『自分はなんと、思い上がっていたことか、あなたと同じ苦界に落ちてようやくわかるとは。
私はなぜ、このかよわいお方に、あないひどい事を言えたのやろ。
この方はきっと、今まで幾度も女としてのご自分を踏みにじられてきたのや。

私は、多くの苦しむ人の助けになりたいと思うて生きてきた。
そして、それが叶わぬとなったら、人としての心まで捨てようとした。
なんで気づかんかったのか・・・私が救えるのは、たったおひとりやったんや。
私の救わなければならないお方は、ずうっと目の前におられたんや。
目の前で、こないに私にすがってもがき苦しんではる方が、たった一人おられるやないか』

 娘らしい可憐な打掛を羽織らせた有功(堺雅人)にすがりつき涙を流した家光(多部未華子)・・・
有功に抱きしめられ初めて、その悲しみを解き放つことができたのでしょうか。
お二人の運命が動いた一夜でございました。

 にゃーーーー!!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
毎回、泣かされているのは私だけ?
静かに魂を求めあうように結びついた二人が哀れでもあり、美しくもあり・・・
大奥という場所を思えば、愛情だけで共に居られるはずもなく・・・純粋なお二人の思いが悲しゅうございますぅ〜〜

 さて、素振り千回を達成した有功様の噂は、あっと言う間に大奥に広まり、侮蔑の言葉をぶつけていた者たちが敬いの目を向けるようになりました。
家光も有功の部屋を訪ね、子猫と一緒の時間を過ごすことが多くなりましたぞ。
有功が名づけた「若紫」という名は、偶然にも家光の母が幼い時の彼女を呼んだ名でもありました。
大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302))大奥 第3巻 (ジェッツコミックス)
「かわいいから嫌いなのじゃ。小さくて、暖かくて、娘を思い出す」家光
「!・・・・・・・」
「わしが15の時の子よ。産まれてすぐ死んだ。生娘でなくて、がっかりしたか?」家光
「何をおっしゃいます。母がお腹を痛めた子を失うのは、この世で最も深い悲しみでございます。
よう耐えてこられました」有功

 有功の澄んだ優しい目が誘うのか、家光様も他の者には言わないような事を洩らしてしまうようです。
睨むように見つめていた家光でしたが、すでに運命を感じていたのかもしれませんなぁ・・

 しかし、二人が親密度を増せば他の御中臈どもの嫉妬の炎がメラメラと燃え上がるのは必須。
対抗心がつのる角南(戸次重幸)の声を陰で聞いていた玉栄(田中聖)は、痛めつけられた恨みと有功を守るために若紫を殺して、角南のせいにするという暴挙にでました。

 ううぅ・・・・・・<(TдT*)> 若むささきぃ〜〜〜!!
多分玉栄は愛する力も強いけど恨みや憎しみの気持ちも人一倍強い人間なのんだろうな。
だからこそ、常に澄んだ水のような有功を慕い、そばに居たいと願った。
彼もまた、大奥に来たことで己自身の暗黒面と向き合わざるを得なくなった一人なんだよね。

 角南が若紫を殺したと思い込んだ家光は御手打ちにしようとしたけど、有功がかばったため、その場は収まった・・・と思ったら、春日局(麻生祐未)に切腹を命じられてしまいました。
無念すぎる・・・・
そりゃ大奥で成り上がろうって思いが一番強かったとは思うけど、角南も実は上様に惹かれていたんだと思う。
だからこそ無視されたのが悔しかったし、認めたくはないその思いのせいで、あんなねじれた怒りをたぎらせるようになった。
角南の死にほくそ笑む玉栄が恐ろしいけど、生き残るのってこういう子なのよね〜(´-ェ-`)

 そして・・・実はかなりショックを受けているであろう家光のために、祈ってあげて欲しいと若紫の墓の前まで連れてきた有功でしたが・・・
「そんなもので救われるのは、もともと幸せだった人間だけよ。
ゆうてみよ、お万、念仏を唱えても泣く間もないぐらい次々と悲しみが襲ってくるものはどうしたらよい?
念仏を唱えてメソメソ泣いているぐらいなら、わしなら仇を取る。その方がずっと晴れ晴れするわ」家光
「それこそ、斬ったところで若紫が戻る訳でもございますまい。
飢饉や病など、この世には仇のおらぬ凶事もございます。仇がいても討てぬ場合はいかがいたします?」有功
「そういう時は手近なものを斬ればいいのじゃ。
生きるに値せぬ人間などいくらでもおるであろう?無宿者、罪人」家光
「・・・・・・上様は・・いつもそのように・・?」有功
「そうしてもよいと春日がゆうた。悪いのか?」家光

