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テクニファイバー

2011年12月08日

テクニファイバー T-FIGHT 280 VO2Max

03b47193.jpgテクニファイバーから発売されているT-FIGHTシリーズの中で最も軽量スペックのT-FIGHT 280 VO2Maxのインプレとなります。
もし貴方がネーミングだけで前作のニューモデルとお考えになられた場合。
正しいと思います。
私も当初はあの顔がなくなっただけと思っていましたから・・・。
でもスペック的に同じなのは、ネーミングに入っている重量280gだけだったのです。

変更点その1は、フェイスサイズ。
前作が95平方インチだったのに対し、今回は100平方インチになっています。
前作も280gと軽量でしたが、それぐらいの重さをチョイスされる方が果たして95平方インチを選ぶだろうか?と思っていました。
ですので100平方インチにしたのは大正解だと思います。
前作のコントロール性の高さは影を潜めましたが、ミスヒットは軽減されるフェイスサイズとなっており、面が大きくなった分だけ反発性は高くなりました。
これくらいの軽量モデルは最低でも100平方インチ以上は欲しいですよねぇ。

変更点その2は、平均バランス。
前作が335mmだったのに対し、今回は325mmと若干トップライトに仕上がっています。
その分、ラケットヘッドの走りは快適になり、私ぐらいの筋力ですとヒュンヒュン振り回すことが可能です。
操作性の高さは抜群で、まずラケットセットが遅れるようなことは皆無です。
ボレーボレーの練習が楽しくなるような取り回しの良さで、セットを早くできるので余計なアクションをする必要がなく、ボレーが下手くそな私でも「ちょっとつかんだ?」みたいな錯覚に陥ることさえありました。
特に縦振り系はバトミントンのラケットのように振りやすく、現在五十肩に悩まされている私でも縦振りらしきスイングが久々にできたのには吃驚です。

変更点その3は、ストリングパターン。
前作は16×19でしたが、今回は16×20。
1本しか変わらないのですが明らかに打ち応えがUPしていて、無駄な飛びは抑制してくれます。
最近この16×20をよく目にしますねぇ。
縦糸のスピン性能を損なわぬず、横糸でヒットしたときの安定性を出す。
そんな感じなのでしょうか?
目が粗すぎるとスピン性能は高いけど、ストリングの撓みが大きすぎて繊細なコントロール性が損なわれる。
目が細かすぎるとコントロール性は高くなるが、スピン性能に陰りが見えたり、ボールを飛ばすのに相当なパワーを要する。
そんなところのメリットだけを集約した人気パターンとなっていくのでしょう。

DSC00595この新しいT-FIGHT 280 VO2Maxのターゲットは私が思いますに
「非力だが、しっかりとしたスイングワークをお持ちの女性プレーヤー」や
「しっかりとした筋肉がまだついていないジュニアプレーヤー」だと思います。

重量が重くてラケットに振られている方や、バランスに振り回されている方に是非お試しいただきたいモデルです。
因みに軽いからといって初級者の方にはあまりお薦めできません。

簡単にボールは弾いてはくれませんし、重量も軽め、バランスもトップライト気味だと、初級者の方に必要な何かしらのアシストは生まれてこないと思うからです。
ちゃんとしたフォームを身に付けられている方でないと、このT-FIGHT 280 VO2Maxでボールをただ飛ばすのは容易ではありません。
あくまでも前作より若干のパワーアップをしているだけで、簡単ラケットではありませんので。

スペックだけで入門用とお考えいただくと厳しい現実が返ってくるかもしれませんねぇ。
是非お気をつけを。

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masupyu at 21:08|PermalinkComments(1)

2011年11月10日

テクニファイバー T-FIGHT 295 VO2Max

64464b7a.jpg物凄くご無沙汰しておりました。
私事ですが会社の移転業務があり、バタバタ続きだったことを言い訳とさせて下さい

さてこれまた久しぶりにラケットのインプレッションとなります。
今回は私が契約させていただいているテクニファイバーからこの秋に発売されたT-FIGHT 295 VO2Maxの新バージョンをテストしました。

画像をご覧いただくとおわかりかと思いますが、ついに「あの顔」が消えてしまいました。
ブラックとレッドを基調とした精悍なデザインに生まれ変わったのです。
特に前モデルとスペック的に違いはないのですが、実はこの295のインプレを書いてなかったことに最近気付き・・・。

以前も書きましたが、素材が「グラファイト」とだけ記されているとおり、打感はクラシカルな柔らかさを感じます。
特に弾きが強いわけでもなく、21.5mm均一というフレーム厚どおりの撓りを得て、スイングに忠実なボールを放ってくれます。
フルスイングしてもボールが飛び過ぎることなく、95平方インチという面の大きさもあってかコントロール性も秀逸です。
相手のボールに振り遅れたとしても、フレーム自体がハイパワー過ぎるわけではないので弾かれてしまうこともなく、安心して振り切ることが可能なのです。

平均重量がその名の通り295g、平均バランスが325mmと、操作性の高いスペックなのでスイングスピードは上げ易いですねぇ。
300g以上のラケットをお使いの方はその軽さを不安視されるかもしれませんが、ちゃんと325mmというバランスが「打ち負け」を防いでくれるので、現代の高速テニスに対応するにはやはりこれぐらいのスペックがベストなのかと思ってしまいました。

ボレー戦などの瞬時な動きにも反応でき、適度にヘッドか効くので、少ないハンドアクションだけでシャープなボレーも放てます。
シャープと言っても、あくまでもツアー系のモデルにしては、です。
厳しいツアー系だとボレー時にミスヒットすると「ボテッ」となりがちですが、そこまでの厳しさはなく、ツアー系モデルとしてのスイートスポットの広ささも感じ得ることができました。

もちろんストロークもラケットヘッドを立ててテークバックしたあと、少ない力でもヘッドが効き、スイングワークのアシストをしてくれるバランスです。
ストリングパターンも16×19とトップスピンはかけ易い粗さですから、これぐらいのスペックを好まれる方で、ベースラインからグリグリではない厚めの当たりのスピンを駆使してコントロール重視なスタイルの方には好まれると思います。

そして特筆すべきは、その振動吸収性の高さ!
今回はテクニファイバーのXR3という普通のナイロンを張ってもらいテストしましたが、明らかにミスヒットしても嫌〜な振動はかなり軽減されているのです。
テスト後に調べてみると、これはTOUR PREPARED(ツアープリペアード)というのが関係しているようで、この説明は「ハンドル(グリップ内)のカーボンの網の間にシリコンを導入。ポリエステルストリング使用時に起きる悪い振動・衝撃を減少する。」と謳われていました。
最近のラケットはポリエステルストリングを張ってテストしていると耳に挟んだことがありますが、振動吸収にまでポリを対象に開発しているとは初めて知らされました。

DSC00535ですので、このT-FIGHT 295 VO2Maxには柔らかめのストリングはお薦めしません。
おそらく打感が鈍くなってしまうと考察できるからです。
ナチュラルや柔らかいマルチではなく、普通のナイロンやポリ系のストリングを張って、ストロークをコントロールして攻め込んでから最後にはネットプレーで〆るスタイルの方に推奨したいラケットです。

物凄〜くオールラウンドなラケットで、クラシカルなフレームパワーではありますが、ちゅんと現代主流のポリに対応しているあたりは今時なんですよねぇ。
古き良きものであっても、対応力は最先端。
是非お試しあれ。

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masupyu at 21:56|PermalinkComments(6)

2011年09月22日

テクニファイバー RUFF CODE 1.25

b9a9ec30.jpg今回もテクニファイバーの新発売ストリング、RUFF CODEのゲージ1.25mmのインプレとなります。
まずはメーカーさんの謳い文句である「レッドコードより優れたテンション維持性能をもつストリング」という点からいじりますが
「間違いありません」。
このRUFF CODEを張ってから早1ヵ月。
現在各方面からストリングのテストを依頼されており、手持ちのラケットは全て違うストリングを同テンションで張上げておりますが、このRUFF CODEは私が気に入ってしまったということもあり、かなりの頻度で使用していますが「緩くなった」という感触は今のところ他のストリングより感じません。

もちろん張りたての粋の良さは若干影を潜めましたが、ボールを弾く能力は私が今までテストしてきたポリエステルストリングの中でNO.1です。
テスト当初から感じたことは、ポリ系のストリングにしては「弾きが長けてるなぁ」でした。
私がいまいちポリエステルに移行できないのは、ストリング自体の撓みが少ないように感じてしまうからです。

大昔のように自分のための練習をしているわけでもなく、筋トレをしているわけでもないので、どうしてもストリング自体にパワーを求めているのが現状です。
このRUEE CODEはヒットした瞬間はポリ系のそれを感じ取れ、アバウトに言うとゴツッとした感じを得ます。
しかしボールが離れていく前にストリングが元の状態に戻ろうとする力を感じ、自身のパワー以上の力をボールに与えてくれました。

ポリ愛好家の方々には大変申し訳ない表現なのですが、私的にはポリエステルに命が吹き込まれたような感じがしたのです。
ですのでフルスイング時のシャープな弾きもさることながら、スライスやボレーのようなフルスイングをあまりしないショットでもシャープなボールを打つことができました。

