「わしは、この徳川の世を永久に繋げるために生まれてきた将軍という名の人柱である!
万が一、このまま男子が減り続け、この世が滅ぶというのなら、わしも共に滅びるまでのこと。
誰か、わしが女将軍となることに異存があるかえ?!」

『声を上げる者は一人とていなかった。有史以来初の女将軍徳川家光公のご誕生である
(「没日録」より)』

 自らを「人柱」と言い切った上様の覚悟を前に、六人衆だけでなく大名たちも、この国は亡びない、滅びさせてはならないとの思いが湧きあがってきたのではないでしょうか。
凛々しくも美しい女将軍の誕生。この国は新しい時代の幕を開けたのでございます。

 さて、赤面疱瘡に倒れたお楽様(窪田正孝)と部屋子達は有功様(堺雅人)の指示で秘密裏に春日局様(麻生祐未)の寝所へと運ばれました。
お楽様のことは知らないので、有功様が看病のため部屋を移る準備をしているのを見た玉栄(田中聖)は憤っております。

「春日は憎い敵やございませんか。
そもそも、春日がおらねば、有功様は今頃慶光院の院主として、全く違う有功様であったはずなのに」玉栄
「春日局様の看病をするにあたり、私は自分の心を覗いてみたのや。
しかし、自分の心ほどわからんもんはないな。
ただ、ひとつだけ言えるのは、この大奥において無用の者となった私が、誰かの役に立つというのは、ただそれだけで嬉しい気持ちがあるのや。
そなたから見たら、しょうもないお人よしに見えるやろな」有功
「・・・・・・あなた様は、やはり有功様や。昔とちっとも変ったはらへん」玉栄

 憎しみの道を歩むこともできたけど、やはり有功様が選んだのは違う道。
ほっとして微笑む玉栄を見ていると、やはりこの二人は特別な絆で結ばれているのを感じますなぁ・・
玉栄がいるから有功様は堕ちずにいられたし、有功様がいるからこそ玉栄も前を向いて生きてこられた。
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 その後、部屋子二人は亡くなり、お楽様の病状も悪化するのみだった。
食欲が無くなったお楽様に柿なら口当たりもいいので食べられるのではとアドバイスする春日・・
って、柿は悪い思い出しかないんじゃ・・・(´∀`;)って思ったけど、食べてくれましたわ〜

 お楽様は親身に世話をしてくれる有功様に感謝し、千代姫様に会いたいとつぶやきながら亡くなってしまいました。
看病の手伝いに現れた澤村(内藤剛志)や御中臈のみなさんに伝えた「ご立派な最期であった」という有功様の言葉に泣けた・・・(´;ω;`)
お楽様がこの大奥で生きていた事をしっかり伝えてくれたようで、わたしゃ、嬉しかったよ。

 一方、春日局の病状も予断を許さない状況だった。
実は、上様(多部未華子)に薬立ちを止めるよう命じられていたのに、相変わらず春日は薬を飲まずに敷布団の下に隠していたのさ〜
それに気付いた有功様に上様には言わないよう頼むのでした。
「何の話でございましょう。私は何も見ておりません」
有功様、武士の情けやね・・・

 そんな有功に春日は身の上話をするのでした。
春日局の父は織田信長を討った明智光秀に仕えた重臣で、逆賊として磔になり、幼かった春日もその身内として追われる身となったそうな。
その時の恐怖と空腹と辛さがいまだに忘れられない。
この時の記憶が春日局の一生を決めたんだね。

 上様も春日のことが気になっております。
それが、不思議に思える玉栄はまたしてもその疑問を素直にぶつけてるわ〜
上様は深い葛藤の末たどり着いた境地を話してきかせるのでした。

