増田俊也の執筆生活|公式ブログ

小説家です。「シャトゥーン ヒグマの森」(宝島社)でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞。「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(新潮社)で大宅賞&新潮ドキュメント賞。他著に青春小説「七帝柔道記」(角川書店)、ノンフィクション集『VTJ前夜の中井祐樹』(イースト・プレス)など。

七帝柔道記】のカテゴリの記事をまとめて読むページを表示中です。トップページに戻るには、上のブログ題名画像をクリックするか、右の「TOP PAGE」ボタンをクリックしてください。

『七帝柔道記』の漫画版、第4巻が発売されました。

北海道大学柔道部が舞台の小説『七帝柔道記』(角川書店)の漫画版、第4巻が小学館から発売されました。現在「ビッグコミックオリジナル増刊号」で連載中です。

女性漫画家の一丸先生が描いてくださっています。

 七帝柔道記漫画

札幌で初めての冬を迎える1年生たち。和泉唯信主将の容赦のない出稽古の毎日に苦しみぬきます。でも北海道警特練への出稽古は役にたちました。ああいった練習はいまでは不合理なものと切り捨てられると思いますが、のちのちの人生に必ず活きてきます。

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『北海タイムス物語』発売されました。『七帝柔道記』の続編です。

僕が北海道大学を中退してから2年間だけ在籍した北海道の地方紙、北海タイムスを舞台にした『北海タイムス物語』が新潮社さんから昨日発売されました。

北大柔道部時代の自伝的小説『七帝柔道記』(角川書店)の続編的位置づけ、“新聞記者編”ともいえるこの作品で、10数年前に休刊してしまった名門新聞社の名前を小説の世界で蘇らせました。

自分の仕事に誇りを持つ方々にも読んでほしいですし、逆にいまの仕事に満足できていない方、迷っている方々にも読んでほしいと思います。この作品のなかに何らかの答があるんじゃないかなと思っています。

 北海タイムス物語


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『北海タイムス物語』の登場人物たちのイラストができました。

4月21日に出る『北海タイムス物語』(新潮社)のイメージイラストです。

七帝柔道記』(角川文庫)の漫画版(ビッグコミックオリジナル増刊号で連載中)の作画をしてくださっている女性漫画家の一丸(いちまる)さんが描いてくださいました。

まずはこれ。主人公の野々村巡洋(ののむら・じゅんよう)君です。大きなコピー(大刷りといいます)を持って編集局内を走っています。けっこう二枚目ですね。

タイムス2

そしてこれ。
格闘技3バカトリオといわれるうちの2人です。
左が極真空手出身の秋馬謙信青年。右が北大柔道部出身の松田駿太青年です。

タイムス1

右にいるのは、おそらく社長秘書の桐島美鶴さんです。美人です。

タイムス4

これは人事部の辻さくらさんですね。秋馬さんが密かに恋心をいだく女性です。

タイムス3


右が編集局次長の萬田恭介さんですね。「萬さん」と呼ばれています。青山学院大学英文科出身です。

タイムス5

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『七帝柔道記』の文庫のPV動画ができました。

角川書店から出た『七帝柔道記』の文庫版のPVが完成しました。

ナレーションが優しい女性の声で、この作品の空気に合ってます。



昭和61年(1986年)に北海道大学に入学した僕の自伝的青春小説です。当時の日本はバブル真っ盛りで、国全体が浮かれてました。そのなかで寝技ばかりの練習をしていたころの青春記録です。読んでいると自分でも懐かしいなと思いますが、じつは去年起こった出来事のように覚えています。北大は自然に囲まれたいい大学です。

中学生や高校生のなかで、将来どこの大学に進むか悩んでいる人たちにぜひ北大に入ってくださいとすすめたい、そんな学校です。ここまでOB・OGがすすめる大学もないかなと思います。ぜひ入学してください。

