんし。

 仮想通貨そのものは、2011年の「マウントゴックス事件」以降、多くの人に知られるようになりました。ですが、その後は、その技術であるブロックチェーンに焦点が移り、仮想通貨はあまりメインの話にはならなかったのです。ところが、2016年、日本の大手銀行が次々とフィンテックの目玉としてブロックチェーン技術を使った、つまり仮想通貨を使ったビジネスへの参入を表明し、2017年3月31日付けのニュースとして「三菱UFJ、新技術の海外送金を来年導入 手数料安く」(朝日新聞)などと報道されています。この記事に出てくるのが、上記で高騰している「リップル」なのです。

 本書では、とてもわかりやく、仮想通貨の歴史、仕組み、役割を解説していますので、まとまった本として読むのならぜひお勧めです。著者は、「コインチェック」という仮想通貨の取引所を運営しています。ITの世界の人であり、もともと金融をやっていた人ではありません。

 ITの時代となってから、あらゆる産業がこのように、従来型の産業からの大転換を余儀なくされているわけですが、金融もそうなりつつあるのです。

 私自身、この本を読んでから、コインチェックの会員になったのですが、理由は日本の仮想通貨の取引所でもっとも多くの種類を扱っているからです。売買をしなくても、12の仮想通貨の動向をリアルタイムで見ることができます。
 利用者のチャットも見ることができて、今日などは、リップルが前日比40%も上昇し50円に到達し、その直後に27%も下落して売買ができなくなるなど、チャットではその歓喜や不安や阿鼻叫喚があふれています。

 アベノミクス以後、官製的、政治的になっている日本の株式市場の動きに比べれば、むしろ仮想通貨の市場は未成熟でよくわからないですが、人間的で健康的にさえ感じます(あくまで個人の感想ですけどね)。
 FX(通貨先物)は株式よりもボラティリティとスピードもありますが、仮想通貨はさらに激しい鉄火場といってもいい状況です。はじめてチャートを見たとき「なんじゃこりゃ」と思いました。

 残念ながらいまのところは、「投資」というよりも「投機」、ギャンブルにかなり近いものに見えるのですが、だからこそ、もしかしてこれが今後の社会の重要な要素になっていくのなら、理解しておくことはいまからでも遅くはないでしょう。

 そもそも仮想通貨は、世界に3700以上の取引所があるものの、すべての仮想通貨を扱っているところはなく、メインはビットコインです。上記のCryptoCurrency Market CapitalizationsにあるBitcoin Marketsには、300の市場が表示されます。円通貨(BTC/JPY)での取引ではbitFlyerが13位、80位にKraken、277位Coincheck、278位Zaif、279位Quoineなどとなっています。ビットコインの取引のトップは、Poloniex(通称Polo)で、しかもXRP/BTCなのです。XRPはリップル、BTCはビットコイン。つまり、今日については、ビットコインでリップルを買う、という取引がトップ。

 では、リップルを見ると、こちらは33位までしか出ていませんが、1位はPoloniexですが、2位にCoinoneによるXRP/KRW取引が入っています。つまり韓国のウォンでリップルを買う取引。1位が全体の46%を占め、2位は20%も占めていました。円でリップルを買う取引は2つの市場で0.36%、0.33%と足しても1%に届きません。
 なお日本JPYよりも、KRW、CNY(人民元)からの仮想通貨取引の方が、ボリュームは大きいように見えます。

 こうしたデータは日々変わっていくので、あくまで記事を書いていた時、見た時(2017/05/17、15:24)のことにすぎません。

 そうこうしていると、XEMが大幅に上昇したとコインチェックからメール。下落し続けていたネム(NEM)が上昇に転じたわけです。一方の50を超えたリップルは急落。目まぐるしい。

 どうやら、仮想通貨をすでに保有している人たちは、こうして仮想通貨を他の仮想通貨に換えて、増やそうとする傾向が強いようです。高騰したリップルを持っていた人は、そのリップルで他のいまは低迷している仮想通貨を買うわけです。円に戻したりはしない。たぶん手数料の問題などから、そうやって仮想通貨そのものを増やしていこうとする気持ちが強いのかもしれませんね。

