2013年11月

【演奏会場】
オペラシティ・リサイタルホール

【演奏曲目】

平野一郎作曲:海の幸・天平の面影
       ~蒲原有明の詩に拠る、ソプラノとピアノの為の二連画~
共演:堤聡子(ピアノ)

【管理人コメント】

先ずは、作曲者の平野さんのコメントを見つけましたので、ご覧下さい。

今回は、作曲コンクールの本選という珍しい演奏機会でした。
コンクールなので、一応優劣判定が審査員によって行われ、残念ながら一位は逃したものの、特別賞の「富樫賞」と観客の投票によって選ばれる「観客賞」(同数一位)を受賞しました。

私は当然、平野さんの曲に投票したのですが(半分はそのために来たのでー笑)、客観的に見て圧倒的一位だと感じ、自分の「芸術的良心?」に背かずに済んだのは幸いでした。

審査員三名と、最終選考に残った四名の新人作曲家、合計七名の作曲家による、「現代歌曲」を一度に聞いた訳ですが、平野さんの曲は抜きん出て音楽的であり、現代曲でありながら、現代曲村?の住民でない私たちにも楽しめる美しいものでした。

他作品を聴いていると(どうせ読む人は限られているだろうから正直に言うと)、現代歌曲の「うたの節」にはある決まった(日本語として不自然な)パターンがあり、それに従うことで「現代性?」がでるという決まりごとになっているのではないかと思ってしまいそうでしたが、最後に演奏された平野作品を聴いて、そうじゃないんだということが分かり、救われた気分がしました。

歌の節だけではなく、ピアノも音の厚みときらびやかさがあり、素晴らしかったです。もう一度聞きたい曲はどれかと言われれば、間違いなく平野作品です。あと、前の曲(これも観客賞受賞)を演奏した松平敬さんのバリトンも素晴らしかったですけどね。

【演奏会場】
三軒茶屋 KEN

【演奏曲目】

演奏曲目はこちらにあるプログラムを参照下さい。


【管理人コメント】
二巡目に入った今回から、演奏会場が三軒茶屋に移りました。
記念公演ということで、前回の新作詩の作曲を担当された伊左治直さんの他に、詩人の白井明大さんがゲストとして参加されていました。今回はお二人とのトークが印象深かった。音楽の演奏や詩の朗読に加えて、こういうトークから、KOHAKUの狙うものが浮き彫りになってくると面白いかも知れませんね。

次回(来年2月16日予定)は、この日発表された白井明大さんとKOHAKUの柏木麻里さんによる二編の詩が歌となって演奏されるそうで、ちょっとお得です。お二人の作風の違いも、並べてみると良く分かります。柏木さんの詩がいかに女性っぽい詩か、改めて認識しました。で、これがどういう歌に仕上がるか、気になりますねぇ。

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