さて、今季のドラマの中では一番楽しみにしていたドラマが始まりました。
東野圭吾さん原作の一話完結ドラマ。
ナビゲーターは、本人的には殺される理由が見当たらないと主張しているミステリー雑誌の編集長・倉敷(中井貴一)。
毎回、彼が視聴者にヒントを与えつつ、自らの殺人事件の経過も報告してくれるようです。

 今回のヒントは、
「ここで 第一発見者が登場したようです。
ミステリーの世界では、真っ先に 疑われる存在」
「 ミステリーの世界では、よく あるんです。
深い愛情が、人を想像もつかないような行動に駆り立てることがね」

 水木エレクトロニクス、アーチェリー部の望月直美(田中麗奈)の遺体が部室で発見された。
発見したのはコーチの石上純一(唐沢寿明)。
夜11時頃、残業を終えて帰ろうとしたら、部室に灯りがついていたので寄ってみたら直美が倒れていたそうな。
直美は睡眠薬を飲み、タイマーで自分の体に電流を流して死んでいた。
遺体のそばにはビデオカメラが設置されており、コーチへの遺書が録画されていた。

 石上によると、二か月前、オリンピック出場権の最後の一枠を争う試合で破れた事が原因らしい。
捜査にあたった北神奈川署刑事課警部の鈴木(西岡馬)は直美の覚悟の自殺と考えるが、彼女の最期の「さよなら、コーチ」という言葉に、なにか引っかかるものを感じていた。
あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)怪しい人びと (光文社文庫)犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)
 いや〜唐沢さんが登場するだけで怪しい。
このドラマって、毎回、主役が犯人ってパターンなのかちら・・・・
ダイワぴょんを抱っこしている姿も信頼できない。
唐沢さんが犯人役を演じたドラマで印象的なのは三谷幸喜脚本『古畑任三郎』のクイズ王ですかな・・
冷静なんだけど、さらりとおちゃめな行動をするキャラが唐沢さんと重なって、古畑との化かし合いにわくわくさせてもらいました。

 石上には妊娠中の妻陽子(戸田菜穂)がおり、彼女は心から石上を信頼しているふう。
ところが、直美の死後、石上家には無言電話がかかるようになり、石上のメールで呼び出された陽子が襲われるという事件が起こる。
 犯人は、同じ会社のシステム管理部に勤務する派遣社員・森山。
森山は直美が自殺した夜、彼女のMSを伺っていたのを目撃されていたが、翌日から無断欠勤していた。
森山は直美の自殺を石上のせいだと考えており、石上への制裁の意味で陽子を襲ったらしい。

 この森山は半年前から直美にストーカー的愛を捧げており、直美は全く相手にしていなかったんだけど、2か月前、突然直美の方から接触してきて、1年前の自殺未遂を打ち明けたんだと。
で、事件当夜、また自殺をするんじゃないかと心配で直美のMSの周りをうろついたらしい。

 わたしゃ、石上が自分にかかりそうな嫌疑をそらすために、森山のフリをして奥さんをおびき出して襲ったのかと思ったよ・・・(´∀`;)
そこまであくどい男ではありませんでした。
奥さんの事も本当に愛していて、コーチとしての仕事もきっちりやってきた、普通の男・・・
でも、その普通の男が、直美の精神的ねじれの影響を受け、あっという間に殺人犯になってしまった。
苦し紛れに犯した犯行は、鈴木警部の地道で着実な捜査と追及により露呈しました。

 鈴木たちの調べにより、遺書代わりのビデオテープは1年前の自殺未遂の時に写したものだと判明。
一年前の自殺未遂の状況について嘘をついた石上に疑いの目が向けられたのさ〜

 わたしゃ、そもそも、この遺書のテープは、遺書ではなく、関係に終止符を打とうとした直美から石上への別れのメッセージビデオを遺書として使ったのかな〜って思っちゃったよ。
動機は、いわゆる痴情のもつれ?
直美に夢中になっちゃった石上が別れを切り出され憎くなったのかな〜とまで・・・(・∀-`;)

