さて、今回、浅野支店長達から半沢(堺雅人)に与えられた制裁は、「裁量臨店(さいりょうりんてん)(本部から検査役が来て融資に対する与信判断が正しく行われているかどうかを審査するそうな)」。
本来なら1週間の準備期間が与えられるはずが、たった2日前に伝える浅野(石丸幹二)。

 半沢を飛ばす理由づけのための「裁量臨店」であることはわかっていたけど、受けて立ったさ。
さて、同時に東田捜索も行っております。
頼りになる相棒、竹下(赤井英和)が、東田が潜伏していたMSの持ち主を捜しておいてくれました。
その名は「小村武彦」、数億円の献金疑惑が浮上して解任された小村建設の会長だった。
小村は東田(宇梶剛士)の別れた奥さんの遠縁にあたるらしい。
現在、小村が所有するMSは30軒以上あり、その中のどこかに東田は身を潜めていると思われる。
こんなもん、一軒一軒あたってたらエライ時間かかってしまうがな。

 ということで、現在入院中の小村に直接聞いてみることにしました。
看護師の言う事にゃ、絶対安静で鼻にチューブが入っているというのに、さすが一代で財を築いただけあって、この爺さん、負けん気は衰えとらん・・・

「天下の東京中央も、東田一人にまんまと してやられたわけや。
銀行さんには、今までどんだけ煮え湯を飲まされたか。
銀行が どんだけ痛がっても、俺の言うことは一つや。ざまあみさらせ!」小村
「小村さん、あなたと銀行との間にどんな事情があるのか、それは存じ上げません 。
しかし、今回東田のしたことは、決して許されるべきことじゃない。
何でも構いません。手がかりになることを教えてもらえませんか」半沢

「ふん!最後に会ったんが1年以上前やからな。
初めは 動けんようになったワシの面倒を見させてくださいちゅうてやって来よって、
不動産の管理任したら、その途端 ピタッと顔見せんようになりよった」小村
「そんなん、アンタの財産目当てに決まっとるやないか」竹下
「あぁーそうや、はッ!けどな、わしに寄ってくる奴はみんな、そういう奴ばっかりや。
なにも、アイツだけが特別やない。せやから、もうええのや。
どうせ、長うないしな。人がどうなろうと知ったこっちゃないわい!話は しまいや。帰ってくれ」小村

 けんもほろろに追い返されてしもうた・・・
で、取りあえずは「裁量臨店」や。
半沢は見られちゃマズイ書類を自宅に避難させました。
コレ、一般的に行われてることなのかね〜
だとしたら、浅野が奥さんに命じて調べさせたらすぐにバレるんじゃ・・って、わたしゃ、ビクビクしていたけど、
実は愛妻家の浅野は奥さんをそういう事を巻き込まないタイプだったらしい。
だから、隠匿した書類の件は大丈夫でした。
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 渡真利(及川光博)からは事前に臨店メンバーに関する情報が入っていました。

「今回の臨店を裏で仕切ってるのは浅野支店長、表で部隊を仕切るのが浅野の子分・小木曽、
灰田って野郎も小木曽の腰巾着だから要注意だ。
加納さんと寺内さんは中立だが、小木曽の言いなりなのは一緒だ。
それから、あともう一人、予定してたメンバーが急に行けなくなったとかで、突然俺が代打指名されたんだが、
最初から決まってたんじゃないかと思う」渡真利
「どういうことだ?」半沢
「お前と親しい俺を入れることでお前を油断させてペースを乱す、それが狙いだろ」
「手の込んだことで」
「それだけ向こうも本気ってことだ。なぁ、半沢、遠慮すんなよ。
俺がいようがいまいが、言いたいことを言え。
悪いが、今回は俺もお前をフォローできない。
検査役として行く以上、その立場で動かなきゃならないからな」

 これさ〜渡真利をねじ込んだのは上層部にいる半沢の味方の誰か、たとえば頭取とか〜
ってことないかね?


