さて、父上の家光公が10年前に亡くなっていたことを公表し、父の名を継ぐ宣言をした上様(多部未華子)の生活は公務のため激変した。
それは今まで上様の表の顔を勤めてきた稲葉正勝(平山浩行)の使命が終わったことをも意味していた。

 正勝が自害しようとしていることに気づいた有功様(堺雅人)は正勝の元に澤村(内藤剛志)を送りました。
澤村は正勝に心からねぎらいの言葉をかけ、さらに有功様からのメッセージも伝えましたぞ。
「『どうかこの先も上様の行く末を見守ってくださいますよう』と」
「死ぬな・・・ということでございますな」正勝

 コレさ〜やっぱり稲葉家に帰ることは許されないのかい?
一応死んでることになってるしな〜
もう、春日局もいないんだしさーーでも、そんな簡単にはいかないのかねぇ・・
影武者として生きることを決めた時、その役目を終えるのは死ぬ時と決めていたのかもしれん。

 そして、有功様の御心も揺れております。
春日局(麻生祐未)から、この大奥のことを頼まれたこと、そして心から愛する家光様とのこと・・・
この変わりゆく大奥の中で、自分はどう生きるべきか・・・

 かつて上様と愛し合った、今ではがらんとしている部屋を見つめる有功様が切ない。
もう、はるか昔のことのように思ってるんでしょうなぁ・・・(ノω;`)
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 年が明け、去年の『年始御礼儀』とは様変わりして、うちかけをまとった女大名達の姿がめだっております。
今じゃ、男子が継いでいる方が珍しいようですわ〜
女性として稲葉家の家督を継いだ野乃こと稲葉正則(山本舞香)の姿も見えます。

 雪(南沢奈央)は今では正勝が家光の影武者を務めていたことを確信しており、正則にいつか父上に会える日が来ると訴えております。
んが、正則は正勝の顔を覚えていないため、二人の間にはかなりの温度差が・・・
しまいに「もう父上のことはお忘れなさいませ」と告げましたぞ。
「父上は春日局様、おばば様に無理強いされ、そのような道を選んだのではなく、徳川家の御為、喜んで上様の影となられたのではございませんか?」

 んーーー何だろ・・・正則役のお嬢さんがあんまり達者じゃないというか・・ごほごほ・・・
だからなのか、正勝様を見送った最後の日に夫婦喧嘩したっていうカミングアウトも生きず、盛り上がるはずの稲葉家の家族のエピソードが流れていっちゃったような・・・
いまいち雪のやるせなさとか夫への愛情とか、そんな母親を理解できない娘としての苦しみみたいなもんが伝わってこなかったな〜

 将軍となった家光は次々と思い切った政策を打ち出したが、膨れ上がった大奥の財政を立て直すためと人口減少を止めるため、大奥にいる若者100人のリストラを有功に命じました。
そして、その100名を吉原に置き、相場より安い値段で女性達が利用できるようにしました。
さらに、「今後、女将軍が契る最初の男は大奥の中から選ぶこと、さらにその男は内々に死罪とする」と決めました。

「死罪・・・・でございますか?」有功
「当然ではないか。その男は将軍の体に傷をつけるのだ。一瞬たりとも、何者かが将軍の上に立つことは許さぬ。ひいては将軍の、徳川の威光を守ることにもなろう」家光
「・・・・・・・仰せのままに」有功

 もちろんこれは家光の個人的な恨みからきた発想なんだけど、将軍として考えた結果でもある。
責務を全うするために「将軍」であろうとする家光に対して、自分も倣い部下として従おうとする有功でしたが、そのことに上様は女性として寂しさを感じたようです。
「そなた・・・変わったな」

 上様は将軍としての深い孤独を感じていました。
それは、今までなら有功が癒してくれるはずのものだった。
「わしのそばを離れた後も有功がわしを思い、いつでも共に死んでくれると思うておればこそ、わしはこの大奥の中で居てはならぬ者のまま子を生み、生きてこれたのだ。
けれど今は・・・いかに崇め奉られようと、心の支えなく生きねばならぬ。
わしは独りじゃ・・・独りきりじゃ・・・・」

「上様、ひとつだけ申し上げておきます。
上様の御立場かいかに変わられようと、私は、私の心は、あの頃と少しも変わりませぬ」有功
「まことか・・有功」家光

 清々しい目でじっと見つめる有功様が昔の顔に戻ってましたわ〜
そして、上様も一人のかわいい女性の顔になっていた。

 その後、有功様は夜伽に呼ばれ、準備して待ってたんだけど、上様の妊娠が発覚してキャンセルに。
どうやらお夏様との間の子供らしい。
翌年、上様は難産の末、二人目の姫君・長子様を出産されました。

