こんばんは。夜も更けておりますが、いかがお過ごしですか? 最近、朝がなかなか起きられず、苦悶しておりますけども、「春眠」ってやつだろうかと思いつつ、よく考えてみれば夜更かしが過ぎるからだと気づきました。みなさまは、早寝早起きされていますか? 私はしていません。原因は単純なところにあるものです。

 さて、この「かきぶろ」では電子書籍に関して、いろいろ書いているので、お読みいただく方はかなりご存知な方ばかりだろうと思います。
 しかし、あえて、ベーシックな話を少し書いてみます。というのも、「一太郎」を「徹」にバージョンアップしたからです。

 この漢字一文字がつくようになったのは、2011年「創」からでしょうか。そして「承」、「玄」、「徹」と毎年、バージョンアップしてきたわけですね。私はEPUB 3.0に対応した「承」を使っていたのですが、今回、「徹」にしました。「玄」から、Kindleのmobiファイルを直接書き出す機能がついてこと、リフロー型だけではなく固定レイアウトにも強くなったことはわかっていたものの、EPUBのデータをアマゾンのKDPにアップすると自動でmobiになるので、ワープロの段階でmobiにするためだけにアップグレードするのはどうかなあ、固定レイアウトの電子書籍はまだ作らない予定だからいいかな、なんて思って日和っていました。

 今回、やっとこれができるようになったので、「便利じゃん」と思ったしだいです。

 どう便利か? それはアマゾンでEPUBをmobiにするより、一太郎でmobiにしてすぐKindle端末のKindle Paperwhiteでチェックできちゃうからです。

 ただし、mobiを書き出すときには、アマゾンのKindleGenか、KindleプレビューツールをPCにインストールしておかないといけない風のアラートが出ます。こうしたツールは、アマゾンの「KDPツールとリソース」からダウンロードできます。

 私はKindleプレビューツールをインストールしました。これは、PCでmobiファイルが開けるので便利です。とはいえ、EPUBを開くAdobe Digital Editions に比べるといろいろ不便なので、ざっと体裁や目次、リンクなどをチェックするのには使えますけど、じっくり校正するには不向きかな、という気がします。これは個人差があると思いますけども。

 EPUBにするときに入れる書誌情報と、mobiにするときの書誌情報は少し違いますね。このあたりも今回、知りました。

 こうして作ったデータを端末Kindle Paperwhiteに入れて、校正しています。

 なにか、ちょっと楽になっています。というのも、KDPにデータをアップしてmobiにするやり方は、本棚に新しい本をつくらないとできません。タイトル入れたり、なんやかや。いつかはやらなくてはならないことですが、それは最後でいいんじゃないか。

 その前に、原稿として仕上げるためにmobiが必要、ということですね。

 これによって私のKDP用の電子書籍データの作り方はこう変化しました。

1、原稿を書く(テキスト、Scrivenerで書いたものを一太郎へ移す、という方法もあり)。
2、一太郎で目次を設定。
3、一太郎の校正機能でチェック。
4、一太郎でmobi形式で書き出す。
5、そのファイルをKindle Paperwhiteに入れて校正。PCで原稿を開いて修正しながら。
6、KDPの本棚に登録。出版。

 これまで、3が重要だったのですが、このやり方では5が重要になるので、3は機械的にやってしまう(たとえば表記統一などの「作業」として)。かなり時間短縮。

 5では本気で読み込むので、少し時間をかけます。ただし、Kindle Paperwhiteはどこまで読んだか記憶してくれていますから、いくらでも中断できます。原稿に修正を入れるときは、文字を検索すればいいのであって、必ずしも開くページをシンクロさせる必要はありませんので。

 端末では「ハイライト」を指定できますから、PCを使っていないときも修正したいところを記録できますし、辞書もあるので、表現を変えるときにもヒントになります。また検索もできるから、便利です(Kindleプレビューツールは検索ができないみたい)。

 あと、カバーを作るタイミングですが、こうなると、1のあとに作っちゃったほうがいいかもしれません。カバーをデータに入れることができるので、表示具合をチェックできますから。

 ここまで書いて、「一太郎 徹」の「徹」は徹夜の徹だなあ、と思ったりもしました。夜更かしのしすぎにご注意ください。

 なお、本稿は、あとで追加、修正されることが予想されます。