七帝柔道記_文庫化_文庫

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『七帝柔道記』の文庫が角川書店から出ました。

3年前に出した単行本、『七帝柔道記』が文庫になりました。

単行本のときの表紙はこれです。

 七帝柔道記書影

今回、文庫になって、表紙にはビッグコミックオリジナル増刊号で連載をしてくださっている女性漫画家の一丸さんが描いてくれました。

七帝柔道記_文庫化_文庫

解説は大森望さんが書いてくださいました。ありがとうございます。

単行本は1800円と高かったのですが、文庫は920円になりました。高校生や中学生にぜひ読んでほしいと思っています。

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『七帝柔道記』の文庫が2月25日に出ます。

『七帝柔道記』(角川書店)の文庫が2月25日に出ます。すでにAmazonの予約が始まっているようです。

表紙はビッグコミックオリジナル増刊号で漫画化作品を描いてくださっている一丸先生です。

 七帝柔道記_文庫化_文庫

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【動画】中井祐樹×増田俊也

中井祐樹×増田俊也の新刊「本当の強さとは何か」(新潮社)のトークライブ第2段が神保町の書泉グランデでありました。

そのライブ後の映像を書泉グランデさんがアップしてくださっています。



こうして見ると、若い中井と中年の僕の差がはっきり出てますね(笑)。

『七帝柔道記』を描いてくださっている女性漫画家の一丸さんが訪ねてきてくださいました。

『七帝柔道記』(角川書店)をビッグコミックオリジナルで描いてくださっている女性漫画家の一丸さんが家を訪ねてきてくださいました。

一丸さんの『七帝柔道記』はボロボロになるまで読み込まれていました。おそらく日本で一番読まれている『七帝柔道記』。

 22

あい

ボッコバケツのこと。

ビッグコミックオリジナルで連載中の漫画「七帝柔道記」。

原作で工藤飛雄馬君が先輩の和泉さんに「ボッコバケツ」というあだ名をつけられていることをぼやくシーン。

原作の「バケツにボッコ(棒)を刺したような顔」という表現を漫画家の一丸さんはどう下書きで描いてきたかというとこんな感じです。

ボッコバケツ2



正解は下の本番の絵です。

何度も何度も電話で説明してやっとわかってもらえました(笑)。

活字というのはそれぞれ読者が頭のなかに描いているシーンが微妙に違うんですね。頭の体操になります(笑)。

ボッコバケツ1


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6月20日、21日、仙台で七帝戦。

今週の土曜・日曜(20日・21日)、仙台で七帝戦が行われます。

みなさん、ぜひ!

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北大応援団OBの瀧波君から鮭とイクラが届きました。

北海道大学応援団OBの瀧波君から「応援団を漫画に出してくれてありがとう!」と鮭とイクラがどっさり届きました。

 鮭

たきなみ

漫画をきっかけに、北大OBが旧交を温めてくれるのが何より嬉しいです。

瀧波君とはよく飲み歩きましたが、写真が残っていないのが残念。あの頃はフィルムのカメラしかないのでいつも持ち歩いているわけではなかったのです。ラグビー部の木村聡君とのツーショットは新聞社時代のものが残っています。そういえば、僕が社会人になっていたのにスノーフェスティバル(雪中運動会)に出場したときに木村が写真を撮って新聞に載りました(笑)。

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1月21日に北海道大学生協で「七帝柔道記」の漫画家・一丸さんがサイン会。

今月1月21日、北海道大学生協クラーク会館店で、「七帝柔道記」をビッグコミックオリジナルで漫画化連載してくださっている女性漫画家の一丸(いちまる)さんがサイン会を開くそうです。

昼の12時半からスタートだそうです。

みなさん、ぜひ。

 
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漫画版の「七帝柔道記」、12月26日に第1巻発売。Amazon予約はすでに始まってます。

ビッグコミックオリジナルで一丸さんが描いてくださっている漫画版の「七帝柔道記」の第1巻が12月26日に発売されます。

「VTJ前夜の中井祐樹」が12月22日発売なので、そのすぐ後です。

すでにAmazonでは予約が始まっています。

 七帝柔道記の漫画

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『VTJ前夜の中井祐樹』の単行本、Amazon予約スタート。12月22日に発売。

1995年、日本武道館で戦われた伝説のトーナメント、バーリトゥードジャパンオープン95を描いたノンフィクション『VTJ前夜の中井祐樹』が12月22日にイースト・プレスから発売されます。ノンフィクションとしては大宅賞受賞後初の作品になります。

Amazonではすでに予約がスタートしています。

Amazonには「24日発売」となっていますが、これは間違いだそうで、近く直してくれるそうです。Amazonで購入しても家に届くのは22日だそうです。

かつて雑誌に発表した短編を大幅に書き足しました。ほかに古賀稔彦を8年かけて背負い投げでたたきつけた堀越英範の生き様を描く『超二流と呼ばれた柔道家』やヒクソン・グレイシーと19歳でバイク事故で亡くなったホクソン父子を描いた作品などが収録されています。

この作品集は『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』や『七帝柔道記』と世界がクロスした、僕の原点ともいえる作品群です。

表紙カバー写真は決勝戦の後、控え室の中井祐樹です。ほかのマスコミはすべてヒクソンの控え室に殺到していましたが、ゴン格編集部だけが撮った奇跡的な一枚です。クリスマスは中井祐樹とともに過ごしてください。

VTJ前夜の中井祐樹

VTJ前夜の中井祐樹2


VTJ前夜の中井祐樹3

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ビッグコミックオリジナル連載中の漫画版「七帝柔道記」、次号に応援団の瀧波憲二君が登場します。

