f8e1d577.jpgIWAKURA
最寄駅:神田 / 御茶ノ水 / 小川町 / 淡路町 / 新御茶ノ水
料理:洋食 / オムレツ
採点:★★★★★
一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下
用途:昼食


 ちょっとわかりにくい。靖国通りから一本入った通り。近くに郵便局がある。神田淡路町郵便局。その向かいにある古い洋館である。間口は狭いが、入ると水の流れるエントランスみたいなところがあって、その奥に席がある。入ってすぐ右手も客室になっている。
 ランチは、Aグループから1つ、Bグループから1つチョイスできて、830円から850円ぐらい。飲み物は別(200)だが、ランチにはスープがついていた。
 今回は、オムライスと牛肉のコロッケ。熱々のコロッケである。なんと野菜サラダの上にのせてきた。普通なら「なんだよー」と思うのだが、ま、ランチだからいいや。口に運ぶと、これがうまい。コロッケは正直な食べ物で、温度とシチュエーションしだいで、値段とか具材と関係なく、味が変わってしまう。肉屋の前で揚げたてを食べるのが一番で、それなら銀座の「ちょうし屋」が最高だと思うけど、ま、そうでなくても、おいしいと思う時はあるわけで。

 ここまでなら、☆は3つぐらいかな、と思っていたんだけど、オムライスが気に入った。赤いご飯に玉子の皮、デミグラが少しかかる。それだけである。玉子が特にふわふわとろとろというわけでもない(もちろん、それなりにいいけど)、チキンライスがすごくうまいわけでもない。でも、バランスがいい。
 特に気に入ったのが、デミグラだ。いつからか、オムライスにはこうしたソースがかかることが増えて、それがこちらをうんざりさせてきた。特に本格的なデミグラは、それだけで存在感が十分で、じゃあ、自分はなにを食べているのか、と思ってしまう。ハヤシライスを頼んだわけじゃないのだ。
 さらに、トマトケチャップじゃ味気ないというのか、トマトソースをかける店もあるが、まあね。過ぎたるは及ばざるがごとし。
 要するに、私なんかは、子どもの頃に好きだったものを食べるときは、何歳になっても「子どもの舌」で味わっているってことなんですよ。大人向けだからと、ほろ苦さを強調されても、うまくは感じない。
 さりとて、本当に子どもの頃のまんまでは、ちょっとなにか、抵抗があるというか、うまく楽しめない。
 そんなひねくれた部分に、ほどよくマッチしている、そこそこの大人感みたいなものが、あって、「お、これなら毎日来てもいいな」と思わせてくれたのです。

 つまり、雰囲気、価格、味のバランス。すべてにおいて、「週に2回ぐらい来てもいいかな」という感じなのですよね。こういうのは、久しぶり。
 ただし、昼は本当に混雑しちゃっていますね。少し時間をずらしたいところです。