さて、戸惑いつつも死刑囚たちの運命に向きあってきた直樹(伊藤淳史)でしたが、
ついに自分の宿命と向きあう時がきました。
 麻美(香椎由宇)に韓国転勤の話が持ち上がり、迷う彼女のために韓国旅行を提案した直樹は、
パスポート取得のために戸籍抄本を取りよせ、自分が養子だと知ったのさ〜
父親の名前は『山本憲人』。

 直樹は、『山本』の事を知っているらしい深堀(柄本明)に、自分は山本憲人の息子だと話し、
父親のことを教えて欲しいと頼んだら・・・
 大事な「プチプチプッチン」をこぼして、わなわなと震えだしましたぞ。
「わあああああああーーーーーーーーーーー!!!!
死ね!山本!成仏してくれーーー!!死んでくれ!」
直樹の首を締めながら叫ぶのでした。
「こいつを殺す!こいつを殺す!殺さなきゃならないんだーー!!」

 結局、山本のことはわからず・・・
歴代の刑務官の名簿にも「山本憲人」の名前は見当たらず、深堀の身分帳を調べる直樹。
 深堀は、14年前の1996年、仮釈放中に道でぶつかったことに腹を立て、
3人の男性を刺殺し、死刑判決を受けていた。
さらに、その12年前、『鶯谷事件』にも関わっており、なんとその主犯格の名が「山本憲人」だった。
 しかも、父親が刑務官の時代に「死刑執行」されていた。
モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS)モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (2) (ACTION COMICS)モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (3) (ACTION COMICS)
 『鶯谷事件』とは、「鶯谷運送」の社長と社員4名の殺人事件だった。
同僚で恋人の美代子から、社長のセクハラを訴える電話を受けた山本(眞島秀和)は、クビにされた恨みもあり殺害を決意し、深堀に協力を頼み会社に乗り込み、社長と社員2名を殺害。深堀も社員1名を殺した。
 その後、二人は起訴され、山本には死刑判決、深堀には懲役12年の刑が下された。

 まさか自分の父親が3人もの人間を殺した死刑囚で、しかもこの東京西拘置所で最期を迎えていたとは・・・
死刑囚という存在を理解し始めた直樹でしたが、この現実は、なかなか受け入れることができないよね。

 深堀の部屋での騒ぎが聞こえていた渡瀬(ARATA)は、打ちひしがれた様子の直樹に声をかけてきました。
「どうした?何があった?」
「僕の父親は人殺しだったんだ。
何人も人を殺して死刑になった。
最低最悪の男だった。
何も知らなかった・・・僕は今まで何も・・・」
 渡瀬は直樹の話を黙って聞いてくれました。

 渡瀬の声がすごく優しくて・・・死刑囚舎房であることを忘れてしまいそうでした。
直樹は自分で志願して刑務官になりましたが、東京西拘置所の死刑囚舎房で勤務することになったのは、多分、父の正道(大杉漣)の考え。
 直樹が、死刑囚という生き方を知り、考え、悩むことによって、いつか山本のことを理解して欲しいという願いがあったのかもしれません。
そして、そんな直樹と渡瀬が出会ったのは、運命なのでしょう。

 さて、韓国転勤に意欲を持ち始めた麻美と、宿命を受け止めきれない直樹との間には激しい温度差が生まれ・・・
どうやら、このままフェイドアウトか〜?
 
 てか、先週に比べ、急激にお顔が丸くなったような香椎さん。
これでお別れかしら〜

 佐和子(市毛良枝)が直樹の部屋から戸籍抄本を発見し、直樹が真実を知ったことに気づきました。
帰宅した直樹は、両親から養子になった経緯を聞きました。

 子供に恵まれなかった両親は、母親が死亡したため山本の子が施設に預けられることを知り、会いに行き、すぐに引き取ることを決めたそうな。
父の正道は、人生の節目節目に何度も養子であることを伝えようとしたんだけど
佐和子が余計な波風を立てたくなくて反対していたらしい。

「直樹、これだけは信じてくれ。
お父さんもお母さんもお前を実の息子だと思っている。
初めてお前に会った日から。それは今も変わっていない」正道

 「戸籍抄本」取りに行って養子と知るって、ドラマじゃよくあるパターンですがね・・
知ってしまえば、その前に知らせておいて欲しかったって思うでしょうが、なかなかねぇ・・言えないよねぇ・・

 翌日、直樹は深堀の元奥さんの和子(岡本麗)に会いに行きました。
深堀、山本、和子は幼なじみだったらしい。
全くタイプの違う山本と深堀だったけど、川で溺れた山本を深堀が助けてくれてから親しくなったそうな・・・
 山本は深堀が自分の命を救ってくれたことを忘れず、深堀がモメ事を起こすたびにフォローし、面倒を見ていた。就職の世話もしていたらしい。

