今回は吉本(櫻井翔)が「家庭教師記録」を読み上げるという形で展開・・

『生徒名 沼田茂之、担当して52日が経過した。
中間テストこそ158人中135位だったが、先日行われた学力テストでは78位まで上昇した。
その要因は、ひとえに真野さくらの存在だろう。
成績優秀の彼女に認められたい一心で実った結果といえる。
今週から塾にも一緒に通うようになった。
今後は茂之に新たな試練を用意しつつ、いよいよ家族崩壊のシナリオに 着手する』

 茂之(浦上晟周)は、もう、ゴールにたどり着いたかのような気になってるけど、おっとどっこい、これからさ。

 そして、吉本がヒビを入れた夫婦関係ですが・・・
順調に壊れていっております。
一茂(板尾創路)と舞香(忽那汐里)のキス現場写真を見た佳代子(鈴木保奈美)は完璧な主婦の仮面をかなぐり捨て、一茂の世話一切を放棄。

『修復の兆しはなく、一茂のストレスは、じりじりとたまっていくことだろう。
また、佳代子はネット株に 没頭し始めた』

 ちょっと儲けたもんだから調子にのって、次々とお金をつぎ込む佳代子。
すっかり吉本を信用している佳代子は吉本の簡単なアドバイスを鵜呑みにして、大胆に投資しております。
一茂への腹いせは、まだまだ足りんたい・・

 そして、『吉本荒野を訴える会』というサイトの管理人マキこと立花真希(忽那汐里)と連絡をとった慎一(神木隆之介)は、彼女と行動を共にするようになっていました。
吉本憎しの思いから、勉強や部活もそっちのけ。
成績も陸上の記録も落ちてきている。

『優等生を演じていた彼も、余裕がなくなってきた。
彼は まだ気付いていない。
沼田慎一は、家族がつくりだしたモンスターだ』

 沼田家は慎一が堕ちれば、ほとんど崩壊する。
人畜無害なさわやかさんの仮面をかぶっていた慎一ですが、吉本のせいで仮面がズレてきている。
イライラする慎一を見て、吉本は舌なめずりしていますぞ〜
家族ゲーム (集英社文庫)
 そして、かつての惨めないじめられっ子の姿を忘れてしまいそうなほど、生き生きとした学校生活を送る茂之ですが・・・
真野 さくらちゃん(有川結女)からとんでもない提案が・・・
さくらちゃん、茂之のこと好きだけど、園田君(松島海斗)のことも同じぐらい好きらしい。
で、今度の模試で点数の高かった方と正式に付き合いたいってョ。

 もうすでに付き合ってると思っていた茂之には寝耳に水だったけど、園ちゃんが受けたっていうから、茂之だって逃げる訳にはいかないさ。
ライバル心は、やる気をさらに奮い立たせる。
しかもさくらちゃんと付き合えるかどうかがかかってるとくりゃ、自ずと勉強にも力が入るよね。

 そして、佳代子がツンツンしている理由がわからない一茂は吉本に相談。
吉本から、あのキス写真を見せられ・・・Σ(゚д゚;) ヌオォ!?
ご近所にも送られていると知り、あたふた・・・
 その後、修復を図ろうと「誤解」だと訴えるも、もちろん佳代子の耳には届かない。
一茂があがけばあがくほど、佳代子も依怙地になっていく。

 そのキッス写真メールは慎一のところにも届いており、彼の中でマキへの信頼が揺らぎました。
で、彼女を問い詰めたさ〜
そもそも、彼女の家族は、マキが留学中に吉本から持ちかけられた投資話にのり、多額の借金を背負わされ一家心中したそうな。

 で、ずっと吉本への復讐の機会を狙ってたところに、一茂が吉本を雇ったことを小耳にはさんだんで
一茂に接触したらしい。

「父に近づいて、どうするつもりだったんです?」慎一
「吉本は恐ろしいほど人の心を操れる。
だから、吉本よりも先にお父さんの信頼を勝ち得たかった。
あいつに依存しないよう呼び掛けるために」マキ
「それだけじゃないですよね?」慎一
「吉本の弱みを掴んで、家族を自殺まで追い込んだ真相を自白させたかった。
証拠があれば罪に問うことは難しくても、家庭教師を辞めさせる材料になるはずだから」マキ
「それが、あなたの復讐。好きでもない相手に、こんなことまでして」慎一
「真相を掴むためなら何でもする」マキ
「それで、うちが崩壊しても関係ないってわけだ」
協力するって話はなかったことにしてください」慎一
「あなたが守りたいのは家族?それとも自分?」
「もちろん・・・家族ですよ」

 さりげなく慎一を揺さぶるマキ・・・
てか、やっぱり、マキの説明には無理がある。
吉本の手のモノって考えた方が自然だよねぇ・・・

 思う通りに事が進まない慎一はイライラが募り、友人や彼女に毒を吐き始めました。
「前は、あんなふうに人に当たったりしなかったじゃん」飛鳥(北原里英)
「俺は、もともとこんな奴だよ。誰も気付かなかっただけで」慎一

 こうなってくるともう、慎一の中からどんどん毒がしみ出してくる・・・
むしろ、毒のある自分を見せることが快感に。
徐々に慎一も壊れてきてるよね。

 夜、誰もいない学校の教室で、「家族」についての授業をする吉本。
それは過去の自分に向けた授業なのか、それとも別の誰か・・・?

