膝のリハビリを兼ね、新幹線で大阪の七帝戦の応援に行った。

テレビの取材も入るなど、にぎやかな雰囲気だった。各大学のOBたちも学生の記念のために一眼レフを構えていた。

国際ルールがますます技の制限が多くなり、格闘技術として逸れていくなか、立技でも寝技でも非常に自由度の高いルールの七帝柔道は柔道界の文化遺産になっていくと思う。15人×15人という総力戦であることも、ほかにはない誇るべき大会だと思う。

北大は残念ながら準決勝で東北大学に敗れ3位だったが、学生はいい試合をやってくれました。僕の時代よりずっと強い。現役は胸を張ってください。3年目以下は来年もある。苦しいけれど、楽しく充実した部生活を送ってください。

決勝はこの東北大学と、もうひとつのパートの準決勝で東大を破った名古屋大学。

七帝柔道試合
下から腕挫き十字固めを狙う東北大選手。


七帝柔道試合2
体格差のある相手のズボンの裾を握り、カメで必死に守る東北大選手。

両大学とも素晴らしく鍛えられたいい寝技を見せてくれた。道衣の上からでも鍛えられた筋肉がわかるほど、しっかり練習を積んできているのがわかった。 抜き役も分け役も素晴らしい柔道を見せてくれた。素晴らしいチームだった。

七帝柔道東北大優勝
優勝が決まり抱き合って泣く東北大陣営。


七帝柔道東北大優勝2
男泣きに泣く。他大学のOBたちもこれを見て泣いてました。


七帝柔道表彰式東北大
表彰式で東北大学の幹部。いい男だ。


七帝柔道表彰式名大
表彰式で名大の幹部。こちらもいい男が並ぶ。


夜の北海道大学の慰労会では宮武監督が挨拶の途中で絶句、主将の1年間の頑張りを語っているうちに感無量となり、 咽び泣きだした。体格にも体力にも恵まれぬ主将が、よく1年間、部を率いて3位にまで持ってきてくれたと。君たち部員は、素晴らしい主将のもとで1年間過ごせたことを誇りに思ってほしいと。

次に主将が挨拶した。 

彼も絶句して泣いていた。それを小菅さんや高橋さん、我妻さんら、かつて部を率いた元主将たちが声を出して励ます。僕も泣けてきてしかたなかった。七帝はやっぱりいい。

他の大学の祝勝会、慰労会も、学生たちはみんな泣いていたと思う。 嬉しい酒、つらい酒、でもみんないい酒だったと思う。

勝ったほうがいいとは思う。でも負けも同じくらい素晴らしい。七大学のうち六大学は負けるわけだから、優勝の酒はひとつの大学しか飲めない。でも、負けた大学もいい酒だったと思う。

七大学すべての学生たちに御礼を言いたい。僕たちの時代より、さらに大学生活のさまざまな選択肢があるなか、この青春を選んでくれて、ほんとうにありがとう。

▶増田俊也公式ブログのトップページに戻る
▶格闘技blogの最新情報
▶柔道blogの最新情報