う〜ん・・・・順子の問題がえらくあっさり片付けられちゃったなぁ・・
なんか、もう、ひと旨み欲しかったような気もする。ま、いいけどさ・・・

 さて、ピカちゃん(加部亜門)が行方不明になり慌てるハナちゃん(神木隆之介)でしたが、小暮さん(品川徹)のお墓のある霊園に行っていたようです。
霊園の人が連絡をくれたんだけど、何故かピカは兄としてテンコ(堀井新太)の携帯電話の番号を教えたようです。
ピカはハナちゃんにも話せないことで悩んでいたみたい・・・

「わかってないな、ハナちゃん。こんなことをやらかしちゃうなんてさ、
ピカちゃんは、もう一人で抱えきれないってことだろうがよ!」テンコ
そういえば、最近おねしょもあったし、小暮さんの幽霊に会いたいって思いつめていた・・と思いだすハナちゃん。
「行けよ、ハナちゃん。行けよ!」テンコ
(何か、ちょっとテンコのキャラが変わったような・・・( ̄∀ ̄;))

 ピカは自分のせいで風子が死んだと思い、ずっと悩んでいたようです。
実は風ちゃんが風邪をひく前に、ピカが寝こんでおり、自分が風邪をうつしたせいで亡くなったと思っていたのさ〜。
そんなのピカのせいじゃないよーーー(´;д;`)
謝りたいと思っているけど、風ちゃんは自分の事を怒っているから、きっと応えてくれない。
だから小暮さんに自分の思いを伝えてもらおうと思ったんだね。

「僕が具合悪くて、お母さん大変だったから、風ちゃん、その間に死んじゃったんだ。
僕のせいで風ちゃん死んじゃったんだ・・・
僕のせいで・・・みんな僕のせいで・・・
お母さんはおばあちゃん達にいじめれて、いっぱい嫌な思いした・・・」
「お前、そんな事ずっと思ってたのか・・・・」
ハナちゃんはピカを抱きしめました。
小暮写眞館 (書き下ろし100冊)
「バカだよ・・・バカ・・・・バカ・・・バカ・・・どんだけ勉強できても、バカだよ・・
あのな、お前が生まれてきた時に一番喜んでたのは風子なんだぞ。
風子はお前の事が本当に好きだった。
その風子がお前に怒る訳ないだろう・・・何でもっと早く言わなかった?
そしたら違うって教えてやったのに・・・」
「ふうちゃん・・・今、どこにいるのかな?」ピカ
「さぁ・・・生きてる人間にはわからないところだよ」ハナ
「そこから、僕も見てる?」
「うん、ちゃんと見てる。でもな、お前の心の中までは見抜けない。
だから、お前が泣いてると、ピカちゃんどうしたのかな?って心配しちゃう。
だから・・・もう泣くな」
「うん・・・」
「お前は何にも悪くない。ごめんね・・ピカ・・・」

 その時、川向うのMSのベランダに女の子の姿が・・・
「ハナちゃん、あれ、風ちゃんじゃない?そうだよ!
ふうちゃーーーん!!ピーーカだよーーーー!!
ふうちゃーーーん!!ふうちゃーーーん!!ピカだよーーーーー!!

ピカが一生懸命手を振ると、女の子も手を振りかえしてくれました。
「ふうちゃーーーーん!!ピカだよーーー!!
ふうちゃーーーん!!ピカだよーーーーー!!」
 

 ピカはいつまでも手を振り続けていました。

「消えちゃった・・・・」ピカ
「家に帰るか・・」ハナ
「うん、お兄ちゃん」

 あの女の子は、この前順子に手を振っていた女の子なのかもしれないし、
実は風ちゃんの幽霊なのかもしれない。そんな事はどっちでもいいんだよね。
大切なのは、ピカちゃんが生きているお兄ちゃんと、亡くなった風ちゃんの両方に救われたってこと。そして風ちゃんは、いつまでもピカのお姉ちゃんで、大切な家族だってわかったこと。
帰宅して眠りについたピカは、ほっとした顔をしていました。

 翌日、笑顔が戻ったピカにテンコから『ゴプラシリーズ』最新作の試写会招待状が渡されました。
『ゴプラシリーズ』大ファンのピカは大喜び。
テンコはハナちゃんにも順子と一緒に行くようにとチケットをくれましたぞ。

 で、恐る恐る誘ってみたら、意外な事に行く気満々の順子。
有給を取ってまで行くと言ってましたぞ〜ちょっとウキウキのハナちゃん・・・

 ところが、携帯を忘れたので取りに戻ったら、順子が中年の女性を追い出している場面に遭遇。
その女性は、この前店の前に居たのを見て順子が逃げ出した相手でした。

「出てって!出てってよ!」順子
「やっと会えたんだから、ちょっと話ぐらい」女性
「私は話すことなんてない!あんたなんて関係ない!帰ってよ!」順子

 翌日、映画の約束の時間になっても、順子は現れませんでした。
携帯にも出ない。
また電車の前に飛び出したんじゃ・・・
心配になったハナちゃんは不動産屋に向かいました。