 翌日、開店前の銀行に、ものものしく小木曽達が現れましたぞ。

「東京では随分世話になったね、半沢融資課長」小木曽(緋田康人)
「融資部が行う「裁量臨店」にわざわざ人事部の小木曽次長までお越しいただけるとは」半沢
「もちろんだ ここは我が行にとっても重要な支店の一つだ。
だからこそ悪い病巣は早期発見し取り除かなければなるまい」小木曽
「担当がヤブ医者でなければいいんですが」半沢    言うたれ、言うたれーー!!
「生意気な患者ほど、早死にするんだよ
あッ、そういえば確か前回、5億回収がどうとか大見えを切っていたが、あれは順調かね、半沢君」小木曽
「半沢、小木曽次長は君のこと心配してくださってんだぞ。感謝したまえ」浅野(石丸幹二)
「ありがとうございます」半沢

 周りの人間をいろんな意味でヒヤヒヤさせる小木曽 VS 半沢、戦いの火蓋は切って落とされました。
でも、それは最初からかなりのハンデを背負った戦いだった。
『裁量臨店による 3日間の検査は時間と人員に限りがあるため、
検査対象となる数十社ほどを無作為に選出するのが原則である。
しかし、言い渡された会社は、どれも業績が悪化し、問題を抱えた取引先ばかりだった』


 半沢を落とすためだけに来てるからね・・・
えげつないったらありゃしない。
もちろん、リストを見て見通しの甘さを指摘されるはめに。
さらに、なぜか用意したはずなのに書類が消えていて、その不備の責任も厳しく追及されてしまいました。

 そんな中、半沢は粘り強く小村の元へも通っていた。

「しぶといな、あんちゃんも」小村
「それだけが取りえです」
「はッ!言うとくけどな、東田のことやったら、たとえ知ってても銀行を助けるつもりはない。
今のうちに帰ったほうがええで。俺が昔 どんな目に遭うたか知ってるか?」
「不正献金をして会社を追い出されたと」
「そのとおりや。それを検察にリークしたんはな、長いことつきおうてたメーンバンクやった。
俺を扱い切れんようになった銀行が、部下達にけしかけて、俺が一から築いた会社から追い出しよった。
それまで、散々裏で非合法まがいなことをやらしといて、その責任は全部わしとこへ持ってきよった。
銀行が わしを売ったんじゃい!
けど・・・個人名義の不動産のおかげでな、金には不自由せんかったけどな」
「うらやましいですね、できれば5億ほど貸していただきたいくらいです」
「なんぼ金なんてあってもな、ホンマに欲しいもんは手に入らんわ。覚えときや。
その昔の一件で、わしは金以外・・・金以外のものを何もかも なくし・・・」

 発作を起こしてしまったわ〜(´゚д゚`)
どこも騙し合い足の引っ張り合いかい・・・
組織に属している限り、孤独な闘いは終わらないのね・・・
お金と関わるってことは、人間と関わるってことだってよくわかるよ。

『裁量臨店 2日目も灰田検査役による厳しい質疑応答が続けられた。
1日目にも増して書類の不備が発覚し、
融資課長である半沢の責任はもはや免れようのない状況となっていた』


 
「昨日からあれがない、これがないって、
半沢課長、部下達にどういう管理指導をしてるんですか?!」灰田(加藤虎ノ介)
「申し訳ありません。すべて私の責任です」半沢
「聞き飽きたよ! 浅野支店長の前で言うのも心苦しいんですが
こんな低レベルの融資課見たことがありません。そう思いますよね?」灰田
「確かに、ちょっとひどすぎるね」加納(西沢仁太)
「浅野さんのご苦労もお察しします。融資課長がこれでは!」灰田
「同感です」小木曽
「弁明の一つもできないのか?情けない男だ」灰田

 いやいやいやいや、どう考えても変すぎる!
いくら時間がなかったとはいえ、半沢のチームがこれほどまでにポカをし続けるなんてありえないよ。
なのに、やりたい放題の悪代官のような小木曽チーム!
半沢の怒りもふつふつと煮えたぎっております。
許せん!!
さぁ、半沢よ、ドラマ開始から30分しか経ってないけど、言ってやっておくれ〜ヽ( ̄▽ ̄)ノ


「では、お望みどおり弁明をさせていただきます。
我が大阪西支店融資課が融資を実行している企業のうち、約7割は安定した利益を生み出している優良先です。
ですが、今回の検査対象には、なぜか残り3割の業績不振の業悪先ばかりが選出されているようだ」半沢
「何が言いたいんだ?!」灰田
「自分の運の悪さを悔やんでるんですよ。
もし、これが本当に何の意図もなく無作為に選ばれた結果なら、ですが」
「君は我々が故意に検査対象を選んでるとでもいうのか?!」小木曽
「私の勝手な思い込みですから、どうぞお気になさらないでください。
ただ、今回の裁量臨店には、最初から悪意を感じずにはいられません」半沢
「自分の管理不行き届きを棚に上げて何なんだ、その態度は?!
そんなだから、5億の損失を出して平気でいられるんだ」灰田
「今、それとこれとは関係ないだろ!」半沢
「もういいっ!今日はこれまでだ!」小木曽
「ちょっと待ってください」半沢
「融資がどうこう言う前に、君が銀行員として適格であるかどうかの検討をする必要があるな!」小木曽