ポリ独特の硬さはあるのですが、その撓み→戻りがホールド感となり、現在の私のスイングでもコントロール性は一切損なわれません。
最近様々なポリをテストして柔らかいストリングも多々打ちましたが、私の体格に最も適したホールド感&パワーがあったので物凄く気に入ってしまいました。

また表面に凸凹加工が施されているようで、スピン性能にも長けています。
グリッとやると引っかかってる感触をすぐさま感じ取ることができ、くわえ込みすぎずボールを弾くので、選手連中と比べるとローパワーな私でも快適なヘビースピンを打つことが容易でした。

DSC00382そしてあくまでも個人的見解ですが、ポリエステルを張ったときに損なわれてしまうドロップショット系のタッチがマルチやモノの感覚と大差なく得れることに驚きました。
どうしても繊細なハンドアクションをボールに伝えなければならないので、ストリングの一定の撓みが必要となるんですよねぇ。
ここら辺も申し分なくOKです。
RUFF CODEを何も言わず張上げてもらったら、少し硬めだが食い付きが良いモノと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

こんなにパワーのあるポリエステルは初めてかもしれません。
ヘビースピンを駆使される方はストリングの切れる度合いが高くポリをチョイスされていると思いますが、そんなパワーのある方にこんなパワーのあるストリングを使われてしまったら・・・。

更にまた打ち勝てなくなってしまうのでしょうか・・・。

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masupyu at 22:14|PermalinkComments(0)

2011年09月08日

テクニファイバー XR1 1.25

45b5225d.jpg今月発売されるテクニファイバーのNEWストリング「XR1」のゲージ1.25mmをテストしました。
テクニファイバーのストリングといえば、昔から特徴的な柔らかさがあると感じていました。
その原因は素材にポリウレタンを含むストリングを多数作っていて、今回のXR1はそのポリウレタンが含有されているストリングの中では最も安価な上代2100円。
テクニファイバーというストリングの特徴を得るためのエントリーモデルといえるでしょう。

まず驚くべきはその当たりの柔らかさ。
相手のボールのスピードが遅かったとしても、かなりストリング自体が撓り、ボールをくわえ込みます。
よくテストするときにフルスイングしないとその特性がわかりづらいストリングがありますが、XR1はフォームアップ時のようにゆっくりとスイングをしたとしてもそのホールド感が感じ取れるのです。

そしてただくわえ込みっぱなしではなく、芯糸部である四角形構造のP.H.Pコアという高性能ナイロンがボールを弾く役割を果たしていて、小さいスイングでも心地良くボールを弾いてくれます。
ですので芯糸の周りがマルチフィラメントになっていますが、非力な方にパワーアシストをしてくれる芯があるので、楽にボールを飛ばすことができるというわけです。

フレーム自体がローパワーなラケットに張るとその撓りをより多く感じ取れ、ストリングが撓んでボールを飛ばしているのだとすぐさま実感することができます。
でも当たりは柔らかい。
時たまスイートスポット以外の部分でヒットしてしまったとしても、嫌な振動が起こるわけでもなく、何処に当たっても振動吸収性はかなり高いと思われます。
その分、シャープな当たりを求められている方には物足りない鈍さも兼ね備えているといえるでしょう。
かなりのスイングスピードをお持ちの方ですと、球離れの遅さがコントロール性を損ないがちになり少しストレスが溜まるかと。

かえってその鈍さがフレームの厚いラケットにもマッチするようで、フレームの弾くパワーをストリングによって少し抑えることも可能になると思います。
またフレームが厚いがゆえの手に来る振動をストリングが緩和してくれることにもなります。

ローパワーなラケットにも、ハイパワーなラケットにも、使い手のニーズ次第でマッチするというわけです。

ただこれらもスイングスピード速い方や、ご自身のパワーがハイな方には物足りないと思います。
ですので前記に「エントリーモデル」と評しました。

ある程度やりこまれている方には、以前から発売されている「XR3」という兄貴的なストリングがあるのでそちらをお勧めします。
あくまでもエントリーモデルですので、キャリアの短い方や、フレームとストリングのマッチングがいまいちわからん、という方にお試しいただきたいモデルです。

DSC00240色々なストリングをテストさせていただいている私の個人的見解としましては、
ポリウレタンという素材の柔らかさを認識するためのエントリーモデルとしては最適かと思います。
このXR1をベースとして、ご自身がどのような感触をポリウレタンに求めるか?
例えば「もう少し撓みが少ないほうが良い」とか「ほんの少し硬さをプラスしたい」とか「もっとナチュラル感覚が欲しい」とか。
それによってテクニファイバーストリングにラインナップされているその他のモデルが選択しやすくなることでしょう。

今テニススクールとかで頑張って技量UPを図っていらっしゃる方々に是非試していただきたいと思います。
ミスヒットの嫌な振動を軽減してくれることもさることながら、「ホールド感」という奴を初めて経験してみませんか?

そしていつか「試合に出たい!」と思ったとき、是非弊社主催大会にお申込ください。
次へのステップアップのためにどんなストリングがマッチされるか答えさせていただきますので、大会本部におります私に一声おかけいただければ幸いです。
(因みにこれは営業戦略ではありませんのであしからず)

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masupyu at 17:42|PermalinkComments(2)

2011年07月15日

テクニファイバー T-FIGHT 305 VO2Max

de1b7bd5.jpg私が愛用しているテクニファイバー T-FIGHTシリーズに昨年新しい顔がラインナップされました。
その名も「T-FIGHT 305 VO2Max」。
黒ベースの塗装にあの顔。
サムライ付きです(笑)。

平均重量はその名の通り305g、平均バランス325mmと、振り回しやすいスペックとなっています。
この手のスペックはラケットヘッドをまわし易く感じ、そのバランスによってオートマチックにヘッドが抜けていくような感じがします。
個人的には面の位置もわかりやすく感じるので、ボレー等の面を合わせるショットも楽にこなすことができました。

フレーム厚はT-FIGHTの全シリーズ共通である21.5mm。
物凄くフレームにパワーがあるというわけではありませんが、これくらいの厚さのモデルとしては反発力は高いほうだと思います。
私ぐらいのおっさんの筋力には程よいパワーアシストをしてくれるフレームで、微かな撓りはあるものの、いわゆる復元力の速さから快適な飛びを得ることが可能です。
あくまでも厚さの割には、ということですが。

今回着目した点は、T-FIGHTシリーズの中で最も目の細かいストリングパターン「18×19」という点です。
案の定、バカみたいにどフラットで引っ叩いてもある程度飛びを軽減してくれて、コントロール性の高さは秀逸でした。
スピン性能に関してはその他のモデルの16×19というストリングバターンのほうが高いとは思いますが、限りなくフラットに近い当たりをすると安定性という点では18×19に軍配が上がります。
またスライスなども、ボールがストリングに食いついたときの撓みが安定するので、多少大きめなスイングになってしまったとしてもボールが吹け上がったりしません。

95平方インチというフェイスサイズですから、間近で見るとホント目が細かく見えるんですよねぇ。
一見「飛ばなさそうだなぁ」って思いましたが、振りやすいスペックと、フレームの適度なパワーアシストが相まって、思っていた以上にボールは飛んでくれました。
それでもツアー系であることは間違いなく。

これぐらいの重量&バランスのモデルですと、テスト当初はあまりの振り易さにボールをコントロールすることに苦労することが多々あります。
しかしこの305はテスト当初から飛び過ぎることなく、安心してしっかりとボールをヒットすることができました。
たった2本縦糸の本数を増やすだけでこんなにも打感が変わってしまうものなのですねぇ。

DSC00082オススメできるターゲットは、フラットのような当たりの厚いショットを駆使して、ベースラインからボールをコントロールして相手を振り回したい方かと。
スピン性能を求められるのならT-FIGHTシリーズのその他のモデルをお薦めしますが、この目の細かさは安心して振りきれる方にはたまらない安心感をもたらせてくれるでしょう。

余談ですが、今年の9月にT-FIGHTシリーズの320と295と280の塗装が変更になります。
詳しくは見ていないのですが、どうやら「あの顔」がいなくなってしまっているのです。
私が使用している320も塗装チェンジしたばっかりなのに・・・。
しかし305がチェンジされるという情報は今のところ私の耳には入ってきていません。
もしかしたらこの305が最後の顔付きモデルとなるのかもしれませんね。

オンコートで彼とにらめっこするのもこれが最後なのでしょうか・・・。

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masupyu at 20:59|PermalinkComments(4)

2011年04月28日

テクニファイバー t-p3 fire

488aec79.jpg今回はテクニファイバーから新発売されたt-p3シリーズの中から、最もフェイスサイズが小さい「t-p3 fire(ティーピースリーファイア)」のインプレとなります。
このシリーズの特徴として「振動減衰性の良いポリウレタン製のパッドをフレームに内蔵することで身体に優しいラケットを実現」と謳われていますが、このt-p3 fireはシリーズの中で最も範囲の狭いヨーク部分にのみそのパッドが搭載されているので、他のモデルよりは多少振動を感じるものの、それでも確かに振動が軽減されているのが打った瞬間にわかります。

