小野寺(豊原功補)がエスペランサ監査法人を立ち上げて1年がたった。
アメリカの大手会計事務所と提携し厳格監査を掲げて急成長を遂げてきた。
しかし、現場では過労で倒れる会計士が続出、職員からは会計士の増員と
小野寺のやり方に疑問を訴える者も出てきた。

 健司(塚本高史)もその強引なやり方に憤っていた。
「エスペランサを立ち上げる時に約束したはずです。
厳格監査の徹底はもちろんですが、真の目的は厳格監査に耐えうる企業を育成することであり、
立ち直る可能性のある企業と協力して再生への道を模索していく。
でも、今、俺たちのやってることは逆です。
リストラ、合理化、自らの身を守ることばかりで助けを求めてきた企業も受け付けず、優秀な企業を選別しているだけです!」
「お前が言ってるのは正論だ。だが、今は足場を固める時期だ。
とにかく今は厳格監査をしてほしい。マーケットや外資の絶対的な信頼を勝ち取ることが大事だ」小野寺
 何やらでっかい山を見ている小野寺には健司の言葉が届かない・・
 健司は急成長を続けているプレシャスドーナツの社長井上(阿部サダヲ)に
上場するための監査を頼まれる。
 井上の情熱にほだされて監査を引き受けた健司だったのですが・・・
プレシャスドーナツの経理として雇われた茜(松下奈緒)と共にその経営状態を調べていくうちにまたしても粉飾が明らかになる。

 加盟金料をを売り上げに計上し、架空店舗を作って加盟金だとばれないように工作していたのだった。
さらに出資金を出したのにいつまでも出店がない出資者からは不満と怒りの声が
あがっていた。
その事を井上に追求する健司と茜・・

 帳簿をまかされていた山岸(山本龍二)がしたことのようだが、
どうしても上場がしたい井上も同調。
「出店は必ずするんだから売り上げに計上しても問題ない」と・・
「明らかに粉飾です!」茜
「健司、俺はお前個人に頼んだんだ!
騙そうなんて気持ちはこれっぱっちもない!
俺もお前の友情を信じて、ここまで来たんだ。
俺の夢を壊そうと叶えてくれようと後はお前にまかせるよ」井上

 いやいやいや・・健司に預けられてもねぇ・・
しかし、山岸さん、井上に怖いこと言ってましたね・・
「一刻も早く上場して、例の方々にきちんとお金を返さないとまずいんじゃないですかぁ〜」
 はぁ〜いろんなしがらみが・・・

 そんな時、健司の妻朋美の母である恵子(多岐川裕美)が今後の事を相談するために上京していた。
で、寂しくて一人でドーナツを作ろうとしていたちかがヤケドしてるのを発見、
あわてて病院へ連れて行くのでした。
 恵子の電話で病院へ駆けつけた健司は、恵子から責められ、
「ちかの気持ちをわかってなかった・・」と父親としての自分を反省するのでした。

 いや〜こんな忙しい仕事してたら一人で子育てするのは無理だと思うわ〜
いくらマスター夫婦の協力があっても、なかなかちかちゃんの寂しさは埋められない
・・
健司だってちかの側にいたいという気持ちはあるのに・・

 さて、山岸と井上の秘密の会話を聞いちゃった茜はある決心を健司に伝える。
「井上のバックには怪しい奴らがいる。
上場しても、加盟金を払った人達が幸せになる保障なんてないのかもしれない。
だから、やっぱり今回は井上さんを思い留まらせる。
何故なら、私達は会計士だから。
何の罪もない投資家を騙すような手助けをしたら、その時から会計士を辞めなきゃならなくなる」
「わかった」健司

 で、二人で「今回は上場を見送る」よう井上を説得するんだけど・・
やはりドゥゲザ攻撃ですョ・・
「見逃してくれ!健司!頼む、金が必要なんだ!
今の俺は夢も理想もいらない!金が必要なんだよ!」井上
「認めることはできません!」健司
「このままだと、俺の命が危ないんだ!俺たち友達だろ?!頼むよ!!」井上

 ヤバイ・・このままだとリバプールクリーニング登場か?
で、その報告を小野寺にするんだけど・・・
税制監督庁の宮島(利重剛)から、あすなろ監査法人との合併を言い渡されてたもんだから、あせっちゃってマス・・
「認めるしかないんだ!!
金融再編の波に逆らうのは難しい・・(あすなろにつぶされないためには)うちが
大きくなるしかないんだ!」
 何か結局、篠原理事長(橋爪功)と同じ道を行ってるんじゃ・・・

 健司は留置所にいる篠原に面会しに行く。
「会計士になったこと、後悔してますか?」健司
「正直言うとな・・一度だけある。
逮捕されてここに来て、家族にも去られたとわかった夜、生まれて初めて眠れなかった。
その時、後悔したような気がする」篠原
「今は・・?」健司
「今は・・なすすべもないだろ?
だがな、ココ出たら、何とかがんばろうとは思ってる。それが答えだ」篠原

「俺はやっぱり篠原さんの言葉を信じたから会計士になれたんです。
ありがとうございました」健司
「そうか・・ありがとう」篠原
「まだ法廷で戦い続けるんですか?」健司
「ああ」篠原
「無罪だと今も考えてる訳ですか?」健司
「いや、有罪であろうと無罪であろうと今となってはどうでもいい。
それはのちの世が決めることだと思ってる。
このまま判決を受け入れたら、その瞬間に会計士篠原勇蔵はいなかったことになってしまう。
人間生きてる限り、最期まで戦ってナンボの世界だからね」篠原
「いったい何と戦うんですか?」健司
「しいて言うと時代かな・・
ある時は善といい、ある時は悪といい、同じ生き方をしてきた人間に対してそれを簡単に決め付ける。そういう時代と戦っていくということかな・・」篠原

「あなたはいったい何を会計士の理想として仕事をし、誇りを持って働いてきたんですか?」健司
「お前はもう自分で答えを出しているんじゃないのか・・?
お前がここに来てくれたこと、それが答えだろう・・」篠原

 ただ時代に流されてるだけの自分と違って、時代と戦い続けると言いきった篠原。
篠原を超えよう、違う道を行こうと強気に走ってきた健司でしたが、
実は目的地は同じだったのかもしれません。

 ところで、退院したちかを義母は強引に富山に連れて行ってしまいました。
ちかちゃんだってお父さんと別れるのは辛い・・でも、お母さんにも会いたい。
もし、健司がもっと別の仕事をしていたら・・?結果は違ってたのでしょうか。
「自分は誰も幸福にしてないような気がする」と言っていた健司の言葉が悲しいです。
 さて、何者かに襲われ倒れた井上・・・
これは、恨みに思った出資者?それとも例のやつら?
来週は最終回・・・時代の真っ只中で健司はどう自分の道を決めるのでしょうか・・