2002年5月、ジャパン監査法人は吉野(勝村政信)を主査にしてコンピューターシステム開発会社ウィンドメルの監査に入った。
健司と茜もチームの一員として審査に取り組むが・・飛鳥屋の決算書を承認した吉野が許せない健司(塚本高史)。
一方、納得がいかないながらもクールに受け止める茜(松下奈緒)。
 そして例によって、茜が「銀行からの貸し渋りに合ってるはずなのに売り上げが
落ちてない」ことに気づき、健司も足で経営実態を調べ始める。

 んで、ウィンドメル社の「マクガフィン・システム」は架空循環取引(ありもしないシステムを複数の会社でたらい回しにして書類上の売り上げを水増し)だと
気づき、吉野に詰め寄ったのよ・・しかーーーし!
「(社長に)オマエを信じて頼むと言われた。
将来を見据えて、今期の決算を承認する。責任は自分が負う」とつっぱねる吉野。
「相手がどんな人間だろうと粉飾を見逃すべきじゃない!」健司

 何か吉野は「情の人」って感じですね。
篠原が「最も大切なのはバランスだ」と言ってましたが
基本に正確な審査あってのこととは言え、企業サイドに立ちすぎる吉野のやり方も
どうなんだろ?って気も・・

 一方、小野寺(豊原功補)は財政監督庁検査局長の宮島(利重剛)と会っていた。
「東都銀行にあなた方がどう臨むか、金融界、いや日本国中が注目しています。
ぜひ、厳格な監査をお願いしたい」宮島

 それを受けて篠原(橋爪功)と対峙する小野寺。
「財政監督庁が近々公認会計士法の改正を考えている。
監査責任者が継続して一企業を担当できる期間に制限を設けるそうです。
理事長、次の東都銀行の監査降りられた方が得策かと思われます」

 な〜んか、小野寺もただの理想的な会計士って訳じゃなかったみたいだね〜
篠原に取って代わろうとしている?
財政監督庁と接触してるのも、「なれあい監査」の旧体制の流れを断ち切り、
「厳格監査」を行う新リーダーとしての自分を印象づけようとしてるって感じだよね・・
 そうこうしてるまに、内部告発でウィンドメル社の粉飾決算の事実が報道され、
びっくりする健司と茜たち。
「我々の監査は無意味だった!!」いつになく声を荒げる吉野。

 ところで、篠原と健司ってただの客とバーテンダーの関係だったんだね・・(マスター談)
肉親的な軋轢かと思っちゃった・・
「会計士は金のためじゃない、人の幸せのためにこそ存在する」という理想と
多くの人に慕われている篠原の姿に、希望を見出だした健司は努力して資格を取ったんですよね。
で、現在は理想と現実の狭間で苦悶中・・・
篠原が変わってしまったのか、それとも健司が見たのは会計士の、ある一面だけだったのか・・・
 小野寺に真実があると言っていた健司だけど、これからその気持ちも変化するんじゃないのかな・・

 さて、注目の的だった東都銀行中間監査の主査に吉野を指名する篠原・・・
吉野なら、自分の意志どおりの審査をしてくれると踏んでのことだった。
「無理です!荷が重過ぎます!!」吉野
「君の力で東都銀行を救って欲しい!」篠原
 
 そして、それを知って、早速接触する小野寺。
「企業監査は一企業のためにあるんじゃない。
この国を正しい方向に導くために必要なんだ。
飛鳥屋の一件以来、(篠原のやり方は)限界が見えている。
篠原さんについて行くのは吉野にとっても得じゃない・・
俺はお前の能力を勝ってるんだ。
今のお前は本当のお前じゃない」

 で、この揺さぶりが効いたのか、健司を東都銀行監査チームに誘う吉野。
「厳格監査」派に転向?
ウィンドメル社の件で、時代はもう「厳格監査」でなければ乗り切れないと思ったんでしょうか?
自分のやり方が親友の会社を崩壊に導いたと反省した?
判断によっては金融界や経済界に与える多大な影響を考えたから?
健司と一緒に審査をすることによって、自分に妥協を許さない監査をすることを課した感じですね。
 なんか、「なれあい監査」派だった吉野が「厳格監査」に方針を変えることにした瞬間っていうのがちょっと曖昧で・・・・
もっとはっきりと決意の理由を見せて欲しかった気がするなぁ・・

 2002年9月、東都銀行の監査が始まった。
銀行がグループ分けした融資先「正常先」「要注意先」「要管理先」「破綻懸念先」「実質破綻先」「破綻先」の判断が適切かチェックって・・
今さらだけど、すんごい大変な作業だよな・・・
数字がよっぽど好きじゃないとやってられん感じだよね・・・

 で、ビシビシと銀行側の甘い判断を指摘する吉野の態度にあせりはじめる銀行側・・
大口取引先の監査でも容赦なし・・・
あえて飛鳥屋の書類を吉野のところへ持っていった経営企画室長の須賀(岩松了)だったのに健司に渡す吉野。
 不安を感じた須賀は大学受験を控えた娘がいることや年老いた父親の治療費のことを持ち出して情に訴える作戦にでたが、取り合わない吉野。
 「アナタ、東都銀行をつぶすつもりか?!」と恫喝する須賀・・・・

 「このメガバンクの経営が健全に行われているかどうか、我々はその重要な判断を迫られています。
その重責に応えるために努力しています。
我々も命を削って挑んでいるんです。
どうか最後まで口を挟まないでいただきたい!!」毅然と応える吉野の姿に目を見張る健司と茜。

 で、審査も終わり・・・3人の判断は「承認できない」ということだったんだけど、
その決定は確実に東都銀行を破綻に導くものであることから、審査会に判断を委ねることにした吉野。

 審査会で最初は理事長の「いくつか東都銀行側に自己査定に甘いところが見受けられるが、不適正だとする監査報告を出す額でもないと判断します。
よって、監査責任者としては承認いたしたい」という決定に賛同を示した他の会計士のみなさん・・・
 しかし、意義を唱える健司の言葉と、それに促された主査である吉野の発言によって変化していく。
「東都銀行の自己査定書はあきらかに実情とはかけはなれており、適正意見を下すことはできません」吉野
「何言ってんのかわかってるのか?!君の判断が今、ひとつのメガバンクを崩壊させようとしてるんだ!それが日本の経済に与える影響を君は・・考えたことがあるのか?」篠原
「その判断を私に委ねてくださったのはあなたです」吉野

 んで、吉野が示した飛鳥屋の裏帳簿のコピーで、800億円の債務超過を確認して、
「東都銀行の決算書に適正意見は下せません」で会計士のみなさんの意見は一致。
その決定は、東都銀行破綻へのGOサインであり、篠原理事長失墜をも意味していた。
「自分が何をしたのか・・わかってるのか?必ず後悔するぞ・・」篠原

 「ありえない!絶対にありえない!」国友頭取
で、板ばさみになった経営企画室長の須賀は自殺・・・
責任を感じた吉野は辞表を出して、行方不明・・・
健司の苦悩もますます深まっていくのでした。

 う〜む・・・何か小野寺のシナリオどおりって気もするが・・・
変化していくジャパン監査法人の中にいて、健司はどんな判断を下すんでしょうね・・
 動き出した阿部サダヲちゃんも気になります。