「この家族という存在、実に煩わしい。
何故なら、親の教育やしつけが人格形成に大きな影響を及ぼすにもかかわらず、
その親を自分で選ぶことができないからだ。
つまり、人は 生まれながらにして平等じゃないともいえる。

 例えば、家庭を顧みない父親だった場合、普段子供と接していないせいで表面的な解決しか見いだせない。
だから、それがどうして正しいのか悪いのかという根源を教えられない。
ただ褒めて、ただ叱る。

 また、愛情の注ぎ方を誤った母親の場合はどうか。
肉体的にも精神的にも子供が傷つくようことは一切やらせない、触れさせない。
全て事前に回避して、子供の時に経験させておくべきことをさせずに 育てていく。
本当の痛みも悲しみも 苦しみも恥をかくことさえ知らずに育った子供はどうなってしまうのか。
他人の感情を推し量ることができない想像力の乏しい大人になっていく。

 その結果、責任を放棄しても構わない。現実から逃れても構わない。他人を傷つけても構わない。
そんな、自分本位に生きるモンスターになる」

 まさにそうなんだろうな。
でも、一茂や佳代子が特別変わった教育を受けて来たわけではないはずで・・・
自分たちは至って「普通」だと思っている。
吉本が現れなければ、すでに壊れていたことにも気づかないフリをして「家族」をやっていたんじゃないのかな・・

 それに気づいても、自分たちのせいじゃない。
時代のせい。社会のせい。教育制度のせい・・・大人達がみんな責任逃れをしている。
それを修正するには、やはり「破壊」しかないのかな。
まるでテロリストみたいだけどさ。

 さて、模試の前日、闘志を確認しあっている茂之と園田君の耳にさくらちゃんの言葉が聞こえてきました。

「沼田と園田がね、明日の模試で私を懸けて勝負すんの。
模試の結果がいい方と付き合うって言っちゃった」さくら
「嘘!じゃあ、どっちかと付き合うの?」
「そんなわけないじゃん。遊びだよ、遊び。
だって、つまんないでしょ?こんくらいの余興がないと勉強なんかできないよ」さくら

 あら、ま・・・・言ってくれるじゃありませんか・・
ショックを受けた茂之と園ちゃんは模試を受ける気力消失。
んが・・茂之は立ち直りが早くなっとる。
園ちゃんの家を訪ね宣言しました。

「模試で、いい点 取って・・・こっちから、彼女を振ってやる。
こうでもしなきゃ、前に進めないから」茂之
「お前、変わったな・・・」園田
「そうかな・・」
「だったら、俺が真野を振ってやる。頑張ろうな」

 前向きになっている茂之と比べ、佳代子と一茂は本質的な問題から目を背け、チクチクと傷つけあっております。
夫婦関係の悪化と共にますますネット株にのめり込んでいる母親を見た慎一は、自分の家もマキのように崩壊寸前だと気づきました。

「やめろ。やめろお〜〜!!」慎一
「どうしたの?」佳代子
「俺たち家族に近づくな。ふざけんなよ!
こいつを信用すると、家族がめちゃくちゃになるんだよ!」慎一
「めちゃくちゃにしてるのは、あなたでしょ・・・」佳代子

 アラ、言っちゃったよ。
かつては自慢の子供だった慎一・・・
でも成績が落ちてきて、万引きらしき写真を見つけてから佳代子の中では位置が茂之と入れ替わってきている。
状況によって、親としての子供への思いがコロコロ変わっていく。

 そして、模試の結果ですが、茂之が勝ちましたョ〜
で、茂之は堂々とさくらちゃんに交際打ち切りを告げました。
茂之は一連の行動で園ちゃんの尊敬を得たようです。
「友達になってもらう」のではなく、お互いがお互いを認めた本当の友情が始まりました。
(でも、いじめっ子達はまだいるから、心配〜)

 って、やはりさくらちゃんは吉本の指示で動いていました。
バイト代ももらってたぞ。
でも、この嘘にはさくらちゃんの真実が混じっていました。

「ホントに、こんなことで沼田君を成邦館に合格させられるんですか?」さくら
「どうかな。まっ、一歩 近づいたのは確かだけどねぇ」吉本
「じゃあ、もし、一緒に入学できたら、全部バラします」
「いいねぇ・・・その時はさ、君の方から告白してあげてよ」

 なかなか、ええ子じゃないですか〜
中学生でこんな秘密受け止められる子なんて、なかなかいないよ〜
やっぱり、女の子の方が大人だね。

 でも、このやりとりの現場を撮っていた慎一から、カメラを渡す代わりに3年前のマキの家族の真相を教えろと迫られました。
慎一は吉本に真相をしゃべらせ、その様子をマキに撮らせて、家庭教師を辞めさせようとしたんだけど、そんなの吉本は最初っからお見通しさ。
マキを前に告げましたぞ。