ビッグコミックオリジナル連載中の女性漫画家・一丸(いちまる)さん作画の漫画版「七帝柔道記」、次号に応援団の瀧波憲二君が登場します。

舞台は北海道大学教養部の近くにあった居酒屋「きよた」。

とくに体育会所属のOB・OGには懐かしい場所です。

僕が初めて瀧波君にあったのはこのきよたでした。最初の印象は「二枚目だなあ」というものでした(笑)。 それが学年を重ねるにつれ二枚目には見えず応援団らしくなっていったのは不思議です(笑)。彼は後に応援団長に就きます。

瀧波の写真は持ってないのですが(ラグビー部の木村聡君の写真は持ってますが)、北大の応援団の現在の姿はYouTubeなどで見ることができます。

 

いま発売中のビッグコミックオリジナルには佐々木洋一コーチ(寝技仙人)が初登場、僕に跳び付き十字をかけますが、画はすごくリアルに描いてもらいました。佐々木さんの跳び関節は体が小さいので下から一気に跳ばず、相手の体に足をかけて二、三歩走り上がって十字をとります。画をよく見てください。僕の体に足をかけてから跳んでますよね。こういうディテールを見るのも漫画の楽しみです。

佐々木洋一コーチ


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「北の海」の大天井の登場シーン。


井上靖の自伝的小説「北の海」は七大学柔道部員のバイブルとなっています。

北の海書影a


僕もこの作品を読んで七帝柔道の存在を知り、北海道大学へ行きました。

この作品の主役はもちろん書き手の井上靖さん(本の中では伊上洪作)ですが、物語を引っ張るのはなんといっても大天井青年です。戦後、名古屋大学柔道部師範に就任する小坂光之介先生がモデルです。

大天井青年は、旧制四高に入学するために金沢に移り住み、浪人すること3年。はじめて井上靖さんが大天井青年と会うシーンが素晴らしい。以下、引用します。

二人はその平生なら歩くことのできぬ静かな通りを歩いて行き、二つ三つ曲がって、大天井の下宿の前に出た。煙草屋だった。

 「この二階に下宿している」

 そう言ってから、杉戸は二階の窓に向って、

 「おーい」

 と大きな声を出した。すると、暫くしてから、二階の窓の硝子戸が開いて、一匹の赤鬼が顔を出し、

 「なんだ、杉戸か、‐上って来いよ」

 と言った。

 洪作は杉戸に従って、煙草屋の店に入り、店の横手の階段のところで下駄を脱いだ。杉戸は、

 「お邪魔します」

 と、奥の方へ声をかけてから、薄暗い階段を上って行った。階段は暗かっただ、二階の部屋は明るかった。

 二室続きの奥の部屋の縁側で、大天井は一人の老人と基盤を挟んで、きちんと対坐していた。

 「いま、大切なところだ。‐客を使って悪いが、階下に行って、茶を持って来てくれ」

 大天井は盤上から眼を離さないで言った。

 「お茶ですか」

 杉戸が言うと、

 「ついでに煎餅か何か、貰って来てくれ」

 「おばさんに言えばいいんですね」

 「そう。‐おばさんに言って貰いましょうか、おばさんに、そおれ、パチリと」

 大天井は盤上に白い石を置いた。

 杉戸は階下に行って、お茶を運んで来ると、

 「まだ大分かかりますか」

 と、大天井に訊いた。

 「かかる」

 大天井は言った。

 「鳶は肉を持って来ます」

 「肉‐油揚の間違いじゃないか」

 「肉ですよ」

 「馬肉か」

 「牛肉ですよ」

 「よし、何でも持って来い。持って来たら、置いて、帰ってよろしい」

大天井は一度もこちらを振り向かなかった。盤面に眼を当てたままで、口から出すことはすべてうわの空であった。

 「困っちゃうな、これだから碁盤打ちは嫌いだ」

 杉戸が言うと、こんどは老人が、

 「困っちゃうな、まことに困っちゃうな。これだから碁打ちは嫌いだ」

 そんなことを、これもまたうわの空で言いながら、指にはさんでいる石を盤上に置きかけたりよしたりしている。

 「仕方がないな。向こうの部屋で待っていよう」

 杉戸が言ったので、洪作も隣の部屋に座を移した。

 隣の部屋に移ってから、洪作は大天井という人物を観察した。南ほど背は高くないが、肩幅は受験生である筈であるが、どこから見ても、そうは見えない。四高の学生にも見えないし、大学生にも見えない。どう見ても立派な社会人である。どことなくゆったりとした落着きを持っていて、碁盤に向かっている姿には悠々迫らぬものがある。大きな耳はつぶれている。

