「袖が浜海女クラブでがす」
「知ってら。海女クラブが何の用だ?」長内(でんでん)
「アキの応援で来ました」夏

『さぁ、いよいよ正念場です。
この欲に目がくらんだ大人たちの、たまたま中央にボスキャラよろしく鎮座する
氷のように冷たい目つきの母親にアキは思いのたけをぶつける事ができるのでしょうか』


 海女クラブのみなさんと夏ばっぱの心意気に泣けてきただ・・・
確かに「海女カフェ」の言いだしっぺはアキだ。
海女になりたい、南部もぐりがしたい、コロコロ変わるアキの希望を受け止めてくれたみんなに恩返しするのが人の道だ。
でも、アキが言っていたのように、アイドルは今じゃなきゃ、できねぇ。
若いもんの願いを大人達の欲得でしばりつけちゃダメなんじゃないかい?
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 さて、上野行きの深夜バスだと思ったら・・・普通に循環バスで袖が浜に行ってしまったユイ(橋本愛)とアキ(能年玲奈)は、あっさり捕まってしまったようです。
で、二人は別々に事情聴取されることになりました。

 観光協会で開かれた『K3RNSP(北三陸をなんとかすっぺ)会議』
参加者は大吉(杉本哲太)、菅原(吹越満)、吉田(荒川良々)、栗原ちゃん(安藤玉恵)長内、今野(菅原大吉)、勉さん(塩見三省)、春子(小泉今日子)、ユイ、功先生(平泉成)。


「今回の議題は、ほかでもねぇ、我らが北鉄のユイちゃんと海女のアキちゃんが家出を企てた。
よりによってバスで深夜バスで!
ユイちゃんは2回目だ。
一番の問題は前回は引き止める側だったアキちゃんまでも
家出する側に回ってしまった事だ。
幸いバスは袖が浜行きだったので事無きを得た」大吉

「何か・・・申し訳ない」功
「『何か』ぁ?!」春子
「まぁまぁ、春ちゃん、先生ば責めてもしょうがねえべ」菅原
「んだ。元はといや、勉さんとこの偽弟子がよ」長内
「んだ。ミズタクがユイちゃんスカウトしたのが始まりだ」吉田
「何か・・・すみません」勉さん

そこは『何か』じゃねぇべ!
ちゃんと謝れよ、勉!
その琥珀を磨く手をやめて!

 えええ〜(´;д;`) なんでいっつも勉さんばっかり、キツク当たられるの〜?

連続テレビ小説「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラックピアノピース1013 あまちゃん オープニングテーマ 作曲 大友良英
 
「え〜もし、万が一、アキちゃんとユイちゃんがいねぐなった場合、この北三陸がどれだけの経済的打撃を受けるか。
今、うちの優秀な経理担当の栗原ちゃんが計算してくれてます」菅原
「入ってくるはずだった金がいくらかっていう話だね」功

 あら・・・栗原ちゃんの眉間のしわがどんどん深くなって飲み込まれてしまったわ・・・( ̄▼ ̄;)

「うん?栗原ちゃん?」菅原
「栗原さん?」ヒロシ
「う〜〜〜」
「ああ!もういいっ!栗原ちゃん!大体分かった!ごめんな・・・ごめんな・・・」

 こんな機会をも利用して、栗原ちゃんを抱きしめ自分の存在をアピールする菅原・・・アンタやっぱり汚れてるワ・・・

「今や北鉄の乗客の7割は観光客だ。これを失うのは・・・辛い!」大吉
「こっち見ないでよ」春子
「漁協のダメージもでけぇぞ。
銀行から借りた2,000万、海女カフェの改装費、月々のローン返すので精いっぱいだぁ」長内
「つらい!」大吉・吉田
「『つらい』って言う時にチラ見しないでよ」春子
「え〜琥珀は・・・」勉さん
「(机バン!!)琥珀はこの際どうでもいいべっ!
とりあえず新人海女のアルバイト代もかさむし、せめて今年はウニ1個600円に値上げして漁協の取り分増やして頂かねば!」長内

