千回の素振りを終え、有功は倒れてしまいました。
「かんにんな、玉栄。なにも私かて、負けん気だけでしたんやないんや・・・
ただな・・・ただ・・・もう何も考えたくないのや。もう・・なんにも・・・考えとうないんや・・」
有功様・・・(´;ω;`)・・・・

 有功(堺雅人)は上様の影として生きている稲葉正勝(平山浩行)から、現在の大奥は諸国から集められた若い浪人たちで成り立っていると聞かされました。
そして、家光公が女性であるということ、表向き正勝が上様の代わりを務めているという秘密は大奥トップの「六人衆」しか知らないことだと。
「このことをお知り遊ばしたからには、あなた様も、一生この大奥から出すことはできませぬ」正勝
「・・・・・・一生・・・?」有功

 人生を力づくで変えられてしまった有功。
でも、この大奥にいるのはそんな男たちばかり。
今回はそんなふうに大奥に閉じ込められた男たちの苦悩が描かれました。

 さて、有功の部屋にお世話係として村瀬正資(尾美としのり)が加わりました。
大奥のことはなんもわからんからね〜村瀬がしきたりとかお役目とか教えてくれるらしい。
反発する玉栄(田中聖)を抑え、素直に受け入れ教えを乞う有功様・・・・(ノω;`)

 この村瀬、人当りは柔らかそうですが、にっこり笑って人を斬るタイプ。
有功様が実家の万里小路家と伊勢の慶光院に自分が無事であるという便りを出させて欲しいと頼むも、すでに連絡済として受け入れず、万里小路家当主(小日向文世)は金品を受け取り嬉しそうだったとか、慶光院には新院主がすで立っていることを告げました。
さらに、過去の繋がりがきれいに絶たれてることに暗澹とする有功にきっぱりと、
「ここは江戸でございます。
その薄気味の悪い京言葉を即刻お改め下さいませ」

 なっにぃ〜!視聴者萌え萌えの京ことばを改めろとな?
意気消沈するかと思いきや・・・
有功様はにこりと笑って、少しの京なまりもないなめらかな言葉で「あいわかった。そなたの言う通りだ。これからは武家風に改めると致そう」と応えたそうな。
それを聞いた春日局(麻生祐未)は・・・・・・「ふん!」

 優しげな面差しから内面もヤワで自分がコントロールしやすい男と思っていたのかもしれんが、有功様は頭も心もそんじょそこらの男とは違いまっせ。
村瀬もちょいと意外に思ったようですが、春日局も有功という男に興味をおぼえたんじゃないでしょうか。
大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302))大奥 第3巻 (ジェッツコミックス)
 自分も玉栄もこの大奥から出ることは一生ない。
そして、かつて上様に仕えていた大勢の女性達は殺されてしまったに違いない。
大奥の恐ろしさを知り、玉栄を連れてきたことを後悔し詫びる有功でしたが・・・
有功様命の玉栄はそんなこと気にしてませんぞ。
「有功様は、また私を救うてくだされたのです。
ここ大奥へ来なければ、私は殺されておりました。明慧様のように。あの遊女のように」玉栄

 確かにそうだな・・・(-_-)
大奥という場所は、おびたたしく流された血の上に成り立っている。
部屋を与えられて生きている自分達だって命の保証はない。
ここで、どうやって生きていけばいいのやら・・・

 翌朝、ドカドカと乱暴な足音に何事っ!と起きた有功の前にいたのは家光様(多部未華子)・・・
「そちにつかわす。受取れ!」
投げてよこしたのは、まっしろい子猫。
(´。✪ω✪。`) きゃわぅいいいーー!!
突然のプレゼントに戸惑うばかりの有功様なのでした。

 猫は「若紫(光源氏の妻となった紫の上の幼い頃の呼び名)」と名付けられましたぞ。
わたしゃ、猫トイレはどこに?とか、この広い大奥の中を歩き回って迷子になったりしないかしら?と心配になっちゃったわ(´∀`;)

 ところであんなひどい仕打ちをした上様でしたが、有功のことを意外と気に入ったようで・・・
春日局は大喜び。
『御中臈』と呼ばれる上様の側室候補は今迄3人いたんだけど、その誰にも上様は興味を示さなかったそうだから快挙よね〜
ほくそ笑む春日局とまだ幼くも見える家光が対照的で哀れにも思えたわ・・

