『もしも、悪い魔女の魔法で眠りすぎて王子様に気づいてもらえなかったとしても、焦ることは何もない。
もしも、数十年遅れの王子様が現れて、恋に落ちて、その恋が1週間で終わったとしても、どうってことはない。
大切なのは、残り時間じゃなくて、今を生きようと思う気持ちだから。
何かを失っても、人生は続いていく。
わたしたちは、自力で目を覚まして、そして幸せをつかむ』

 いや〜なかなかいい最終回だったんじゃないですか〜私は好きですよ〜
幸せは王子様が運んできてくれるもんじゃない。
風が吹いても雨が吹き荒れても、自分を信じて、前を向いて今と言う時間を大切に生きていたら、いつだって幸せになれる。

 千波の恋は成就しなかったけど・・・いや、まだわからないか・・・?
これからも文通は続いていくみたいだしさ(* ̄m ̄)

 さて、振り返ってみますか・・・
急に浩史(羽場裕一)と一緒に暮らすと言い出したかける(松岡広大)にショックを受けた千波(草刈民代)でしたが、かけるの決意は固いようで、ドライな雰囲気で出て行ってしまいました。

 千波の恋の邪魔にはなりたくないとの思いからでしたが、寂しいよねぇ・・・
「あのお方」に励まされやってこられたのは確かだけど、かけるがいるからこそがんばれたんだも。
それに、やっとできあがった「生活」が、また変わるのは辛いワ・・・
冷蔵庫には、かけるの好きな豚まんが入ったまま・・・・

 いや〜こういうのが余計寂しくなっちゃうんだよね。
私も、いまだに娘が好きなものを一緒に食べようと思って買っちゃうもんなぁ・・・(´∀`;)
そして、食べずに腐らせるという・・・

 祐輔(瀬戸康史)の方にも変化が・・・
ついに弟の和樹(落合モトキ)が東京に来る日が決まったそうで、それなら自分は必要ないとばかりに荷物をまとめております(早っ!)

 って、辞めてどうすんの?( ゚Д゚ ) 別のホテルにでも就職するの?
自暴自棄になってますなぁ・・・・
そんな坊ちゃまをじいや(山本圭)がほっとく訳なし。
とっておきの秘密をお話しして、クールダウンさせましたョ〜

 にゃんと祐輔はじいやの子供だった?!
祐輔の母親可南子に同情してるうちにそういうことになったそうな。
「僭越ながら、私は父親として、あなたをそばで見てまいりました。
あなたは、このホテルに必要な方です。
可南子様のためにも、どうか自信を持ってください、坊ちゃま」杉浦
「・・・・・・・・・・・・・・」祐輔
「なんちゃって(*´Д`)」杉浦
「は・・・?」祐輔
「聞こえませんでした?なんちゃって」杉浦
「・・・・・・嘘なんですか・・・?」祐輔
「当たり前でしょう。可南子様に失礼ですよ。第一、計算が合いません」杉浦
「どっからどこまでが嘘なんですか?」祐輔

「実は今、一瞬でも父親だと思ったでしょ?ちょっと心が動きかけたでしょ?
そんなふうに思えばいいんです。血の繋がりなんて。
たとえ実の親に嫌われても、傷つけられても、どうって事ないんです!人間は強いんです。
誰でもいい。本当に心が許せる相手がいれば。それで十分なんです。
坊ちゃま、どうか誰かと、人といっしょに生きて下さい」杉浦

 これは破れかぶれのじいやの嘘なのか・・・あるいは真実なのか・・・
じいやが恋心を抱いていただけなのか、それとも、可南子の方がじいやを頼ってしまった時があったのか・・・
あるいは、杉浦も実の父親との葛藤を抱えていて、そんなふうに思うことで救われたのか・・
本当のところはわからない。
 でも、じいやは祐輔を心から愛しているし、愛情は肉親からだけ与えられるものではないと伝えたかったんだよね。
そんなじいやの言葉は祐輔の心にしっかりと届き、スパークした。

 その頃、麻美(朝倉あき)を呼んだ玲子(横山めぐみ)は祐輔との結婚を考え直すよう伝えておりました。
なんか全編を通して悪印象しかない玲子ですが、同じように政略結婚をした者として麻美のことを他人事と思えなかったのでしょう。
玲子は麻美の祐輔への本当の気持ちを知っていたようです。
もしかして、玲子も会った時から政略結婚の相手の諒一(榎木孝明)に恋をしていたんでしょうか・・

「今のあなたは、きっと私と同じ。結婚してしまえば、何とかなると思っている。
本当の夫婦になれるんじゃないかって。愛のない結婚は覚悟した以上に辛いものよ」玲子
「そうかもしれません。でも、諦めたことを後悔する辛さより、一緒に居て味わう辛さの方がマシです」麻美
「そんなところまで、私と同じなのね」玲子

