まずまずの最終回だったんじゃないでしょうか〜(`・∀・´)
あっさり味だったけどね。

 犯人は、岸田(笹野高史)でした。
わたしゃ、あんな骨々のおじいちゃん(そんなんでもない?)に、あのガタイのいい峯子を殺せるはずないとナメてましたわ〜
すまんかった・・・
 動機は、峯子名義で作った清瀬の会社の口座からの横領がバレるのを恐れたため。
最初は自分がギャンブルで作った借金に充てるためと答えていた岸田でしたが、
本当は息子の克哉(速水もこみち)の会社での使い込みの穴埋めのためでした。

 加賀が言った通り、岸田の嘘は『自分を守る嘘、他人を欺く嘘、他人をかばう嘘』の3つでした。
この嘘をつき通すために、三井峯子(原田美枝子)は殺されなければならなかった・・

 克哉のアリバイは、加賀(阿部寛)によってすぐに証明されました。
峯子が殺された13日の6時半頃、克哉が「ダイヤマン」の取り置きをしてもらうためにホビーショップを訪ねていたと言うのは事実だった。

 13日、「ダイヤマン」記念日のイベントで盛り上がったファン達が駐車場のあちこちにいたずら描きをしており、克哉の車にも描かれちゃったのよね。
で、消してもらおうと清瀬に電話をしたけど彼は出なかった。

 翌日清掃してもらった時に「ダイヤマン」を買うためのお金も借りた。
車のウイングの裏に残っていた「ダイヤマン」マークのおかげでアリバイ成立。
克哉のついた嘘は『自分をよく見せるための嘘』
投資でもうけた時の金使いの粗さが改められず「生活レベルを落せない病」になっていた。

 「それが、本当のあなたですね」  
新参者 オリジナル・サウンドトラック街物語(まちものがたり)


 
 そして、清瀬のアリバイもほどなく証明されました。
峯子が殺された時間に倉庫にいたというのは真実だった。
リストラされた元社員の長井は、以前から会社で使っていた洗剤を盗んでおり
13日にも盗みに来ていた。
 長井の証言によって清瀬が犯行時刻に倉庫にいたことが立証されたのさ〜

 その間に、加賀は回らない独楽の謎を解き明かしておりました。
克哉の息子がおじいちゃんからもらった独楽は、紐が付け替えられていた。

 犯行当日、峯子殺害を思いつめていた岸田は、みのさんの店で独楽を万引き。
その紐を使って峯子を殺害した後、克哉の家に寄ったために孫の翔太に鞄の中の独楽を見つけられてしまった。
 さすがに、犯行に使った紐をつけることはできず(その後、紐は処分)
新しく独楽を買ってきて、その紐を翔太が見た独楽に付けて15日にあげたのさ・・

 わかってるのに何度も独楽を回させる加賀が怖いよお・・・
そして、回らないとわかっているのに何度もトライする笹野さんも・・(゚◇゚;)
静かに追いつめ追いつめられていく二人の空気がすごかった。
目は怯えているのに笑うしかないって笹野さんの表情がリアルだったわ〜

「もし、あなたが犯人じゃないと言うのなら、お孫さんに渡したこの独楽を回して、
凶器の独楽じゃないと証明しなさい。この回らない独楽を回してみなさい!」

 逮捕された岸田は素直に自供しました。
峯子名義の口座から岸田は5千万ほど着服しておりました。
峯子から、何度も口座を確認させて欲しいと言われて、横領がバレたら身の破滅。
殺害するしかないと思ったそうな・・

 そして、経営難で資金繰りに困り、ギャンブルで補填しようとしたけどダメだったと話す岸田の嘘を加賀は見抜いておりました。
でも、その嘘を暴くことができるのは上杉(泉谷しげる)だけ・・・
加賀は上杉を復帰させるために、裏ワザを使いましたぞ。

 亜美(黒木メイサ)に、上杉の息子和博(早乙女太一)の事故当時のことを調べさせ、
和博が実は上杉を許していたこと、そして族から抜けようとしていたことを伝えました。

 刑事として岸田の前に戻ってきた上杉は、罪を犯した息子を持つ父親として、
そして自分も罪を犯してしまった人間として岸田を説得しました。

「親ならさ、息子に憎まれても恨まれても厳しく罰するべきだったんだ。
それができんのは、親だけですからね。
岸田さん、まだ遅くないじゃないですか・・
アンタの息子は生きているんですよ」上杉

