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2017年07月21日

ブリヂストン BEAM-os 280

9796_1ついに待ち望んでいたスペックのラケットがブリヂストンスポーツから発売されました。
なぜ待ち望んでいたか?
実は私がレッスンを行っているTEAM WISEの一般女性プレーヤーの大半が、W社のとあるモデルから長年ラケットを変更できずにいたもので。
と言うのも、W社のそのモデルはいつしかラインナップから外されていたわけで。
なので、このBEAM-os 280の情報を入手した時「これは手元に一本置いとかねば」と思い、現在私も使用しています。

平均重量はその名の通り280g、平均バランス330mmと、持ってみて軽いのですがトップが適度に効いて、スイングの遠心力のアシストをしてくれるのには最適なスペックだと思います。
あくまでも普通の筋力をお持ちの女性目線として。
ストローク時には、これくらいの重量ですと楽にテークバックを行うことができ、振り始めるとラケットヘッドのバランスがスイングワークの後押しをしてくれて、自身の筋力によってスイングスピードを上げる必要のないパワーアシストをもたらしてくれます。
ボレー時も、このバランスのお陰でフェイス部の位置を把握しやすく、ほんの少しのハンドアクションでシャープなボレーを放つことが可能です。
トップヘビー過ぎると相手の速いボールに対してラケットが弾かれがちですが、そこまでトップヘビーではないので普通の筋力をお持ちであれば、問題なく速いボールに負けてしまうこともないでしょう。

得てしてこの手のモデルはフレームを厚くし、反発力を増幅させようという傾向があります。
フレームが厚いとボール自体は良く弾いてくれるのですが、手に来る振動が多めだったり、球離れが早くコントロール性が損なわれることが難という感じでした。
しかしこのBEAM-os 280も最大フレーム厚は、フェイス部が26mmとなっており厚めではありますが、まったくもって不快な振動どころか、当たりが柔らかく快適な打感となっていました。
なのでこの手のモデルとしてはフレームの撓りによるホールド感はかなりのレベルだと思います。

ではどこが撓っているのか?
答えは「シャフト部のフレーム厚は21mm」という点です。
21mmと言ったら、昨今のツアー系のそれと大差ありません。
シャフトの細さでフレームを撓らせ、フェイスの厚さでボールを弾く。
ご自身のスイングワークが確立されている方にとっては、たとえローパワーであっても快適に弾きコントロールできるフレームだと感じました。

DSCN1666フェイスサイズは107平方インチといわゆるデカラケの部類ですから、もちろんミスヒットは軽減されます。
ミスヒットを連発する私のレベルでも、ほとんどミスしなかったといっても過言ではないでしょう。
そしてラケット長が27.25インチと若干長めのため、フェイストップのほうで引っかけても、これまたミスヒットを軽減してくれます。
ある程度のキャリアをお持ちなら、どうしてもヒッティングポイントはフェイスの上のほうになっちゃうという方もいらっしゃることでしょう。
そんな方々のストレス軽減にも一役買ってくれること間違いなしです。

こんなに取り回しし易いモデルはホント久々でしたねぇ。
まぁ私の筋力でフルヒットしちゃいますと、ストロークはベースラインから1mほどオーバー、ボレーは50cmほどオーバーしがちですが、逆を言うと今まで深いボールを打つのに結構な力を使わざるを得なかった方には、今まで通りのスタイルで簡単に深いボールが行きますよ!とお伝えしたいです。

ターゲットは、この時期に私より日に焼けているセレブで、現状のテニスよりパワーアップを図りたい方。
平日旦那様が仕事に出られている時は「私は大半コートにいる」方。
肩書は主婦だけど「平日の女ダブの試合には結構参戦してるのよ」な方。
是非是非試してみてください。

カラーリングはブルーのほかにピンクもあります。
こんな言い方はブログには適さないと思いますが、ホント良いラケットです!


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masupyu at 21:28|PermalinkComments(0) ブリヂストン 

2017年06月29日

フォルクル V-Sense 8 300g

9954_1ゼット(株)様のご厚意により、フォルクル V-Sense 8をテストさせていただきました。
まずフォルクルと聞いて「知らん」とか「スキー?」とか思われる方もいらっしゃると思いますが、かなり昔からラケットメーカーとして有名なところです。
その昔、全豪オープンチャンプのペトル・コルダや、ジョン・マッケンロー、そしてジュニア時代にはあのロジャー・フェデラーも使用していたC10 PROというラケットがありました。
独特のホールド感を持つフレームで、一部のマニアの間では流行っていたかと・・・。
書き足すことではありませんが、私もこのC10 PROを使用させていただいておりました。
そんなフォルクルを久々に打ちました。

今回のこのV-Sense 8は、平均重量300g、平均バランス320mmの黄金スペック。
27インチ長、ストリングパターン16×18、フェイスサイズ100平方インチといたってノーマルです。
ですので振ってみた感じは黄金スペックの他モデルと変わらず、ある程度の重量を感じながら、適度に効いているバランスがラケットヘッドを走りやすくしてくれ、またフェイスの位置を把握しやすいスペックなので、一般的な筋力の私くらいですとストローク、ボレーにおいて使い始めから違和感なく取り回すことができました。

そして打感!
十数年経っても、やはりフォルクルのホールド感だなぁというのが第一印象。
ボールをヒットした瞬間、まさに「咥え込み」ます。
どんなにフルスイングをしてもフレームのどこが撓っているかはわかり得ませんが、アバウトに言うとフェイス部全体でボールを掴んでくれます。
この作用が球持ち感を長くしてくれて、打ちたい方向へフォロースルーを取れば、まさにその方向に運んでくれるコントロール性をアシストしてくれます。
ただこのホールド感とコントロール性はしっかり振り切れればの話でして、いわゆる当てチョンだと生まれてきません。

DSCN1641しかも得てしてホールド感が高いフレームは、その撓りによってボールを弾いてくれるのですが、どういうわけかこのV-Sense 8は弾いてはくれません。
フレーム厚22mm〜24mmの割には自身でしっかりヒットしていかないと飛ばない感覚を持ってしまうと思われます。
なのでフルスイングでヒットしてもコントロールミスが軽減されるので、完全なる上級者の方向けのツアーモデルであると認識できました。