 部屋の隅には机が一つ置いてあるが、何ものっていない。インキ壜もノートもなく、机の横に団扇と煙草盆とが置かれてあるだけである。

 暫くすると、碁石をがちゃがちゃいわせて、二人は碁盤から離れた。

 「勝負はあすに持ち越しですな」

 大天井が言うと、

 「左様」

 と老人は言って、

 「あすは私の家に来ませんか。四、五人集めておきます」

 「結構ですな、伺いましょう」

 「では」

 老人は出て行った。

 「やあ、すまん、すまん」

 大天井は二人のところへやって来ると、

 「さっき聞き棄てならんことを言ってたな。肉だとか、何だとか」

 と言った。

 「鳶が肉を買って来ます」

 「そうか、それはいい。俺はいっぱい飲むが、君たちにも暑気払いに少しだけ飲ませてやろう」

 大天井は言った。

 「どう、稽古は?」

 大天井は杉戸に言って、

 「もう二、三日してら、俺も道場へ出して貰おうと思っている。いいだろう、もうそろそろ」

 「参考書はあげたんですか」

 杉戸が訊くと、

 「あげた」

 「何の参考書ですか」

 「詳しく訊くな」

 大天井は笑いながら言った。そして、

 「権藤によしなに頼むよ。ちゃんと言われたものはあげたことにしておいてくれよ、な」

 「困りますよ」

 「困ることはないだろう」

 「相手が権藤さんでしょう。嘘は言えませんよ。そりより、本当にやったらどうですか。どうせ、やらなければならんのだから」

「やるさ。やってる」

「危ないものだな」

 「いやに信用がないんだな。俺だって自分のことだから、ちゃんと考えている」

 「単語帳は作っていますね」

 「作ってある。が、うまく作れん。あんた、作ってくれるか」

 「冗談じゃありませんよ。単語帳だけは自分で作らんとだめだ。ねえ、洪作君」

 杉戸は洪作の方に顔を向けた。洪作はまだ大天井に紹介されていなかったので、

 「僕、伊上洪作です」

 洪作が言うと、

 「君は受験生か」

 大天井は訊いた。

 「そうです」

 「柔道部志望か」

 「そうです」

 「柔道部にはいるにはまず四高にはいることだ。四高にはいらんといかん」

 それから、

 「確りやれよ」

 大天井は言った。

 「僕、大天井さんから手紙を貰ったことがあります。蓮実さんの手紙の中にはいっていました」

 洪作が言うと、

 「ああ、そうか。‐蓮実が褒めていたのは、君か。なるほど小さいな。小さくても、まあ、いいだろう。そうか、君か。‐よし、二、三日中に稽古をつけてやろう」

 大天井は言った。

 「なあ、洪作君、単語帳だけは自分で作らんと」

 杉戸が言った。

 「そりゃあ、そうです。」

洪作が言うと、

 「生意気なことを言うなよ。俺に意見しようと思ったってだめだ。浪人では俺の方が先輩だ。俺は富野と一緒だったんだからな。一点の差で富野ははいり、俺は落ちた。それから蓮実だちといっしょに受け、それから今年は杉戸や鳶だちと一緒だった。大体一、二点の差で俺は落ちてる」

 大天井は言った。


 


漫画版「七帝柔道記」第5話。

ビッグコミックオリジナルで連載中の漫画版「七帝柔道記」(作画・一丸)が第5話になりました

今号は新入生歓迎合宿が始まるシーンです。

七帝柔道記 第5章表紙

和泉さんの同期・松浦さんも登場します。
原作で書いたシーンに忠実に松浦さんが合宿で使う布団を背負って登場。
和泉さんが走ってきてその布団に跳び付きます。
七帝柔道記 第5章 2

ちなみに和泉さんは現在は医師、松浦さんは現在北大農学部の准教授です。つい先日まで一緒に練習していたような気がしますが、もう20年以上たってしまったんですね。。。

京都の武徳殿で七帝戦。高専柔道から数えて100周年記念大会。大阪大学が43年ぶりに優勝。

6月14、15日、京都の武徳殿で第63回七帝戦が開かれました。

優勝は大阪大学、43年ぶりの感激のVです。

ご存じのとおり、武徳殿は高専柔道発祥の地であり、寝技の聖地です。

1914年の京都帝国大学主催の第1回高専大会から数えて100周年記念大会となりました。「ゴング格闘技」や「月刊秘伝」で特集が組まれるそうで楽しみです。

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第63回七帝戦は高専柔道ゆかりの武徳殿で開かれた。

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ビッグコミックオリジナル、漫画版「七帝柔道記」の第4回連載号発売中。

表紙
ビッグコミックオリジナルに連載中の漫画版「七帝柔道記」、発売されました。

今回は連載第4回になります。

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■1年生の道衣の刺繍はまだ高校の名前です。少しずつ新入生が入部しメンバーが揃っていきます。今回は竜澤宏昌君が入部します。

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■すりあげ(腕立て伏せ)のシーンでは上半身裸の和泉さんの汗が。

