私の工房のお客様は一部の人を除いてはほとんどがインターネットからです。
インターネット上では色々なリスクやトラブルが発生すると言われておりますが、私の場合にはほとんどありません。


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ホームページにはお取替えや返品は8日以内であれば、どんな状況にも関わらず可能であると表示もしておりますのでそのせいかもしれませんね????


しかし、返品は勿論ありますよ〜!
その中で多いと思われる理由とは・・・最近あった人達の中からです。


まず、一人目は・・・・・・
注文のあった篠笛を送ってから約1週間経っても、メールも電話もありません。どうしたのかな〜?と思っていましたら宅急便で篠笛が戻ってきました。


もともと、お気に召さない場合には交換か返品をしてくださいと、当工房では言っているわけですから当然なことです。
そんな中、簡単なメモが添えられていました。それはピッチが自分とは合わないと言うことです。
つまり、音が低いと言うことでした。何に合わせて低いのかはわかりません。一方的な話です。


次のお客様からは、篠笛を送ってから2日目にメールが届きました。どうも音が合わないので返品しますと言うことです。

そこで、何に対して音が合わないのかを丁寧にお聞きしましたところピアノと合わないと言うことでした。

お二人の共通した返品の理由は音が自分の思っていたことと違うと言うことでした。


当工房ではある人が開発をしたパソコン・チュウナーで調律をしております。
調律する立場としますと非常に優れたもので耳だけではなく目でも簡単に確認できますし、かなり高い数値で測定ができると思っております。


ところが、お客様はそうはいきません。あくまでも自分が中心ですから・・・
笛師の私がいくら正確に吹き調律したところで、お客様も正確な音程で吹けなければどうにもなりません。
篠笛をいくら高性能の器機やソフトで測定して制作しても、合わないものは合わなく、合わせることができません。

ほとんどのお客様は自分のレベルがどのくらいにあるのかも知らないわけですから当然なことで、一方的に合わないと言ってきます。。


特に初心者の人に限って多いのが音が低いと言うことです。
私の立場から言えば、まだ十分に音が出せてない、あるいは吹きこなすことができないと思えるのです。


声楽家が歌を歌始める場合にはまず声を出すこと、まず発声練習から始めます。
その時、基本になるキーはピアノやチュウナーに合わせて声を出します。


ところが、篠笛を吹こうと思う人達は一つ一つの音を出す音出しの練習よりも、何となく吹き始め、メロディを覚えることに関心がいってしまいがちです。


篠笛と言う楽器は西洋楽器と比べますと、とても音程が不安定な楽器です。つまり、口元の角度や息の強弱で簡単に数十セント音程が変わってしまいます。 (半音くらいは楽に変わってきます)


これらのことを考えますと篠笛を吹く時には常に基本になる音をチュウナーなどで確認し練習をする必要があると思います。

また、同様に笛師に問われることは単にチュウナーで一つ一つの音を調律するだけではなく、全体的なバランス、篠笛で歌った(吹いた)時にはどうなるのかをも考えなくてはなりませんね??


 

では・・・
   
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