この独特な打感の恩恵は、特にスライスやボレーに現われ、相手のとてつもない速いショットに対しても弾かれることなく「咥え込み」、相手のボールの威力を吸収してから自身の思い描く弾道に軌道修正してくれるアシストがあるので、テスト中ボールが浮くという失態が私にしては皆無に近い状態にならせてくれたのです。

その代わり、スピンサーブやストロークでのトップスピンはご自身の技量がそのまま忠実にボールに伝わります。
フレームが何かをしてくれてスピン量を増大してくれることはナイと言っても過言ではないでしょう。
個人的に厚いグリップでグリッとやるのが好きなのですが、そんなまやかしはV-Sense 8が許してくれない感じというか
ですので自ずと当たりを厚くしていく自分がいました。
黄金スペックと言われているモデルは、どちらかというとスピン系の選手のアシストという先入観がありますが、V-Sense 8はドフラッターでも安心して打ち込むことができるラケットだと思います。

DSCN1639あとですねぇ、
もしかしたら振動止めは必要ないかもしれません。
最初は癖で振動止めを装着してからテストしたのですが、あまりの振動のなさに一度外して打ってみると、手に伝わってくる状態が逆にボールを掴んでいることを把握しやすく、それでいて嫌な振動はほぼありませんでした。
これはどうやらグリップ部にV SENSORという振動吸収材が埋め込まれているので、その恩恵ということみたいです。
ミスヒット満載の私が振動止めを付けなくてもストレスフリーでプレーできるなんてビックリです。

これターゲットは明確だと思います。
「黄金スペックがベストマッチなんだけど、厚い当たりを駆使して、フレームパワーよりコントロール性を求められている方」です!
クレーコートの試合で、対戦相手がV-Sense 8を使用していたら・・・
私はDEFるかもしれません



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masupyu at 20:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) フォルクル 

2017年06月15日

トアルソン S-MACH Tour 300

300_2175 (588x1280)東亜ストリング(株)様のご厚意により、ネットで噂の というかあちこちで評判のS-MACH Tour 300をテストさせていただきました。
今まではトアルソンのラケットというと、ある程度の重量があってトップライトを貫いているラインナップが主流だなぁと思っていたのですが、このS-MACH Tour 300はまさに黄金スペックです。

平均重量300g、平均バランス320mm。
最大フレーム厚26mm、ストリングパターン16×19。
フェイスサイズは100平方インチ。
フレーム形状を見てみても「あれ」です。
なんか280の時も同じようなことを書いていて・・・。
ホントすいませんm(__)m

振った感じは重過ぎず軽過ぎずの適度な重量に、トップライト過ぎずトップヘビー過ぎない適度なバランスが安定したスイングのアシストをしてくれます。
黄金スペック特有の「重さ」によるスイングアシストがあり、テークバック時にラケットを立てるだけで遠心力をアシストしてくれるバランスであり、かといってトップヘビー過ぎないため自身のスイングワークにマイナスをもたらさないベストセッティングの一つであることは間違いありません。
このバランスが面の安定性を高め、コントロール性を技量以上に更に高めてくれるのも事実です。

このスペックは特にストロークを安定させてくれるような気がして、トップスピンを打つ時のループスイングも320mmのバランスアシストにより力を入れずともラケットヘッドが安定したループを描かせてくれます。
バックでスライスを打つ時は、面の位置を把握しやすいバランスなのでミスヒットを軽減してくれて、相手の速いボールに対しても面を合わせ易いので、フォロースルーさえしっかり取れれば、攻め込まれない滑るスライスを打つことも可能でした。

DSCN1621面の位置が把握しやすいということはボレー時も瞬時のセットに迷うことなく、遅れて弾かれることもいつもよりは少なかったように思いました。
個人的にはボレーが苦手なので、数本ラリーが続くと「チョリッ」とか「シュリッ」とか余計なバックスピンをかけてドロップに走りがちなのですが、まぁこのようなショットもミスヒットが少ないこと。
3本に1回はフレームに引っかけてしまうのですが、S-MACH Tour 300のテスト中は皆無だったといっても過言ではないと思います。

でもやはりこのスペックはストロークに華を添えてくれるのですねぇ。
フレームは280の時にも書きましたが、とにかくホールド感が高い!
実物をご覧になるとお分かりいただけるかと思いますが、「あれ」と比較してしまうと180℃違います。
シャフト部が22mmと最薄になっていて、ヒットした瞬間にシャフトの撓りが感じ取れ、球持ちを長くしてくれるので、ヒットするタイミングが多少ずれたとしてもスイング中にそのタイミングを修正してくれて、ほぼ安定したボールコントロールをすることが可能でした。
このフレームの撓りによる修正能力はストローカーに必須であるコントロール性に絶大なるカバーをしてくれています。

しかし現代のパワーテニスにコントロールだけでは打ち勝てないのが事実でして・・・。
そんなパワーアシストはフェイス部のフレーム厚26mmがしっかりと補い、26mmのそれそのものの弾きを生み出してくれました。
ですのでヒットした瞬間は「咥えこみ過ぎ!?」と思っていたものの、スイングの後半になってシャープな弾きでボールを押し出してくれるので、どこもパワーロスはしていないのですよねぇ。

DSCN1623結局S-MACH Tour 280と同じ打感ということになってしまいますが、重さとバランスが違うだけで280よりはループスイングがし易かったように感じました。
最近、この形状のフレームのものが多数発売されてきていますが、おそらく撓りとホールド感はこのS-MACH Tour 300が上位に来ると思われます。
黄金スペックのモデルをお使いの方で、フレームにもう少しホールド感を!もう少し優しい当たりを!と思われている方にはかなりおススメできます。
是非一度試打してみてください!

