栄輔から渡された千円札・・・嬉しいような寂しいような・・・
萌江から「ちょっと痛かった?」と聞かれ「ちょっとな」と答えた良多でしたが、その痛みは萌江とはまた違った痛み。
でも、その締め付けられるような痛みにほっとする自分がいる。

 今の栄輔に見えているのは小さい頃の良多。
父はあの頃に帰りたいのだろうか・・・
いつのまにか父の心に寄り添おうとしている自分に気づき、戸惑う良多なのでした。

 さて、サダヲのクーナ劇場ですが・・・
にゃんと、良多の部屋がクーナの集落化?!
一族郎党、ご近所さん?良多(阿部寛)が長野で出会ったみなさん勢揃い・・・(´m`)
看護師の堤さん(江口のりこ)に、長野日報社の畠山さん(中村靖日)もいるよ。
って、サダヲクーナ、クーナふうにコスプレしていたとは・・・
部屋にいることを許可した良多。これは心の奥ではクーナの存在を認めてるってことなのかな?

 栄輔(夏八木勲)が目を覚ましたってことで、またまた坪井家集合。
ロケが早めに終わった沙江(山口智子)も長野に向かいましたぞ。

 やはりね・・・嫁としてはそろそろ顔出さなきゃマズイでしょ・・という大人の判断ですわな。
でも、沙江のとこは良多が「無理しなくていいよ」スタンスを表明してくれてるので、有難いよね。
敏子(吉行和子)や多希子(YOU)の前でもちゃんとかばってくれるしさ。
良多の、この一貫したユルさが好きで結婚したのかも。

 で、沙江より一足先に栄輔とご対面。
やはり目覚めたばかりだから、ぼんやり・・・記憶も飛んでるようです。
敏子の名前もわからないようで・・・
「お父さん、わかる?私、娘ですけど。名前は?な・ま・え。最初は、『た』よ」多希子
クーナ (こどもプレス)
 ヒントを出したにも拘らず、反応なし。
なのに、なぜか良多の名前だけをはっきり言ったもんだから、多希子おかんむりさ〜
(フォローするつもりか、自分の名前のヒントも出す健次(安田顕)、その独特の立ち位置がナイス)
で、良多は内心、得意そう。

 談話室で泣いてるし・・・・( ̄∀ ̄;)
良多のことは忘れても、自分のことは覚えてるはずって思ってたんだろうなぁ・・・かなりプライドが傷ついたようです。
その悔しさを回りにぶつけております。
で、同調しない敏子まで責められとる・・・・

「母さんだって悔しくないの?さんざん迷惑かけられて、勝手に倒れてさ。
目が覚めたら、私達のことすっかり忘れてて、何も覚えてないとか、いくらなんでもひどくない?(`・Д・´)」多希子
「忘れたくて忘れた訳じゃないんだからさ」敏子
「忘れたかったのよ〜きっと、そうよ。ずっと、そう思ってたのよ。忘れたいのはこっちだってーの!」多希子
「許してあげなさいよ・・・病気なんだから」敏子
「そうやって、母さんがかばってばかりいたら、私一人だけ悪い人みたいになっちゃうでしょう?!
大体母さんがそうやって甘やかすから、コレ(小指)繰り返してたんじゃないの?」多希子
「そうかもしれないけど・・な〜んか、私、もう、腹立たなくなっちゃってんのよね」敏子

  (*^m^)o==3 この敏子のぼよ〜んとしたテンポが笑える・・・
なんか心が揺れないことに対して、すまないって思ってるのかな・・

 そして、菜穂(宮あおい)と大地(大西利空)もお見舞いに来てくれました。
みなさん、この愛人か隠し子かわからん親子を内心固唾をのみながら見守っております。
なんか、安心したように笑顔で応える栄輔・・・
大地のことは良多と呼び、菜穂のことは久実って呼んじゃった。
良多以外は、みんな心の中で『久実って誰だよ?』『クーナって何だよ?』だよね〜