 机バンバン、うっせえぞ!!(キΦдΦ)
バンバンやりゃーみんなビビると思ったら大間違いやっ!
う〜む、まだ半沢節を本格的に聞かせる時期じゃなかったみたいだね。


 その頃、花(上戸彩)は浅野支店長夫人利恵(中島ひろ子)の歓迎パーティに参加していました。
仕切っているのは副支店長・江島の妻・沙苗(田中美奈子)。
部下の奥様たちに創らせた料理を自分一人で作ったと言って手柄を独り占め。
チクらずにはいられない花は利恵を部屋に呼んで、暴露するのでした。

 で、藤木君以上に卑怯な浅野支店長でしたが、実は愛妻家であり、家族を愛する良きパパであることが判明。
そして、利恵も沙苗とは正反対で気さくでさっぱりして気性のようです。
この利恵と花の繋がりが、半沢のピンチを救う助けになるのかなぁ・・・

 さて、臨店最終日、半沢チームは前夜に深夜まで残業し備えました。
そして、当日、ずっと思い悩んでいる風情だった中西(中島裕翔)が打ち明けたそうにしとる。

「課長・・・あの 実は!」中西
「今日の検討会、何としても乗り切ろう。
心配するな自分の身くらい自分で守る。
何があったのかは、全部済んだ後、笑い話として聞かせてもらう」半沢

 かっけえ!(*゚益゚*) も〜2013年上司にしたい男性第一位決定だよ。
この半沢の器のデカさに中西の迷いは消えたようです。


『この裁量臨店最終検討会において、大阪西支店融資課は
前日までの失態を挽回しなければ、課長である半沢の出向が決まってしまう。
それを阻止するために用意周到に準備し 迎えたが、
昨日の半沢の態度が引き金となり、場の空気は完全に小木曽・灰田に賛同する方向へ傾いていった』


 
 そして、またあるはすの書類がない!
小木曽達は王手をかけたと喜悦の表情を浮かべておりますぞ。
さぁ〜ここからが半沢の本当の反撃の始まりさ〜


おかしいですね!今朝は あったんですが」半沢
「おい!今朝ってどういうことだ?」渡真利
「どうも初日から資料がいくつか紛失しているようなので、
どのファイルに何の資料が備え付けられているのかを全部まとめたんですよ。
夜中の1時までかかりましたがね」半沢
「お前ら、それで・・・」灰田
高石鉄鋼の議事録が存在することはこのリストが証明してる。
なのに、今ないということは、アンタ達こそどういう管理をしてるんですか?
」半沢
「我々がなくしたっていうのか?」灰田
「聞き捨てならんね」
「こんな侮辱 初めてだ」
「浅野支店長、いくら何でもあんまりだこの融資課長は問題がありすぎる」寺内
「半沢君、これ以上見苦しいまねをして支店の名に泥を塗るのはやめたまえ」浅野
「聞いてるのか!半沢!
いい加減に自分の非を認めろと言ってるんだ!
そんなデタラメなリスト当てになるか!」
小木曽

「そういうと思いましたよ、垣内」半沢
垣内(須田邦裕)と角田(モロ師岡)がホワイトボードに資料を貼り始めましたぞ。
「念のため、今日の朝刊と一緒に早朝に写しておきました。
紛失した議事録もちゃんと写ってる。
これらの資料が、今朝までは確実に存在していた何よりの証拠でしょうが」半沢

 さすが半沢!倍返しの準備に抜かりはないよ!

「だからって我々を疑うのはどうなんだ?」灰田
「そうですね、私もあなた方を信じたい。ですから、今、この場で全員の持ち物を改めさせてください」半沢
「何、バカなことを言ってる?
そんなことをして もし何も出なければ ただじゃすまされんぞ!」灰田
「覚悟の上です」半沢
「実に不愉快だ!君の横暴につきあうつもりはないよ!」小木曽
「まったくです。何という言いがかりだ!いい加減にしろよ、半沢」
「渡真利君の言うとおりだ」灰田
ここまで侮辱されて黙ってられるか!
さぁ、皆さん、潔白を証明するためにもかばんの中身を見せてやりましょう!
やましいところがなければ、何の問題もない覚悟をしろよ、半沢!(*・∀-)」渡真利
「上等だぁ( ̄▼ ̄) では、お一人づつ拝見させていただきましょうか」半沢