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竜澤君登場。漫画版『七帝柔道記』第3話。

ビッグコミックオリジナルで連載中の漫画版「七帝柔道記」が第3話になり、竜澤君が登場しました。

飛雄馬君や松井君ら一年目がほぼ総登場となりました。

一丸さんの描く部員たちは「そっくり」という声が関係者の間で上がってますが、竜澤君はとくに似てます。竜澤君の若い頃(これは19歳ですね)を知る人はみんな驚きだと思いますが、一丸さんは雰囲気をつかんでまさにあの頃を再現しています。



第3話表紙
表紙は並んだ新入生たち。道衣の胸にはまだ高校名が。




竜澤
ついにこの作品の主役ともいえる竜澤君が登場。

亀仙人と七帝柔道。

僕のMacの上には亀仙人のフィギュアがいて、常に守ってくれています。

 亀仙人といえば、北大柔道部の佐々木洋一コーチ。

月刊秘伝2012年8月号では表紙、特集を飾りました。

佐々木さん

 
SRT(スーパーローリングサンダー)も紹介されています。

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道場にずらりと掛かった名札には現役時代の佐々木さんの名札も。

名札
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ビッグコミックオリジナルで漫画版「七帝柔道記」始まりました。

「七帝柔道記」(角川書店)が漫画化され、ビッグコミックオリジナルで連載が始まりました。

現在、第2話。和泉さんも登場しました。

七帝柔道記_和泉唯信_増田俊也


和泉唯信


和泉さんとの邂逅シーンです。

これから続々と竜澤君や宮澤君、松井君たちが登場してきます。

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北海道大学柔道場にいまも掛かっている僕たち同期の名札。

「七帝柔道記」(角川書店)にも出てくる北海道大学柔道部同期の宮澤守君が、先日北海道に行った際に柔道場に掛かっている僕らの名札の写真を撮って送ってくれました。

 北大柔道場の名札_増田俊也

「平成二年」とあるのは、平成2年春の卒業組ということです(僕は卒業せず、平成元年の秋から働いていましたが)。昭和61年入学組です。はじめはたしか12〜13人いましたが、卒部できたのはこの5人だけでした。

入部して「1年目」のところに名札が掛けられたときは感無量だったのを覚えていますが、あれから30年も経ってしまったんですね。。。古くなった名札を見て年月の過ぎる早さを感じます。

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【動画】昔の札幌駅の風景。

昔の札幌駅の風景を写した動画を見つけました。

「七帝柔道記」(角川書店)に出てくる頃の札幌駅です。



(YouTubeで直接観る) 

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漫画版「七帝柔道記」、ビッグコミックオリジナルで4月5日発売号から始まります。作画は女性漫画家の一丸さん。

七帝柔道記」(角川書店)が漫画化されることは以前ここに書きました。

原作の書影はこれ、七大学の道衣が揃っています。



漫画版は「ビッグコミックオリジナル」(小学館)4月5日発売号からスタートです。 

作画は「団子坂ストーリー」「おかみさん」などの女性漫画家、一丸さんです! 女性の優しい筆で描いてくださります。「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」が「KIMURA」となって原田久仁信先生の作画で男っぽく描かれていますが、「七帝柔道記」は僕は女性に描いてほしかったんです。

部数は80万部。全国の小学生、中学生、高校生の心に届きますように。

「動物のお医者さん」の佐々木倫子さんも原作の小説のファンだと聞きました。

小学館のHPからひろってきた画像です。

「引き込み」の画がメジャー漫画誌に描かれる日がくるなんて感無量です。東北大のMさんが「東北大柔道」に「引き込め! 青春!」という見出しをつけていた頃が懐かしいです。

七帝柔道記


↓の画は後列左から宮澤守君、竜澤宏昌君、増田俊也君、松井隆君、前列左から工藤飛雄馬君、和泉唯信さんです。


漫画

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旧制高校生のバンカラスタイル。七高造士館の映画「北辰斜めにさすところ」。

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(新潮社)には高専柔道の章に、「七帝柔道記」(角川書店)には昭和時代にまだ北海道大学に残っていた旧制高校のバンカラを紹介しました。

彼ら戦前の旧制高校は、全国、ひとつの県にほぼひとつずつありました。

一高(戦後東京帝国大学に吸収され現在の東大教養学部の前身となった)、二高(現在の東北大学教養部の前身)、三高(現在の京都大学教養部の前身)、四高(現在の金沢大学)、五高(現在の熊本大学)、六高(現在の岡山大学)、七高(現在の鹿児島大学)、八高(現在の名古屋大学教養部の前身)と、ナンバースクールとよばれる8つの旧制高校があり、これらがもっとも入学難易度が高い学校でした。

このほかネームスクールと呼ばれる松本高校(現在の信州大学)や浦和高校(現在の埼玉大学)などたくさんの旧制高校がありました。

この旧制高校の卒業生の数と旧帝国大学(現在の北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学の本土の七大学と、京城帝国大学・台北帝国大学)の入学定員はほぼ同じだったのでほぼ全員が帝国大学に進むことができました。