 敏子と多希子に尋ねられ、「クメじゃないの?」とごまかす良多でしたが、バレバレ。
敏子は久実が栄輔のかつての恋人だって知っていたのかもね。
『クーナ探し』に関しては、最初の頃の良多と同じ反応。
さらに、菜穂と父親との特別な雰囲気に嫉妬したのか「あの女に騙されてんじゃないの?」発言で封じ込め。
「親子や夫婦ったって他人なんですから。俺たちの知らない父さんがいたって不思議じゃないんですよ」良多

 あら・・?沙江と萌江(蒔田彩珠)の言葉を混ぜたような・・・(´m`)
到着した沙江は病室へ。
沙江だけお客さん扱いな態度が何気にアウェイ感を強調してるわ〜
で、多希子ったら、まだ名前を言わそうとしているし。

 久しぶりに家族三人が集合。
なのに沙江ったら、とんぼ帰りで東京へ戻るそうで・・・
でも、萌江も「だと思っていたから」とクールな反応。
その後、普通にはしゃしでいる萌江に沙江はショックだったようですぞ。

「期待されなくなってんだな〜私、母親として」沙江
「俺なんか最初っからあんまり期待されてないみたいだけどね、父親として」良多
「甘いな〜私としたことが・・」沙江
「いんじゃないですか?そんなに欲張らなくても」良多
「欲張ってる訳じゃないよ。仕事と母親と、両立させるって約束したんだもん」沙江
「『頑張らない 役に立とうとしない』」良多
「何、その適当な感じ?高田純次?」沙江
「いや、クーナ。親父が書いてたノートに出てきたんだ。くよくよしない。だから長生きなんだってさ」良多
「ふふっ・・・そんなふうに生きられたら楽なんだろうな〜」沙江

 萌江は結構、気ぃつかいですよね。
そばに居てって言っても困らせるだけだし、母親が仕事を放棄する訳ないってこともわかってる。
どちらにしても傷つくなら、何も感じないフリしている方がいい。
多分、沙江にそっくりなんでしょうね。

 その頃、治(西田敏行)は、ひとり森へ向かい、栄輔が目覚めたことを報告しておりました。
前回、「腹に一物ある」なんて書いちゃったけど、治の栄輔への思いは複雑なようで・・・
好きなんだけど憎たらしい、死んじまえって思うと同時に生きていてくれと願う。
やっぱり切り捨てることはできない大事な存在なんだろうね。

 栄輔と秘書の山下(清水章吾)との関係もお互いへの尊敬が感じられて、いいな〜。
家族ではないけど、おそらく社長としての栄輔をもっとも理解している存在。
山下は仕事場での栄輔の苦労も孤独も一番わかっている。
家族とはまた違った絆を感じました。

 そして、モーニングコール用の電話相手にぐちる敏子さん・・・
忘れられて一番ショックなのは妻だよね・・・
そんなしょっちゅう愛人作ってたんなら、この人にとって私って何なんだろ?ってしょっちゅう思ってただろうし。
思い出さないってことは、その程度の存在なのかなぁ〜なんて思ったりして・・・
ここに来て、夫婦の総決算がソレとは、なんだかなぁ・・ですよね。

 夜、ベッドに入って同じように本を読んでいる良多と萌江。
「ママ、おじいちゃん達のこと、あんまり好きじゃないのかな?」萌江
「・・・・・そんなことないよ。ホラ、ママ忙しいんだからしかたないだろ」良多
「ママ、お仕事大好きだもんね」萌江
「そうだな・・・・・・でも、仕事が大好きってことはいいことなんだぞ」良多
「へぇ〜〜」萌江
「萌江にはまだわかんないかもしれないけど、みんなが自分が大好きな事、お仕事にできる訳じゃないんだ」良多
「ふ〜〜ん」萌江
「萌江は大きくなったら何になりたいの?」良多
「科学者」萌江
「へぇ〜じゃ、パパと一緒だな」良多

