萌江が、そっと教室に運び込んだ机・・・
そこに座っていためぐみちゃんは亡くなってしまったのでしょうか・・
萌江がクーナに会いたいのは、そのめぐみちゃんに会わせて欲しいからなのか。
萌江にも、後悔があるのでしょうか・・・

 さて、今回のクーナ劇場ですョ。
みなさん、すっかり慣れてくつろいでいらっしゃる・・・(´m`)
にゃんと、クーナの故郷は北海道ですってよ!奥さん!
でも、さぶいとこが苦手だからおじいちゃんの時代に移動してきたそうな。
ホントはもっと暖かい沖縄とかに行きたいだってよ。
ごきぶり嫌いなクーナ衆をからかう良多・・・・楽しい夢ですなぁ・・・・

 東京に戻ってきた良多(阿部寛)と萌江(蒔田彩珠)ですが・・・
萌江は、またすぐにでも長野に行きたいようです。
良多ったら、栄輔(夏八木勲)の様子を見に行かなきゃならないという体を装っておりますが、心は萌江と同じ、いや、それ以上かも。
その理由のひとつに菜穂(宮あおい)に会えるというのが、ちょっぴりあるようで・・・何やら少年のような顔になっております。
納豆をかっこんでごまかしたつもりでしょうが、妻の目はごまかせませんぞ〜

 って、萌江ったらクーナおじさんをこっちに連れて来ちゃったんだね。
萌江にとっての大切な場所にちんまりと置かれております。
よく見るとさ、このクーナおじさん、バカリズムにも似てる気がする〜
クーナ (こどもプレス)
 そんな今回のでこぼこ劇場。
バス停での小林(バカリズム)と良多の会話の後の、しーーーんとした間が笑える。
なんかさ、小林さんって、人が聞きたくないことを言いたがる感じだよね。

「仕事で生き生きしている奥さん見るのって、夫としてどうなんですかね?」
「(自分に興味を失ってる妻との会話が)何時に帰ってくるの〜?それだけ。
しかも、それは早く帰ってきてね〜ってことじゃなくて、ただ晩御飯をつくる必要があるか確認してるだけですからね」
コラコラ、良多に気づかせちゃダメでしょうが〜

 そして、現場復帰した良多ですが・・・しきっているのは後輩の真田(新井浩文)。
一応、良多を立てて、ちゃんと報告をしてくれてるんだけど、なんとなく蚊帳の外感が・・・
段取りも雰囲気も良多の頃と微妙〜に違っているしな。

 で、長野での「クーナ探し」がイベント化できないか真田に相談。
父親のためにって気持ちに嘘はないし、菜穂を助けたいってのもあるんだろうけど、なんか自分が中心になってできる仕事が欲しかったんじゃないのかねぇ。

 決める気まんまんで、栄輔からもらった千円札を出して真田の情に訴える作戦にでたら、ペロンチョの社長さん(笹野高史)に相談してみると言ってくれましたぞ。
いや〜一瞬の後輩へ媚びる目が最高でした。さすが阿部ちゃん!
こういう人はなんだかんだ言って会社に生き残るような気がする〜

 その頃、沙江( 山口智子)は時子(りりィ)のいる実家へ。
何か年金の手続きがわからない的なアレで呼び出されたみたいだけど、本当の理由は現在お付き合いしている柳沢さんとのデートに持っていくお弁当を作って欲しかったらしい。

 時子って敏子(吉行和子)と同じぐらいなのかな?もうちょい若い?
いくつになっても女を忘れない母親に対して沙江は、乾いた微笑みと共に静観しているふう。
でも、思っていたよりもぎすぎすしていないね。
さりげなく、子供の頃のおべんとうが自分だけ菓子パンだったとか、お母さんへのあてつけに頑張ってきたって恨みごと言っていたけど、遠い昔のことって感じだし。
こうやって見ていると、普通に仲のいい親子って感じだよ。

 手際よくおかずを作る沙江と、それの姿を見つめる時子。
どっちが母親で、どっちが子供なんだか・・・
いつの頃からか立場が逆転しちゃったんでしょうね。
やんちゃな母親としっかり者の娘。
沙江は子供らしい時間がもてなかったことを恨みたい気持ちもあるのかちら・・・