因みに証拠画像に写っているラケットは黒塗りですが、間違いなくS-MACH Tour 300です。
この件に関しての問い合○せ、苦○等は、東亜スト○ングさんまでお願いします



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masupyu at 20:08|PermalinkComments(0) トアルソン 

2017年06月02日

ウィニングショット MEBIUS SPEED

packagespeedよく黒いストリングが似合わないと言われる私ですが、今回はテニスサポートセンターさんオリジナルストリングのMEBIUS SPEEDをテストさせていただきました。
黒いガットです
ポリです

昨今、強そうな人が張っているポリの代名詞はカラーリングが黒。
その先入観からテストさせていただいたのですが、すぐさまその先入観の真逆の感触を得られました。
「まぁ良く弾く」です。
本ブログに既筆の「MEBIUS」とは異なる食い付きを感じ、ストリングの撓り加減がよ〜く手に伝わってきます。
MEBIUSもMEBIUS SPEEDも同じテンションで張り上げていただいたのに、5ポンドは違うかな?と感じてしまうほど、MEBIUS SPEEDのホールド感は高く感じられ、ボールを咥え込んでから放つまで、大袈裟に言えばストリング自体が勝手にやってくれるほどの反発力がありました。

テストの出だしでは遅めのスイングスピードで打ちますが、大抵のポリはその時にポリ独特のしっかり感を感じ、ナチュラルやマルチよりは硬さを感じています。
ところがまぁその硬さを感じることなく、「ホント、ポリっ!?」と思ってしまうほどの柔らかさがあり、1st impressionは「身体に良さそう」と思いました。

30050_2_expandそして通常のスイングスピードにてベースラインから打ち始めると、ヒットした瞬間にストリングの撓みを感じ取れ、球持ちの長さを感じ、ポリとは思えないほどの反発力がありました。
どちらかというと既存のポリは、ストリング自体の強靭さがボールを潰して飛ばす感覚があったのですが、MEBIUS SPEEDはボールを潰す感覚は感じ得ず、ほんとストリングの撓みによって飛ばしているという感覚が手から感じ取れます。

ですので、ボールを潰してスピンをかける方には物足りない打感となってしまうかもしれませんが、ストリングの撓みを利用してボールを弾きたい方には納得いただける打感に仕上がっていることでしょう。
正直、私のスイングスピードですとMEBIUSのほうがボールをぶっ潰してくれるし、適度なホールド感がマッチするので、選手クラスとヒッティングするときは打ち負けないパワーアシストがあります。
ただアマチュア、いわゆる草トープレーヤークラスの方とヒッティングするときは、MEBIUS SPEEDの球持ちの長さがコントロール性を高めてくれて、ひとつのラリーの中でスイングスピードを落としたとしてもしっかりとした反発力をストリング自体が持っていてくれるので、身体に負担がかかることもなくオールマイティに対応してくれました。

私がボレーがヘタッピなのは何回も書いてきていますが、そのボレー時なんかもこの反発力が功を奏し、ほんの少しのハンドアクションでシャープなボレーを打つこともできました。
既存のポリですと、もう少し当たりを強くしていたのになぁなんて思いながら。

そしてそして
肝心の謳い文句は「張りたての反発力、ずっと続く!」
この言葉、まったく二言はありません。
約3か月弱の期間テストさせていただいていたのですが、ストリングの撓み&弾き感はいまだ衰えたと感じられません。
ポリだけではなく、マルチやモノもそりゃ張りたてよりはいつしか反発力が衰えていきます。
もちろんMEBIUS SPEEDも張り上げていただいた当初よりは多少飛びが低下したのは当たり前ですが、ストリングが撓ってからその戻りによってボールを飛ばす能力は、下手したら耐久性の高いマルチやモノより維持されているように思えました。

DSC019051これだけ張り続けてテストしといて言うのもなんですが「ほんとポリなんですかねぇ?」
これだったら厚めのフレームのラケットに張っても嫌な振動はないでしょうし、それでいてポリですから耐久性もありますし、数か月張りっぱなしでもちゃんとボールを飛ばしてくれます。
客側からすると費用対効果はかなりハイレベルです。
メーカー側からすると・・・どうなんでしょう?

おススメ対象の方は、
「ポリの硬質感を嫌う方」
「しかしストリングの耐久性は求めていらっしゃる方」
「ボールを潰したいのではなく、ボールを弾きたい方」
「ストリングに球持ちの長さを求められている方」
「流行りの黒いガットを張ってみたい方」 etcです。

ゲージは1.25mmと細めでありながらテンションが落ちたという感覚も少ないので、プレー頻度の高い方には有難いストリングだと思います。
これからのポリの開発成長過程において、キーになるストリングになるような気がしています。



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masupyu at 21:10|PermalinkComments(0) ウィニングショット 

2017年05月26日

ブリヂストン BEAM-os 295

9797_1今春、ブリヂストンスポーツから発売されたBEAM-os。
謳い文句が「この“打ちやすさ”は武器になる!」ですから、発売前からかなり期待していたモデルでした。
ただ、打ちやすさ=「簡単ラケット」になりがちなので、そっちの部類かなぁと思いきや!

平均重量はその名の通り295g。
平均バランス320mmとほぼ黄金スペックに近い数値です。
ですので、何の先入観もなく打ち始めてみると、各スペックの特色が良くわかり、“打ちやすさ”というより私的には“インプレしやすさ”が現われたラケットでした。

フェイスサイズが107平方インチで、いわゆる「デカラケ」サイズなので、まぁミスヒットする度合いは物凄く軽減されます。
ラケット長が27.25インチと若干長めなこともあり、フェイストップのほうで引っかけてもストレスなくヒットでき、フェイスサイズが大きいこともありスイートスポットが広めなため、しっかりとボールが飛んでいってくれます。
走らされて薄いグリップでやっとこさ返さなきゃいけない状況や、少しスピンを多めに打つ時にフェイス上部で引っかけるような状況も、逆にボールがしっかり飛んでいってくれるので、いつもより楽にシャープなボールを描くことができました。

フェイス部のフレーム厚が26mmと厚めですが、これはボールへのパワーアシストとして弾き感を生み、まぁ間違いなく現在の私のスイングスピード以上の球速になっていたのはこのフェイス部の厚みの恩恵でしょう。
しかしただ飛ばすだけではなく、フレームが撓る感覚はあり、ヒットした瞬間にホールド感は生まれるのでコントロール性が損なわれることはありません。
それはどうやらスロート部が21mmと最薄になっていて、スロートが撓り、フェイスで弾く。
そんな構造になっているようでした。