 渡真利、ナイスフォロー!!
さぁ、順番に見て行きますよお!
灰田はかなり抵抗したけど、入っていたのは書類ではなくて風俗店ガイドの本。
恥ずかしーーー!ま、一人ぐらいいるとは思ったがな。
そして、最後、もちろん小木曽の鞄の中から紛失書類が発見されたさーー
半沢はその書類を投げつけてやりましたぞ。


「どういう事か説明してもらおうじゃありませんか。小木曽っ!」半沢

 こういう小悪人の通例として、自分はハメられた的態度を取る小木曽。
「誰だ?かばんに入れたの?お前か!お前か?
休憩中に入れたのか?!休憩中か?
お前らグルになって俺をハメようとしてんだろ?
どうしても私のせいにしたいなら証拠を見せろよ!証拠を!」小木曽
「今更そんな言い分が通用すると思うなよ」半沢
「証拠を見せろって言ってんだ!証拠を!」小木曽
「証拠なら・・・あります。
臨店初日私は小木曽次長が資料を抜き取る現場を目撃しました」中西

 小木曽は黙っていないと5億の責任を取らせて出向させると中西を脅したのさ〜
それで、黙認する体になっちゃったんだけど、2日目にも同じことがあって許せなくなった。
その時の諌める中西と「共犯だ」と脅す小木曽の会話を中西はちゃんと録音していた。
聞かせるとさすがの小木曽も顔色真っ白になり黙ったさ。
偉いぞ、中西!
わたしゃ、アンタのこと小木曽チームの草の者かと思っちまったョ・・ごめんよ〜


「課長、黙っていて、申し訳ありませんでした!」中西
「よく話してくれた。
まだ、何か申し開きはありますか?小木曽次長。
アンタ、人事部のくせに人を見る目がなかったようだな。
私の部下はアンタに手なずけられるほどヤワではなかったということだ。
どこかの誰かとは違うんですよ。

灰田検査役、アンタはどこまで知ってたんだ?」半沢
「俺は何も・・・」灰田
何も知らなかったら、それで許されると思うなよ。
<span style="font-size: large;">そもそも小木曽の言いなりで、最初から結果ありきの裁量臨店を行った、
あんた達融資部の責任はどう取るつもりだ?!
この3日間で私達をののしったすべての発言を謝罪してもらいましょうか!」

「それは、改めて文書で・・・」灰田
「今、この場でだ!」
「・・・・すまなかった」灰田

「弁明の一つもできないのか。情けない男だ」半沢
「もういい!裁量臨店は これで終わりだ!この件は私が預かる」浅野
「いいえ!そうはまいりません。
この、くだらない裁量臨店がなぜ行われたのか、その本当の責任は誰にあるのか、
それをキッチリ追及していくつもりですから。よろしいですね?浅野支店長」
半沢
「そんなことより、今の君は5億を回収するほうが大事なんじゃないのかね?まぁ、好きにしたまえ!」浅野

 浅野〜!!まだ言うか・・・
次はオマエだ!!
いや〜これで小木曽への倍返しは無事終了。
小木曽はもちろん、飛ばされてしまいました。


 そして、半沢はフリーライターの来生(ダンカン)に西大阪スチールに5億取られた件をリークする代わりに小村のおっさんと断絶状態になっている娘と孫の居場所を見つけてもらいました。
半沢は、小村の病室に男の子が「じいじ!」と入って来た時の彼の一瞬の希望と間違いだったとわかった時の失望の表情を見逃さなかったんだよね。
死ぬ前に親子の対面を叶えてくれた半沢に、小村のおっさんはちゃんと応えてくれました。

『これは金で買えんものを融資してもらった礼や」
半沢はん、あんたはバカで一流のバンカーやった』(シャレか?)

 小村からの手紙には東田のいる住所が書かれていました。
また、人とのつながりが半沢を助けてくれた。
そして、ついに東田と繋がっている内通者がわかりました。
もちろん、浅野支店長!バンカーとしても、上司としても、人間としても許せない。
ここで奴を仕留めなければ、もう後はない。
半沢!来週は浅野に10倍返しだ!!

 いや〜痛快だよ。
何か、悪と善がはっきりわかっているから、時代劇っぽいっちゃーそうなんだけど、
半沢直樹を中心とするチーム半沢のみなさんの存在感で魅せてもらってる感じですな〜
仕返しが楽しみっつーのも、アレだけど〜仕返ししながら成長していくチーム半沢が楽しみです。
 
 第1話 第2話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
 第9話 最終話

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