フェイスサイズは100平方インチと、この手の軽量モデルとしては小さいフェイスです。
平均重量275g、平均バランス330mmと、ラケット自体の重量が軽い分、トップヘビーなバランスでスイングスピードをアップさせようというセッティングです。
持った感触は軽いのですが、振ってみると重過ぎないバランスが楽にスイングワークを安定させてくれました。
重量が軽すぎると自身のスイングワークが乱れがちになってしまいますが、ラケットヘッド重過ぎてもフォロスルーがお辞儀をしてしまいます。
丁度これくらいのバランスが適度といいましょうか、私くらいの筋力ですと面を合わせるのに「楽」なバランスとなります。

最大フレーム厚は25mmとまぁまぁ厚く、それでもそのフレーム厚ほどの振動は感じず、悪く言うとフレーム厚ほどの飛びは感じられません。
軽いから振れるので、スイングによってボールを飛ばすことはできますが、フレームのパワーで飛ばしてくれる、というのはあまり期待なさらないほうが良いでしょう。

打感もフレーム厚にしてはホールド感もあるので、かなり大きなスイングでヒットされても飛びすぎることはないと思います。
ですのでスライスなどのショットは安心してフォロースルーを取れ、「ヒット」することができるのです。
多少切り落としてしまったとしてもアウトするほどの弾きは生まれず、むしろかなり厚く当てていかないとボールは失速します。

これはボレーにも言えることですが、いわゆるキャッチ的なボレーでは私の技量ですとドロップボレーになってしまいました。
ほんの少しのハンドアクションがないとシャープなボレーが放てないのです。
一見ツアー系のようなスイングをしても飛び過ぎず、速い展開のラリーになってもボールを殺すことのできるフレーム。
ん〜ターゲットが難しいラケットだと思ってしまいました。

グリップサイズの設定も「2」しかないのです。
つまりグリップ3以上を使うような筋骨隆々の方にも薦めていないし、グリップ1を使うような非力な方にも薦めていない。
このサイズに合わせてくれ、的な感じですよねぇ。

でもそれを考えてみると、ラケット自体の特性もそんな感じなので、トータル的には正しいのかなぁと。
フレームが何かをしてくれるモデルでもなく、要は自分のラケットの操作次第で如何様にでもなるラケットということです。
長年ツアー系を使ってきたけど年齢とともに重さに耐えられなくなり、しかし軽くて厚いラケットだと飛びすぎしまうほどスイングワークが固まられている方。
パワーよりコントロール重視で、コートを広く使って試合で相手を走らせまくることのできる方。
このような方にはまさにベストマッチといえるでしょう。

DSC08719ウッド時代からテニスをプレーされている方に是非打っていただきたいモデルです。
「ラケットがボールを飛ばす」のではなく「ラケットでボールを運ぶ」スタイルの方には適切なホールド感であり、筋力が衰えてもしっかりと振れるバランスであり、腕にも優しい当たりであります。

因みになんとこのt-p3 fire!
フレーム上代が24000円ですから、巷のショップさんでは2万円くらいの金額で売り出されています。
しかもtp-3 caratをご紹介したときに書き忘れましたが、tp-3シリーズをお買い求めになるとテクニファイバーのストリングTGV1.30が添付されてきます。
ストリングの上代だけでも3200円ですよぉ。
安いサービスガットがついているのとはわけが違います。

キャリアの長い方には馴染みが薄いメーカーでしょうが、是非この機会に慣れ親しんでみてください。
テクニファイバーは「おフランス」のブランドです。

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masupyu at 16:20|PermalinkComments(2)

2011年04月07日

テクニファイバー t-p3carat

999f91fa.jpg4週間ぶりの更新になってしまい申し訳ありません。
その間、多数の方に訪問していただき心底感謝させていただきます。

さて久々のインプレは、現在私が契約させていただいているテクニファイバーから新発売になった「t-p3carat(ティースリーキャラット)」となります。
今回発売されたt-p3シリーズは全3機種で、このcaratは最もフェースサイズが大きい110平方インチ。
久々に110平方インチを見たからというのもあるかもしれませんが、とにかくデカイ。
しかもストリングパターンが16×20で、パッと見のストリングの目の粗さはこれまた久々という感じです。

この目の粗さがトップスピンの増量に貢献してくれ、薄いあたりでもスピンに必要なホールド感が増し、面白いように跳ねてくれました。
もちろん目が粗いわけですからストリングの耐久性は落ちるとは思いますが、この手のモデルを使われる方は筋骨隆々というわけではないでしょうからそこら辺は無視します。
まぁ楽にスピンをかけられるモデルといいましょうか、チョリッとやっただけでピョンと跳ねるので楽しいというのが率直な意見で。

平均重量265gとかなりの軽い部類で、相手のボールに対して瞬時にラケットセットできるのは言うまでもありません。
そして相手の重いボールに対しても平均バランス355mmというトップヘビーなおかげで打ち負けることを防いでくれています。
このバランスの恩恵はもう一つあり、上手く遠心力を使えば楽にスイングをさせてくれて、オートマチックにフォロースルーをとれることです。
ラケットヘッドが勝手に走るという感じですねぇ。
これなら非力な方でもそのバランスがスイングの後押しをしてくれるのでかなり楽だと思います。

最大フレーム厚は27mmで、イメージとしては「デカイ・軽い・厚い」というのを想像されるでしょうが、打感はカキーンという弾く感覚もなく、フレーム厚の割には飛ばない感じです。
フェイスの両サイドとヨーク部分に振動減衰性の良いポリウレタンパッドを内蔵しているせいか、嫌な振動もまったくなく、悪く言えばそれがボールの飛びを抑制しているような気がします。
ですので「デカイ・軽い・厚い」らしからぬ程よい飛びを与えてくれて、ある程度しっかり振っても飛び過ぎることはないので、ご自身のスイングワークをしっかりとお持ちの方が筋力の低下によりラケットを軽くしたいなぁ、なんてときには最適だと思います。

DSC08785今までのテクニファイバーのイメージですと「厳しいツアー系」という感じをお持ちだと思いますが、このt-p3シリーズはまさにニューラインナップですねぇ。
パワーより、ラケット操作のし易さによってコースをつく中高年の女性にはうってつけのモデルだと思います。
メーカー希望小売価格も29400円となっていますから、ショップさんなどでは2万円台前半で新品を買える事でしょう。
コストパフォーマンスもグッドですよねぇ。

数年前にウィリア○ス姉妹が使用していたW社のラケットに似ている気がしたのは私だけでしょうか?
お使いになられた方は是非感想をお寄せください。

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masupyu at 18:19|PermalinkComments(0)

2010年12月17日

テクニファイバー Black Code 1.24

55f1923c.jpgポリ流行の昨今。徐々にポリストリングに慣れていかないといけないと思い、テクニファイバーのBlack Codeの1.24mmゲージを張ってもらいました。
いつもと同じテンションで、いつものストリンガーに張上げてもらったのですが、第一印象は「テンション間違えた?」でした。
それくらい当たりが硬く感じたのです。
ポリの硬質感が苦手な私にとって、これは物凄く嫌な感じでした。

ストリング自体の形状は五角形とまさにスピン系ストリング。
ちょっと触ってみただけでも、なんとなく角ばっているような気がしたのは気のせいでしょうか?
ということでチョリチョリっとスピンをかけることから始めてみたのですが、これだけではポリっぽいとしか感じ得ませんでした。
ストリングが撓む感覚も少なく、ボールを弾くという感覚もあまり感じられず、まぁ昔よりは少し柔らかくなったポリだなぁと思うだけ。

では何故世界のトッププロが使用し始めているのか。
やはり我々とはパワーが違うのかなぁ?などと思いながら、元全日本クラスの選手と打っているときに違った感覚が!
そう、今までテストしてきたポリより弾きがあったのです。
相手のボールのスピードに振り遅れても、しっかりと振りきれることができれば弾きを感じ取ることができます。
パワーアシストをしてくれるほどの弾きではないのですが、自身のスイングにあった弾きが生まれ、思ったとおりのボールが飛んでいき始めました。

1.24mmというゲージの飛びとは明らかに異なるのですが、むしろその飛ばない感がハードヒット時のコントロール性を高めてくれます。
ストリングが撓んでいるという感覚は得ることができませんでしたが、ストリング自体が食いついているという不思議な感覚は得ることができて、確かにスピン性能は高いストリングだと思います。

このときバックハンドで大幅に振り遅れてしまい、しっかりとしたループスイングができないまま横殴り的なフォロースルーになってしまったときがありました。
こういうときは得てしてボールにスピンがかからず、私の場合はベースラインを大きくオーバーしてしまいます。
いわゆるミススイングです。
でもコートにボールが収まってくれたのです。
このようにしっかりとしたスイングかできなかったときでも、ストリングがボールになにかしらのスピンをかけてくれていたようです。
さすが五角形。恐るべしです。

ただそれもこれも相手のボールにある程度の威力があって、こちらのスイングもある程度以上振り切ったときに言える結果だと思います。
スイングスピードのない方が威力のないボールを打ち返そうとしてもこの感覚はお分かりいただけないと思います。
やはり選手クラス向けのストリングなのですねぇ。