 春日がいなければ、父は将軍にはなれなかった。そして自分も生まれることはなかった。
「以前のわしなら、それがどうしたと思っていたであろうなぁ・・
この世に生まれてきたくなどなかったと思っていたのだからな」上様
「ほんなら、今は生まれてきて良かったと?」玉栄
「さぁな・・今だって生きていることが楽しいと思ったことも、嬉しいと思ったことも正直ないがのう。
だが、もし、もしわしが、ここに生まれてきた意味がどこかにあるというのなら、今は確かめてみたいのじゃ。
そして、わしに果たすべき役割があるのなら、それを果たしたい。
今はそう思うておるのじゃ」上様

「上様、私は有功様以外、ひとを偉いと思うたことはありませんでした。
けど、もしかしたら私は、すごいおなごはんと褥を共にしてるのかもしれませんな」玉栄

 選ばれた者としての使命感と覚悟が芽生えた上様・・・
将軍として立つ準備はできておりますぞ。

 この頃、男子の数はさらに減り、城下でも男子の姿を見ることは稀となった。
稲葉家でも家督を相続した正則(西山潤)が赤面疱瘡で亡くなり、雪(南沢奈央)は御家存続のため長女である野乃(荒田悠良)を正則の身代わりに立てることを決断する。
 
 あっと言う間に亡くなってしまったんだね・・
正勝(平山浩行)にも会えずじまい。息子が亡くなったことも知らないなんて・・・
って、雪さん、「どこの大名家でもしていること」って言ってたけど、もやは身代わりは当たり前だと知っていたんだね。

 六人衆のみなさんは男子の激減に、この国が滅びるのではないかと怯えております。
「滅びるなら滅びるでよいではないか。
この国の最後の一人が死に絶えるその日まで、この国の行く末を見守るのが我らの役目だと思えばよい」家光
「・・・皆のもの、今かもしれぬ。いや、今こそじゃ!そうであろう?」松平信綱(段田安則)
「某も、それしか道はないとずっと考えておった!」堀田正盛

 この国の未来のため、決断する時がきたようです。

 そして、春日局の死期が近づいていました。
春日が望んだのは、戦のない平和な世。それだけのために何もかも捨てて生きてきた。
春日は村瀬正資(尾美としのり)に徳川家の行く末を最後まで見届け、書き記し続けるよう命じました。
そして、自分亡きあとの上様と大奥を有功様に託しましたぞ。

 今までは有功がどんな人間なのかと考えたこともなかった春日。
大義達成のために、あえて、見ないようにしていたのでしょう。
床に伏して以来、初めて有功の人間性に触れ、苦しみを知った今では感謝すらしているという有功なら、自分が背負ってきたものを繋いでいってくれると見極めたんでしょうなぁ・・・
「もとより、承知しております。この有功命果てるまで、大奥で上様にお仕え致す所存」

 母であることを捨てた春日局は今際の際になり、やっと息子の名を呼び、65歳の生涯を終えました。
母と呼べなくてもついて行きたい、役立ちたいとすがった幼い日の正勝。
普通の母子の関係ではなかったけれど、この二人の心はあの時からずっと結ばれていたんだねぇ・・。゚(PД`q*)゚。

 今回も泣かされたよぉ・・・
この小さな国の大奥という不思議な世界で、激しく生きる人間たちから目が離せない。
そして貫禄十分の上様がしゅてきすぎる!もはや多部ちゃんなんて呼べないわぁ〜
来週も楽しみです。

 第1話 将軍は少女!?全ての男女逆転はここから始まった
 第2話 ここは嫉妬が渦巻く男の園
 第3話 あなただけ救うために私は生まれた・・・
 第4話 実らない果実、忍び寄る毒蛇
 第5話 愛する女が他の男に抱かれる夜
 第6話 あなたは母になり、強くなり美しくなった
 第7話 私の分身私の献身
 第9話 あなたの身も心も私のものに
 第10話(最終話) あなたのためだけに生きる

こたつ
昨日は身を清めて「大奥」に備えたのに、眠くて10時に寝てしまった・・・(つД-`)
ほんで、今日は仕事が思っていたよりも遅くなっちゃって、こげな時間になっちまった。ぐすん・・・(ノω;`)
さ、今晩は飲むぞお!