 さて、かけるが居なくなって、一人酒をやっている千波の元に京子(磯野貴理子)と春子(森口瑤子)が、やって来ました。
さすがに、今は、このメンバーで飲む気にはなれない・・・・
言う事はキッチリ言う千波ですよ〜

「今はあなたの顔見たくない。
ていうか、何で今さら別れたの?いくなら最後まで行ってくれればいいのに。
中途半端な事するから、かけるまであっち行っちゃって。
あなたはいいよ、さんざん引っ掻きまわして。最後はかっこよく自分の人生守って。
だけど、こっちはさ、全部無くなって、一人になって、こんな。
どうして、46になって、次の新しい人生を考えなきゃならないの?
頑張って幸せになれって言われたって・・・今までだって私はさ・・・」千波

「ごめんなさい」春子
「いや・・・ごめん」千波
「私のせいで、息子さん」春子
「私が悪いの!あの子の気持ち考えないで手紙とか浮かれて」千波
「でも、もとはと言えば私が・・」春子
「もう、やめよ。もう、今日は飲もう!」千波

 やっぱり飲むんだ・・・( ̄∀ ̄)
いや、でもね、こんなふうに自分の思いをぶつけられるぐらいに千波は立ち直ってるんだと思うよ。
あまりにも辛いと口にも出せないもん・・・だから、何だかほっとしたなぁ・・・
かけるの肉まんで泣いちゃったん場面には笑ったけどさ。

 結構飲んだね〜(* ̄m ̄)
京子は寝てしまって、ほとよく酔っ払った状態で千波と春子は起きております。
「さっき、キレてごめん」千波
「私も、きちんと怒られたかったから。きれい事だって言われそうだけど、京子さんには」春子
「言ってた。あなたと彼が別れたのはきれいごとだって。・・・・・・・・きれごとなの?」千波
「っていうか、きれいなままにしておきたかったのかな。
一人の人とちゃんと20年近く向き合って、暮らして、子供を育てて、
家族にしかわからない笑い話とか、やっかいな問題とか、お気に入りの場所とか、だるま屋さんとか・・・
そういう、私にはないまっとうなものが、すごく神聖なものに思えてさ、泣けるほど羨ましくてさ、
それは、きっと、こういうやり方で手に入れちゃいけないんだろうなって。
私ね、本当に後悔してる」春子

「まだ、これから手に入るよ。あんたも、私も、千波もさ。まぁだ、これからだって。
千波も、自分を責めることないよ。かけるちゃんのこと。
あんたは立ち直ろうと必死だったんだから。
前を向くために戦ってたんだから。
手紙でも恋でも、私は、なんでもやればいいと思っていたよ。かけるちゃんのためにもさ。
あんたがまず、起き上がらなきゃならなかったんだから。
相手がすんごい年下だったとしてもだよ。アンタ励まされてたんだから。救われてたんでしょ?」京子
「・・・・(うなづく)」千波
「だったら、恋してたって誰にも責められる筋合いはない」京子
「28歳は・・・まぁ、アレだけど・・・」春子
「アンタ!私、今いいこと言ったあと!」京子

 京子の言葉に泣けてきたよ・・・・(`;ω;´)
そうだよ、おばさんだって恋したっていいじゃん・・・・結果は・・まぁ、アレだったけど千波はいつだって前を向こうとがんばってたんだからさ。
王子にも救われたけど、そうやって、いつも一番そばにいて千波の背中を支えて、押してあげてたのは京子だよ。

 「ねぇ、私達さ・・・なりふりかまわずに幸せになろうよね」千波
諦めちゃいけない。いつだってチャンスはあるんだから。素直にそう思える熟女3名様に乾杯(@^ー^)/∀

 いや〜京子と千波の場面、そして春子も加わった3人の場面も大好きでした。
同じ46歳だけど立場の違う女性3人をそれぞれきっちりと描いてくれましたよね。
何気ない会話なんだけど、なんかじ〜んとくるっていうか・・・
脚本家さんのホントの気持ちが伝わってくるセリフでした。
演じる磯野貴理子さんと草刈民代さんが作り出す、二人のいつもの日常が心地よくて、ベタベタしない大人の優しさが感じられて、何度も泣かされました。

 春子もだけど、それぞれ一人の時間を大切にしている、一人を楽しめる人間なんだよね。
だからこそ、ほどよい距離で付き合っていける。
ほどよく力の抜けた3人のコンビネーションがホントによかった。
 