 熱弁をふるう長内の湯飲みに唐辛子をガバガバ投入する勉さん・・・・(゚益゚*)
ま、それぐらい許されるべ。


 さて、ユイはユイなりに理論武装していましたぞ。
太巻さん(古田新太)に会いたいと言われたこと、説明する時間がないため家出を決行してしまったこと。
全ては小さい頃からの夢を諦めたくないからだと「若者らしく」訴えました。
 さらに、自分達はあくまで北三陸の知名度を上げるために東京へ行くこと、そのため名前も「JJガールズ」に変更し、東京では積極的になまって「じぇじぇ!」を普及させ、「流行語大賞」を取る勢いでいくつもりだと。

「う〜ん・・・」みなさん
「我が子ながら手ごわい」功

 そんなユイを背後でしらーーっと見つめる春子。
東京へ行くためならユイはどんな嘘でもつくと春子にはわかっているのです。
あの時の自分がそうだったように。
そして、自分がアイドルになるためにアキを必要としていることも。


 一方、『海女カフェ』では「海女クラブ緊急会議」が開かれていました。
こちらのメンバーは夏ばっぱ(宮本信子)、かつ枝(木野花)、弥生(渡辺えり)、美寿々(美保純)、花巻さん(伊勢志摩)、そしてアキ。


「アキ、海女クラブの会長として、今、おめぇをこの町から出す訳にはいがねぇ。
海女クラブにとっても観光協会にとっても、かなりの痛手だ。わかるな?」夏
「・・・はい」アキ
「それだけじゃねぇ。
おらたちは毎日命懸けで潜ってる。海ン中でも陸の上でも、
お互いの信頼関係が何より大事なんだ。
おめぇは、その信頼関係を壊して逃げようとしだんだど!重大なペナルティだ!」


「深夜バスでどこさ行こうとしてたか言ってみろ」弥生
「・・・・東京」アキ
「東京で何するつもりだったか言ってみろ」かつ枝
「アイドル」アキ
「フフフッ・・・(´兮`;)」花巻
「ちょっと!花巻ちゃん」美寿々
「んでも、スカウトされたんだべ?芸能プロダクションから」かつ枝
「スカウトマンなんて 、あっちゃこっちゃで名刺ばらまいてんだ。当てになんねぇ」弥生
「事務所の社長とも電話でしゃべったべ」アキ
じぇじぇ!」みんな

 アキは春子に叩かれたのは自分の気持ちが何度も思い付きで変わったせいだとわかっていました。

「でも、どれも本気なんだ。
こごさ残って就職して、夏の間だけ海女やって、それはそれで間違いなく楽しいべ。
でも・・・こんな事言ったら、怒られるかもしんねぇが・・
海女は好きだけど・・・今じゃなくてもできるべ。
だけど、ユイちゃんと東京さ行ってアイドルさ・・・なれるかどうか分がんねぇけど、
・・・それは今しかできねえべ!
「なれねがったらどうする?」美寿々
「そん時は潔く帰ってくるべ」アキ
「帰ってきて、また潜んのか?」かつ枝

「当たり前だ!おら、海女だもん!
ただし、町のためとか誰かのためでねぇ。おらが潜りでぇがら潜るんだ。
じいちゃんが言ってた。
ここが世界で一番いい所だって夏ばっぱに教えるために長く航海してるって。
おらも一緒だ。
ここが一番いいぞってみんなさ教えるために東京さ行ぐ。行ぎでぇんだ」
アキ

「行がせてやっぺ!」かつ枝
「え?」美寿々
「行げ、アキ。ここは、おらたちに任せて東京で頑張れ!」かつ枝
「かつ枝さん・・・」アキ
「誰のためでもねぇ。潜りでぇ時に潜る。
そったな当たりめぇの事を、まさかおめぇがら教わるとは思わねがった」かつ枝
「んだな。朝が早ぇとか、海がしゃっこいとか、家族のため、町のためだって
自分さ言い聞かせて乗り越えてきたが、でも、それは嘘だ!
好きだから潜る!それが根本だべ」
弥生
「若ぇ時は潜んのが面白くて潜るだけで十分だったもんね。
アキちゃんも潜りてぇ時に潜ればいい」美寿々

