よく私の所に第一孔に小指が届かないので何とかできませんか?と言う問い合わせが良くあります。

これは女性の方や男性でも比較的手の小さな人あるいは今まで古典調(お囃子)を専門にして活躍されて方に多いようですね。


私なども最初に唄用の篠笛を手にした時などはやはり小指の孔の間隔が第二孔と第一孔の位置が広いので違和感があり、慣れるまで数日かかったのが思い出されます。


そこで、なぜこのように第二孔から第一孔の位置が広いのかを検証したいと思います。それには基本的な篠笛である唄用六本調子で比較検討をすることにしました。まず、一般的な六本調子は唄口周りの太さが20mm、管尻19mmです。

そこで考えらるのは篠竹の太さが20mmくらいのものは高音は出やすいのですが低い音は出にくい場合があります。特に管尻が18mm以下になりますと筒音や第一音の鳴りや響きが今一鳴りにくくなりやすいのです。


筒音はほとんど使うことが無いのですが七メリ音か六音にし、均等に穴あけをすると第一孔はドの音になるわけですが、これがが高くなりやすいので少し小さめの穴を開けます。すると音が出ずらくなってしまいます。
そこでその対策として第一孔の指孔を幾分大きくすると音の抜けがよくなり、鳴りが良くなります。しかし、このままですと第一音の高さが高くなり過ぎてしまうのです。

そこで今度は指孔を大きくした分、指孔の位置を管尻の方に下げて正常な音程にする必要が出てきます。この結果、現在の唄用(ドレミ調)の篠笛の姿ができ上がったのではないかと思われます。


私は、お客様の要望によっては古典調のように極端な指孔の開きがないほぼ均一的な孔の位置の唄用篠笛も作っております。写真では分かりずらいかもしれませんが一穴くらいの違いがあります。上が私の作で下は一般的な形の唄用篠笛です。

P1050481

初めて唄用篠笛を手にした方は違和感が無く指孔が押さえることができる感謝されております。
関心のある人は是非お問い合わせください。

では・・・
   
http://masuyamashinichi.jp/