 須藤社長(笹野高史)は順子の部屋の合鍵とチェーンを切用のヤットコを渡してハナちゃんに向かわせました。
案の定、順子は薬を飲んで意識を失っていましたが、ハナちゃんが背負って病院へ運び、処置してもらえたおかげで大事には至りませんでした。

 社長が言うには、死のうとした訳ではなく、眠れなくて睡眠薬や精神安定剤を飲み続けているうちに過剰摂取になったらしい。

「あの・・・この前、店に変なおばさんが来てて」ハナ
「あ、それ、お母さんだ。順子ちゃんは、ずーーっと逃げてんだよ。自分の家族から。
子供の時から、お父さんが何人も変わったらしいんだ。
中にはずいぶん、ひどいのもいたらしいよ。
ずっと居場所を内緒にしていたんだけどね。何かのはずみでバレちゃんたんだな〜」

 家族の愛情に包まれ育ち、自分も家族への思いを大切にしているハナちゃんには想像もつかない世界。
自分のルーツである家族が信じられない人間は、もちろん他人なんて信じられない。
孤独と、人間と触れ合うことへの恐怖に苛まれてきたことでしょう。
でも、今の順子からは他人への拒絶が感じられない。
須藤社長と奥さんが、時間をかけてゆっくりと順子の心をほぐしてくれたんだろうね・・・

 ハナちゃんは、目を覚ました順子に会う事ができました。
「高一の夏休みに家飛び出した。
そうしないと、あの人か、あの人の男、それか二人とも、殺しちゃうと思ったから」順子
「殺したいと思うほど、ひどい事されたのか」ハナ

 回想の中で順子は母親の男に乱暴されていました。
そばにいる母親に助けを求めたけど、彼女は無視し続けた・・・

 小暮さんのことを「兵隊と非戦闘員じゃ決定的に違うじゃん。非戦闘員なら、誰も殺さなくてすむ。殺される恐怖は同じでも、殺さなきゃいけないって恐怖はない」と、言っていたこと、
そして「家族なんて、外から見ただけじゃわからない」と言っていたこと・・・それは、全部、順子自身のことだった。
順子は、殺すかもしれない恐怖と、自分を見失いそうになる葛藤と、ずっと闘い続けてきたんですね。

「逃げて良かったと思う。あんたは自分で自分のこと、救ったんだよ」ハナちゃん
「そうかな」順子
「そうだよ」
「あんたはどうなのよ」

 順子はハナちゃんが抱えている秘密にも気づいていました。
「ピカは風子が死んだのは先に具合の悪くなった自分のせいだって思ってた。
でも、違うんだよ。本当は俺のせいなんだ」ハナ

 風ちゃんが亡くなった夜・・・
まだ幼かったハナちゃんはピカの看病をしている京子(松下由樹)の邪魔をして怒られていた。
夜中に風ちゃんが咳こみだし具合が悪くなっていくのを見ていながら、京子を起こして、また怒られるのが嫌で知らせずにいた。
廊下でどうしようか迷っているうちに、眠ってしまい・・・・
気づいた時には亡くなった風子を京子が抱きしめ、泣き叫んでいた。

「なのに・・自分がやらかした事から目を背けるのに席一杯で、ピカが悩んでいることに気づいてあげられなかった。
母さんが親戚中から責められている時も、母さんを助けることもできなかった。
怖くて、怖くて・・・俺は最低だよ・・・」
「あんたは悪くないって言って欲しい?」順子
「いや・・」
「じゃあ、言わない。
言ったところで、あの時ああしてればって考えるのは一生変わんないでしょ?」
「うん・・・」
「私はあんたの妹を知らない。
けど、あんたの家族を見ていれば、この家に生まれてきたんなら、きっと幸せだったんだろうなぁって思う」
「・・・・・(頷く)」

 多分、家族にとっては誰のせいで死んだとかじゃないんだよね。
みんなが自分への責めと後悔と喪失感と戦いながら生きている。
それは、自分で背負っていくしかないんだよね。
その気持ちを消すことはできないけど、それを知った上で寄り添っていくことはできる。
そして、倒れそうになったら黙って支えてあげればいい。

 ハナちゃんはケジメとして、京子達に祖父の納骨式に自分が出ると伝えました。

「(長男だからじゃなく)個人として自分が行きたい。
ケリを付けなきゃいけないことがある」
「ケリって・・・?」秀夫(石黒賢)
「家族の・・・・・けじめ」ハナ
「わかった。ハナちゃんにはハナちゃんの考えがあるんだろう。任せるよ。
でもね、嫌な思いするかもしれないよ。いじわるな事も言われるだろうし」秀夫
「わかってる」ハナ

 ハナちゃんは立会人として順子を選び、同行を頼みました。
きりりと喪服を着こなしている順子に、ちょっとドキッとしたのは内緒・・・(* ̄m ̄)

