「玉栄・・・そなたはええ子やな。ほんまに、ええ子や・・」
泣きくずれる玉栄の肩を抱く有功様・・・・
玉栄の怒り、恨み、そして悲しみはまっすぐゆえにはっきりと見える。
そして、すべては有功と有功を思う自分の思いからきている。
見える罪と見えない罪・・・業が深いのは私の方なのかもしれない・・そう思ったのでしょうか・・

「悔しいです・・私はもともと泥まみれや・・・
けど、あなた様に、そんなん似合わん・・・・こないな所に連れて来られ、こないな目に合わされ・・・似合いませんわ・・」

 誰に恥じる思いもなく生きてきた有功様が初めて知った、己の心の奥底から湧き出るような黒い思い・・
それは尽きることなく、恐ろしいほどの勢いで有功様の心を満たし荒れさせた。
玉栄に比べると、白いと思っていた自分のなんとどす黒くみにくいことか・・・

 上様も、そして有功様も、新たな闘いの中で生きねばならないのですね・・・・゚・(゚`Д´゚)・゚・
しかも、上様ご懐妊、姫様誕生って・・・・修羅の道はどこまでも深く・・・まだ始まったばかりなのです。

 さて、御中臈として大奥へ連れてこられた捨蔵(窪田正孝)ですが・・・・
悪い子ではないんだけどねぇ・・・(´∀`;)
御中臈の集いで「そこの高貴なお方(有功)が、種がねぇってんで、あっしが代わりに」とか言っちまったり、
「有功様はどういう理由で大奥へ?」とズケズケ聞いてきたり、とても上様の前に侍らせることができる感じではないようで・・
困り切った春日局(麻生祐未)は、あろうことか有功に捨蔵の後見を命じるのでした。

 有功様の人の良さをいいことに、なんちゅーえげつないことを・・・ヽ(*`エ´*)ノ
それでも不快感など全く見せず、大奥のしきたりや立ち居振る舞いを教える有功様・・・
うちの有功様が、なんでこんなヤマザルと一緒にされなあかんのや!と玉栄(田中聖)の怒りはおさまりませんぞ。
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 玉栄は、そんな有功様のことも不思議でならない。
「私は、心と体は別ものやと思うてるのや。上様の御心が変わるはずはない。私の心も今までと変わりなく穏やかや」有功
「嘘や、有功様は嘘をついてはるのや。
私は悔しいのでございます。あの男、赤面疱瘡にでもなってしもうたらええのや。いっそ、私がこの手で!」玉栄

 有功様の指導は続いております。
言葉づかいや着こなしまで伝え、他の者との区別なく優しく接する有功様を見るにつけ、玉栄の沸々とたぎる怒りは捨蔵へ向けられ、その険しい表情に捨蔵もビビっております。
「私は、一生有功様について行こうと、ここ大奥についてきたのや。
有功様のためやったら、死んでもええと思うてるのや。
有功様は人に怒ったりせぬお人や。
そやから、有功様を悲しませるような奴がおったら、代わりに私が・・・そう思うてるのや」

 オマエ、調子に乗ったらわかってるやろな?(・Д・#) 的な・・・?
役者の違いをはっきりわからせたって感じやね。
玉栄に比べたら、捨蔵なんてかわいいもんよ・・

 有功が言っていた通り、上様(多部未華子)が有功様を大切に思い甘える様子は変わらず。
正資(尾美としのり)と正勝(平山浩行)もほっとして、そんなお二人を見守っております。

 でも、大奥とは人のこころとは別の大きな力が支配している恐ろしい場所・・・
そのことを知っている上様は確認せずにはいられないのでした。
「有功・・わしとそなたは・・何も変わらぬな?」
「・・・・はい」有功

 そして、この度のことで、さすがに上様は春日局に距離をおかずにはいられなかったようです。
「上様・・・この春日を鬼のようだとお思いでしょ・・」春日局
「・・・・・・・・・・」家光
「どうか、こらえてくださいませ。すべては徳川」春日
「徳川の御家のためであろう。わかっておる。わしが悪いのじゃ。有功を好きになったゆえ」家光