 事件当時、和子は山本が主犯と聞き、すごくびっくりしたそうな・・
「私の知ってる山本君は、何があっても人を傷つけるような人じゃなかったもの」

 和子からもらった写真に写っている父は、本当に穏やかそうで、優しそうで・・・
3人も人を殺した男には、見えなかった。

 てか、回想の中で柄本さんだけが老けていて、ちょっと笑っちゃったぞ。
まあ、大杉さんも、今とたいして変わらんかったけど・・・( ̄▽ ̄;)

 山本と深堀の間には隠された秘密があるような気がする・・・
そう思っていた直樹は、世古(温水洋一)から、深堀が6人も殺したと自慢していたと聞き、
『鶯谷事件』の主犯は深堀なのでは?という疑問を死刑確定囚の山本とずっと接していた若林(塩見三省)にぶつけるのでした。

「俺はいち刑務官だ。法が下した判決をどうこう言う立場ではない。
もちろん、当時のお前のお父さんもだ」若林

 真実を知ってるのは、今、生き残っている深堀だけ。
問い詰めた直樹に深堀は『本当の鶯谷事件』を話すのでした。

 やはり主犯は深堀でした。
美代子から助けを求める電話を受けた山本の様子を見た深堀は、包丁を手に山本と会社へ。
美代子救出後、クビにされた恨みが爆発した深堀は、社長をボコボコに。
頭に血が登った深堀は駆けつけた社員たちを次々と刺殺。
 その後、気がついた社長が深堀を殺そうとしたため、山本が社長を刺殺したのだった。

 山本は、恨みを晴らしてムショに行く気満々の深堀に、家族のために逃げるよう言いました。
「俺達はお前に3つの命を救ってもらった。
今度は俺が、お前の代わりになる番だ。深堀、お前は生きろ!」山本

「バカだろ・・・山本は」深堀

 殺人を犯してまで深堀を守り、深堀の罪までかぶって山本は死んでいったのに、
深堀は仮釈放中に殺人を犯し死刑判決を受けてしまった・・・

「俺は山本以上にバカだからな。
あんなお人好し見たことねぇよ!アイツはバカだよ!
お前の親父は世界一の大バカ野郎だ!ハハハハハー!
俺は、これからもおもしろおかしく、ず〜っと生き続けてやるんだよ!ハハハハハー!」深堀

 いったい父は何のために死んでいったのか・・・
直樹は、無駄死とも思える生き方を選んだ父と、全く反省することなく安易に罪を犯し続けた深堀の両方に怒りを感じたんじゃないでしょうか・・・
父はいったいどんな思いで死んでいったのか・・・・

 正道は、山本から預っていた手紙を直樹に渡しました。
そこには、直樹に死刑囚の息子という十字架を背負わせたことへの謝罪と、それでも愛する人に出会えて、息子を授かり、幸せな人生だったと書かれていました。
 そして、育ててくれた両親への恩を忘れず、『今、目の前にいる人を信じて』生きていくようにと。

『ただひとつ悔やむべきは、人の命を奪ってしまったことだ。
どんな理由があっても、人が人の命を奪うことは許されない。
だから、父は自らの命をもってその罪を償う心を決めた』

 翌日、渡瀬は直樹を待っていました。
山本は、この渡瀬と同じ部屋にいたらしい・・

「自分を身ごもったたために事件が起こった・・
僕がいたから父は人を殺し、死刑になった。
僕は・・僕なんか、産まれてこなければよかった!
この世から消えてしまいたい・・・」直樹
「死なないんだぞ。
どんなに辛いことがあっても、お前は死なないんだぞ」渡瀬

 兄のように優しく肩を抱く渡瀬に心を預け、直樹は泣き続けました。
一気に近づいて渡瀬と直樹との距離・・・
渡瀬は、直樹の父のように死をもって償おうと決意しているのでしょうか・・

 そして、ついに、深堀の死刑執行命令が下りました。

 う〜む・・・何か展開が早くてもったいないな〜
もっとゆっくり、じっくり描いていって欲しいなぁ・・・

 第1話
 第2話 死刑執行命令
 第3話 死刑囚へ贈る花
 第4話 獄中結婚の花嫁
 第5話 極刑反対の遺族!?
 第6話 冤罪33年の白髪男
 第8話 最期の面会の奇跡
 第9話 最終章へ! 魂の叫び兄妹の秘密
 第10話(最終話) たった一人の親友へ最後の・・・

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深堀が着ている妙なクマちゃんTシャツ・・・原作とおんなじだ〜( ̄∀ ̄)