 その後は、本当は石上は殺してないのに、思いが遂げられなかった直美にハメられて犯人にされちゃうのかしら〜って思ったり・・・・
単純な犯罪だな〜と思いつつ、結構翻弄された1時間でした( ̄∀ ̄;)

 問い詰められた石上は直美との関係を白状しました。
1年前、ナショナルチームから外されショックを受けた直美は石上に自殺を阻止され、今まで抑えてきた思いをぶつけた。
で、石上は拒否できずに関係を持ってしまったのよね〜
 その後、直美は落ち着きを取り戻し、成績も好調になったから石上もほっとしていたんだけど、オリンピックの選考漏れで一気に精神の均衡が崩れてしまったのさ〜

 ずっとアーチェリー(しょっちゅうアーチャリーと聞こえてしまう〜)一筋でやってきたからね〜
男性と言えば、コーチだけだったんだよね。
引退を決めた直美の石上への思いは過熱炎上・・・・精神のバランスを崩し、石上と陽子の結婚記念日に現れ、無意識に陽子にナイフを向けるまでになってしまう。

 エキセントリックな直美に危機を感じた石上は殺害を決意。
(普通の男がすぐに殺そう!って発想になるのかいな?って思ったけど、負のパワーってすごからな〜
もうすでに直美に絡み取られちゃってたのかねぇ・・・)
1年前の自殺未遂を再現し、テープを遺書として使った。

 しかし、丹念にそのテープを見た鈴木警部はテープの中の直美が遺体発見時にはなかった、指にテーピングをしていることを発見!
トリックは簡単に破られました。

 なんだ、意外と普通だな〜と思っていたら・・・・裏があったのさーーーー(゚Д゚ノ)ノ
直美は石上が自分を殺そうとしていること、そして1年前のあのテープを使おうとしていることにも気づいていました。
石上と一緒に生きていくこともできない、選手としての自分にも絶望していた直美は、石上をを道連れに自殺することにしたのです。

 だから、石上から記念の写真を撮るから1年前と同じ髪型にしてと言われたのにも従い、スコア帳に自殺未遂の事をメモしておいた。
そして、後からバレるのを予想して、死ぬ直前にわざと指にテーピングをしてビデオを撮りなおした。

 直美が死ぬ直前に石上に言った「さよならコーチ」には石上への強い愛と決意が、
そしてビデオの最後で言った「さよならコーチ」・・・石上の人生に終止符を打たせる女としての怖さが感じられました。

『罠に掛かったのは私の方だった。
直美は 今度は自殺に成功した。
私に殺されるという方法で。私の全てを道連れにして』

 抵抗するでもなく、ほっとしたよう連行されていく石上は、直美の愛情を受け入れるしかないと悟ったようです。
いや〜ラストのコレで一気におもしろいドラマになりました。
トリックはそれほど複雑なアレではないですが、見やすくまとまっているし、俳優さん達の魅力で集中して見ることができました。

 死を決意して部室に現れた田中麗奈さんの美しかったこと。
正直、今までそれほど好きな女優さんではなかったんですが、去年の『新参者SP 赤い指』で、なんかいいな〜と思うようになり、この前の『恋愛検定』でいい女優さんになったな〜(オマエが言うな!)って思っちゃいましたョ〜今後が楽しみな女優さんですなぁ・・・

 そして唐沢さんは、さすが持ってらっしゃる!期待に応えてくれる安心感のある俳優さんですよね〜
西岡徳馬さんの渋い演技も忘れられません。これがベテランの実力や〜

 ゲストも毎回豪華な感じだし、コレは視聴決定です。
来週の坂口憲二さんも楽しみだわ〜

 第2話 犯人のいない殺人の夜
 第3話 エンドレス・ナイト
 第4話 レイコと玲子
 第5話 甘いはずなのに
 第6話 シャレードがいっぱい
 第7話 白い凶器
 第8話 小さな故意の物語
 第9話 結婚報告
 第10話 二十年目の約束
 第11話 再生魔術の女

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貴一さんはやっぱり素敵。
この前の『ぴったんこカンカン』で慎吾ちゃんと楽しそうにはしゃいでる姿がかわいかった〜d(゚∀゚d)