 納骨が済んだ食事の席で、ハナちゃんはきっぱりと親戚に宣言しました。

「うちは長い事、御無沙汰をしてしまいました。
申し訳ありませんけど、それは、これからも変わりません。
でも、それには理由があります。
7年前、うちは風子を亡くしました。その時のこと、今でも忘れていないからです。
風子を亡くしたことに、うちの両親は責任を感じています。
僕も感じています。弟も感じています。
みんな自分のせいだと思っています。
親戚づきあいを止めて、うちだけで閉じ篭ってしまったのは、
そういう責任の重さを痛感したからであって・・・
だけど、それは・・・・・あなた方にガタガタ言われる筋合いのないことで!
身内だからって、言っていいことと悪いことがあります。
時間が経ったって許せることと許せないことがあります」

 もちろん、みなさん、非難ごうごう・・・
でも、ハナちゃんは言い切ったよ。

「何かあったら、誰が悪いか決めなきゃいけないのは、あんたらの勝手だ。
それがあんたらのやり方なら、それはそれで好きにすればいい。
だけど、それに俺たちをまきこむなっ!!
今度うちの家族を傷つけるような事があったら、俺が許さない。
じゃあ、失礼いたします」
ハナちゃん

 寺を出た二人は走り出していました。
ホームのベンチに落ち着いた二人は大笑いしておりますぞ。

「すっきりした?」順子
「うん・・・・・風子の葬式の時も、こんな空だったな〜」ハナ
「あんた、ちゃんと長男らしかったよ。ちょっと待ってて」

 順子はインスタントカメラを買ってきて、ハナちゃんを写してくれました。
そして、もう一つのカメラをハナちゃんに渡して、自分を撮るよう言いました。
そこには、笑顔の順子がいました。

 ハナちゃんが撮り終わると、順子は反対側のホームに移動したぞ。

「ST不動産辞めた。私も、母親とケリつけてくる。
そのカメラあげる。現像しなくていい。いらなかったら捨てちゃってもいい。
でも・・・・でも、私は持ってる。ずっと持ってるよ」順子
「戻ってくるよな?」ハナ
「・・・(首を横にふる)言いなよ、いつもみたいに。「ま、いいけどさ」って」
「言わない。絶対言わない」

 電車が近づいた時、順子の唇は『ありがとう』と言っていました。

『笑顔ひとつ残して、垣本順子は僕の前から姿を消した』

 1年後、大学生になったハナちゃんは、いつもカメラを手に好きな場所を写すようになっていた。
そんなハナちゃんに差出人のない手紙が届きました。
中には一枚の写真だけ。
菜の花畑から走ってくる電車を真正面から撮ったものでした。

『なんだよ・・・コレだけかよ。まぁ、いいけどさ。
あんた、もう、走り出してるんだな・・・』

 その後、秀夫の兄弟の克己叔父さん夫婦が風子ちゃんの御線香をあげに花菱家を訪れました。
京子の親戚とは、また付き合いが始まったそうな。
ハナちゃんと、テンコやクモテツ達とは別々の大学になったけど、今でもしょっちゅう一緒に遊んでいるらしい。
ピカは絵画コンクールで金賞を取ったんだって(いつもテンコのいる軽音楽部をモデルに絵を描いていたもんね)

『みんな、ちゃんと走り出している』

 ハナちゃんが小暮写真館のカウンターの前でシャッターを切ると・・・
小暮さんと風子ちゃんが仲良く並んでいる姿が・・・
思いは、今も生きているんだね。

 全体的には、おもしろかったけど、やっぱり何か足りないような気がする最終回・・・( ̄ー ̄?)
なんか3回目目から4回目にいっきに飛んじゃったような印象が・・・
もっと心霊写真探偵の活躍が見たかったからかしら・・・
最終回に花菱家が抱えてきた問題、順子の母親との葛藤、その解決、と一気に盛り込みすぎたのかな〜
それぞれのエピソードは見ごたえあったんだけど、最終回になって、それがうまく絡み合っていないように見えたな〜

 ユニークなドラマでしたよね。
心霊写真の謎を追ううちに、その家族の歴史と思いに深く関わっていくハナちゃん・・・
あの世とこの世に別れてしまっても切れることのない家族の思いを知ることで少しづつ成長していくハナちゃんを見るのが楽しかった。

 でも、最初、テンコとのいい関係から始まったから、二人で刺激を与え合いながら成長していくのかな〜と思ったんだけど、途中から微妙に相棒が順子にスライドしていったもんねぇ・・・

 順子とハナちゃんの関係が恋愛モードではなく、お互いに影響を与え合った、人間同士の関わりとして描かれたのは良かったけど、何か順子のエピソードが足りないまま終わってしまったような・・・・
いつも事件解決のきっかけとなる大切な言葉をくれていた順子の回だから、もっと丁寧に描いて欲しかったかも。
やっぱり4回って短すぎると思ふ・・・

 第一回 幽霊が出る写真館
 第二回 飛べないカモメ
 第三回 縁側の涙

うぐいす

 全く写真に興味のなかったハナちゃんが、
いつのまにかカメラ小僧になっているのは、
小暮さんの呪いか?と思ったのは私だけではあるまい・・・( ̄-  ̄ )
やっぱり小暮写真館つぶしたくなかったのよ〜