スピン性能は高いですが、パワー的にはローパワーです。
打つべし打つべしの方でないとマッチしないでしょうねぇ。
もっとも耐久性重視のポリエステルですからそんな心配は無用だとは思いますが。

DSC08215振りきれる方だけがバウンドしてからのボールの一伸びを更に得ることのできる「スピン量をアシストするストリング」であることは間違いありません。
もし貴方がこのストリングを張られる場合は、いつもより少しテンションを落とされることをお薦めします。
振り切れなかったときには失速を誘発しますし、緩いなぁと思ってもスピンの量が増えてボールをコートに収めることが可能になります。
因みに次回私が張ることになった場合は5ポンドは落としてもらおうかと。
もしくは自分にはハイパワー過ぎたなぁなんていうラケットを購入してしまったときも、このBlack Codeならコントロール性を高めるマッチングにすることができます。

全てをハードヒットしないとその良さを知り得ることは難しいですが、流行の「黒い」ストリング。
これからもドンドン試していきたいと思います。

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masupyu at 21:38|PermalinkComments(1)

2010年11月26日

テクニファイバー X-CODE 1.25

a04073b4.jpg現在私が使用しているストリングはテクニファイバーのX-CODEの1.25mmのゲージのものです。
今まで使用してきたテクニファイバーのNRG2のインプレを書いたときに耐久性に些か難ありと書き、以後ハイブリッドにしようかどうしようかと悩んでいるうちにこのX-CODEが発売になり事なきを得ました。

素材はポリエステルとポリウレタンが用いられていて、テストする前は「硬いのかなぁ?」と思っていたのですが、気になっていたのはその構造。
ポリエステルなのに構造はマルチ!
そう「1000本以上の繊維をソフトなポリウレタンで結合した結果、ポリの耐久性を持ちながら、食いつきの良さも両立したモデル」と謳われていたのです。

ポリなのにモノじゃない?
これは私の知り得るストリングでは初めてのこと。
早速打ってみると、ポリエステルが使われているとは思えないほどのホールド感&柔らかさです。
もちろん従来のマルチフィラメントのものよりは柔らかさは劣りますが、ポリと思って打ってみるとこんな撓り具合は経験したことがありませんでした。

どちらかというと反ポリ派の私ですが、その敬遠理由である「ストリングが撓る感じがしない」と「ミスヒットしたときの振動がポリ以外のものよりかなり顕著に現れる」がまったく影を潜めていました。
従来のマルチよりは劣るものの、しっかりとした弾きもあり、小さいラケットワークでもストリングの撓みだけでボールを弾き飛ばすパワーがあります。
そしてポリ本来の硬さも若干感じ取れるので、柔らかいマルチにありがちな撓り過ぎるパワーロスがなく、食いついたあとにポリらしい硬質な弾きが生まれ、モノストリングに近い球離れをしてくれるのです。

相手の速いボールに対してブロックするようなショットを打つと、ポリ系のそれのように弾かれることなく相手のボールの威力を上手い具合に殺すこともしてくれます。
私的にポリ系のストリングで難しかったタッチ系のショットも容易になり、ボレーなどは滑らすボレーもドロップボレーもしっかり打ち分けられることができました。

DSC08197まさに新感覚ですねぇ。
打ち応えのあるマルチストリングと言いましょうか、それとも命を吹き込まれたポリエステルストリングとでも言いましょうか。
素材を知らなかったら、少し硬めのマルチストリングだと思っていたことでしょう。

問題の耐久性ですが、二ヶ月ほどテストしていますが今のところ大きなテンションロスもなく、もちろん切れるようなそぶりさえ見せていません。
ただ・・・ストリングがクロスしているところの塗料が剥げてきて、元の白いストリングが見えてきました。
ここは改良の余地アリですねぇ。

ハイブリッドにしようと思っていた矢先のX-CODEの出現。
縦をポリ×横をマルチ、と考えていた私には思いもよらない「ポリのマルチ構造」。
コストパフォーマンス的にも大助かりです。

もし貴方が反ポリエステルでしたら、是非是非一度お試しください。
ポリが柔らかくなったと巷で言われていても、ここまでのホールド感はないはずです。
開発4年、350人がテストして開発されたX-CODE。
まさに「革命」だと思います。

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masupyu at 20:07|PermalinkComments(2)

2010年07月22日

テクニファイバー NRG2 1.24

d1c72b31.jpg現在私が使用しているストリングはテクニファイバーのNRG² 1.24というストリングです。
このNRG²には1.24mmと1.32mmの2ゲージがラインナップされていて、私は更なる反発性を求めて1.24mmをチョイスしています。
とにかく反発性は秀逸です。
ストリング自体の弾く力が強く、細ゲージという事もあり快適な飛びを演出してくれます。
ポリウレタン配合なので独特の柔らかさもあるのですが、ホールド感はあるもののそれが食いつき過ぎではなく、自身のパワーやスイング以上にシャープなボールを放ってくれます。

構造はマルチフィラメントですのでモノストリングのような硬質による弾きではなく、マルチ独特のホールド感の後、ストリングが元の形状に戻る力で弾き飛ばしている感じです。
ホールド感の高いマルチだと得てして食いつき過ぎが仇となり、思っている以上にボールを弾いてくれないときがあります。
NRG²はホールド感自体は高く、スイングスピードによってはかなりのくわえ込みが発生するのですが、復元力といいますかヒットしてから飛ばすまでの時間が短く、ハードヒット時にロスパワーになることは一切ありません。
ですので厚い当たりでも、グリッと薄い当たりでスピンをかけても、ボールコントロールし易いと私は感じています。

米国ストリンガーズ協会(USRSA)では「テンション維持率No.1」の評価を受けているそうで、ハードヒッターにも安心してお使いいただけるストリングだとも思います。
確かにこの暑い最中、1ヶ月以上張りっ放しでも違和感なく使えています。
私の張替えの目安として、バックハンドで厚い当たりでスライスを打ったときどうなるか?というのがあり、思った以上にボールが伸びてしまったり、球離れを遅く感じたときというのがあるのですが、NRG²に変えてからこの症状を感じ取ったことは未だありません。
(切れなくても私の張替え頻度は10週間に1回です)

スピン性能もそのホールド感と復元力のお陰でシャープなスピンをかけることが容易です。
グリグリやったとしても自分が描いている以上のスピンになるので、いわゆるスピンガットとは異なる引っ掛かりを感じ取っていただけると思います。
ただ・・・
問題は耐久性です。
私ぐらいの筋力にはピッタリのホールド感と弾く力が備わっているのに、わかりやすく言うと毛羽立ちは結構早めに訪れます。
ナチュラルテイストといえば誉め言葉ですが、そこだけが一抹の不安を覚えます。
ごくごく稀に真面目にテニスをすると如実に現れてしまいます。
まぁそれでもテンション維持はされているので凄いといえば凄いのですが・・・。

ということで今回ご紹介しといてなんなのですが、今後私はこれをハイブリッドのクロスとして張ってもらおうと思っています。
捨てがたいんですよねぇ、このホールド感とパワー。
使用ラケットがツアー系というのもありますが、年齢と共にどうしてもストリングにもパワーを求めてしまいます。
そしてロスパワーにならないホールド感も。

で、ベストマッチユーザーですが、答えは見つかりません。
私のようにツアー系を使われている方から、年配の方で軽量モデルをお使いの方まで幅広くご満足いただけるストリングだと思います。
体に優しい当たりで、適度にホールドするのでコントロール性にも優れ、それでいてストリング自体にパワーがあるのでボールの飛びをアシストしてくれる。
おまけにテンション維持率まで高いとくれば、コストパフォーマンス的にもGoodだと思いますよぉ。

因みにNRG²は「エヌアールジースクエア」と読みます。
キョン²と書いて「キョンキョン」というような読み方ではございませんので是非ご愛顧ください。

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2010年05月20日

テクニファイバー XR3(エックスアール3)

df22adcb.jpg私事ですが今年に入りラケットの契約先が変わり、その契約先から発売されているラケットの特色を知り得るべく、テクニファイバーのラケットを数機種テストしました。
その何本かに張られていたストリング「XR3(エックスアール3)」のインプレとなります。
貼り付けた画像では見づらいかもしれませんが、ストリングの中心に「3モノフィラメントコア」という芯糸みたいなものが通っていて、その周りをマルチフィラメント構造で覆われている造りとなっています。

ということで勝手にモノマルチのカテゴリーに位置づけテストしていたのですが、普通にヒットする分にはマルチフィラメントを感じることが少なく、モノストリングのような硬さを感じました。
テクニファイバーのラケット自体が物凄くしなりを感じるフレームではないので更にそう感じたのかもしれませんが、張上げていただいたテンション以上に硬さを感じたのです。
しかし弾く力はモノストリングのそれではなく、悪く言うと思ったより飛ばない気がしました。
このXR3はゲージが1.25mmと1.30mmがあり、テストには1.30mmを張ってもらいましたが、今まで私が張ったことのあるテクニファイバーのストリングの中では最も硬質感を感じたのです。