この期間がモラトリアムとなり、独特の旧制高校文化が花咲いたのです。

当時、旧制中学は5年間だったので、旧制高校の年齢がいまの大学生にあたります。帝国大学の学生の年齢がいまの大学院生でした。実際、旧制高校の先生は「教諭」ではなく「教授」と呼ばれていました。

 七高には「造士館」という別名がついて、たいてい「七高造士館」と呼ばれていました。

原田久仁信先生作画の漫画「KIMURA」には、この七高と五高の高専柔道の定期戦が出てきます。なぜ高専柔道にあれほどまで学生たちが打ち込めたかというと、まさにこのモラトリアムの只中にいたからです。

数年前、この七高を舞台にした「北辰斜めにさすところ」という映画が公開されました。これは今も鹿児島大学に歌い継がれる有名な寮歌「北辰斜めに」の歌い出しを題名にしたものです。

「北辰」とは北極星のこと。

つまり日本の南端、鹿児島では北極星が斜めから射すところであることを言っているのです。北大時代に先輩に言われましたが「寮歌は覚えるものではなく歌詞を吟味するもの」なのです。 





こういう生活を送りたい高校生、北海道大学にはまだ恵迪寮や体育会に風が残っています。思索の学生生活の中へ、ぜひ。

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和泉唯信さんと『ゴング格闘技』誌上でロング対談、『七帝柔道記』のさまざまな話をしました。

『七帝柔道記』(角川書店)に出てくる僕の北海道大学時代の2期上の先輩で主将をつとめた和泉さんとコーヒーを飲みながら対談しました。

現在発売中の『ゴング格闘技』誌に12ページ、原稿用紙100枚のロング対談が掲載されています。



扉ページには和泉さんと僕が外でスーツ姿で立つ写真が使われていますが、これは僕が3年目、和泉さんが5年目のときに、高校の柔道大会で審判をつとめたときに撮った写真です。

和泉唯信と増田俊也1_2人で主審 2


下の写真がその写真を持つ僕の手を撮った写真です。和泉さんの眼光が鋭いのがわかります。


和泉唯信と増田俊也の写真


下の写真は和泉さんが5年目のとき、体重別個人戦で北海道で2度目の優勝を果たしたときの写真です。得意の正上四方で抑え込んでいます。和泉さんは日本武道館での正力杯でもベスト16に入っています。

和泉唯信の体重別優勝_七帝柔道記


そして、下の写真。

この写真が本当は掲載されるはずだったのですが、編集部は大受けするも「だめです」と言われて陽の目を見なかった写真。

和泉唯信と増田俊也の教養部シーン


場所は北海道大学教養部のロビー。

僕が1年目の終わり、つまり3月頃の写真です。

僕は坊主頭、和泉さんも坊主頭。

なぜか2人とも嬉しそうです。

「留年掲示板」というのがあって、そこに僕(左)の名前があるのを和泉さん(右)が笑っているのです。和泉さんも教養部で留年していましたが、この年、3年目にして理学部数学科へ進学を決め、余裕の表情。

それにしてもこの和泉さんの受けっぷり(笑)。

和泉さんは道衣を着ているときは厳しいのですが、こうして道衣を脱ぐと優しくて茶目っ気たっぷり。

竜澤君に「留年掲示板の前で二人で立ってる写真があったけど掲載されなかったんだ」と電話すると、竜澤君はその写真を見たことがないのに的確にどんな写真か当てました。「俺わかるよ、和泉さん片手を口に当ててうわははははって笑ってるでしょ」と。

だからもう、なんというか、仲間たちがどんなときにどんなことに受け、どんな仕草をするのかまで知り尽くしている仲間たちでした。すごいでしょう?

そもそもこの写真は僕は持っていません。

和泉さんが持っていて、今回僕に見せるために持ってきたんです。

和泉さんはこの記念写真を撮って受けるためだけに練習が始まる前に教養部に行って撮ったものだと思われます。

おそらくこんな会話が交わされたのでしょう。

「あんた、どうせ留年しちょるじゃろ。今日、発表で」
「はあ。もちろん留年してます」
「わははっはは。なにが『はあ』じゃ」
「はあ」
「おかしいやつじゃのう。わしは進学したで」
「すごいっすね!」
「なにがすごいんじゃ。そろそろ学部行かんとのう。ところであんた、記念写真撮りに行こうで」
「は?」
「記念写真じゃ。晴れの留年の決まった日じゃけえのう。恒例行事じゃ」
そう言って部の机の引き出しからカメラを出し、僕を連れて教養部まで行き、この掲示板の僕の名前を指さしてこう言ってるに違いないのです。

「留年しちょるけえのう。名前出とるで。はっはははは」

試合の写真だけじゃなくて、こういう写真が北大柔道部にはたくさん残ってるんです。

そもそも留年するほど尊敬されるという風が北大にはあり、とくに体育会や恵迪寮ではありました。学部8年目や医学部12年目など「後がない」強者たちはたいへんな畏敬の眼で見られていました。