 萌江の「ママ、お仕事大好きだもんね」の言葉のあと「私よりも」って声が聞こえたような気がしました。
沙江の目は向いているのは、まず仕事、その視線のはしっこに萌江は入れてもらってる・・そう思ってるのかな。
愛されているという自信がない。
表現が下手な沙江の心の奥には萌江への愛情がいっぱい詰まっているのに見えてこない。

 栄輔の担当医(眞島秀和)から「脳幹部の出血は止まったが、今後も脳出血や脳梗塞が起きる可能性がある」という報告がありました。
それを治療しながら聞いた治は、やはりショックだったようです。
「あの人、どこまで本気だったんですかね。クーナのこと」良多
「さぁ・・・まぁ、でも、仕事も成功して、子供も家を出て行った。
そうなると、人はいろんなこと考えるもんだよ。自分の人生で何ができて、何ができなかったのか」治
「できなかったことなんかあんのかな?あの人」良多
「そりゃあ、あるだろう。どんな人生だって。それを覚えているかどうかは、まぁ、人それぞれだろうけど」治

 治は栄輔が製薬会社の社長になった理由を教えてくれました。
栄輔が大学生の頃、父親が病気になり余命一年と言われたそうな。
で、栄輔は科学者になる夢を諦めて薬屋になったらしい。

 って、それよりも、栄輔が自分と同じ科学者の夢を抱いていたと知り、良多は心底驚いたようですな〜
そんなロマンを父親が持っていたとは・・・・
 
 翌日、治は栄輔の病室を訪ねました。
まだまだはっきりしないけれど、ちゃんと会話はできるようになりましたョ〜
「昨日行ったよ、あの森へ。どうしても見っかんねぇんだ、あの場所が」治
「りんどうの花が・・・・」栄輔
「あれは・・・夢だったのかな?」治
「あれは・・・本当だ」栄輔

 お見舞いに持ってきたぶどうを治が、勧めもせずに一人で食べちゃったことにすねる栄輔。
こんな顔も家族は知らないんだろうなぁ・・・
子供の頃、久実と栄輔と三人でクーナを見た時間は、ただの思い出というよりも、事あるごとにそっと取り出して眺めるような大切な宝物なのかも・・・
長い人生を生きてきて、残るもの・・・それは人それぞれですが、栄輔も自分が捨ててきたものの中に大切なものがあったと気づいたのかもしれません。

 そして、良多は相変わらず、父のノートを見ながらその足取りをたどっております。
どうやら、栄輔は長野で土地を買おうとしていたようです。
『「後悔とは、そこにかつて愛があったという証だ」』

 その後は、病室で栄輔に帽子を見せて、クーナ話でひと盛り上がり。
多分、久々にこんなに長い会話をしたんじゃないでしょうか。
平静を装いながらも、良多の心が嬉しさでドキドキしているのが伝わってきました。
「あいつら、警戒心が強いからな。めったなことでは見つからない。
でも、いるんだ。いいか?世界は目に見えるのものだけできてているんじゃないんだ」
話し終わると財布を手渡すよう合図し、そこから千円を抜いて渡してくれました。

 萌江の方はクーナ事務局が落ち着くようで・・・ほとんど、ここで過ごしているようです。
木彫りのクーナが消えたことを知ってるんだけど、追及しようとしない菜穂にほっとしました。
「時々、行方不明になるんですけど、しばらくすると帰ってくるんですョ。
ホラ、捜し物ってそういうとこ、あるじゃないですか。捜すの止めると出てくる・・みたいな。だから、そっとしとくんです」

 きっと、またいつのまにか戻ってるでしょう((´艸`*))
このドラマは本当に丁寧に作られている感じですね。
何気ない場面、治が森へ向かって歩いていくとこや良多と萌江の帰り道とか、ひとつひとつが懐かしいような切ない気持ちにさせてくれます。
いい時間だわ〜

第1話 第2話 第3話 第5話 第6話 第7話
第8話 第9話 第10話(最終話

こたつ
来週はなんと、高田純次登場?良多作詞作曲のあの歌を歌って踊ってくれるのか?