マタハラ弁護団東海

マタハラに悩む全ての女性のために、愛知県弁護士会所属の女性弁護士が集結したのが、マタハラ弁護団愛知です。 無料相談、セミナー、勉強会への講師派遣など、随時開催しています。

妊娠・出産・育休を理由にした不利益な取り扱いを「マタニティ・ハラスメント」と言い、これらは違法とされています。
マタハラ弁護団東海では、このようなマタハラのご相談を随時お受けしています。また、勉強会への講師派遣も行っております。お気軽にお問い合わせ下さい。
弁護団事務局:弁護士法人名古屋南部法律事務所
住所:名古屋市中区正木4-8-13金山フクマルビル
電話:052-682-3211
担当弁護士:岡村・田巻

 こんにちは。
 マタハラ弁護団東海・横地です!

 濱口桂一郎氏の『働く女子の運命』(文春新書)を読みました。

 日本の女性労働者の働き方や雇用のあり方を戦前からたどる内容ですが,日本では,職務も勤務地も無限定で,実質的な労働時間規制もなく,いわば“無制限”に働くことができる事を前提に,いわゆる正社員が雇用されてきて,それは専業主婦等の妻と子をもつ男性が想定されてきたこと,賃金の決め方は,男性労働者が妻子を養うことを前提とした“生活給”の意味合いが大きく,終身雇用を前提に年功序列的に昇給し,昇進・昇格も,能力評価を前提とした適材適所というより教育訓練を受けて基幹的職務を経験しながらポストが上がっていく等,欧米に比べて色々な面で特殊だということが改めてわかりました。

 このような雇用環境に,男性は仕事,女性が家事・育児をするという性別役割分業が加わると,“働く女子”は家庭も仕事もするか仕事をやめざるをえないことになります。

 もし,労働条件として職務や勤務地を限定し,賃金はシンプルに職務に対する対価として,かつ “同一労働同一賃金”で定め,労働時間を厳しく規制し,転職しやすい雇用環境を目指していくならば,男女問わず仕事以外の生活時間を確保しつつ,家庭役割等とも両立しながら働くことができるので,性別役割分業解消も現実的に可能になってきますし,雇用する側もされる側も,「女性であること」が働き方を制約する事情になりにくくなり,ひいてはマタハラ問題もなくなっていくのではないかと思いました。

こんにちは。マタハラ弁護団東海・岡村です!

 

 前回にこのブログでも告知していました、
「働く女性のパワハラ防止-妊活ハラスメントからマタハラ・育ハラまで-」の講演に行ってきました!!

 上野千鶴子さんの「セクハラ対策 東京大学の経験」、小酒部さやかさんの「マタニティハラスメントとは」の二部構成で、講演の後にはトークセッションもあり、盛りだくさんでした。

 

 上野千鶴子さんからは、セクハラ、パワハラ、マタハラ…と言葉がつくことで社会問題となってきたけれど、その原因となっているのが「男性稼ぎ主モデル」、長時間労働の制限や同一労働同一賃金の実現など、根本的な問題に法的規制すべきという指摘がありました。
「女の頑張りが足りないとは言わせない、男が変わらないと。」という言葉に励まされました。

 

 小酒部さやかさんの講演では、出産・育児をきっかけとするものは、解雇や雇い止めのような明らかな違法行為(ブラックマタハラ)のみでなく、上司や同僚からの嫌がらせもマタハラである(グレーマタハラ)という説明がありました。
妊娠しても、職場で歓迎されないため、妊娠に不安を感じる女性労働者が多く、マタハラを受けても迷惑をかけている後ろめたさから泣き寝入りしてしまうという構造があるようです。
職場に迷惑をかけてしまうからという理由で辞めざるを得なくなるのもマタハラ、仕事を辞めたくないと頑張りを強要されるのもマタハラ。
 流産や早産、死産にもつながりかねず、命へのハラスメントにもなりうるという言葉は胸に刺さりました。
 一人の女性にマタハラを行えば、職場の女性全体の働き方に対するハラスメントにつながるため、マタハラは伝染病であるという指摘もありました。
 ハラスメントの加害者は、セクハラ、パワハラの加害者とも重なるため、マタハラに取り組むことで、様々なハラスメントをなくす突破口にしたいというお話しに希望を感じました。

 

 トークセッションも、本音でぶつかり合うようなスリリングな展開もあり、とても刺激的でした!

 

 女性が働くということは、本当にしんどいですよね。
 職場では男社会で、男並みに働かないと一人前と認められず、家庭では、家事・育児を完璧にこなさないと叩かれてしまう。
 マタハラ問題、弁護士として取りくんでいるようで、自分の働き方、生き方とも直結する問題でもあり、色々な思いがぐるぐると駆け巡る1日となりました。


こんにちは。マタハラ弁護団東海・野田です!

 さて本日は、名古屋大学で開催される講演会のご案内です。

 名古屋大学ハラスメント相談センターと男女共同参画室の共催で行われる、
 上野千鶴子氏と小酒部さやか氏の講演です!
 どなたでも参加できるそうですので、ご興味のある方は是非!
 (無料ですが、事前申し込みが必要だそうですので、ご注意下さい。)
 託児サービスもあるそうです。

 2017年6月10日(土)
 午前10時から12時30分まで
 場所:名古屋大学 野依記念学術交流館2階カンファレンスホール

 働く女性のパワハラ防止~妊活ハラスメントからマタハラ・育ハラまで~
  

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