今月の月刊秘伝には4年生になって主将となった竜澤宏昌君と僕が新入生歓迎合宿で「俺たちはもう飽きた。面倒だからカンノヨウセイはもうやめろ」と言っていたくせに、いよいよ始まると先頭をきって楽しみ始めるという写真が載っています。

こういった写真はもちろんプロが撮ったものではないですから画質も悪いですし、画角などもなってないかもしれない。

でも、絶対にプロには撮れない写真なんです。被写体の人物を緊張させずにさらりと撮る。それが日常です。素晴らしい写真がたくさんありますので、またいつかアップしますね。 

漫画版「七帝柔道記」の連載が「ビッグコミックオリジナル」で始まります。

僕の北海道大学時代の自伝的私小説「七帝柔道記」(角川書店)が、近く漫画化、連載されます。

連載媒体は「ビッグコミックオリジナル」(小学館)です。「黄昏流星群」「あぶさん」「三丁目の夕日」「風の大地」「釣りバカ日誌」などを連載している80万部の部数がある漫画誌です。 

作画担当は女性漫画家の一丸(いちまる)さん。相撲漫画の「おかみさん」や女子大生が活躍する「団子坂ストーリー」などで人気のあの一丸さんです。

下は一丸さんのイラスト。

後列左から僕の同期の宮澤守君、竜澤宏昌君、増田俊也、松井隆君です。前列左から工藤飛雄馬君、2期上の主将の和泉唯信さんです。

漫画七帝柔道記


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「七帝柔道記」の登場人物たちを紹介します。

ツイッターで写真をアップロードしたら、読者から予想外に多くの感想をいただきましたので、ブログにも登場人物のモデルたちの写真をアップしておきます。

まずは2期上の主将、和泉さんです。作品のなかで和泉さんは広島弁で話しますが、実際いつもあの広島弁で話していました。

人間力と闘志でチームを引っ張る歴史に残る名主将でした。

大学体重別では北海道で2度優勝、日本武道館の正力杯に進出して寝技を駆使して全国ベスト16。

下の写真は引退して1年後、つまり5年生(和泉さんは理学部数学科でしたが1年留年していたので5年生まで在籍していました)のときのものですが、4年生のときはさらに近寄りがたいオーラを発していました。僕も竜澤君も、この和泉さんから大きな影響を受けました。

和泉唯信
和泉唯信先輩(5年生のときの写真)


次に僕の同期の竜澤宏昌君の主将時代の写真です。

「七帝柔道記」に描かれる1年生の頃のあの雰囲気とはまったく違います。2年、3年、4年と、筋肉も精神力も成長し続け、素晴らしい主将になり、45人以上いた部員をぐいぐい引っ張っていきます。

4年のときには、もうライオンのような体格、威風堂々たる主将で、同期でも惚れ惚れする雰囲気をまとっていました。僕は「七帝柔道記」を読んだ従兄弟に「これ、俊也君の話じゃなくて竜澤さんの物語みたい」と言われましたが、そう言われるとそうかもしれない。

それくらい同期同士というのは影響を与え合います。他の同期、宮澤君や松井君、飛雄馬などみんなから影響を受けました。

竜澤君の得意技は立っては内股、谷落とし、寝ては横三角。

竜澤主将モノクロ
竜澤宏昌主将(僕の同期。4年目の時の写真)


下の写真は、僕、増田俊也(右)と一期下で最強だった東英次郎君(左)のツーショット。僕の副主将時代です。この東君は極真空手も修行しており、実力もさることながら闘志がすさまじく、いつも試合では僕ら上級生が助けられていました。

増田俊也と東英次郎
左が東英次郎君。右が増田俊也(東大七徳堂前で) 


名刺も残っています。
これは和泉さんが僕たちが幹部に就いた時に作ってプレゼントしてくれたものです。「自覚をもって頑張りんさい」と。

名刺の竜澤


名刺の増田


下は竜澤主将、増田副主将の代が引退したあと3年後に幹部に就く、3期下の吉田寛裕主将(左)と中井祐樹副主将(右)です。幹部らしい、いい面構えです。彼らが1年間チームを率い、素晴らしいチームを作り上げました。

吉田寛裕と中井祐樹
吉田寛裕君(左)と中井祐樹君(右)


少しずつ他の仲間の写真や、モデルとなった居酒屋や寿司屋などの風景をアップしていきますね。

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原田久仁信先生作画の漫画版「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」「KIMURA」の第0巻プロローグ編と第1巻幼少編が2冊同時に発売されました。

週刊大衆に大河連載として連載中ですが、 原田久仁信先生作画の漫画版「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」「KIMURA」の第0巻プロローグ編と第1巻幼少編が2冊同時に発売されました。