でもやっぱドフラットでぶっ叩くと、時たまドセンターで球を捉えた時は激しくベースラインをオーバーしてしまいました。
これは私がヘタッピだということもありますが、フレーム自体のパワーは最近の新発売モデルの中ではかなりのトップクラスかなと思います。
ボレー時も思わぬシャープなボールが行くのですよ。
ボレーに関してはストロークに輪をかけてヘタッピなので、これはかなりのアシストです。
昔「ボレーは振るな」と教わりましたが、まさにその文言を思い出すくらい。
ラケットワークを最小限にしなければならないポーチなどは、「んっ!?上手くなった?」と勘違いするほど思いのままのボールを打てました。

DSC01917 (2)そんな中ちとダブルスをしてみたのですが、ある時トップスピンロブを打とうとしたとき、驚きのボールが!
スロートの撓りによるホールド感と、107平方インチというボールをフェイスで滑らせて打ってもミスヒットしない大きさと、ストリングパターン16×18が相まって、とんでもない急降下トップスピンロブを打つことができました。
このホールド感はなんだと?と思いながら、続けざまに何度もグリグリやったのですが、ネットより遥か上を通してもボールはコート内に納まってくれて、凄い弾道のスピンを放つことができたのです。
ハードヒッターの方ですとストリングへの負担がかかり過ぎてしまうかもしれませんが、今よりスピンの量を圧倒的に増やしたい方にはホントおススメしたいセッティングだと思います。

セプトンという衝撃吸収材も取り入れられているので、嫌な振動も皆無ですし、ストレスなく打てちゃうラケットなんですよねぇ。
重量が295gありますから非力な女性にはおススメしませんが、ラケットにパワーアシストを求め、これくらいの重さがあったほうが使いやすいと感じていられる女性で、オーバーサイズじゃないとダメなのよ!と言われている方には最適だと思います。
もちろん男性でも、俺は当たりが薄いからボールの初速が遅い・・・という方や、オールラウンドなプレースタイルで、身体に負担がかからないラケットを持って長時間プレーしていたい方に是非試していただきたいと思います。

DSC01912 (2)私個人的には、長年の余計なプライドが植えついてしまっているので、小さくて重くてのラケットをチョイスしてしまいますが、仕事ではなくプライベートでテニスを楽しむのなら、このBEAM-os 295を使用したいなぁと思っております。
あと数年後には!
その頃にはモデルチェンジしちゃってるかなぁ?
でも不屈の名作の予感がタップリですから、マイナーチェンジだけで残っていってくれることを切に願います。



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masupyu at 21:36|PermalinkComments(0) ブリヂストン 

2017年05月18日

トアルソン S-MACH Tour 280

280_21741 (588x1280)東亜ストリング(株)様のご厚意により、噂のS-MACH Tourをテストさせていただきました。
今回は280gのほうのインプレです。

手に持った瞬間はB社の「あれ」に似てるなぁ、と。
これは誰しもが思われることでしょう。
このS-MACH Tour 280は平均重量280g、平均バランス325mmですが、その他のカタログスペックはフェイスサイズ100平方インチ、ストリングパターン16×19、最大フレーム厚26mm。
意識しないわけがありません。

正直テスト開始前は「あれ」のイメージを持ってコートに立ちました。
が、しかし、but、散々インプレしてきて言うのもなんですが、ほんの些細な違いだけで打感というものは変わるものなのですねぇ。

いざ打ち始めると「あれ」との類似点は、ラウンド形状による空気抵抗の減少によりスイングした時の振り易さが挙げられます。
280gという私にとっては軽めの重量ということと相まって、ラケットのセットからフォロースルーまでの操作性の高さはかなりのレベルにあります。
走らされた時のラケットセットのし易さや、ボレーボレー等の接近戦での瞬時のラケットセットのし易さは、これまたかなりのハイレベル。
そして280gくらいのモデルのものにしてはバランスが325mmと物凄くトップヘビーというわけではないので、取り回しし易いったりゃありゃしません。

ただ打感は「あれ」のイメージとはかけ離れたものでした。
この形状なのに、ホールド感が物凄く高いのです。
フェイス部はフレーム厚26mmと最も厚くなっているので、その厚さの分、面ブレも抑えられ、ヒットした瞬間のパワーアシストも26mmのフレームそのもの。
スロート部が最薄の22mmなのでシャフトの撓りは充分あり、スロートの撓りでホールド感を保ち、ブレないフェイス部がコントロール性を高めながらボールを弾く感じです。

私的にはグリッとやるスピン系より、スライスやボレーのほうが面を作りやすく、面の安定性と適度な撓りが抜群のコントロール性をもたらせてくれて、フルスイングではないにしろある程度のスイングをしても飛び過ぎることのないフレームは、相手の「スピード」に遅れることのないテニスのアシストにはベストマッチでした。

と、テストしてはみたものの、何か一つ表現として物足りないんですよねぇ。
このモヤモヤ感はなんだろ?と思っていたら答えはカタログの中にありました!

まず“Synergy Big Hole”。
これは「スナップバックの可動域を広げるため、必要箇所のホールを従来よりも大きく、直径4.2mmに拡大しています。これによりストリングとの相乗効果を生み、よりストリングに仕事をさせることに繋げ、ボールの食い付きやスピン性能を向上させています。」と説明されていました。

もう一点は“Straight Drill”
こちらは「ラケットの上部14本、側部17本、下部6本をストレートドリルにすることにより、ラケットの内輪の抵抗を抑え、ストリングの動きを大きくすることが可能です。スイートエリアをより広くすることで、ラケットの持っている性能を最大限に引き出します。」とのこと。

DSC01902要はこの2つのテクノロジー。
ストリングへの食い付きを高めるために搭載されているものだということでしょう。
そこが私のモヤモヤ感の答えだったようで。

フレームの撓り以上にホールド感を感じていたのですよ。
まさに球持ちの長さはフレームだけではなく、ストリングにもその一端を担わせていたわけで。
さすがストリングメーカーさんですねぇ。
ここまでストリング自体の特色を掴み易いモデルは今まであまりなかっただけに、ホント流石だなぁと思いました。

なのでこのS-MACH Tour 280をチョイスされる際は、ストリング選びが楽しくなりますよぉ。
ストリングそのものの特性が顕著に掴み取れるので、ベストマッチを発見した方は中々離れられなくなるかもですねぇ。

ツアー系としては軽量設計ではありますが、やはり「しっかり打てる方」がターゲットです。
自身のスイングは確立していて、ラケット自体に操作性の高さを求め、フレームにパワーアシストを求めながらコントロール性も要す方。
おススメです。