 上様の寂しさを湛えた横顔・・・悲しいけれど、さすが多部ちゃんや!と、うなった場面だったわ・・・
おなじおなごとして、春日も堪えたんじゃないのかえ・・?
 さらに、正勝の妻の雪(南沢奈央)が子供たちを連れて大奥へきちゃったョ。
もちろん、居留守で押し通す春日局。
義母である春日局に会いに来たって名目だけど、本当は夫の気配だけでも感じることができたらと、必死の覚悟で来たんだろうねぇ・・・

 そして、そんな妻や子供たちを影から見つめながら、触れることも声をかけることも許されない正勝殿・・
辛い、辛すぎるよう・・・・(`;ω;´)
でも、わが身を省みて、有功様の身を切られるような苦しみを実感されたようです。
己が苦しみを知ることで人の苦しみも知る・・人はそんな中でも成長するというのが悲しくて・・・

 ついに捨蔵が上様の寝所に上る夜がやってきました。
女たらしで鳴らしてきたさすがの捨蔵も緊張しております。
「捨蔵殿、安心めされよ。上様とて、鬼ではない」有功
有功様にとっても、上様にとっても、辛い長い夜でございました。

 御寝所では捨蔵めが、上様が少女と知り、コロリと態度を変えて町娘にするように気安くリードしようとしたもんだから、思いっきり蹴り倒されております。
「無礼者っ!!頭が高いっ!勘違いするでない、このうつけ者が!
よいか!オマエがわしを抱くのではない。私がオマエを抱くのだ」

 その覚悟を決めた悲しくも美しいお顔・・・
捨蔵に身をさらすことによって、逆に有功様への強い思いが感じられるような・・(;ω;)

 そして、朝餉を運んできた玉栄は有功の激しい思いがぶつけられた部屋の中を見て衝撃を受けるのでした。
「見栄っ張りやろ・・・廊下側の障子には切り付けられなかったんや・・・
そなたの言う通り、私はただの嘘つきや・・・」

 (T┏_┓T) うううーーーーー
有功様の、少し途方にくれたような悲しい顔が切ないよう・・・・

 せめてもの慰めにと若紫の一族と思われるにゃんこを見つけた正勝殿が有功様の元へ連れてくれたんだけど、心ここにあらず・・・
ところが、その猫を見た玉栄はギョギョッ!!
動揺しまくりのその姿に、有功様はすべてを悟ったようです。

「申し訳ございません!!お許し下さい!」玉栄
「許すも許さんも、そなたのことや、きっと私のためにやったことやろ?」有功
「いえ、私の意趣返しでもありました。いや・・自分でも自分がわかりません・・
ほんまに有功様のためやったんかどうか・・有功様をお守りすると大口を叩きここまで付いてまいりましたのに・・」玉栄
「やはりお前を大奥に連れてくるのでなかった。修羅の道や・・すまんかったな、玉栄」有功

「有功様、何で私をお叱りになりまへんのや・・
私はこの手で何の罪もない若紫を・・・角南様を陥れ、そのお命まで・・・
それやのに今日まで、そのことを悪いとも思うておりませんでした。
叱ってくださいませ。お願いでございます。私を打ちすえて下さいませ」玉栄
「今の私には、お前を叱ることなどできぬ。導くこともできんのや。
私の中にも、お前と同じ黒い気持ちがあったのや。人を恨み、妬む心が・・・」有功

 有功への愛ゆえに泥の中でも強く潔く生きようとする上様・・
そして上様への愛ゆえに己をコントロールできないほどの苦しみと闘い続ける有功様。
有功様という灯りを頼りに生きてきた玉栄はどうなるのか・・・
それぞれの運命から目が離せませんわ・・・

 第1話 将軍は少女!?全ての男女逆転はここから始まった
 第2話 ここは嫉妬が渦巻く男の園
 第3話 あなただけ救うために私は生まれた・・・
 第4話 実らない果実、忍び寄る毒蛇
 第6話 あなたは母になり、強くなり美しくなった
 第7話 私の分身私の献身
 第8話 春日局死す、初の女将軍誕生
 第9話 あなたの身も心も私のものに
 第10話(最終話) あなたのためだけに生きる
 
ねこちゃん
やっぱり、このドラマは書きたくなるドラマだわ〜
冷めてますます美しくなる多部ちゃんがコワイほどよ〜