 NHKのニュースで「ビットコインが」とか「リップルが」などと言うようになったら、それこそ「いまさら聞けない」ってことになるんじゃないかと思います。

 長年、金融ライターをし、北海道拓殖銀行、長銀、興銀、日債銀、山一証券といったかつての雄が消えていく姿を体感してきた私としては、いまのところ、この仮想通貨の売買をするとなると、まだ市場規模が小さい上に、ちょっとした需給で大きく変動してしまう不安定さ、さらに安全性、そしてテクニカル分析さえもまだ通用しないぐらいの歴史の浅さを考えると、とうてい本気で考えることはできない投資先にしか見えません。

 たとえば、リップルの高騰にも、それほど根拠があるわけではなく、適正価格も不明なので、いまが高いのか。それとも来年の今ごろにはケタが違っていて、50円ぐらいで騒いでいたことがバカバカしいほどに思えるのか、よくわかりません。

 ただ、もし仮想通貨が役立つものだとすれば、いずれ価格は安定して、ドルや円との交換レートの変動程度になっていくと思います。そのとき、700以上もあるという仮想通貨のメインはやはり1つか2つに絞られていくでしょう。たくさんあっても利用されなければ意味がないからです。
 通貨は信用性に加えて、利用のしやすさが重要です。クレジットカードは通貨の代わりにはなりますが、使える店、使えない店がある以上、通貨以上の存在にはなりません。仮想通貨の利用しやすさが、どこまで通貨に迫るのか。中期的にはそこが市場規模を左右し、ひいては仮想通貨の価値を左右することになると思います。

 取引所の問題も出てくるでしょう。マウントゴックス事件では、その取引所の問題とされました。つまり仮想通貨の売買にどの取引所を使うかは、個人にとっては大きな問題になります。取引所を複数使うなど、分散も必要かもしれませんが、あまり分散すると面倒になってしまいますよね。
 さらに、取引所も統合していく可能性もあります。

 本書P212あたりの、ハードフォークの件(イーサリアムとイーサリアム・クラシックがある理由について)は、けっこう重要ではないかと思えます。ブロックチェーンだからこその安全性であり、同時にハードフォークという事態があり得るってことですよね。

 またたとえば韓国の通貨をリップルに換える取引が急増するように、特定の国の経済状況、貨幣価値(対ドルなど)によっても、左右されることになるでしょう。
 加えて、今後もし仮想通貨が、店舗などで普通に使えるようになったらどうなるか。すでにいくつかのお店では使えるらしいのですが、一般的になったときにどの程度の流動性と需給があるのか。中長期的に興味深いものがあります。

 もしも2020年の東京オリンピックでやってくる観光客の多くが、ビットコインでの支払いをするまたは、ビットコインから円に換えるようなことがあったら、どうなるでしょうか。アプリで簡単にできちゃうわけで……。技術はすでにあるので。
 たとえばコーヒーが、1杯200円。仮想通貨なら160円相当で購入できたとしたら?

 わからないことが多すぎる仮想通貨。「いまさら聞けない」ことは、いまのうちに整理しておいたほうがよさそうです。

 よくわかないながらも投資をしてみるのなら、ドルコスト平均法なら間違いは少ないかもしれません。つまりコツコツ積立式。さらに仮想通貨も分散。取引の多い仮想通貨からいくつか選ぶといいかもしれません。
 信用取引もできて、レバレッジをかけられますが、それだけリスクが増大することは、お忘れなく。
 なお、いま「1BTC = 214451 JPY」とかなっていて、1ビットコインが20万円以上するなあ、と思っても、0.1BTCなら、20000円、0.01BTCなら2000円で購入できます。このあたりの自由さは、株式やFX以上かもしれません。もちろん、手数料などを充分に確認しておく必要はあります。

 

 
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