さて、真平(坂口憲二)に検診をさぼった理由を問い詰めた和平(中井貴一)だったのですが・・・
真平の方は、この件について、話し合いたくないようですぞ。

「なんで逃げんだよ」和平
「逃げてないよ、俺は。逃げらりゃしないんだから、運命みたいなやつからはさ。
だから、逃げてる訳じゃないよ。
止めようと思って。
せっかく自分でいつどうなってもいいように覚悟して生きるのにさ、検査の日が近づく度にドキドキして、悪い結果が知らされるんじゃないかって弱気になって、で、ほっとして・・・
涙が出るほどほっとして・・・次の検査待つんだ。
そうやって自分の気持ちが後ろ向きになるの、もうやなんだ。
だから、俺、止めようと思って」真平
「逃げてるよ。逃げてるようにしか見えないよ。お前がドキドキしようが、後ろ向きになろうが、検査には行くべきだろう」和平

 定期的に検査があるってことは、再発がないかの確認でしょうかね・・・
真平は「検査しても治らない」とか言ってましたが、家族としては可能性を捨てて欲しくないですよなぁ・・・
治らないとしても再発を遅らせることができるかもしれないし・・・
どんな細い希望にだってすがりたいやね。

 正論を一生懸命訴える和平に対して、真平は
「頼むから、正しいとか間違ってるとか止めてくれよ。いんだよ、間違ってても。正しくなくても」とつぶやいてました。

 病名がわからんから、何とも言えないけど、死から逃れられないのなら、せめて、そこに至るまでの選択は自分でしたいと思ってるのかな・・・それが自分の運命への精一杯の抵抗というか・・・
「兄貴に俺の気持ちはわからないよ」
2012年1月クールフジテレビ系木10ドラマ オリジナルサウンドトラック
 あの桜貝の瓶詰めは和平のものなのかな?
娘のえりな(白本彩奈)と一緒に探していたから、妻のためなんだろうか・・・
和平の妻の事故死、そして真平の病・・・長倉家のみんなは、口には出さないけど、常に心の中で「死」を意識しているんだね。
「私、真兄ちゃんの気持ち、わかるな・・って思う」えりな

 そして、千明(小泉今日子)の方は・・・・居座られてしまった典子(飯島直子)のペースに引っ張られている・・・
「つまんないから起きてよ〜」と無理やり起こされ、長倉家での朝食に付き合わされる。
家出がバレても開き直る典子は和平から説教されるんだけど、「ホントつまんない。ホント、役人ってヤダ!」
さらに、出会い系サイトの登録の仕方を万里子(内田有紀)に聞いたりしとる。

「何、考えてんだ!典子!いい年して!」和平
「間違ってるのはわかってるの!でも、やるの。お兄ちゃん、正しいことしか言わないからつまんない」典子

 確かにね〜その気持はわかる・・・σ(´-ε-`)
若くして結婚して、専業主婦になった典子は、きちんとやろう、若くてもちゃんとしてると思われるようにしようと、がんばってきたんだろうしな。だから、もう正論は聞きたくないんだよ。
年とってから、こうやって、突然ハジケちゃう人っているんだよね〜

 入って来た時から、不穏な空気を感じていた千明は、消極的ながらもフォローしてみましたよ〜
「いや〜〜お兄さんの言ってる事って、すっごく真っ当だし、必要な言葉だと、私は思いますけど・・」
「あ、ありがとうございます」和平
「いえ!御礼言われるようなことじゃ。味方してる訳じゃないし。実際、つまらないのは確かなんですしね」千明
「は?」和平
「イヤ、でも、真っ当で必要なことって、つまらないんですよ、きっと」千明
「・・・・・・・・・・・」全員
「ん?何か私、今、すっごくいい事言っちゃいましたよね?使えるな〜、コレ、ドラマに

 なんか、いいですねぇ・・千明って・・( *´pq`)
どんな仲のいい家族でも、家族だけだと行き詰まるというか、堂々巡りの迷宮に入っちゃうことがあると思うんですが、そんな事を意識せずに千明が風穴を開けてくれそうな気がします。
長倉家とも相性良さそうだしね。、

 今回は職場での千明と和平の姿に焦点が当てられましたね。
筆が進まず、才能がないのかもと落ち込んでいるはるか(益若つばさ)と会った千明は、叱咤激励するのかと思いきや・・・・

「何かほっとした。栗山はるかでも、そんな事思うんだね。
寝てないんでしょ・・大変だね。家のこともあるし、子供はまだ小さいし・・・な〜んて同情なんてしないんだよ、私は。
あなたは幸せな結婚してさ、子育てもしてさ、仕事も第一線で活躍してさ、全々知らなかったからびっくりした。
何かちょっと、落ち込んじゃったも、私、なんか・・・
すごいな〜って思った。尊敬もした。だからさ、お願いだから、家のこととかを理由にしないでね。
そんなの聞きたくない。カッコ悪い。
それにさぁ、あなたが書かないと、何にも始まらないの。みんな、何にもできないのよ。
それくらいの仕事なのよ、あなたの仕事は。
スタッフ、キャスト、すべての人の人生、さらには、その家族の人生をあなたが背負ってるの。
私はね、意見を言ったり、文句を言ったりはできるけど、書けないんだよ。
書くことはできないの。だから、先生にお願いするしかないんだ。
お願いします。よろしくお願いします」