しかし選手クラスの人間とヒッティングをすると、硬質感が影を潜め、弾き度合いは変わらないものの微かなホールド感が出てきました。
相手のボールが速ければ速いほどそのホールド感は増し、柔らかいマルチフィラメントのロスパワーになってしまうようなしなりもなく、適度にボールホールドしてから球離れしていくのです。
スイングスピードが遅い場合はただ硬質感だけが残りましたが、いつもどおりかそれ以上のスイングスピードでヒットしたときは「飛ぶ」という感じはしないものの、余計な弾きが生まれないのでコントロールしやすい打感となりました。

ですのでボールとの接触時間が短いボレーなどは、いつもより少しスイングワークを大きくしても飛びすぎることもありません。
安心してヒットすることができます。
またベースラインからいわゆるぶっ叩くストロークだと、コントロール性を損なわれるほどの球離れの早さもなく、フルスイングしても食い付き過ぎない適度な球持ちの時間が思ったとおりのスペースにボールを運んでくれたのでしょう。

一番特徴が現れたのはバックハンドのスライスです。
打っても打っても抜群のコントロール性を発揮できました。
多少体勢が崩れてチョン切るような打ち方になってしまったとしても、その飛ばない感がボールを浮かせることもなく、フラットのような高速スライスを打たせてくれたのです。

DSC06184なんともいえない不思議なストリングです。
ラケットのフレーム自体にパワーがあり、ご自身がそれを抑制しきれていない方に一度お試しいただきたいストリングですねぇ。
またキャリアの長い方が体力に合わせてハイパワーなフレームのラケットに変えても、このストリングならストレスなく今までのスイングでボールをコントロールすることができるでしょう。

日本リーグに出場した私の教え子も本人の肉体的以上にハイパワーなラケットに今年からチェンジしたのですが、このXR3を張り飛び過ぎることなく使いこなしています。
全般的にフレームパワーがアップされてきている昨今。
このXR3でコントロール性を求めてみるのもアリですね。

因みに1.30mmのほうにだけ「レッド」というカラーリングがラインナップされています。
私の画像もレッドコードではありませんのであしからず。

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2010年04月22日

テクニファイバー T-FIGHT 320 VO2Max

f4ac6485.jpg個人的なことで恐縮ですが、今年に入り私が個人的に使用するラケットを変更いたしました。
それがこの「テクニファイバー T-FIGHT 320 VO2Max」です。
発売から結構な時間を経ていますが、今更ながらインプレを。

平均重量はその名の通り320g。
持ってみるとかなりの重たさを感じます。
しかし平均バランス310mmとトップライトなため、操作性は苦にならない程度の重さです。
むしろテークバック時にしっかりとその重量を感じることができ、振り始めるとトップライトなバランスのお陰でラケットヘッドが楽に抜けていき、それでいて当たった瞬間は相手のボールがどんなに重くても打ち負けないパワーが生まれます。
あまりにも軽量トップヘビーですとやはり重い球には打ち負けやすく、あまりにもトップライトだと相手のボールに負けてしまいスイングが乱れてしまうことも多々ありましたが、程よいトップライトなためスイングが乱れてしまうほどの抵抗力の低さもなく、相手のボールの勢いを吸収してから打ち返せるバランスに使用開始当初から安心してボールを引っ叩くことが可能でした。

カタログを見ると素材欄が「グラファイト」とだけ書いてあり最新テクノロジーが搭載されているわけでもなく、カタログ表記どおりグラファイト素材のラケットができた頃の古臭い打感であるのは言うまでもありません。
ですのでフレーム厚21.5mm均一ではあるものの、最近の同系統のラケットよりはフレームのしなりを多く感じることができて、ホールド感は昔懐かしいそれを感じます。
私の場合フォアは厚めのグリップでスピン系のショットを打つのですが、その際どうしてもフェイスの上部でボールを引っ掛けて打ってしまいます。
まさにそんな人が求めるであろうフェイストップ部のしなりを得ることができて、フェイス上部でヒットするトップスピナーには快適な打感を与えることができる感じに仕上がっています。
その昔フォルクルさんと契約させていただいているとき、C10 PROというモデルを使用していたのですが、物凄く似た打感です。
今現在はテクニファイバーと契約させていただいているのでこんなことを書くと怒られてしまうかもしれませんが・・・。

フェイスサイズは95平方インチとツアー系としては主流なサイズで、ストロークのコントロール性は私的にかなり高評価です。
それがラケット変更の要因にもなったのですが、古臭い打感と適度なホールド感が昔っぽいテニスをする私にマッチしたのでしょうか?
重さがある分だけ余計なラケットワークも軽減され、スイング自体を安定させやすいというのもあるのかもしれませんが、このラケットに変えてからは大幅なコントロールミスが減ってきました。

また肩が悪い私でも、その重量&バランスのお陰でサーブのスピードアップにも成功しているように思えます。
もちろん担ぎ上げるのにはそれなりの体の使い方を要しますが、背中に担いでから振りぬくまでのスピードはトップライトだと上げやすいんですよねぇ。
これまた余計なラケットワークも抑えてくれるので、サーブの正しいフォームを思い出したのも事実です。

ボレー等はその重さが弊害になりがちで、私くらいの技量ですとボレーボレー等の瞬時なラケットワークを必要するときは「若干」遅れ気味になってしまいますが、それでも重みがボレーに必要なプッシュを後押ししてくれるので、むしろコンパクトなテークバックになってこれまた正しいフォームを思い出させてくれたかもしれません。

DSC07095そんな感じで今はこのT-FIGHT 320 VO2Maxを愛用しています。
フレーム自体に特に何かがあると言うわけではないので、昔ながらのラケットを変えられない方には是非一度お試しいただきたいモデルです。
今回のこのT-FIGHT 320 VO2Maxに変えるにあたっては私も一度も試打をせずに変えました。
それでも使用開始初日から違和感なく使えたのです。
もし特徴があるとしたら、やはりその重さ。
数年前に40歳代に突入し、軽いラケットに変更していこうと常々思っていたのですが、かえってこの重さがパワーアシストしてくれるとは思ってもいませんでした。
やはり三つ子の魂は百までなのですねぇ。

因みに私はテクニファイバーのNRG² 1.24というストリングを52Pで張上げてもらっています。
ポリも試してみたのですが、どうしても古臭い打感を求めるとそうなっちゃうんですよねぇ。
私のセッティングなどは参考にはならないとは思いますが、とりあえず・・・。

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2010年04月08日

テクニファイバー T-FLASH 300 STEPFLEX

6c6fb83c.jpg真っ黒ベースに「あの顔」。
テクニファイバー T-FLASH 300 STEPFLEXのインプレです。
今年の1月にインプレったT-FLASH 315 STEPFLEXとは一見その差がわかりません。
よ〜く見てみるとフレーム部のラケット表記の数値と、小さく黄色ベースで「tour player」と書かれているか否かの違いだけかと・・・。

その名の通りこのT-FLASH 300は平均重量300gと、T-FLASH 315より15g軽い重量です。
その分、平均バランスが310mmのT-FLASH 315に対し、T-FLASH 300は320mmと若干頭よりのバランスで、もうおわかりかと思いますがピュアドラバランスとなっています。

打感自体はT-FLASH 315のときにも書きましたが、最大フレーム厚25mmが硬めの打感を演出し、ハイパワーなフレームに仕上がっています。
いわゆる「弾き」がバッチリなフレームです。
相手に走らされて満足な状態でヒットすることができなくてもシャープなボールを弾き返すことができました。
私ぐらいの筋力ですとラケット自体も重くなく、トップのバランスも適度に効いているので、これまた走らされたときでもそのバランスがスイングワークのアシストをしてくれます。
ですのでストローク時のカウンター的なショットはいとも簡単に打てる感じです。

前回T-FLASH 315のときにも感じたのですが、そのカウンターショットもある程度の技量をお持ちならという前提がつきます。
あくまでもツアー系のモデルとして弾きが高いということであり、非力な方のパワーアシストになるほど弾くわけではありません。
振り切ってこそのパワーアシストが生まれ、あてチョンではただ硬いフレームとお感じになってしまうことでしょう。

またT-FLASH 315との打感の違いですが、T-FLASH 300のほうが若干私は硬く感じました。
平均重量が軽いからそう感じたのかもしれませんが、ハードヒットしたときのホールド感はT-FLASH 315のほうが高かったと思います。
その分T-FLASH 300のほうがボレーやどフラットで快適な球離れをし、シャープなボールを生み出しやすい印象を持ちました。
これはサービスにも反映されているようで、ボールとのコンタクト時間が短い分スイング以上の初速が出るので、あり得ないことですが自分が筋力アップしたような錯覚に陥ったのです。

フェイスサイズも100平方インチですから、外回りのスペックだけですとどうしてもピュアドラと比較してしまいます。
間違いなくピュアドラよりハイパワーなフレームですねぇ。
硬いからといって嫌な振動が伝わってくるわけでもなく、厚ラケのように飛ばすことだけをアシストするパワーではなく、コート内にボールを納める上でのパワーアシストをしてくれるフレームです。
一度打ってみると短時間でフレームに慣れ親しんでしまう打感。
その昔、中厚ラケットというのが登場してきたときの感覚でした。