 時子にも後悔はあるようですが、この二人には一緒に語り合える思い出がある。
父が居た頃(亡くなったのか別れたのか知らんが)の柱につけたキズ、「家族」がそこにいたという証明ですもんね。

 一方、長野の病院でリハビリ中の栄輔の世話をしている敏子は、やっぱり菜穂のことが気になっているようで・・
「このあいだの菜穂さん?かわいい人ですねぇ」「(治に)似てませんねぇ」と言いながら栄輔の反応をじっくり探っております。

 この二人、そんな言いたいこと言い合う夫婦関係ではないのかな・・
敏子がホテルの部屋で電話でぺちゃくちゃしゃべっていたけど、アレって、まさかまたモーニングコール用の電話?
誰か、ぐちを聞いてくれる友達がいるんならいいけど・・・

 その菜穂と治(西田敏行)との溝は、かなり深いようで・・・
そもそも母親の死に目の時に治がそばにいなかった件から始まって、クーナのために森を守る派の菜穂とダム建設誘致派だった治の対立は続いているみたい。

 過去にこだわる菜穂と未来だけ見つめようとする治・・・
でも、治が未来に目を向けようとするのは、過去の恋人が忘れられなかったらしい久実の存在があるからじゃないのかな。
いつまでも過去を忘れようとしない久実に向けての行動・・・
そんな治が許せなくて、つい反発してしまう菜穂
二人の行動は相反しているようだけど、根っこのところでは繋がっているように思います。

 さて、瀬戸社長に信頼されている真田のおかげで、1億出してくれることになり、「クーナ探し」の企画が動きはじめました。
ずっと地味にひょうひょうとした存在感を見せてきた瀬戸社長でしたが、今回はビジネスライクな面もしっかり見せてきましたョ〜さらに・・・・

「いないんだよな?」瀬戸
「はい・・・・・まず・・いません」良多
「まず?」瀬戸
「ええ、まず」良多
「ホントに見つかったら、ひとつ・・・・頼みがあんだよな・・」瀬戸

 瀬戸の願いは戦争で亡くなってしまった母親に会いたい。
長年第一線で活躍してきたりっぱな社長さんが、冗談まじりにでも、クーナに頼みたいと口に出すなんて、良多たちもびっくりしたんじゃないかね。

 「この年になるとさ、人生残りの時間考えて、やり残したこと、我慢してきたこと、パア〜ッとやってしまおうと思ってさ」
瀬戸も栄輔も同じ年代ですよね。
家族のために必死に働いてきた。
でも、気づいたら何か忘れ物をしてきたような気がする。
もうこれからは、その忘れ物を捜すために時間を使ってもいいんじゃないか、
クーナなんて想像上の生き物にすがるなんてバカみたいだなと思いつつも、そんな自分を許してあげたいって、やっと思えたのかも。

 病室でトランプに講じる栄輔と菜穂と大地(大西利空)。
看護師の堤(江口のりこ)は3人を父親、娘、孫と見立てましたが、そう言われて3人とも嬉しそうでした。
3人でいれば、失くしてしまったとものが、そこにあるように思える。
でも、本当に欲しいものは別のところにあるんじゃないのかな・・・
家族のように見える3人が、逆に切なかった。

 てか、良多ったら、クーナのことを仕事にしちゃって良かったのかねぇ・・・
仕事ってことにすれば、信じてもおかしく思われないし・・・って思ったのかなぁ・・
なんかスタンスが変になってきちゃいそうだけど・・・

 このドラマは見る度に違う思いが湧き上がってくる不思議なドラマですね。
今回は、登場人物達の「日常」というものがゆったり静かに描かれました。
連続ドラマで「日常」を描くのは、ある意味冒険でもあるけど、私はそこが好きなんだよね。
「日常」って、そんなにいつも気づきがあったり、特別書き記したいことがあるわけじゃない。
退屈で、小さな不満があって、諦めがあって、でも、その変わらなさにほっとする部分もある。
そんな中で残る、どうしても捨てることのできない「思い」・・・
それに気付くのに遅すぎるなんてことないよね。

第1話 第2話 第3話 第4話 第6話 第7話
第8話 第9話 第10話(最終話

こたつ
相変わらず沙江のお弁当に手をつけず、クーナおじさんにお供えしている萌江・・・
白パンをたんすに隠しておいてカビさせ、ロッテンマイヤーさんに叱られたハイジみたいにならなきゃいいが・・・