 この言葉に千明の人間性が感じられました。
もちろん、こういう修羅場を何度もくぐり抜けてきているだろうから、テクニックもあるとは思いますが、はるかが大事にしていることをちゃんと認め、さりげなく持ち上げて、じわ〜っとやる気を引き出してましたよね〜
コレ、ヘタな人がやると、ホントしらじらしくなっちゃうし、かなり試される瞬間ですよね。
千明が人として、はるかにしっかり向き合ってる姿勢が感じられる素敵な場面でした。

 コレで先生にもエンジンかかったワ・・と思ったら、にゃんと、はるかが同じクールに放送予定のドラマを掛け持ちで脚本を書いていたことが発覚!そっちにかかってたから、書けなかったのかよ・・
しかも、間違って送付してきたそっちの方がはるかに出来がいいという・・・
いろんな意味でショック・・・そして脱力・・・・

 そして和平の方は、みんなで一生懸命作った観光推進課の提案書を持って予算会議に出席したんだけど、すべて見送られてしまったのさ〜
てか、毎回の話らしく、さすがに和平も無力感を感じて、落ち込んでおります。

 さらに知美(佐津川愛美)のアタックもあからさまになってきており、困惑・・・
なのに、観光推進課主催の企画『みんなの鎌倉遠足 大人の鎌倉散歩』のガイド役を知美と務めることになり、めんどくせぇ〜

 そんなお疲れぎみの二人が駅でバッタリ。
「この年になると、仕事がうまくいかないのって、キツイですよね〜
若い頃は次がんばろう!って思えたけど、次が良くなるとは思えない」千明
「次はもう、ないんじゃないかとか、もう変わらないんじゃないか、みたいにね〜」和平

 慰めあった後は、いつもの気楽な言いたい放題トーク・・・
そんな二人の会話を聞いていた真平は、ちょっと思う所あったようですぞ。

 真平のことを「エンジェル」と呼んでいた千明ですが、やはり不自然なものを感じていたようで、「怒っている真平君が見てみたい」と言ってましたね。
そして、真平も「エンジェル」でいることに疲れてきたようです。
千明の存在が、真平の心境に変化を与えたのかな・・・

 千明が帰宅すると、また人口密度が高くなっていた。
万里子まで来とる!
「私はさぁ、一人になる時間もないわけぇ・・」とボヤきながらも、受け入れるのがスゴイ。
この適応力の早さは精神衛生上いいよね。
いつまでも怒ってたって、状況変わらない訳だし・・・変えるエネルギーもないワ・・(´∀`;)受け入れるしかないよね。

 って、コレ、私だったらキレてるぞ。
お前んちじゃないだろ!てか、とっとと家に帰れ!人の服に勝手に出すな!そして放り投げるな!ってさ〜
やっぱ、わたしゃ、普通の女だわ・・(∀)

 典子の出会い系サイト登録の結果は千明と同じ3人。
会いに行く気まんまんで千明のワードロープをチェックする典子・・・いや〜コレがおばさんいなるということか・・
でも、一線超えると楽になることは確かだよね。

 そして、どこのドラマでもある世間は狭いエピソードがここにも・・・
啓子(森口博子)の誘いで、祥子(渡辺真起子)と千明は『大人の鎌倉散歩』に参加するのでした。
啓子達はエンジェル兄に会えて大喜び。
そして千明の方はお見合いに立候補したという知美に会えて、そしてそんな知美といる和平を見物できて楽しそう。
和平はかなり居心地悪そうだったけどね。

 チクチクと和平をいたぶる千明が笑える〜
それと、和平に恋する知美に意見する啓子を見て、おばさんとはこういうことかパート2と思ったぞ。
教えたがりのケチつけたがりっつーかね〜
私は経験済みだから言うけど〜みたいな水を刺す態度はこうやって見るとかなりいやらしいなと学習したぞァハハ・・(・∀-`;)
毎回、記事書きながら、すんごい耳が痛いよ・・・

 昼食を予約していなかったハプニングのおかげで『ながくら』を使うことになり、兄弟げんかもどこかへ行っちゃったようだし、千明も真平と夫婦気分が味わえて楽しい一日だったようです。

 でも、真平って恋愛したことないから、そういう気持ちがわからないってい言ってたよね。
小さい頃から、自分の気持ちを一人に向かわないようにコントロールしてきたのかな・・
それは辛いワ・・・どうか真平がエンジェルではなく、人間に戻れますように・・・
もっとわがままになってもいいんじゃないのかな・・・

 第1話 寂しくない大人なんていない
 第2話 ひとりって切ないぐらい自由
 第3話 大人の青春を笑うな!
 第4話 女が年取るってせつないよね
 第6話 今迄のどんな恋にも似てない
 第7話 恋ってどうすれば良いんだ?
 第8話 大人のキスは切なくて笑える
 第9話 キスは口ほどにものを言う!
 第10話 大人の未来だって、輝いてる
 第11話 (最終話) まだ恋は終わらない

温泉
確実に体力の衰えを感じるお年ごろの千明たち・・・女性としてもアイデンティティを模索中?
でも、この年令を超えた50代60代の女性って、すごく元気だと思う。
開き直りとも違うパワーを感じるのよね〜その秘密が知りたい。