う〜む・・この内容の濃さ・・役者の演技レベルの高さ、SPドラマ並の充実感スョ・・・ 
今回は特に脚本、演出ともに冴え渡っていたような・・・( ̄ー ̄)b

 話は葉山(小出恵介)が異動してきた3ヶ月前にさかのぼります。
監察医の國奥(津川雅彦)からのラブレターで、罪を犯しながらも少年法と刑法によって守られ、短期間の服役で出所している凶悪犯吾妻照夫・大場武志が連続して死んでいることを知った玲子(竹内結子)は事件性を疑い、捜査を開始しました。

 最初は単なる偶然でしょ・・・と國奥のファイルを捜査対象から外していた玲子が考えを変えたのは、同じように少年法で守られ、短い刑期で出所した後に罪を重ねたと思われる少年たちの事件に出会ったから。
「ちゃんと罰してくれない、当人達も反省しないじゃ、マル害もマル害の家族もやりきれないな。もちろん、捕まえた俺たちも」今泉(高嶋政宏)

 この捜査の過程で少年の一人に掴みかかれ、首を締められた玲子は、過去のレイプの記憶が蘇リ、恐怖で倒れこんでしまいました。
 しかし、「どうせ俺たち死刑になんないんだよ!ババア!シャバ出てきたら、まっさきにやってやっかんな!!」という声に蘇る玲子。
「ナメてんじゃないわよ!!」
少年二人の頭を思いっきりぶつけ合わせてたぞ。菊田(西島秀俊)が止めなければ、半殺しにしてたかも・・・

 玲子はいつも闘っている。
あの時の恐怖と、それに負けてしまいそうな自分と、そして、自分を押しつぶしてしまいそうな悪のパワーと。
闘うことが生きること・・・それが、玲子の一瞬の表情から感じられました。
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 姫川班が吾妻と大場の死を洗いなおしていたら、大場は死亡当時、致死量をかなり超えるクスリを摂取していたため、所轄も事故なのか事件なのか判断できなかったことがわかった。
さらに、逮捕される前の吾妻が心神喪失を装うために、図書館に通って調べていたことも判明した。

「二人に共通しているのは、再犯の疑いがあったのに社会に野放しにされている・・・」姫川
「まるで、誰かが天罰を下しているみたいだ・・」菊田

 それにしても、来たばかりの頃の葉山は、上司が女性であることに、あからさまに失望を見せていたのね〜
でも、実は菊田もそうだったらしい。
「でも、いつのまにか俺は、主任のこと認めちゃってたんだよなぁ・・」菊田
「なぜですか?」葉山
「・・・・う〜ん・・・」
「確かに普通の女性とは違う何かがあることは認めます。
でも、あんな人が現場にいるのは迷惑っていうか・・・だって、そうじゃないですか。
あんな危ない現場に守らなきゃならない女性がいるなんておかしいですよ!」

 葉山の脳裏に蘇る守れなかった女性・・・彼女は恋人だったのかな・・・
エスカレーター式に大学に進学できるとこに通っていたのに、高卒で警察学校に入ったらしい。
じゃ、事件は高校生の時に起こったのか・・?

「正しいことがあまりにも通らない世の中だからです。警察官は、それができると信じたからです」葉山
「主任も同じようなことを思って、警察に入ったんじゃないかなぁ。
なぁ、葉山、お前、しばらく、主任が女だってこと忘れてみろ。何か見えてくるかもしれない」菊田

 姫川班が少年法により軽い刑が出た者と刑法第39条で無罪になった者で、すでに出所している3名のその後を調べ始めると、その中の一人安井という男が自殺したという報告が入った。
前日に会った安井は自殺するような男ではなかった。
 殺されたのだとしたら、吾妻・大場・安井の3人と関わっている共通の人物が何か知っているはず。
行き着いたのが、3人を逮捕した倉田修二という捜査員だった。

 で、警視庁のデータベースで「倉田修二」を検索するも、何故かロックされていて見ることができない。
しかも、今泉係長(高嶋政宏)からは、その件には関わるな的指導が入った。

 (*゚ロ゚)ハッ!! まさか、倉田修二は堺様のあとを引き継いで、「ジョーカー」として犯罪者に制裁を・・?!
で、シーズン2のフリ?!
いやいやいや・・・堺様→→杉本哲太じゃファン層も違いすぎる。おじさま好みの私でも受け入れがたい変更だ。
じゃ、やっぱり個人的なアレか・・・

 玲子は大場の事件を倉田と共に捜査していたガンテツ(武田鉄矢)から直接倉田情報を仕入れることにしたぞ。
「倉田みたいな野郎とは、俺は関わりになりたくねぇ。アイツはいかれちまってる。
被疑者の口の中に撃鉄起こした拳銃突っ込むような奴だ。
おまけに、しゃらっとした顔して、「人殺しは原則、死刑でいいですよね?」なんてほざきやがる」ガンテツ
「奪った命は、命で返せってことですか・・」玲子
「さっすが姫川、お前、倉田とおんなじ目してるもんなぁ。誰か一人、殺したい奴がいるんだろう?倉田はお前の手におえる男でない、やめとけ」