 さて・・・浩史はどうしてるかな・・・
どうやら、あの家を売って、こじんまりしたとこに引っ越すようです。
「お父さん、フラれたんだね」かける
「フラれた」浩史
「でも、もう、お母さんとも戻らないんだろ?」かける
「・・・そうだなぁ」浩史
「両方に嫌われたんだ?」かける
「そうだな」浩史
「バカだね」かける
「バカだよなぁーーだからさ、お前がお母さんのそばに居てやってくれよ。守ってやってくれよ」浩史
「勝手なこと言うなよ。お母さんの邪魔になるのは絶対に嫌だ」
「かける、子供がいたら邪魔だなんていう男にお母さん渡したいか?
子供が10人いてもいいってぐらいのヤツじゃないとダメなんじゃないのか?」浩史
「やっぱり、甘いね、お父さんは」かける
「へっ・・?」
「そんな正論で片付くもんじゃないんだよ、男と女は」かける
「ぷっ・・・・(( ^∀^ )) はっはっは」浩史

 かなりスパイシーな会話だったけど、甘ちゃんでバカなお父さんをかけるは嫌いじゃないと思いますよ。
まぁ、反面教師みたいには思ってるかもしれないけどさ。
千波の邪魔になりたくないから来たってのも本当だけど、一人になった父親のことも心配だったんじゃないのかな・・
 優しいけど、いつまでも少年気取りで憎み切れないおバカさん・・・そんなダメ亭主に羽場裕一さんは適役でしたね。
デキる女の春子がちょっと隣で休んでみたいって思うのも、わかるような気がする。

 それぞれが勇気を出して、前に進もうとしています。
麻美も手作りクッキーを手に(多っ?!)祐輔に自分の思いを伝えにきましたぞ。
「絶対にうまくいかないから」「もって半年だから」「1年ぐらいなら待っててあげてもいい」
相変わらずの上から態度でしたが、自分にまっすぐに向き合ってくれたことを祐輔は忘れないと思いますョ〜
いつか、そんな麻美のかわいらしさをわかってくれる人と出会えたらいいね。

 そして、離婚届に判を押した千波は最後の手紙を書きましたぞ。

『高岡祐輔 様

最後に一つだけ申し上げたくて筆を取りました。
私の人生は大げさに言えば、もう終わりだと思っておりました。
でも、あなた様の手紙が、また誰かを信頼し、心の支えにする喜びを教えてくださいました。
ありがとうございました。
「僕ですみません」とあなたはおっしゃっていましたが、私は手紙のむこうのあなたに恋をしていました』

 いろんな人の言葉が祐輔に勇気をくれた。
祐輔は婚約を破棄し、ホテルも辞めないことに決めたようです。
今まで、逃げることしか考えていなかった父親に対して、やっとまっすぐに向き合うことができました。

「僕は今迄、あなたに認められたくて仕事をしてきたように思います。
でも、これからは自分自身のために働きます。僕はホテルの仕事が好きですから。失礼します」祐輔
「今迄、何よりもこのホテルのことを優先してきた。犠牲にしてきたものもたくさんある。
私は、こういう生き方しかできない人間だ。今さら、引き返す訳にはいかないんだよ」諒一
「いいんじゃないですか。あなたはそれで」祐輔

 りっぱになったね・・・・(ノ∀;`) やっと一人前の男になったよ。
だから諒一も、初めて本音をぶつけてくれたんだよ。
自分を支配する恐ろしい壁ではなく、同じ人間同士としてやっと出会えたんだね。

『相沢千波 様

お手紙拝見いたしました。
正直、なにをどう言葉にすればいいのか、自分でもわかっていません。
ただ、あなたは僕に手紙で「いつか鎧を脱げる相手に会えますように」と言ってくれましたね。
少なくとも、いくつかの瞬間、僕はあなたの前で鎧を抜いていたように思います。
あなたからの手紙は僕にとっても、大きな救いでした。ありがとうございました。

高岡祐輔 』
 
 謎の「あのお方」としてではなく、一人の人間として千波に向き合おうとする祐輔の意志を感じました。
もう『世界の偉人名言集』も必要ありませんぞ。
ワープロで書いた手紙の他にもう一枚。自筆で書かれたものがありました。
『また、手紙をください。僕も、書きます』
「ま、いっか」千波

 期待せずに見始めたドラマでしたが、すぐにハマってしまいました。
ちょい韓ドラふう?って思わないでもなかったけど、ほどよくファンタジーの混じり合った大人のためのドラマでした。
困難を糧にして、殻を脱ぎ捨てるように徐々に自由になっていく千波が気持ち良かったです。
丁寧に作られているな〜とも思いましたョ〜
登場人物達の何年後かも、見てみたいなぁ・・・

 第一話 数十年遅れの王子様?
 第二話 あなたと私が思い描いてたもの
 第三話 王子様は、二重人格
 第四話 女の人生、やり直せますか?
 第五話 鎧(よろい)を脱いで
 第六話 千波さんは今、恋をしています
 第七話 女の勘
 第八話 歳は関係ないでしょう

こたつ
今日は一日中、バタバタしていて、まとまった時間がとれなくてさ〜
こんな時間になっちゃったよ〜(・∀-`;)
もっと落ち着いて、このドラマと別れを惜しみたかったわん・・