「でも、おらがいねぐなったら観光客が・・・」アキ
「んだんだ。せめて9月の本気獲りまで」花巻
「いや駄目だ。今すぐ行け」かつ枝
「ここの改装費、まだローン残ってるべ」花巻
「じぇ・・・!
銭なんか何とかなるぅ!おめぇ一人欠けたぐれぇで40年続いた海女クラブが
廃れてたまるもんか!」
かつ枝
「んだんだ。海女はアキだけでない!後継者ならほかにもいるべ!
何なら、花巻ちゃんとこの娘っ子もなあ!」
弥生
「おら、アキちゃんみたいに潜ってウニ取りてえ!」鈴
「おら、ミス北鉄だ!」琴

「どんだべ、夏ばっぱ。アキの好きなようにさせてやってもらえねぇべか」かつ枝
「・・・・・・」夏
「夏ばっぱ、おらからも頼む。行がしてやってけろ!」弥生
「うん・・・・・おめぇらの気持ちは、よ〜〜く分かった。
アキ・・・おめぇ、東京さ行ってこい」夏
「ばっぱ・・・」アキ
「町の大人たちはおらが説得する!」

 もちろん、かつ枝さんや弥生さんたちの言葉は強がりだ。
実際問題、アキとユイが居なくなれば北三陸フィーバーは終わり、観光客も激減し、にぎやかだった浜も静かになるべ。
でも、そんなミエミエの強がりを言わずにはいられないほど、アキがかわいいんだ。
そして、アキの嘘のない思いに心打たれたんだ。
だからこその、みんなの激励なんだよね。

 言うたらなんだけど、頭の中で考えつくしたであろうユイの言葉には心動かされなかったけど、迷いながら辿り着いたアキの言葉には力があった。
失敗したら、また海女をやらせて欲しいってのも都合がいいっちゃーいいけど、自分たちもそんなあまちゃんだった時代を先輩たちに受け入れ応援してもらって生きてきたってのがあるんだろうね。
失敗したら戻って来い!でも、必死でやってこい!
アキ、もう、迷ってちゃダメだよ。
やるんなら、ユイにひっぱられるんじゃなくて一人で頑張るつもりでやってこい!


  2015年6月23日追記

 夏ばっぱの『アキ・・・おめぇ、東京さ行ってこい』は重かった。
あの頃言えなかった言葉を今、アキが言わせてくれた。
かつて春子に言ってあげられなかった言葉。
本当は春子の本気を知っていた夏ばっぱはあの時そう言って送り出してやりたかった。
でも漁協のみんなを裏切ることになるから、その言葉を飲み込むしかなかった。

「町の大人たちはおらが説得する!」
そう言って実際に行動できて夏ばっぱもほっとしてるべ。
アキは夏ばっぱの後悔の痛みも癒してくれたんだな。
 

 第1週(第1話〜第6話) おら、この海が好きだ! 
 第2週(第7話〜第12話) おら、東京さ帰りたくねぇ
 第3週(第13話〜18話) おら、友達ができた! 
 第4週(第19話〜第24話) おら、ウニが獲りてぇ
 第5週(第25話〜第30話) おら、先輩が好きだ!
 第6週 おらのじっちゃん、大暴れ
 第31話 第32話 第33話 第34話 第35話 第36話
 第7週 おらのママに歴史あり 
 第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話
 第8週 おら、ドキドキがとまんねぇ
 第43話 第44話 第45話 第46話 第47話 第48話
 第9週 おらの大失恋
 第49話 第50話 第51話 第52話 第53話 第54話
 第10週 おら、スカウトされる!?
 第55話 第56話 第57話 第58話 第59話 第60話
 第11週 おら、アイドルになりてぇ! 
 第61話 第62話 第63話 第64話 第65話 第66話
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