因みにカラーリングが「オレンジ」「カーボンブルー」「ピンク」と3パターンもあります。
メーカーさんの意気込みが感じられますねぇ。
今後の動向が楽しみです。



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masupyu at 18:32|PermalinkComments(0) トアルソン 

2017年05月12日

プリンス PHANTOM PRO 100 XR

7TJ024発売前からテストさせていただいていたプリンスPHANTOM PRO 100 XR。
プリンスグラファイトを彷彿させるグリーンカラーで、パッと見ツアー系、テストしてみてもツアー系でした。

平均重量305g、平均バランス315mmと、物凄く重いわけでもなく、物凄くトップライトでもない。
まぁ持ってみるとある程度の重量感はありますが、ツアー系を好む方々はもっと重いものを選択される方もいらっしゃるので、無難な重さかと。
バランスもほぼイーブンであり、物凄いトップライトモデルのような振り抜き感ではなく、自身のスイングスピードに忠実なラケットヘッドの「抜け方」をしてくれます。

まずはストロークからテストを開始してみると、フレームの撓りを適度に感じ取れ、コントロールし易いなぁというのが第一印象。
撓るといってもグニャッとした、時にはロスパワーになってしまうほどの柔らかさではなく、自身のスイングワーク通りのホールド&レスポンスにより、ストレート、クロスに打ち分けるには私くらいの筋力にベストマッチの撓りでした。
そしてヒットした最後には、ようやくここでTeXtremeの強靭さが現われボールを弾き出してくれる感覚。
プレースメント性の高さに加え、TeXtremeがボールにひと伸びを加えてくれるパワーアシストは、ここのところテストさせていただいたプリンスのTeXtreme搭載モデルの中で1なのではないかと思います。

スピン性能も高く、16×18というストリングパターンがほど良くストリングをボールに食い付かせてくれて、擦った分だけのスピン量をもたらせてくれました。
元から厚いグリップでグリッとやる私には充分すぎるほどのスピンアシストがあり、思い通りの跳ね方を描かせてくれるので、ショートクロスなんかも打ち易いったらありゃしません。
トップスピンロブも良いぞ!なんて思いながらグリグリやってるとひとつ気づいた点が!

スピン性能の高さにかまけて、私自身がどんどんフェイス上部のほうで擦り上げるようなことをしてしまっていたのですが、かなりフェイス上部で引っかけても、スイートスポットでヒットしているときと何の遜色もない打感のままだったのです。
得てしてフェイス上部で引っかけるときは、もちろんスイートスポットを外しているわけですから心地よい打感からは少し距離ができてしまいます。
ところがこのPHANTOM PRO 100 XRは、フェイス上部でヒットしても真ん中でボールを捉えた時と同じような打感のままボールを弾き飛ばしてくれます。

これってやはり昔懐かしいプリンスグラファイトのフェイス上部でヒットしていた時と同じ感覚で、ご自身のスイートスポットがど真ん中より少し上かな!?と思われている方には嬉しいことだと思われます。
このことについては「パラレルホール」というテクノロジーが関係しているようで「全体の86%のストリングがフレームの外側まで1直線になるようにグロメットホールを設定。スウィートエリアが(特にトップ方向へ)拡大。スウィートエリアとヒッティングポイントがリンクし、パワーとスピン性能をアップします。」とメーカーさんが説明しています。
なんかこれでこそ「プリンス」なのですよねぇ。

IMG_1130これらの恩恵はアホみたいに引っ叩き始めた時にも良い作用が現われ、ベースラインから高い打点で打ちこむ時なんてもう爽快爽快。
得てしてハードヒットすればするほど撓りを感じ取れるラケットは、その撓りが時としてロスパワーにもなりがちになってしまいますが、スイングスピードを上げても変わらぬ撓り感、そして最後のボール弾き出し感は、多種多様な球種を、様々なスイングによって打ち分ける上級者の方にはたまらない同一打感をもたらしてくれることでしょう。

ここ最近プリンスのフレームは段々硬くなってるなぁと思っていたのですが、このPHANTOMシリーズはフレームの撓りによってコントロール性を高め、それでいて面ブレを最小限にしてしっかり威力のあるボールを飛ばす、昔の古き良きプリンスに戻ったような気がします。

上級者の方は必ずお気に召す打感であると思いますし、お気に召さない方は上級者であってもハードヒッターではないかもしれません。
ツアー系ラケットをお探しで迷われたら、是非このPHANTOM PRO 100 XRを試されることを推奨いたします。


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masupyu at 20:26|PermalinkComments(0) プリンス 

2017年04月27日

ウィニングショット MEBIUS

mabiuspackage24年7か月ぶりにストリングのインプレを書かせていただきます
今回は東京の渋谷・仙川・三鷹でショップを展開されているテニスサポートセンターさんのオリジナルストリング。
ウィニングショットの「MEBIUS(メビウス)」です。

ゲージは1.25mm、ポリエステルのストリングです。
実はこの4年7か月のブランクの間、様々なポリをテストさせていただいたり、縦糸にポリを張って自分のテニス用にセッティングしていた時もあったので、以前よりは少しポリへの造詣が深くなったかと。

いざテストを開始してみると「あれっ!?」。
ポリだということを頭に入れてテストし始めたのですが、ウォーミングアップ時のゆっくりとしたスイングスピードで打つと、ストリング自体の弾きがあり楽にボールを飛ばしてくれたのです。
今までポリのテストをするときは、その硬質感を感じながらのウォームアップをまずは行い、体が温まったらハードヒットをスタートし、そのハードに打った時の感覚をこのブログには列記してきました。