 倉田の居場所を聞いた玲子にガンテツは深く深く頭を下げるよう指示してたぞ。
わたしゃ、土下座ぐらいやらせるかな〜と思ったけど、優しいじゃん( ̄∀ ̄)

 ガンテツによると、倉田は、3年前、息子が殺人を犯した責任をとって、刑事を辞めたらしい。
「姫川!コレは『貸し』だぞ。しっかり胸に刻んどけ!」

 調べてみると、倉田の息子・英樹(石黒英雄)は交際相手だった女子高生を刺殺していた。
さらに、その後、倉田の妻はその女子高生の父親に殺されていた。
倉田の顔写真は入手したけど、依然として、倉田の行方はわからないし、倉田が一連の事件に関わっているという証拠もない。でも、玲子は追及が止められない。

 玲子は、倉田英樹が収監されている川口少年刑務所を訪ね、面会を申し出るが拒否されてしまう。
んが、父親の倉田は、刑務所の前まで来ては帰っていく姿が月に2.3度目撃されていた。
なぜ、彼はそばまで来ていながら面会を求めることもなく帰っていくのか。
その心の中を知るために、玲子の、倉田との偶然の出会いを期待し、休暇や在庁時間を使って刑務所に通う日々が始まった。

 夏が過ぎ、秋が来て、あの右手を怪我した事件を経て・・・・
倉田を追い求めながら、彼が何を思って刑務所の前を歩いていたのか、彼の心に寄り添おうとする玲子。
そして、ついにその日がやってきました。

「警視庁捜査一課の姫川と申します。
この夏、吾妻照夫、大場武志、安井五郎の3人が次々と亡くなりました。
この3件の死亡事件について、あなたのご意見をお聞かせください」

「まさか、アンタ、俺が司法に代わって、その3人を極刑に処したなどと思ってるんじゃないだろうな」倉田
「そう思ってます」玲子
「・・・・・証拠は?」倉田
「ありません」玲子
「話にならない」
「自分でもそう思います。だけど・・・動機は・・」
「わかったというのか?」
「はい」

「私は最初、あなたが過ぎた正義感のためにあの3人を殺したのだと思いました。
あなたは、一人殺したら、命で償うべきだという信念を持っていた。
だから、まんまと罪を逃れ、反省すらしていない犯人を許せないのだと。
でも違う。あなたは純粋な正義のためだけに、3人を殺したんじゃない。
正義が全くなかったとは言いませんが、それよりも、あなたは自分を追い詰めるために3人を殺したんです」玲子

「自分を追い詰める?何のために」倉田
「決心が鈍らないようにです。息子の倉田英樹に自分の手で罰を与える決心が。
わからなかったんです。
あなたがここまで何度もやって来ながら、一度も英樹君に面会していない理由が。
あなたはひたすら、塀の外を歩いている。
さっき、角で立ち止まるあなたを見た時に確信しました。
それは、一度でも会ってしまったら、英樹君を許してしまうから。
英樹君に更生の兆しが見えたら、自らの手で彼を罰するという気持ちが鈍るから。
あなたは自分が後戻りしないために、自分の決意のために、彼と同じように、少年法や刑法で守られ、罪を逃れたあの3人を殺害したんです」玲子

「荒唐無稽な推理だな」倉田
「倉田さん、吾妻や大場、安井の件を立件する自信はありません。
ですが、倉田英樹は守りたいと思います。
息子さんを守ることで、同時にあなたも守りたい。
それが、警察官である私の正義です」玲子

 『吉祥天女』(吉田秋生著)の小夜子の名台詞「男の「防御(ディフェンス)」と女の「防御(ディフェンス)」は違うのよ。それから「攻撃(オフェンス)」もね」を思い出しました。

 倉田の「正義」、葉山の「正義」、そして玲子の「正義」・・・
倉田は父親としてよりも、刑事として生きるのか・・・
刑事として生きる道を選んだ葉山は何を証明しようとしているのか。
そして、心から悪を憎み、罪を犯した者を逮捕することに命を賭けながら、その犯罪者の心理に寄り添おうとする玲子。
それぞれの「正義」の行き着く先が気になります。

 第一話 シンメトリー
 第二話 右では殴らない その1
 第三話 右では殴らない その2
 第五話 過ぎた正義 その2 選ばれた殺意
 第六話 感染遊戯
 第七話 悪しき実 その1
 第八話 悪しき実 その2
 第九話 ソウルケイジ その1
 第十話 ソウルケイジ その2
 第十一話 (最終話) ソウルケイジ その3 こんなにも人を愛した殺人者がいただろうか

ねこちゃん
今回の菊田萌えポイント。
安井が玲子に手を出しそうになったら、スッと奴の手を掴んで、さりげなく守った、あの手!
【カッコイイ】*'ω`*)ゞ惚れ♪