DSC06792このモデル。
男性はもちろんなのですが、ベースラインからガンガンハードヒットする女性トーナメントプレーヤーにオススメしたい一本です。
ピュアドラのバランスは好きなのだけど、もう少しフレームにパワーが欲しい方。
違和感なくモデルチェンジできると思いますよ。
但しハイパワーがゆえにホールド感はさほどありませんので、コントロール性に関しては使われている方の技量がそのまま反映されると思います。
ご注意ください。

余談ですが、プロフィール画像をご覧になってお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、私今年からブリヂストンスポーツさんと契約させていただき、ラケット&ストリングがテクニファイバーになりました。
ストリングはともかくまだまだラケット使用率が低いテクニファイバー。
「あの顔」が賛否両論となるでしょうが、是非是非ヨロシコご愛顧のほどを〜。

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masupyu at 21:38|PermalinkComments(0)

2010年02月18日

テクニファイバー T-FIGHT 280 VO2Max

d9fd76c5.jpg今年に入って私がはまっているテクニファイバー。
今回は軽量モデルであるT-FIGHT 280 VO2Maxをテストしました。
このラケット、スペックだけ見るととても楽そうな感じです。
平均重量はその名の通り280g、平均バランスは335mmとまさに軽量トップヘビーモデル。
持った感触も軽いし、素振りをしてみるとスイングも楽。
こりゃ簡単ラケットだなと思いながら、日本リーグ前だった私の教え子とヒッティングをしたのですが、こんなに軽いのに重いボールに打ち負けないというのがまずは吃驚でした。

重量が軽いのでテークバックは楽にでき、速いボールに対しても素早いセットが可能です。
そして振り始めると335mmというバランスがラケットヘッドをクルッと楽にまわしてくれて、少ない力でサーキュラースイングをアシストしてくれます。
感覚とすると、フェイス部分だけに重みを感じ、シャフト部分には何の重さも感じません。
物凄く面の位置がわかりやすい感覚です。

フェイスサイズは95平方インチといわゆるミッドサイズのそれですから、決して楽なサイズではないのですが、スイング中に面の位置がわかりやすいという利点が飛んでくるボールに対して的確にヒットをさせてくれるのです。
テスト中次第に慣れてくると、その扱いやすさとボールを捉える的確さのお陰で普段の私以上にミスヒットは軽減されました。

フレーム厚は21.5mmと厚すぎずなので、必要以上にフレームパワーがあるわけではなく、多少素材の硬さは感じるものの余計な撓りもなく、フォロースルーをした方向にボールを運んでいってくれます。
ですのでコントロール性は格別です。
素直にボールに対して面をセットし押し出す感覚でヒットすると、まさに手の平感覚のコントロール性が生まれます。

先般インプレを書いたT-FLASHより反発性はなく、しっかりと振らないとボールは飛ばないと思いますが、このスペックですからしっかりとしたスイングが楽にできるのでそこいらは心配無用です。
全てのショットが楽にこなせ、ほぼ自分の意思をボールに伝えることができ、私ぐらいの筋力ですとラケットに振られることもなく操作できるので取りまわしは容易でしたねぇ。

DSC06699ターゲットは難しいところですが、非力ながらしっかりとしたスイングをお持ちのフラット&スライスプレーヤーにマッチするかもしれません。
ヒットしやすいとは言っても95平方インチですからある程度のキャリアも必要でしょう。
弾かれるという感覚もあまりなかったですから、うま〜くボールを殺してテクニックのあるショットを駆使される方にもオススメです。

フェイスサイズは小さいほうが好きだけれど、最近筋力の衰えを痛感して少し軽量モデルに移行されたい方。
そんなラケットはなかなかなかったと思いますが、ここにあったんですねぇ。
私も最近選手クラスのスピードについていくのがやっとなので、このT-FIGHT 280 VO2Maxを上手く活用していきたいと思っています。

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masupyu at 22:18|PermalinkComments(1)

2010年01月21日

テクニファイバー T-FLASH 315 STEPFLEX

320f2ae6.jpgブリヂストンスポーツ(株)様のご厚意によりテストさせていただいているテクニファイバー。
今週はバグダティス選手使用モデルである「T-FLASH 315 STEPFLEX」のインプレとなります。
数年前にこのモデルの前作であるT.FLASH 315 VO2MAXをテストしたのですが、打感がまったく変わっていたのには吃驚だというのが第一印象です。

平均重量315g・平均バランス310mmは変わらずで、ある程度のフレーム重量とトップライト構造がスイングを楽にしてくれるバランスです。
ラケット自体の重量感を感じながらスイングを開始し、フォロースルーではトップライトのおかげでラケットヘッドがスッと抜けるように走ってくれるので、個人的にとても好きな振りやすさでした。

ここまでは前作と同じ印象だったのですが、明らかに異なって感じたのはそのハイパワーさ。
打った瞬間瞬時に感じるフレームのパワーには物凄く吃驚しました。
とにかく高反発なのです。
しかもただ弾くという感覚ではなく、振れば振るほどボールスピードも上がり、バウンド後の伸びも驚くべきほどのクオリティとなります。

「んっ今日は調子が良いのかな?」なんて思ったりしたのですが、何回テストしてもそのハイパワーさは変わりません。
カタログを穴が開くほど見てみると、前作とはフレーム厚が全然違うのです。
前作がフェイス部の最大フレーム厚が23mmであったのに対し、今回はフェイス部の最大フレーム厚が25mmとなっています。
その分、シャフト部分のフレーム厚が25mmから23mmと細くなっているのです。
厚くした分パワーが増した?
否定したいところですが、間違いなく関与しているでしょう。
ですのでフレームのしなりを要する方には好まれない打感になっているかもしれませんが、ツアー系のラケットをお使いの方で、今のままの筋力・スイングスピードでボールに更にパワーを伝えたい方には最適なフレームパワーに仕上がっていると思います。

実は先日レッスン中に使用したのですが、相手の深くて伸びのあるボールに対し少し振り遅れた感があったので、瞬時にスイングスピードを上げてしまいました。
通常はスイングスピードを落としてヒッティングしているのですが、このとき今の自分ではあり得ないぐらいシャープなボールを返してしまい、ベースラインからストロークエースを取ってしまったのです。
思えば激しい「弾き」でした。

ではいつも弾いて飛びすぎてしまうのか?
振り切らないとその弾きは生まれてきません。
小さいスイングやスイングスピードの遅い方だと、ボトッと失速してしまうでしょう。
振ったときに現れる弾きのパワーは、ツアー系ラケットを使われる方に物凄いパワーアシストをもたらしてくれるのは間違いありません。

DSC06238強いて言えば私の技量不足かもしれませんが、ドロップショットやロブなどのフェイクをかけてタッチを重視するショットには調整を苦労させられました。
フレームが強靭な分、フレームが何かをしてしまうので、自身のタッチが伝わりにくかったのだと思います。
やはりこの手のモデルは正統派のハードヒットしか許されてないのでしょうか?
小細工するなってことですかねぇ?

このラケットってきっとベースラインからストロークエースが取れるくらいのパワーが備わっているのでしょう。
フェイスサイズも100平方インチと扱い易い大きさですし、トップスピンをグリッとやってもミスヒットするほどシビアではありません。
少し小柄な方が大柄な方と対戦するとき、自身のパワー不足を感じたとき、などに力を発揮してくれるモデルでしょう。
私も170cmと大柄ではなかったので、現役でプレーしていたときにこれくらいのモデルがあれば・・・。

トップライト好きな方で、フレームにしなりよりパワーを求め、ボールスピード&伸びを追及したい方。
自信を持ってお薦め出来ます。
ってか私が使いたい!

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masupyu at 22:25|PermalinkComments(1)

2010年01月14日

テクニファイバー T-FLASH 285 STEPFLEX

7498c643.jpg新年明けましておめでとうございます
本年も宜しくご愛顧のほどお願い申し上げます。
ってもう14日なんですよねぇ。
年明け早々バタついてしまい遅くなりましたが、2010年1発目のインプレは「テクニファイバー T-FLASH 285 STEPFLEX」となります。

パッと見は鮮やかなブルーを基調としたカラーリングで、やはりフレームには「顔」がプリントされています。
今回の顔の方は目が赤いんですよねぇ。
私の酔っ払ったときに似ているので親近感が・・・。

まぁそんなことはさておいて、スペックは平均重量285g、平均バランス325mm、フェイスサイズ100平方インチと、とても扱い易いセッティングになっています。
テスト当初から振りやすさは抜群で、体が温まっていない時点からスムースにスイングすることができました。
持った感覚はもちろん軽いなぁと感じるのですが、振り始めると適度にバランスが効いてラケットヘッドを少ない力でまわすことができるのです。
私の筋力でこれくらいのバランスですとテークバックを瞬時に取れ、体に負荷がかからない程度の重さなのでスイングワークを容易にしてくれました。

最大フレーム厚は25mmと厚めで、そのフレーム厚のパワーが簡単にボールを弾き飛ばしてくれるので、これまた無理に力を入れなくてもシャープなボールを放ってくれます。
打感からして中厚っぽい当たりで、フレーム自体のパワーはかなり高いほうでしょう。
この手のスペックの他社さんのモデルよりは硬さを感じるかもしれませんが、その弾き具合が振り遅れたときなどのリカバリー能力を高めてくれて、ごまかし上手に仕立ててくれるフレームとなっていました。