 玉栄(田中聖)は、有功の望みを叶えることができなかったことを詫びるのでした。
んが・・・つわりと難産に苦しむ上様の姿を見てしまった有功様はこれ以上上様に出産を強いるのは残酷なことのように思ったようです。

 その後、体調が回復した上様から夜伽の命が入りました。
やっと二人っきりになれた喜びを体いっぱいに表現する上様でしたが、にゃんと有功様は
「今後一切の御褥をご辞退させて下さい」と頭を下げましたぞ。

「なるほどなぁ・・・何人もの男で汚れたわしの体は、もう抱きとうないと・・・」
「違います!違うのや・・・・違う・・・・違う。
私かて、どれだけ夢見たことか・・・今までどないな気持ちであなた様を見てきたことか。
けれども、私は怖いのです。
上様の御心という、いつ変わるともしれぬものにすがって生きていくのが」有功

「何を馬鹿な・・・わしを信じられぬのか・・?信じてはくれぬのか?
のう有功、なぁ、頼む有功、わしを悲しませるな。
わしにこのような思いをさせることができるのは、この世でそなただけというに。
わしの心はそなただけのものじゃ。誰の子を生もうと変わらなかった。
そなたは世継ぎのためではなく」家光

「そう。おっしゃる通り。私は上様との間に子を成すことができませぬ」有功
「それが何だと言うのだ?」家光
「ですから、上様はこれからも他の男をお傍にお置きになることでしょう。
けれど、けれども、私も男です。
心だけやない。あなたの体も私だけのものにしなければ我慢できひんのやっ・・・
あなた様にはお子があらしゃる。
けど、私には、あなた様しかおりませぬ・・・・!
お願いでございます!どうか・・・どうかわたしを解き放って下さいませ。
このような、男と女の恐ろしい業から、解き放って下さいませ・・・」有功

「そうか・・・・そうか・・・・
分かった。有功、そなたもわしも、何と遠くまで来てしまったことかのう・・・」家光

 。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。 オロローーーーン!
お二人の気持ちはあの頃と変わらないのに。強く思い合っているのに。
でも、上様への気持ちが高まれば高まるほど、上様の意志ではないとわかっていても他の男と寝所を共にしていることに、失望し、嫉妬に苦しむことになる。上様を憎むことになるかもしれない。

 初めて知った有功の深い苦しみを前に、上様も受け入れるしかなかったさ・・
将軍であるが故に、お互いに唯一の愛を手放さねばならない。
なんてことや・・・・(ノω・、)
上様の孤独も深まるばかり・・・

 寝所を出てきた上様を正勝が追いかけてきました。
上様は偽りの将軍として生きてきた正勝を思いやるのでした。
「上様、すべてさだめでございます。
上様は生まれつき将軍となる器であらせられる。こうなったのは必然なのです」正勝
「わしが女将軍となった故、そなたの役目は終わってしもうたではないか」上様
「上様の御父上が亡くなられた時に死ぬはずの命です」正勝
「そなたの嫡男、正則が死んだのもさだめか?」上様
「さだめにございます」正勝
「死ぬのは許さぬ、正勝。そなたは出家して僧となり、父上と同じ、赤面疱瘡に倒れた正則の菩提を弔うのだ。
それが、そなたのさだめと心得よ」

 正勝に生きる目的を与えた上様・・・・やはり、この方は将軍になるべくしてなったんだね。
有功とはまた違った、正勝と上様の不思議な繋がり。
春日局が亡くなった後、その繋がりは消えるかと思ったけど、この会話からは正勝の強い意志が感じられました。
望んだことではなかったけど、そのさだめを全うする中で正勝なりの真実を得たのでしょうね。

 そして、男としてではなく、大奥総取締役として上様を支える道を選んだ有功様。
清々しくも美しい有功様とともに、大奥の新しい時代が幕を開けたのでございます。

 いや〜この時の村瀬正資(尾美としのり)の表情が、さらに有功様を輝かせたわっ!
さすがベテラン尾美っち!ナレーションも決まってたぞ!

 ついに来週は最終回!早い、早すぎるわっ・・・・
玉栄、正勝、そして有功様の運命はいかに・・・

 第1話 将軍は少女!?全ての男女逆転はここから始まった
 第2話 ここは嫉妬が渦巻く男の園
 第3話 あなただけ救うために私は生まれた・・・
 第4話 実らない果実、忍び寄る毒蛇
 第5話 愛する女が他の男に抱かれる夜
 第6話 あなたは母になり、強くなり美しくなった
 第7話 私の分身私の献身
 第8話 春日局死す、初の女将軍誕生
 第10話(最終話) あなたのためだけに生きる

こたつ
いや〜「リーガル・ハイ」のDVDが届いて、昨日見てたんだけど、やっぱり堺様ってスゴイ!
そして古美門と有功様、まったく重なることなく楽しませてくれる・・怪優だよねぇ・・・