【演奏会場】
東京オペラシティ リサイタルホール
【演奏曲目】
林光曲/佐藤信詞 アメリカ・アメリカ
演奏: ソプラノ 吉川真澄
サックス 江川良子
ピアノ Momo
(アンサンブル・ノマド主体の林光作品演奏プログラムのひとつとして)
【管理人コメント】
面白く仕上がったので是非、とのことだったので、忘年会を途中で抜けて聴きに行きました。
いや、楽しかった!吉川真澄ならではの、思い切り弾けた、実に楽しいステージでした。
コロンブスだの日付変更線だの白墨で書かれた線路だの、アメリカをイメージする(らしい?)言葉がおもちゃ箱ひっくり返したように溢れ出て、思わず客席からはクスクス笑い声。真澄さんは、時にジャズっぽくスイングしたり、叫んだり、走り回ったり(!?)。いたずら好きの吉川真澄の本性爆発でした。勿論、歌声も自在で素晴らしかった。終わったら、みんな笑顔で拍手喝采でした。
この曲は、岸和田の演奏会でもMomoさんを迎えて演奏したそうですが、今回はサックスの江川さんも参加。真澄さんとの掛け合いが、これまた絶妙で見事でした。時々、どっちがどっちか分からなくなったり(笑)。
このコンサートを企画した池田逸子さんのインタビュー動画を見つけました。この曲は「希代の名歌手」伊藤叔(いとう・よし)のリサイタルのために書かれたものだそうです。そのリサイタル(同じように弾けたんでしょうか?)と録音されたもの以外に演奏されたことがないと語っておられました。これは是非吉川真澄の持ち歌にして、これからも時々私たちを楽しませて欲しいものです。