ストロークもさることながら、この扱い易いスペックと弾きのおかげでボレーはとても簡単に切れの良いボールを打つことができます。
相手のボールが速ければ速いほど、ラケットをセットするだけで「倍返し」ができるのです。
余計なラケットワークはいっさい必要ありません。
ホント「セット」するだけで切れの良いボレーが放たれます。

サーブ、スマッシュの縦振り系も、これまた振り易いスペックと弾きのおかげで爆発的なショットを生むことができました。
特にサーブのときにスライス系のサーブを打つと、フレームのパワーがバウンド後の伸びを「勝手」に加えてくれて、コーナーに「勝手」に切れさせてくれる感じです。
さほどいつもと変わらないスイングで打っても「勝手」にスピードが上がるのは使っていただければすぐさまお分かりいただけるかと思います。

DSC06196全てにおいてフレームのハイパワーさがいつも以上のキレを誘発してくれるモデルと言えます。
ハイパワーな方には軽すぎるでしょうし飛びすぎるでしょうが、日本人の平均的筋力をお持ちの週1プレーヤーの方には物凄いパワーアシストになるはずです。
フレーム自体のホールド感は少ないモデルかもしれないので、スピングリグリな方の好まれる感触ではないかもしれませんが、初速を上げたい方や球離れの早さを求められている方にはうってつけだと思います。
またストリングの調整次第では、まだまだ筋肉が出来上がっていないジュニア選手や、もっと楽にボールを飛ばしたい非力な女性草トープレーヤーにもお薦めできます。
スクール初中級の女性だと難しいと思いますが、非力でも草トーにチャレンジしている方などには、追い込まれたときや体勢を崩されたときにこのフレームパワーによって救われることが出てくるはずです。
T-FLASH 285 STEPFLEXを使って新しいプレースタイルにチャレンジしてみるなんてのもアリですね。
ラケットによってプレーの幅が広がるかもしれませんよぉ。

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masupyu at 19:27|PermalinkComments(3)

2009年11月12日

テクニファイバー X-ONE BIPHASE 1.24

ee4c3b46.jpgブリヂストンスポーツ(株)様のご厚意で、ここのところズーッと手にさせていただいていたデュアルコイルツインに張られていたストリングは、テクニファイバーのX-ONE BIPHASEでした。
ということで今回はX-ONE BIPHASE 1.24のインプレとなります。
実は数年前にもインプレを書いたのですが、あれから数年。
私の年齢のせいか、それともストリング自体が進化したのか?

テクニファイバー独特の柔らかさはそのままに、以前テストしたときより弾きが増しているように感じました。
謳い文句は「ナチュラルガットのようなフィーリング!!」ですが、確かに打感の快適さは比較対象に入るような感じです。
ボールをヒットしたときにモノストリングのような振動も感じることなく、1.24mmというゲージの細さもあってストリング面全体でボールを「包み込む」という感覚が瞬時に感じ取れます。

特にハードヒット時にはボールが当たった瞬間にくわえ込む感覚をタップリ感じることができ、ナチュラルストリングよりは硬質感がありますが、いわゆる球持ちの長さはロスパワーにならないほどの適度さです。
あまり柔らかすぎて球持ちが長すぎるとボールを飛ばすことに難ありと感じがちですが、そこまでのホールドではありません。
また柔らかいマルチフィラメントだと、張りあがっている面全体が撓むようなときを感じてしまうときがありますが、しっかりヒットした周り部分だけの撓みが感じれるので、ヒットした感触がダイレクトに伝わってきて、どの部分でヒットしたかがわかりやすいのは良かったです。

img55330660またそのあとのボールの飛び出しのスピードはマルチフィラメントのそれとは思えないほどのシャープさがあり、昔のX-ONE BIPHASE 1.24よりボールスピードを上げるのは容易に感じました。
間違いなく現在の私のパワー以上のボールが弾き出されたと思います。
しかも特に相手のショットが速かったわけでもないのに。
硬めのストリングが弾きが良いのは体で理解しているつもりですが、打感が柔らかくホールド感も感じ取れるのに「勝手」にシャープなボールを送り出してくれたのには些か理解に苦しむ感じで・・・。

今回数週間テストさせていただきましたが、すっかりテクニファイバーはグニャグニャに柔らかいという固定観念は拭い去られましたねぇ。
むしろマルチフィラメントの中では、このX-ONE BIPHASE 1.24はかなりシャープなストリングに入ると思います。
ベースラインからでも振り切ったら振り切った以上のボールが飛んでいってくれますし、ハードヒット時には好感触なホールド感もあるのでコントロール性にも優れています。
フレーム自体にパワーのあるモデルに張るとフレームの硬さが強調されてしまうかもしれませんので、やはりツアー系の薄くて・重くて・小さくて・のラケットを好まれる方で、現代のスピードラリーにご自身から先手を打って攻めたい方にお薦めします。

個人的には数ヶ月前にストリングチョイスを変更したばかりでしたが、久々にX-ONE BIPHASE 1.24を張ってもらいテストして、このストリングに変更することに決めました。
私も不摂生な42歳になり、それでもまだベースラインからガンガンやりたい気持ちだけはあるので、このX-ONE BIPHASE 1.24の力を借りて現代のスピードに対抗しながらテニスを楽しんでいきたいと思っております。

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2008年11月06日

テクニファイバー T.FLASH 315 VO2MAX

b580ac32.jpg満を持して発売されたテクニファイバー。
昔からストリングメーカーとしては有名でしたが、ラケットは初めて手に取りました。
今回はバグダディス選手使用のT.FLASH 315 VO2MAXです。

どことなくフィッシャーのラケットのようなシェイプされたフレームで、一見は強靭そうなフレームだなぁと思いました。
打ってみても同様な感じがして、ツアー系としてはフレーム自体にパワーがあるように思えました。
このT.FLASH 315は、その名の通り平均重量が315gと重めの設定です。
しかし平均バランスが310mmとトップライトなため、重量はまったく苦になりません。
長年これくらいのスペックを私は使用してきているので、普段どおりのスイングでヒッティングをしたのですが、フレームのしなりというのはあまり感じられませんでした。

今日も日本リーグ前ということで教え子とのレッスンで使用したのですが、速いボールに対して合わせるだけでボールが弾かれていきます。
特にスライス系のショットは、球離れの早さのお陰かシャープなボールを飛ばしてくれました。
少しフェイス部のフレームの硬さを感じたのですが、逆にその硬さがシャープな弾きを演出してくれて、小さいスイングでもそれ相応のショットになります。

トップスピン・フラット系で叩くと、若干シャフト部のしなりを感じ取れるのですが、これまたフェイス部のフレームの強靭さのお陰で爆発的なカウンターショットを生むことができました。
球離れが早いので、「グリッ」とスピンをかけても満足なスピンはかけ難いのですが、厚い当たりで弾き返すにはもってこいです。

フェイスサイズは100平方インチですが、フェイス部のフレームが硬く感じる分、スイートスポットは小さめに感じます。
その恩恵はコントロールに現れました。
私のテニスのスタイルからか少しホールド感のあるほうがコントロールしやすいのですが、無駄なしなりがまったく感じられないため、振り抜いた方向に忠実にボールは飛んでいってくれます。
ただ振り遅れてしまうとまったく修正が効かないので、振り遅れた方向に飛んでいってしまうのも事実ですが・・・。
ご自身のスイングに忠実な方向性を求められている方ならたまらない打感でしょうねぇ。
それだけでもかなりシビアなモデルだと思います。

20081106_02このT.FLASH 315は久々に出会った「使い手を選ぶ」モデルです。
現代のスピードテニスに対してご自身のコートカバリングで拾い捲り、攻められたときにカウンターショットで切り返すようなスタイルの方にはパワーアシスト満載です。
そして全てのショットを振り切るだけのパワーをお持ちで、フレームにシャープな球離れを求め、ホールド感より「硬さ」を必要とされている方にお奨めです。
因みに私の筋力では若い頃でも無理だったかと・・・。

テクニファイバーのストリングはどちらかというと柔らかめですから、これくらい強靭でもストリングが撓んでボールが飛んでいくのでしょうねぇ。
硬めのモノフィラメントを張ってしまうと、フライパンのようになってしまうのではないか?と思っているのは私だけでしょうか?

余談ですが、フレームサイドを見てみると閻魔大王みたいな顔がデザインされています。
プレー中にあの顔を見ていたら思わず顔真似をしてしまいました。
テクニファイバーって確かフランスのメーカーでしたよね?
(間違っていたらゴメンなさい)
なんとも不思議なデザインがラケットに施されたものです。
賛否両論だと思いますが、ショップさん等に陳列されていたら是非見てみてください。
顔真似しちゃう方が少しはいらっしゃるはず!

・・・そんなの私だけですかねぇ???

