フリーゲーム「CardWirth」の何かしらがあります。
初めての方は下記の「このBlogについて」を一読するのをお勧めします。

このBlogについて(2015/07/21:追記)
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シナリオ感想「灰霧の街グレイウォルド(Next版)」

製作者:Leeffes
プレイ時間:不定
対象レベル:なし
一言:異国旅行気分でウインドウショッピングはいかが?
ギルド登録:なし⇒作者Blogにてどうぞ

異国情緒あふれる街シナリオの本作。「街」シナリオだけあって、探検するのにちょうど良い広さとバラエティ豊かなNPCたちが一行を歓迎してくれる。
販売されているものは実用的なものから趣味に寄ったものまでさまざまで、特に慎重性や正直さを重視したスキルが目を惹いた。(とはいえ、私はあまり街シナリオをやらないのでスキル自体は珍しくないのかも)

本作は純粋な街シナリオで、特別な事件などは起こらない。だが魅力的な造形の街はそれだけで、何か一歩先を期待してしまう。
そんな勝手な希望をくすぐってくれるのがNPCたちとのちょっとした会話。特定のNPCに会うために、特定の行動を取る必要があって、これも一種のシティアドベンチャーである。
会話のパターンも豊富で、なにより人物が活き活きしているのが楽しい。


使用していただいた素材のほうは、
「一応あげとくけど、何に使うもんかなあ」
と思ってたものがあったり、
「せっかく撮ったけど、ことごとく曇ってるんだよなあ」
というような素材を「霧の街」という設定で印象的に活用していただき、ありがたいかぎりです。

シナリオ感想「灰衣の鬼」

製作者:オサールでござ~る
プレイ時間:15~30分
対象レベル:3~5
一言:カッコいい親父が見れるのはここだけ!(か?)
ギルド登録:あり⇒Adventurer's GUILD

冒険者の宿を経営し、日々冒険者たちを送り出す宿の主人。なにかとネタにもされる親父がカッコよくたっていいじゃないか。
オーソドックスなモンスター討伐から入る本作は、この一言のために作られたと言っても過言ではないだろう。
ともすれば馴染みの人に対する感謝の気持ちや敬愛の心は忘れがちになるが、そんなとき日陰で支えてくれる人のありがたみを思い出す意味で本作をプレイしてみるのをお勧めする。

やはりというべきか、普段あたりまえのように接している人物が実は凄い人だった、という展開は面白い。漫画「D-LIVE!!」から着想を得たというエピソードも実に私自身に刺さるものがある。(皆川作品好き)
プレイ時間が短めなのも主旨を明確にしている。サクッと遊べて、親父が全部持っていく。それで十分、制作意図が伝り満足できる。
カードワースの利点のひとつを活かしている、手軽でスカッとできる作品だ。

といっても自分のパーティが負け前提のシナリオであるため、そういう展開を嫌う人にはお勧めはできない。
親父のカタルシスを味わうなら、オーガーの群れと数ターン戦えるだけの実力を持った冒険者たちで挑むのがお勧め。

素材追加。

旅行に行ったついでに素材になりそうなものを撮ってきました。
国内だとなかなか西洋ファンタジーを連想させるものを撮るのが難しい。
素材からシチュエーションを想像してもらえるようになるとありがたいものです。