 家光の全く悪びれない態度に衝撃を受けた有功でしたが、最近江戸で若い娘の髪を切る事件が頻発していたのも家光の命で澤村(内藤剛志)がやっていたことと知り、黙ってはいられなかったようです。

「愚かな。なんと愚かなことを!!ご自分の国の民になんということをなさいます!」
「自分の国の民?はっ!たわけがっ!誰がわしを本当に上様などと思っているものか!
わしは所詮、徳川の血を繋ぐための仮腹よ。
春日だとて、わしの中に父上を見ておるだけじゃ!」家光
「・・・・・・・・・・・・」
「わしだって、好き好んでこんななりをして大奥に息を潜めるように生きている訳ではないぞっ!!」家光
「上様・・・私が出会った娘は赤面疱瘡で兄を失ったばかりでした。
それでも娘は、髪を切られても誰を恨むでもなく、健気に私の横で念仏を唱えておりました。
上様、人はみな、己ではどうにもできぬ運命を受け入れ生きているのでございます。
私だってそうや。あなたのために、こないなとこに連れてこられたのやっ!
ご自分だけが辛い思いをしているとお思いなら、それは大間違いやっ!!」有功

 わーーーーー!有功が怒った〜〜!!ε≡≡ヽ( T-T)ノ
恐ろしいほど真剣な有功の目・・・・
家光はショックを受けながらも、今迄自分の周りにいた人間からは感じたことのない思いに気づいたはずです。
慰める春日局の「御手打ちになさいますか?」という問いは、きっぱりと断りました。
で、ブラック春日の誘いで御中臈たちでウサ晴らしをすることに。

 御中臈たち全員に女物の着物を身に着け、化粧をし、かもじを付けて、家光の前に参上せよと命令が下りましたぞ。
って・・・・澤村もっ?!(*゚Д゚ノ)ノ
家光は3人に舞を舞うよう命じ、それを見ながら哄笑しております。

 その間に有功は稲葉(平山浩行)から家光が子を失った経緯を聞いたようです。
家光の隠し子として、母親と乳母と静かに暮らしていた家光は(ややこしや〜)、突然現れた春日局達一行に大奥へと連れてこられた。
母達を殺され、髪も切られ、家光の身代わりとして男にとして生きるよう命じられた。
そして、大奥の男の一人に犯され、妊娠し、「産みたくない」と叫びながら子供を産んだ。
それでも、家光が赤子の命の暖かさににすがろうとした時、子供は死んだ。

 家光は何度仏に祈ったことだろう。
でも、母親と引き離され、誰ひとり知らぬところに連れてこられた恐怖と悲しみを誰も救ってはくれなかった。
男に襲われた時、そしてそんな男の子供を身籠った時、女性である自分をどれほど憎んだことだろう。
その男を斬り殺しながら、どれほど生まれてきたことを呪っただろう。
たった一人で煉獄の苦しみに落ち、泣くことも忘れてしまった。
 
「なんという哀しい笑い声や・・」有功
「私は上様の涙は見たことがございません。
姫様が亡くなられた時でさえも、幼くして、ここ大奥へ連れてこられ以来ずっと、おひとりで生きてこられたのです」稲葉

 家光の身代わりとして生きている稲葉も苦しんでいる。
でも、同じように影でありながらも、彼は遠い存在。
大笑いしながらも、深い悲しみが伝わってきた多部ちゃんの演技には、またも泣かされてしまいました。
そして、そんな家光を慈しむように抱きしめた堺様にも。
有功の存在が一条の光となって家光を救って欲しいと心から思ったわ〜(´;ω;`)

 第1話 将軍は少女!?全ての男女逆転はここから始まった
 第2話 ここは嫉妬が渦巻く男の園
 第4話 実らない果実、忍び寄る毒蛇
 第5話 愛する女が他の男に抱かれる夜
 第6話 あなたは母になり、強くなり美しくなった
 第7話 私の分身私の献身
 第8話 春日局死す、初の女将軍誕生
 第9話 あなたの身も心も私のものに
 第10話(最終話) あなたのためだけに生きる

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今日はお客様が来るので、掃除をしながら、料理を作りつつ、記事を書いてたんで、さらに遅くなっちまった・・(´ω`;)
急いでるんで、あとで書き換えるかも〜
「ダブルフェイス」も「悪夢ちゃん」ももちろん、録画〜( ;∀;)