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あとぉ〜、今月21日発売のテニス誌スマッシュさんにチョロッとだけ顔出します。
宜しければこちらも是非ご覧くださいm(__)m



masupyu at 20:45|PermalinkComments(1)

2008年04月24日

テクニファイバー TGV 1.30

a3213dc7.jpg自由が丘スポーツクラフト(株)の阪田社長からテストして欲しいと依頼を受けた「テクニファイバー TGV 1.30」のインプレです。
大昔からテクニファイバーといえば「コンニャクのように柔らかい」というイメージでしたが、ここ最近では徐々に硬くなりつつある、というより「ハリ」みたいな感触が増してきているように思います。
それでもテクニファイバー特有のホールド感自体は高く、どのモデルも食い付きが良く、当たりが柔らかく、反発性が高いのは変わりありませんでした。

しかし今回のこのTGV 1.30は、まず「とっ飛ばない・・・」という感触でした。
まずはオンコートで体を温める意味で小さいスイングで当てるだけで打っていたら、大半のショットが失速してしまいます。
ネット上ギリギリを狙って打つスライスも、失速して予想以上のネットの下部に直撃です。
「まぁ慣れるまではこんなものかな」と思ってたのですが、体が温まってきても普通のスイングスピードでは思っている以上にボールが飛んでいきません。

きっとテクニファイバーは自社の特有を覆すようなストリングを開発したのだろうぐらいに思っていたのですが、とある瞬間からその考え自体が覆されました。
相手の速いサーブに対してフルスイングでリターンした時に、とんでもないボールを弾き返してくれたのです。
「んっ、さっきと違う」と感じたのでフルスイングを繰り返してみると、やっと出てきたのです! テクニファイバー特有のホールド感が!!

TGV 1.30でも相手の遅いボールに対しては、こちらがいくらハードヒットしてもこのホールド感が感じられないのです。
どちらかというと普通のポリ系の当たりになり、昨今のポリ系ストリングよりたわみが少なく、明確なヒット感覚を得ることが出来ません。
ところが相手のボールが速い時にハードヒットすると生まれるホールド感。
「ナチャラルテイスト」と謳っているどのストリングよりも、ナチュラルに近い感じを得ました。
そしてハードヒットをすればするほど反発性が高まるような気がして、相手の速いボール以上に速いボールを打ち返すことができたのです。
これは相手のボールの速さと、自分のスイングスピードが相まって生まれるホールド感だと認識しました。
つまり相当ボールが食い込むような状態にならないと、このようなホールド感を感じることができないということです。

メーカーさんの説明には「ポリウレタンを多く含み、柔らかい打感が特徴。また極細フィラメントを使用し、反発性も兼ね備える。」と書かれていましたが、きっとかなりの上級者の方がテストした結果なのだと思います。
上記の、私がホールド感を感じたときのようなシチュエーションはプロや選手同士のヒッティングだと理解できると思います。
そういった意味では「柔らかい打感」「反発性」を感じられることができるのはかなりの腕前の方だけなのでしょう。

フルスイングした時は確かに気持ちの良い打感であり、こちらのベースライン後方から相手のベースラインまで「スパーン」と弾き返してくれるので、ハードヒットするストローカーの方にはたまらない打感となることでしょう。
私は10分以上のハードヒットは医者からとめられているので(ウソです)、ちょっと厳しいかと・・・。

因みに更に反発性の高い1.25ゲージもあり、こちらにはピンクというカラーリングがラインナップされているようですが、決して色通りの可愛らしいストリングではないのでくれぐれもお気をつけください。

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masupyu at 20:29|PermalinkComments(1)

2007年11月08日

テクニファイバー PRO REDCODE 1.25

785f55b3.jpgあの独特の柔らかいフィーリングをかもし出すストリング「テクニファイバー」から、ポリエステル系である「PRO REDCODE」が発売になりました。
ゲージパターンは3種類あり、細いものでは1.20mm、中間のもので1.25mm、太いものでも1.30mmとなります。
その中で今回は中間の1.25mmゲージのものを、ウイルソンの[K]SIX.ONE TOUR90に張り上げてもらいテストしました。

テクニファイバーのストリングは全てに亘って「柔らかい」という感触を得られることと思います。
バボラのマルチ系とは違い、アバウトな表現をすると「もっちり感」があり、粘っこい打球感が特徴です。
そのため厚ラケのようにカキーンと感じるフレームに張ると、フレームの硬さを打ち消すような打感になり、ホールド感を高めてくれるので、時としてベストセッティングが生まれることがあります。
ただ柔らかいストリングというのは得てして耐久性に難ありなのですが、今回のPRO REDCODEはポリエステルということで注目してみたわけです。

PRO REDCODE 1.25まずは写真の通り、そしてそのネーミングの通り、「真っ赤」です!
今までブルーのストリングは見たことがあったのですが、真っ赤というのは初めてだと思います。
斬新ですねぇ。

まず30分ほど打ってみるとストリング表面の劣化はほとんど見られません。
大抵のストリングは30分も打ち続ければ多少の劣化は見られるのですが、このPRO REDCODEはまるで張りあがり直後のような表面のままでした。

問題の打感は「これポリ?」と思うほど当たりが柔らかく、物凄い食い付きようです。
ということでホールド感は抜群なのですが・・・物凄く球離れが悪い気がします。
私のスイングスピードが遅いのかもと思い、少しスイングスピードを上げたのですが全然球離れはよくなりません。
フラットを打つにしてもトップスピンを打つにしても食い付きすぎてしまうため当たりが重く感じてしまいます。
しかしその重さに耐えうる筋力をお持ちの方、耐えうるスイングスピードをお持ちの方なら、スピン感覚にはとても優れていると思います。
ストリングに食いついてからスイングした分だけスピンがかかるので、ハードヒッターの方にはうってつけな感触となることでしょう。

またスライス系は球の乗り時間が長いためコントロールするには適しているのですが、とにかく飛びは抑えられてしまいます。
食い付きが長い分、切り落としてしまうとそのままボールはネットの下のほうに向かっていってしまいますが、切り落とさない正しいフォームを身につけられてさえいればしっかりヒットしても飛びすぎることはなくコントロールできるので、これまた上級者好みとなることでしょう。

PRO REDCODE 1.25ということでこのストリングは、「フレーム自体の弾きが高いツアー系スペック」のモデルにマッチすると思います。
今回テストした[K]SIX.ONE TOUR90だと、私ぐらいの筋力では物凄く重い打感になってしまいました。
ウイルソンだとnPRO OPEN 100というモデルがありますが、このあたりがマッチしそうだなぁと思っていたら、つい先頃までこのモデルを使用していたブライアン兄弟はテクニファイバーのストリングを張っていたことを思い出しました。
当たりは柔らかいけど、飛びは抑制するストリングなんてそうそうありませんよねぇ。
あれほどのパワーヒッターがチョイスするわけです。

それにしても斬新なレッドカラーです。
私事ですがメーカーさんから契約をいただいている以上、我々はストリングにメーカーさんのステンシルを入れなければならないのですが・・・。
ウイルソンのカラーといえば「赤」。
このPRO REDCODEも「赤」。
ウイルソンからは白色のステンシルインクも発売されていますが・・・。
テクニファイバーさんはプロ選手が使用することは考えていないのでしょうか?

まぁ「赤好き」の方はお試しあれ!と言いたいところですが、是非上記インプレをご参考の上選択してください!

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masupyu at 18:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2005年04月27日

テクニファイバー X-One Biphase

0d1878fa.JPG
先週末から「テクニファイバー」というストリングをテストしています。
昔からテニスをやられている方は一度は聞かれたことのあるメーカーでしょう。
私の漠然とした昔の記憶では「物凄く柔らかいストリング」という印象でした。
今回テストした「エックス-ワン バイフェイズ」は1.24mmのものと1.30mmのものがあり、まず打ってみた感触はやはり「柔らかい」でした。
 
 
 
テクニファイバー2まず1.24mmのものを試打したのですが、その細さを感じさせない鈍い当たりで、ストリングの中にボールが包み込まれてしまうような感触でした。
細いゲージ特有の飛びすぎも抑えられていて、飛びを細さに頼る方には物足りなく感じると思われます。
打感は謳い文句どおりナチュラルに近い感じで、ハードヒットしてもソフトな感じを味わえます。
 
続いて1.30mmを打ってみると、これが物凄く当たりが重い感じがしました。
球が飛ばないのです。
ホールド感が高すぎて、弾きがないため、ボールを飛ばすにはパワーが必要でした。
両ゲージとも55ポンドで張り上げてもらったのですが、ゲージが違うだけとは思えないほど打感が違います。
スピンをかけ過ぎてしまうと、その食いつき過ぎからかネット前で失速してしまいます。
1.30mmのものは、軽量高反発ラケットユーザーの方で、柔らかい当たりと飛びを抑えたい方には効果的かもしれません。
 
両種ともボールを飛ばすというより「衝撃吸収」をコンセプトに作られているような気がしました。
昔どおりのテクニファイバーらしい柔らかさは変わらず、
しかし昔よりホールド感がアップしていて、ナチュラルに近い高級感あふれる打感。
私が今の高反発ストリングになれてしまっているので個人的には好んで張らないでしょうが、
クラシックラケットに張ってみると懐かしい打感を味わうことができるかもしれませんね。


masupyu at 16:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)