 さて、有功は村瀬の案内で、その『御中臈』とやらに引きあわされました。
メンバーは・・・角南重郷(戸次重幸)、勝田頼秀、和田正隆。
も〜3人とも有功への対抗心と嫉妬で見苦しいったらありゃしない。
「金に目がくらんで還俗した」だの「寺に居た時は稚児としてかわいがられていたんだろ」などと有功を侮辱・・・
さらに、飼い殺しにされている恨みもあるのか上様のことも「小娘」だの「3年前初めての男を御手打ちにした」だの「じゃじゃ馬」だの言いたい放題。

 このような馬鹿者どもには、ちょっと言ってやらなきゃね〜
「君子は泰か(ゆたか)にして驕らず。
武家の方々は無口なものだとと思うておったが、宮中の女房たちのように、まぁようお喋りあそばすことよ。
ご心配めさるな。私も初めてお目見えした際、上様より扇子で何度も打擲されました。
上様のお気に召すどころか、そもそも、皆様の敵ではございますまい。
が、なるほど上様は大変気位の高いお方、あなた方がちらとでもたかが小娘よという風情を見せたら、それは、すぐにあのお方に伝わってしまいましょう。
私のことはどのように言われてもかまいますまいが、恐れ多くも上様を馬に例えるなど、決してなさらぬがよろしかろう」

 逆上する角南と他の二人に涼しげに挨拶をして去っていく有功様・・・
美しい・・・・!自分のために上様を貶めようとする角南達とは、まったく違う場所にいるわ〜〜
でも、最初っからコレじゃ疲れちゃうわん・・・
思わずため息をつく有功でしたが・・・・後ろからついてきた村瀬も大奥から出ることは許されないんだよね。
そして、もちろんあの『御中臈』の3人も。
上様に相手にされることがなくても、ここで生きていくしかない。
上様の影を務める正勝だって、子供が産まれたばかりだったというのに死んだことにさせられて、かわいい妻にも子供にも会うことが許されない。
なんともやるせない、残酷な話だよ。
鬱屈した彼らの思いが大奥の中でどろどろと渦巻いておりますわ〜 

 そんなワケで、大奥名物新人さんいじめが・・・・(-公- ll)
あの御中臈達の仕業なんだけどさ・・
まずは定番、部屋の前の廊下に生ごみをまく。
んが、有功様が涼しげにやり過ごしたもんだからエスカレート。
食事の御椀の中にねずみ投入。
怒った玉栄が怒鳴り込むも、リンチを受け殺意を募らせるはめに。

 有功様に仕えることで抑えられていた玉栄本来の激しい気性が、この場所に来たせいで目覚めてしまったようです。
旅の僧侶から「天下人の父になる相がある」と言われた玉栄・・・
この大奥に来たことによって、彼の運命は大きく動き、その業はさらに深まるのでしょう。

 そして、自分のために失われた命を悼みながらも大奥で生きる意味を見いだせず苦しむ有功。
角南の策略で明慧を斬った大奥剣術指南役の澤村伝右衛門(内藤剛志)と打ち合うことになったけど、元僧侶の有功は拒否。
代わりに千回の素振りに臨むのでした。

 素振りをしながら壮絶なまでに自分の心と戦う有功の思いが伝わってきました。
無力な自分という存在、そんな自分はどこへ行こうとしているのか、そして生きる意味はどこにあるのか・・・
哀しい・・・
でも、まだ物語は始まったばかり。いったいどうなるんじゃろ・・・(って、知ってるけど) 

 てか、子猫を抱っこした堺様の絵が素敵すぎるやろっ!
あの子猫になりたいという幾万の視聴者の叫びが聞こえてきたぞっ。
そして、「畜生は好かぬ!」と乱暴に扱いながらも、その暖かさに触れようとする家光・・・
3年前にいったい何があったのか・・・

 第1話 将軍は少女!?全ての男女逆転はここから始まった
 第3話 あなただけ救うために私は生まれた・・・
 第4話 実らない果実、忍び寄る毒蛇
 第5話 愛する女が他の男に抱かれる夜
 第6話 あなたは母になり、強くなり美しくなった
 第7話 私の分身私の献身
 第8話 春日局死す、初の女将軍誕生
 第9話 あなたの身も心も私のものに
 第10話(最終話) あなたのためだけに生きる

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来週、何やら家光に激しく感情をぶつける有功の姿が・・・
また、視聴者をキュン死させるのではないでしょうか〜〜(*゚益゚*)