篠笛の吹き方で、中々良い音をだすことができなくて苦労をされている人の大きな悩みは篠笛を吹くときの口や唇の形がつかめない、一定していないと言うことではないでしょうか?

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 先ず、口の形ですが、お箸かストローを台所から準備してください。

そして試しに舌を軽く下前歯に当てお箸やストローを口にくわえてください。この時の口の形や唇の開き加減が篠笛を吹く時のベストな形なのです。
 

篠笛の唄口が小さい為か、よく下唇を横に一文字に引いて吹いている人がおりますが、これは息漏れの原因でもあり、口に力が入ってしまう元凶です。
 子供が微笑んでするおすまし口・・・「おちょぼ口」のようにあくまでも自然な形につぼめるのが良いのです。

次に篠笛の唄口に息を入れ、音を出すためにはこのような感じで・・・

ロウソクの炎が目の前50cmくらいにあるとイメージし、その炎を口からの息で消した時のことを思い出してください。しかし実際にロウソクの炎は消さないで揺らすような感じで、軽く優しく吐くのです。これが乙音を出す時の息の吐き方です。

甲音や大甲は更に遠くの、例えば1m先のロウソクの炎を実際に消すつもりで、勢いよく息を吐きます。この時下唇を前に突き出すようにして息にスピードをつけて吐くのがコツです。

または、スイカや瓜を食べた後、その種を吐き出すかあるいは遠くに飛ばした時のことを思い描いてください。どちらも先ほどのロウソクの炎を消す時の感じと唇や口の形が似ていませんか?

息の吐きだしについては唇には決して力を入れないことです。軽く微笑むような感じで息を吐いてください。この時、思うように音が出ない場合には唄口を右手で少し上下に動かし、最も自然に音が出そうな位置を探ってください。

鳴らないと言うのはこの唄口の角度が息を切るのに少しずれていることが考えられます。

毎日少しずつの積み重ねになりますが、とにかく軽く吹くことです。口に力を入れて強く吹く必要は全くありません。(吹くと言うイメージは唇に力が入りやすく、吐くと言うイメージはふんわり力が抜けた状態) よく、遠音や迫力を出したいがために、口や唇に思い切り力を入れて吹いている人を見かけますが、本人が思っているような遠音や迫力にはならず良い音色も得られません。

口や唇に力を入れれば入れるほど疲れますし、良い音色は出ないことを肝に命じましょう。

参考になれば幸いです。