しかしゆったりとしたスイングスピードで打っても、ストリング自体の弾きがあり、バーンとボールを飛ばしてくれます。
柔らかいホールド感が生まれるわけではなく、心地よい弾きであり、硬めのモノストリングのような弾き。
張りたてであってもポリの場合は少しの振動を感じ、こりゃハードヒットせにゃ特徴はわからんなぁ、と毎回思ってきたのですが、MEBIUSに関してはこの点は払拭されました。
このストリング自体の弾きは、わかり辛い表現かもしれませんが「んっ?生きてる!?」的な。
インプレ的な表現だと、ストリングの撓みが小さいスイングでも感じ取れ、今までのポリとは一線を画す感触を感じ取ったのです。

mebius-ban-01とは言うものの、ポリですからガンガン打たなきゃその感触はつかめません。
この弾き感を念頭にハードヒットし始めると、ウォームアップ時に感じた撓み以上のホールド感が現われ、ストリングの1本1本がボールに絡みつくような感触を得ました。
この恩恵によりスピン系ショットの回転量は間違いなくいつもより多くなったのです。
1.25mmという細いゲージが関与しているかもしれませんが、とにかくボールを咥え込む能力が高く、その食い付き感によって相手のボールの回転量を吸収してしまうほどなので、相手のボールの威力をストリングによって緩和してくれて、こちらが打ちたい球種へ瞬時に方向転換してくれる、ポリにしては初めての感覚でした。

ストリング表面が多角形になっているものと同じような食いつきにより、トップスピンもスライスもバウンドした後のひと伸びをアシストしてくれるMEBIUS。
昨今のプレーヤーはポリに慣れている方々が多いのでMEBIUSは柔らかいと感じられるかもしれませんが、私のようにモノ⇒マルチ⇒ナチュラルを使用してきた世代は、この食い付き感と弾き感をストリングに求めてしまうんですよねぇ。
私事ではございますが、現在契約していただいているストリングメーカーさんがOKなら、MEBIUSを縦糸にしたいなぁと思いました。
ムリでしょうが・・・。

そしてパッケージにも書かれている「張りたての打ち応え、ずっと続く!」ですが、
MEBIUSを張り上げていただいてから、2週間/計10時間テストしました!
かなりハードヒットしました!
スピンもドロップもグリグリやりました!

なのにっ!
まったくもって今回インプレった上記感触がいまだなお続いております。

DSC01898ポリの良さは耐久性であり、ボールを潰して打てるだけのストリング自体の強靭さだったりだと思いますが、どうしてもテンション維持率は相対してしまうものだという認識があります。
私が張りをお願いしているATPツアーストリンガーも「ナチュラルよりポリのほうが早く張り替えなければならない」と言っていましたし、確かに耐久性の高さがウリなのに月日が経つと現われる振動はどうにかならんのかなぁ?とは常日頃思っていました。
でも今のところMEBIUSは嫌な振動もなく、テスト初回時と同じ弾き感、食い付き感を保ってくれています。
これは打感だけではなく、体にも優しいポリではないかなと。

「最近うちの子供がガットをすぐに切ってしまうので、ポリに変えさせようと思うんだけど・・・」と言われている親御さん達にもおススメできますし、
ポリに球離れの遅さを求めガンガン打てるんだけどコントロール重視のプレーヤーや、
根性テニスにより試合時間が長く、日没まで打ち続けなければならない体育会選手にもおススメできます。

テニスサポートセンターさんだけのお取扱いとはなってしまいますが、ネットショップもあるので是非ご一考を。



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masupyu at 20:16|PermalinkComments(0) ウィニングショット 

2017年04月20日

スノワート GRINTA100

AM_SNAUWAERT_GRINTA_100_GREY001_1024x1024スノワートジャパン(株)様のご厚意によりテストさせていただいたGRINTA100。
発売前の黒塗りの状態で打たせていただいた時、全展開中最も「引っ叩ける」と感じたのがこのGRINTA100でした。
先般、本ブログにも書いたGRINTA98のフェイスサイズ違いかと思うなかれ。
カラーリングもネーミングも若干しかない差ですが、全然異なるものです。

フェイスサイズはその名の通り100平方インチ。
正直私レベルですと、98平方インチも100平方インチもその差がわかりませんが、フラットでヒットしても、スピンをグリッとかけても、程よいフェイスサイズなので安心してフルスイングできます。

平均重量305g、平均バランス315mmと、多少の重量を感じながらイーブンバランスなので、相手の重いボールに対しても打ち負けることなく、その重さが余計なラケットワークを阻んでくれて、オーバースイングかな?と思ってしまうくらい振り切っても、安定のスイングアシストをもたらしてくれます。
これってツアー系のモデルには必要なことですよねぇ。

フレーム厚は最大23.7mmと、昨今のツアー系では少しだけ厚いかなと思わせる数字ですが、この数字ほどフレームパワーが増大して飛び過ぎてしまうということは皆無です。
23.7mmというほどの弾きは感じられません。

じゃあ普通じゃんと思われてしまうかもしれませんが、ちゃんとウリはあるのです!
それは「面の安定性」です。

DSCN1561どうしてもボールをヒットした瞬間にフェイス部分は撓んでしまいます。
これはどんなにフレームを厚くしても、強靭な素材を使っても起こってしまうことです。
おそらくこのGRINTA100もスーパースローで見れば撓んでいるのでしょう。
しかし普通の人間である私の感覚だと、ボールをヒットしてもフェイス部分が撓んでいるのが理解できず、何の撓りもなくボールを弾き出してくれることしか手に伝わってきません。
そしてその面の安定性の高さからかシャフト部分が撓っていることを感じ得て、まるでフェイス部分とシャフト部分が異なる構造、つまりツーピース構造なのかと錯覚してしまうほどでした。

なので、ボレーやスライスは打ちたい方向にフォロースルーすれば「そこ」に行ってくれます。
フラットサーブも面のブレが起こらないので、ピンポイントで打ちたいコースに打ち分けることができます。
こんなに面ブレしないモデルは、最近打ったことがなかったのでホントにビックリです。
まさに手の平感覚でボールをコントロールできるので、プレースメント勝負の方には打ってつけの打感であると言えるでしょう。

ということでフレームパワーはあまりあるとは言えないので、やはりご自身がある程度のパワーをお持ちであり、しっかりとしたスイングワークを身につけられており、全てのショットにおいて厚い当たりを駆使される上級コントロールプレーヤーにおススメしたいと思います。
スピンはGRINTA98、コントロールはGTINTA100という感じでしょうか。

悪く言うと「古臭い」のですが、フレーム自体にパワーアシストを求めず、ウッド時代さながらの手の平感覚よもう一度!とお思いの方にはかなりマッチされると思います。
テニス誌にも「Snauwaertが待望の復活」と書かれているのを最近目にしましたが、パワーテニスが全盛の昨今。
この面安定性に特化したコントロールフレームは、ある意味新しいチャレンジだと思います。
是非一度お試しください。