「本当に、俺が家族を追い詰めたと思っているのか?
違うね。君は、こう思ってるはずだ。
家族を殺したのは自分かもしれない。
もともと、君は親も手を焼く不良少女だった。
留学も君の希望じゃなくて、強制だったんだろ。
でも、君は、その留学先でやっと 自分の居場所を見つけた。
初めて友達ができて、恋をして、ホームステイ先の家族ともいい関係を築いて。

でも、そんな時に親から連絡が来た。
借金で 留学の費用が払えなくなったから帰ってこい。
君は激怒した。
自分を捨てたくせに、やっと手に入れた幸せを取り上げるつもりなのかって。
だから君は親に こう言ったんだ。
「だったら死んでよ」
「生命保険で返せば、帰らなくて済むでしょ」
「ねぇ、死んでよ」」吉本

「違う。嘘・・・・」マキ
「俺は君の親から、そう聞いたよ。
結局、一家は自殺を選んだ。
君の思惑どおり、生命保険で借金は返済され、君は留学を継続できた」吉本
「あなたでしょ?あなたが殺したんでしょ?
言いなさいよ!あなたが、みんなを自殺に追いやったんでしょ!?」マキ
「他人のせいにするなよ。
お前がやったんだろ?
ずっと 、いなくなればいいって思ってたんだよなぁ。
家族なんてどうでもいい。
自分だけよければ、それでいいんだもんなぁ・・・
お前が哀れんでいるのは家族じゃない。
家族を失って、苦労を強いられた自分を哀れんでいるんだ。
化けの皮剥いでやるよ。
お前の醜い本性を暴いてやるよ。ハッハッハ・・・」吉本

 吉本が追い詰めていたのは慎一でした。
醜い本性が暴かれそうで怯えているのも。
ナイフを楯に、このやりとりを撮ったカメラを守ろうとする慎一に近づいた吉本は、その手を掴み、自分の腕にナイフを突き刺しました。

「どうだ? 人を刺した気分は?」吉本
「放せ。 放せよ!」慎一
「俺の血を見ろ!
お前は人を傷つけたんだよ。
この腕が心臓だったら、どうなる?
このことが親に知られたら、どうなる?
学校に知られたら、どうなる?
警察に知られたら、どうなる?
お前は犯罪者だ。
想像できなかったか?
できなかったんだよな〜。
お前みたいな奴が いるから、俺が生まれたんだよ」

 吉本は慎一の上に馬乗りになり、顔を抑えました。
震えるほどの屈辱を味わったことがあるか?
痛みを知らないお前に、俺が痛みを教えてやる。
恐怖を知らないお前に・・・俺が恐怖を味わわせてやる。
苦しみを知らないお前に・・・
悲しみを知らないお前に・・・
俺が・・・・絶望を思い知らせてやる。
俺が、お前を壊してやる!」

吉本が取り上げたナイフを慎一に向かって振り下ろしたぞ。
「やめろおおお〜!!」慎一
「想像力だよ。慎一君」吉本
吉本は去っていきました。

 慎一とマキはかつての吉本なんじゃないのか?
吉本の言葉の刃はいつも自分に向けられているんじゃないのか?

「やっぱり・・・私が家族を追い詰めたんだ。
最低・・・・」マキ
「分かるよ。俺があなたでもきっと同じことしてたはずだから。
初めてだよ、こんな気持ち」慎一

 慎一は家族にも感じたことのないシンパシーをマキに感じたようです。
どうしようもなく黒い自分と向き合うことから逃げてきた、そんな自分と同じような人間マキ・・・
マキの黒さを見て、慎一は自分自身の黒さと醜さを冷静に見つめることができたんじゃ・・・
慎一とマキの心が繋がった時、ここからが本当の始まりなんじゃないのかい?

 そこに同級生の高津君が首つり自殺をしたという知らせが・・・
命に別状はなかったけど、彼を自殺に追い込んだのは慎一・・・
この事実に慎一は向き合うことができるんかねぇ・・

『家庭教師記録、生徒名 沼田茂之。
本当の友人を手に入れた茂之は、学校生活も安定して受験に集中できることだろう。
しばらく経過を見守りつつ、ここでもう1人 新しい生徒を受け持つ。
生徒の名は沼田慎一。
全ては計画どおりだ』

 おもしろいわ〜
吉本は穏やかな世界を切り裂き踏み潰す狂気のモンスターだ。
でも、彼の中には彼が血を流した末見出した真実があり、そのために彼は命を賭けている。
彼をそこまで追いこむものは後悔なのか、贖罪なのか・・・

 正直、最初は、翔さん荷が重いでしょって思いながら見てたんだけど、今は吉本になりきっている翔さんに気持ちよく引っ張られております。
そして、あと5話もどうすんだ?って心配したけど、まだまだ、ここからがスタートみたいです。
続きが楽しみ・・・

 第1話 第2話 第3話 第4話 第6話 第7話
 第8話 第9話 第10話(最終話)

ねこちゃん