「あなたは殺人を犯した。
その罪は当然償わなければならない。
ただ、嘘を抱えたままではつぐなうことにはなりません。
あなたはまだ嘘をついてます。
その嘘は、誰のためにもならない嘘なんです。
もし、あなたが息子さんのことを本当に思うなら、真実を話して下さい」加賀

 岸田の証言により、克哉は『業務上横領』容疑で逮捕されました。
「ただ息子を守りたかった・・・そのために、親友の清瀬さんを裏切った・・」
似た者親子の2人は、お互いに自分を偽り嘘を重ねてきた。
でも、その嘘は終らせなければならない。
それができるのは父親の自分だけ・・

「岸田さんは、罪を償おうとしています。
たとえあなたに憎まれても、あなたに罪を償わさせようとしている。
それが親として、やるべきことだと気付いたんです。
あなたも父親だったら、翔太君のために罪を償いなさい」加賀

 上杉の出した退職願を、小嶋主任(木村祐一)は受理しませんでした。
理由は、かつて上杉の部下だった小嶋も、彼に守られたから。
上杉は息子の事件のもみ消しを世間に公表した後、刑事として復帰すると告げましたぞ。

 事件が解決し、弘毅(向井理)と清瀬(三浦友和)も和解しました。
初めて腹を割って話す2人も、似た者親子でしたわ〜

 加賀の配慮により、清瀬が峯子の部屋の清掃をすることになり、弘毅と祐理(マイコ)と亜美も手伝っております。
部屋の中には、弘毅が峯子からもらって翻訳するのに四苦八苦していた演劇論の翻訳原稿がありました。
 「あとがき」には、息子のおかげで再び夢を追う気持になれたこと、
夢を持ち続けてこられたのは夫のおかげだったと綴られてました。

 この真実が峯子が殺されたことによって明らかにされたっていうのがやりきれないけど、
家族がひとつになって再スタートをきることができて良かった。

 ずっと堅い表情だった清瀬も、やっと加賀に「家族への思い」を伝えられたようです。
「あなたは何でもお見通しだ・・・」

 『人は嘘をつく。
罪から逃れるため。懸命に生きるため。
あなたは今日もこの街を歩いていく。
そこに生きる人々の嘘を見つめながら。

嘘は真実の影。
弱さ、強さ、優しさ、悲しさ。
嘘の中には人の心の様々な真実がある。
そのことをあなたは知っているのだ』

 加賀が人の嘘を暴くのは、嘘を抱えたまま生きていく辛さを知っているから。
人が生き続けていくためには、真実と向き合うことから逃れられないことを知っているから。

 いぢわるなほどに何でもお見通しの加賀というキャラが阿部さんにぴったりでしたね〜
阿部ちゃんにはずれなし!を再確認しましたわ〜

 追求のスタイルが独特で、一見関係ない質問をして相手を苛立たせる。
でも加賀の頭の中では必然的な質問なんだよね。
 ちょっとコロンボにも似てるかも((´艸`*))
コロンボは相手を油断させるけど、加賀の場合は外見もあって怖がらせることの方が多かったような気もするけどね。
根っこにある人間と仕事が大好きというところが同じかも・・・

 原作通りなんでしょうが、三井峯子殺人事件を追う刑事達という本流がありながら、彼女と関わった人々の嘘をひとつづつ暴いていくというスタイルもおもしろかった。
一話一話を楽しみながら、少しづつ犯人に近づいていくという・・・

 ただこのスタイルだと一話一話が最終回への伏線になるのかな〜と期待しちゃったけど
そういうアレとも違ったね。
大げさだけど、人形町のロードムービーみたいな・・・
 ゲストキャストも豪華で見ごたえがありました。

 最終回で脩平(溝端淳平)と加賀の関係にもっと突っ込んでくれると思ってたけど、
それがなかったから、シリーズ化してくれたらいいな・・
加賀ものってたくさんあるんでしょ?

  そして、最後に・・・・
も〜香川さん〜!期待してたのにぃ、ちょこっとしか出てこなかったじゃん!
最後に持ってってくれるかと思ったのにい・・・
てことで、シリーズ化したら、香川さんの再登場も希望す!

 第1話 煎餅屋の娘
 第2話 料亭の小僧
 第3話 瀬戸物屋の嫁
 第4話 時計屋の犬
 第5話 洋菓子屋の店員
 第6話 翻訳家の友
 第7話 刑事の息子
 第8話 清掃会社の社長
 第9話 民芸品店の客

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最後まで、たい焼きは食べられず!
加賀の謎のタネは尽きることがなさそうですな・・・(・∀・)