なお宣伝ですが、弊社イベントにてスノワート冠がついている大会では必ず試打ラケをご用意し、テストしていただける時間を設けております。
ご興味ありましたらこちらも是非ご参加ください。


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masupyu at 20:20|PermalinkComments(0) スノワート 

2017年04月14日

プリンス PHANTOM 100 XR-J

7TJ030東宝調布スポーツパーク様のご厚意により、実は発売前からテストさせていただいていたプリンス PHANTOM 100 XR-J。
8か月くらい使用させていただいてきました

まず特筆すべきは、最も薄い部分のフレーム厚がなんと16.5mm!
一見この薄さに不安を感じたのですが、強靭なTeXtremeが搭載されているからそれなりに飛ぶのだろうと思いきや。
結論から言うと「振り切れれば」現代のスピードテニスに負けることはありませんが、「振り切れなければ」使いこなすのは至難の業です。

フェイスサイズはその名の通り100平方インチ。
平均重量310g、平均バランス310mm。
テークバック時にある程度の重量を感じ、振りはじめるとトップライトの恩恵でラケットヘッドをまわしやすいスペックだと思います。
トップヘビーバランスによってヘッドをまわすのではなく、ご自身のスイングワークによってヘッドをまわす。
そんな方には好まれるセッティングでしょう。

いざヒッティングを開始すると、昨今のラケットには感じ得ない独特のホールド感が現れ、まぁ球離れの遅いことったらありゃしません。
これは「New O-Port」というグロメットレスのストリングホールも作用しているようで、まぁストリングがよくボールに食い付きます。
このNew O-Portによってストリングの可動域が広がり、そのことによってボールを咥え込む時間が長く感じられるのでしょうが、フェイス部分のフレームが柔らかいと打感がボケてしまいがちになってしまうことがあります。
それを見事にTeXtremeという強靭な素材がカバーしているので、打感もボケず、私的にはTeXtremeのシリーズの中で最も優れたセッティングのように感じました。

またストリングホールがボールのホールド感を高めるだけでなく、やはり最薄16.5mmのフレームですから、フレーム自身の撓りは秀逸です。
ボールをヒットしてからスイングが終わるまで、フレームが撓ってる感じをスイング中に感じ得ることができるのです。
それはまるで、大袈裟に言えば魚を釣り上げた時の釣竿のように。

DSCN144211ですのでフレームパワー自体は「ロー」だと思います。
私くらいの筋力ですと、振り切ってもボールがベースラインをオーバーすることは皆無であり、逆に無茶振りしてもボールをコントロールできるので、まさに安心してフルスイングできる代物です。
フレームで弾いてはくれないので、それだけちゃんとボールに入らないと飛んでいってはくれませんが・・・。

つまりかなり振ることができる方じゃないと、使いこなすことはムリです。
どちらかというと、現代のラケットフレームが飛び過ぎるとお嘆きの貴方。
もしくは、俺はパワーじゃなくボールコントロールで勝ちきる、と仰っているような方にしかおススメできません。

フラット系のショットの場合は、このホールド感の高さが安心の振り切りにつながり、コントロール性は数十年前のフェイスの小さいラケットや、最新テクノロジーが搭載されていない頃のローパワーラケットに匹敵するほど手のひら感覚ですし、それでいてTeXtremeが搭載されているので現代の高速テニスで打ち負けることはありません。

スピン系のショットの場合は、フレームの撓りとストリングの可動域の広さが相まって、スイングをすればするだけボールの回転量が上がります。
トップスピンもスライスも、いつもより少し厚い当たりにしないと飛んでいってはくれませんが、それだけ安心して振り切れるというところはブラスポイントです。

これだけごまかしが効かないモデルは最近なかったように記憶しています。
レベルもさることながら、キャリアもパワーもかなりお持ちでないと使いこなせないのは間違いありません。
因みに筋肉落ちまくり、体力減退しまくり、技量低下が甚だしい私レベルは、テストを重ねていくたびにカラータイマーが点滅する時間がどんどん早くなっていきました。
ホールド感、コントロール性、スペック共に全部私好みなんですけどねぇ。
今年50歳のオヤジには荷が重かったようで・・・。

DSCN1544ってなわけで、現在このPHANTOM 100 XR-Jを使用している内海大典コーチに一緒に画像に納まってもらいました。
「なんだ、使いこなせてないんじゃん」と私にお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、内海のイケメンに免じてお許しを。






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masupyu at 18:30|PermalinkComments(0) プリンス 

2017年04月06日

スノワート GRINTA 98

AM_SNAUWAERT_GRINTA_98_GREY002_1024x1024「スノワート」というラケットブランドを皆さんはご存知でしょうか?
「知っている」とか「懐かしいぃ〜」と思われた方は私の年齢にきっと近い方だとお察しします。
ゲルライティスに始まり、ナヴラチロワ、メチール、ペルンフォルス、マッケンローetc。
なんと通算66回ものグランドスラムタイトルを獲得した老舗メーカーなのです。

ベルギーのブランドであるスノワートは、大量生産ではなく職人堅気の生産をするため、こだわりが詰まっているのに、1991年に一度ブランドの幕を下ろしました。
しかしベルギーの元トッププロや、投資家などの手でついに復活し、昨年から日本マーケットにも復活参入してきたというわけです。

今回私がインプレるのは、4機種8モデル展開されている中で、最も重い「GRINTA 98」。
平均重量315g、平均バランス310mmは、現在私が使用しているテクニファイバーT-FIGHT315dcと同スペックで、持った時に重さは感じますけど、振ってみるとトップライトが作用してラケットヘッドは良くまわります。
テークバック時にラケット重量を感じながら、振りはじめるとトップライトによりスッとヘッドが走る。
この感じが好きな方は今もまだいらっしゃるのではないでしょうか?