全30巻くらいの大河長編になります。

週刊大衆連載の扉に「男の星座たちに捧げる」と書かれているように、梶原一騎先生の絶筆自伝漫画「男の星座」の続編にあたります。

昭和の怪物たちの競演を原田先生が魂の筆で描きます。

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか漫画第0巻

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか漫画第1巻

プロローグ編「第0巻」には、ジャイアント馬場やアントニオ猪木らプロレスラーのほか、猪瀬直樹さん(現東京都知事)がジャーナリストの矜持をかけて取材に行く場面など、さまざまな人物が交錯しています。

1954年(昭和29年)、蔵前国技館で行われた木村政彦vs力道山。

力道山の八百長破りで柔道史上最強、「鬼の木村」と謳われ、「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」とまで言われた木村政彦先生が張り手の連打で血まみれになってマットに沈みます。

2階席では高校生の梶原一騎がそれを見ていました。梶原一騎も柔道を修行していたため、この木村の敗戦に大きなショックを受けます。

リングサイドでは木村政彦を尊敬し、兄と慕っていた大山倍達が、力道山のこのブック(台本)破りに「力道の野郎!」と怒りを爆発させます。そして木村をタンカで運ぼうとする係に「鬼の木村をタンカなんかに乗せるな! 自分の足で歩かせろ! 自分の足で歩いてもらえ!」と号泣します。「空手バカ一代」や「男の星座」でも名場面になっているシーンです。


梶原一騎と大山倍達



時は流れて1976年。

柔道や空手は木村政彦vs力道山以来ずっと「プロレスの負け役」としてリング上で利用されていました。

アントニオ猪木VSウィリアム・ルスカ。

KIMURA_2


この異種格闘技戦と銘打たれたプロレスに柔道関係者たちは怒りを爆発させた。


KIMURA_1

▲▲師匠の木村政彦の仇を討つため、全日本プロレス事務所に乗り込み、「アントニオ猪木かジャイアント馬場のどちらかと真剣勝負をさせろ」と怒りをぶつける木村政彦最強の愛弟子・岩釣兼生。


KIMURA_漫画木村政彦3


結局、この試合は、あまりに強硬な拓大側の要求のため、実現することはなかった。

そして1995年の伝説の中井祐樹(青木真也の師匠)の戦い。VTJ95。ヒクソン・グレイシーを招聘して行われたワンデートーナメント、バーリトゥードジャパンオープン95。

中井祐樹は木村政彦VS力道山以来続いたプロレス最強説を引っ繰り返すために170cm70kgの身体でこのバーリトゥードのトーナメントに参加します。

総合格闘技という真剣勝負のリングを日本に創出するために。

以下は中井祐樹vsジェラルド・ゴルドー戦と、それを観客席で見る僕たち北海道大学柔道部OBです。中井君は、僕が北海道大学柔道部4年のときの1年生です。


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ゴルドーと中井祐樹

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中井祐樹松井隆竜澤宏昌増田俊也

▲▲左下のコマで試合を見ているのが、僕の自伝的小説「七帝柔道記」(角川書店)に登場する松井隆、竜澤宏昌、増田俊也(左から)。


スキャン 1


この漫画「KIMURA」が書かれた理由、原作の「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(新潮社)が書かれた理由、そのすべての原点が北海道大学柔道部時代の生活を描いた自伝的小説「七帝柔道記」(角川書店)に書かれています。

僕が北海道大学柔道部4年、副主将時代に、中井祐樹君が1年生として柔道場に見学に来ました。将来、日本の格闘技界の流れを変える大きな出来事でした。

この中井祐樹君との出会いは、日本の格闘技とプロレスの流れを変える、大河物語の巨大なるプロローグです。「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(新潮社)、漫画「KIMURA」(双葉社)を呑み込むように流れる格闘技界の大潮流の世界観をぜひ。




中井祐樹君は、あのジェラルド・ゴルドー戦で右眼を失明し、総合格闘技を引退します。しかし、その後、その境涯を乗り越え、青木真也選手ら多くの優秀な選手を育てる名伯楽となりました。

中井と青木3


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▶増田俊也(ますだとしなり) 小説家。1965年生。北海道大学中退。2006年「シャトゥーン ヒグマの森」(宝島社)で「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞。2012年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(新潮社)で大宅賞と新潮ドキュメント賞。他著に北海道大学を舞台にした自伝的青春小説「七帝柔道記」(角川書店)など。「週刊大衆」誌上で原田久仁信先生(「プロレススーパースター列伝」「男の星座」などの漫画家)と組み、木村政彦先生の生涯を描く漫画「KIMURA(キムラ)」を長期連載中です。ビッグコミックオリジナルで漫画版「七帝柔道記」の連載も始まりました。























KIMURA7

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七帝柔道記帝マンガ2

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