フェイスサイズは98平方インチでツアー系としては妥当なサイズ。
フレーム厚も22mm均一で、多少のパワーアシストはあるものの、振りきっても飛び過ぎることはありません。
まぁむしろ振り切らないとこの手のモデルは良さを発揮しないと言うか。
フレーム自体に最新鋭の素材が用いられていないこともあり、他社の22mm均一のラケットよりはローパワーです。
ローパワーというとマイナス表現みたいになってしまいますが、最新素材の「硬くして飛ばす」という要素がないのでフレーム自体の適度な撓りを利用して飛ばす。
嫌な振動がないので安心して振り切れる。
昔懐かしいグラファイト素材の打感は「古き良きもの」的な。

DSCN1570じゃあ今のパワーテニスには対抗できないじゃんとお思いかもしれませんが、ちゃんとおススメポイントはありました!
ストリングパターンが16×16なのですよ!!
実際見てみると、まぁ目が粗い。
スカスカです。
このおかげでストリング自体のスナップバックが大幅に作用し、最新素材を用いるのではなく、設計工程によってボールを飛ばすパワーアシストを演出してくれています。
サイドラインに走らされた時でも、このスナップバックがボールをほんのわずか長くホールドしてくれて、ストレートに返すのがやっとのような球でも、クロスに引っ張れるまでボールが食いついていてくれました。
私の衰えた感覚は「なんか今日は走れてるぞ」と勘違いするほどです。
それくらい球持ちが長く、打ち終わるまでの時間が長く感じられたので、間に合っていないボールもクロスに持っていくことができたというわけです。

そしてこの目の粗さがスピン量の増大をアシストしてくれます。
元からフォアはグリッとやる私ですが、もう楽しいくらいにスピンがかかるかかる。
普段の弾道で打つと浅くもなってしまうくらいなので、かなりネットより高いところに向かって打たなければ相手のベースライン近くに打つことは至難の業でした。

またスピンサーブにも言えることですが、とにかく引っ掛かって面白いように弾ませることができます。
これまたフォアと一緒で、いつもよりはネットの高いところを通さないと浅くなっちゃいますが・・・。
ここ数年肩痛でサーブを振り切れることは困難なのですが、まぁホント久々にボールがキックしてくれました。
遠目からだとGRINTA 98のストリングパターンは見えないでしょうから、少し上手くなったという優越感もスピン量以上に与えてくれるかもしれませんねぇ。

これだけのスペックですから、当然上級者モデルと言えるでしょう。
ただ学生の方や筋骨隆々の方がお使いになるのには一つ問題点が!
ストリングの目が粗いとなると「ストリングは切れやすくなる」です。
それと通常のテンションで張り上げるより少し高めのポンド数で張られることをお勧めします。
なんかスイートスポットが広すぎて食いつき過ぎるので、ボールが中々離れていってくれない分、テンションを高くして弾いたほうが宜しいかと。
それもこれもすべてはストリングのスナップバック能力が高過ぎるから。

やはりスノワートと聞いて「懐かしいぃ〜」と思われるキャリアの長い上級者の方がターゲットなのかもしれません。
最近試打ラケ設置店も増えてきているみたいなので、是非是非一度お試しあれ。


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masupyu at 20:13|PermalinkComments(0) スノワート 

2016年05月31日

テクニファイバー T-Fight 315

7484_1現在私が使用しているラケットは、テクニファイバーのT-Fight315というモデルです。
テクニファイバーのラインナップはラケット名に平均重量が盛り込まれているので楽ですね。
そう、平均重量は315g。
平均バランスは310mm。
いわゆる重めの部類であり、トップライト構造。
私の好きなスペックです。

個人的にはズーッとT-Fight320というモデルを使用し続けてきましたが、年とともにその重量にきつさを感じ始め、一度T-Fight305というモデルに流れたのですが、また重めのモデルに戻ってきました。
というのも、今回のT-Fight315からフェイスサイズが若干大きく、98平方インチのものがラインナップされたからです。
そしてその名の通り、T-Fight320より5g軽くなったので少しは楽できるかなぁと思いまして。

このチェンジは結果大正解でした。

315gという平均重量は多少重いと思われかもしれませんが、トップライトのおかげでラケットヘッドを走らせるのには苦労しません。
特に立て振り系のショットや、ボレー時のラケットアクションのし易さは秀逸で、ラケットヘッドがスッと抜けていってくれます。

フレーム自体は物凄くホールド感が高いわけではありませんが、フレーム厚21.5mm〜22.5mmのまま、適度に撓り、適度にボールをホールドしてくれます。
フレーム厚通りの反発力があり、相手のスピードボールに弾かれることもなくボールコントロールを容易にしてくれています。
というのも、カタログを見ると素材は「グラファイト」のカタカナ6文字のみ。
特に目新しい素材が用いられているわけではないので、振った分だけボールも飛び、自身のスイングワークによって思ったところにボールを運んでくれる、そんな感じです。
なので安心してフルスイングできるんですよねぇ。

プロの世界ならともかく、私ぐらいの技量ですと相手のスピードボールに弾かれてしまうことがままあります。
ハイパワーな素材が用いられている最近のモデルですと、ときたまそれが仇となり、弾かれた分ボールがぶっ飛んでいってしまうことがあるのです。
そんな相手のスピードボールに対しても弾かれず、ボールをコントロールすることができるので、ある意味ローパワーなフレームなのかもしれません。
そのお陰でコントロール性が高くなるのかと。

ですので当てて返すタイプの方はもちろん、フレームの反発力のアシストを受けてボールを放つ方には好かれないモデルだと思います。
相手のボールのスピードがあまりない場合は、自身のしっかりとしたスイングワークでボールを飛ばす必要が出てくるからです。

トップスピンもスライスも、フレームが何かをもたらしてくれることはないでしょう。
すべては自身のスイングワークから、です。

12985632_208301676217722_1941598304806514346111_nこのモデルのベストマッチターゲットは、フレームに自分が思い描いている通りの意思伝達を求められている方!
ラケットに助けを求めず、ご自身の技量で打ち切る方!
古臭い打感を求め、大昔のラケットから変えられない方!
だと思います。

もしくはご自身にパワーがおありで、ストリングやチューニングでボールを飛ばさないようにされている方にもおススメできます。
歴代のT-Fightシリーズの中でも抜群の振動吸収性を誇っているので、エルボーに悩まされているハードヒッターの方にもおススメしたい逸品です。

なお今回の私の証拠写真は、友情出演として安宅美弥子プロにも写っていただきました。
表情、ポーズには特に他意はございませんのであしからず。


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masupyu at 19:02|PermalinkComments(1) テクニファイバー