さて、半沢が東京本部営業第二部に異動してから1年が過ぎたようです。
半沢が会議で見せた確信に満ちたきりりとした表情、それに応える部下たちの目を見ているだけで、この一年の半沢の働きぶりが想像できましたョ〜。
ここでも着々と実績を積み上げ、部下からの信頼も得ているようです。

 そんな半沢にまたしても試練が・・・
その始まりは、部長の内藤(吉田鋼太郎)から、命じられた大和田常務(香川照之)との会食。
大和田は経営難に陥った父の工場の融資を打ち切り、自殺へと追い込んだ男。
今まで2回お誘いがあり、半沢は断ってきたんだけど、今回は内藤の顔を立てて同席することに。

 その場には大和田派筆頭で業務統括部長の岸川(森田順平)もいました。
大和田の居るところ常にこの岸川の影あり。
大和田は自分の派閥に半沢を入れようとしたみたいだけど、半沢が恨みを忘れる訳がない。 
半沢の故郷・金沢の支店にいた頃の話が出たから、「半沢ネジ工場」という名前と父親は25年前に亡くなったと言って見たんだけど、反応なし。

 多分、半沢が入行した時から、自分が担当していて自殺した工場の息子だってわかってたと思うけどな〜
しらばっくれてるんだろうね。
そんな大和田がついだ酒を怒りを噛みしめながら飲むしかない半沢・・・
恨み貯金がまた溜まっていくわ〜〜


 そして、翌日、半沢はまたしても上司の内藤からムチャ振りをされるのでした。
先日、200億の融資をした伊勢島ホテルが運用失敗により120億の損失が確定したんだけど、今までの時枝(高橋洋)に代わって半沢が担当し、早急に120億の損失穴埋めとホテルの経営再建案を検討しろと言うのさ〜
何でも、このミッションは中野渡頭取(北大路欣也)直々のご指名だったらしい。

 実は2週間後に金融庁検査が実施されることになっており、その際、伊勢島ホテルが「実質破綻先」と認定されたら、1500億円ほどの引当金を用意せねばならず、そうすっと『一気に収益が半減し、株価の暴落を招き、経営の根幹を揺るがす事態になりかねない』らしい。

 もう、話がデカすぎて何がなにやら・・( ̄▼ ̄;)
半沢はその金融庁検査の矢面に立つはめになり、これをくぐり付けなければまた責任を取って飛ばされることに・・・
も〜〜銀行って、常に、こんなビッグウェーブばかり来るの?
それとも半沢がデキる男だから、やっぱりデカイ波に乗せられてしまうの〜?


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 で、早速、その伊勢島ホテルを訪ねたんだけど、社長は出張中で専務の羽根(倍賞美津子)が対応。
コイツが、ま〜小憎らしい態度なのよ。
半沢が事業計画の見直しを提案するも危機感ゼロ。
運用失敗は株の投資のせいでホテル経営とは無関係とか言って非協力的で強気な態度にでるもんだから、半沢は融資した200億の返済を要求しちゃったわよ〜

「どうしてかしら?」羽根
「業績黒字が融資の条件だったはずです。赤字になるのなら話が違う」半沢
「おかしなこと言うのね。財務内容は全て書類で提出したはずです。
運用を隠したつもりはありません。
失敗を見抜けなかったのは、あなた達の責任でしょう。
それを、そっちの勝手な都合でいきなり返せだなんて、まるでヤクザね。耳を疑うわ。
どうしてもお金を返せとおっしゃるなら、銀行内の合意を取ってきていただきたいわ」
「分かりました。では、その方向で検討させていただきます」

 半沢は前任者の時枝に融資の時の詳しい状況を聞きにいきました。

伊勢島ホテルは、代々湯浅家がトップに君臨する同族経営で、現在の湯浅威社長になっても、
先代の古い経営体質のから脱却できずにいるのが業績不振の原因らしい。
そこに持ってきて、羽根専務が独断で資金運用をし、失敗し120億もの損失を出した。
どうやら羽根専務は自分が社長になろうと画策しているらしい。

 でも、半沢が一番引っかかったのは、サブバンクの白水銀行が融資するはずだった100億をかなり早い段階でストップしてるということ。
なぜ白水に見抜けて、うちの銀行では見抜けなかったのか・・・

 その原因として、時枝があげたのは前担当の京橋支店との引き継ぎがうまくいかなかったことをあげました。
京橋支店の現支店長の貝瀬、その前の岸川、そのまた前の大和田は「旧産業中央出身」で時枝は「東京第一出身」だから、作為的なものがあると思っているようです。

「バカバカしい 同じ行内で足の引っ張り合いかよ」半沢
「支店長の貝瀬さんは見栄とプライドの塊みたいな御仁だからな。
それに、その部下の古里って男もなかなかのたぬきだ。
伊勢島のことは、俺よりそっちのほうがよっぽど詳しい。
あとは その二人に聞いてみてくれ」時枝

 時枝は今回の件で名古屋の系列に出向が決まったそうで、話していたら怒りが再燃したのか、去り際に椅子を投げつけ「わああーー!!」っと、一荒れありました。
恐ろしい・・・周りで見ていた他の行員達も明日は我が身だよね。

 早速、半沢は京橋支店の貝瀬支店長に会いに行ったんだけど、その部下の古里(手塚とおる)が対応。
時枝が言っていた通りのたぬきで何を聞いても「全部時枝に引き継いだ」の一点張り。
何の情報も引きだせなかったわ〜

 その後、取締役会では半沢の報告を受けた内藤部長が融資した200億の即時返済を要求するための合意を求め、頭取も同意しそうだったのに、岸川と大和田からの横やりが入り、半沢の提案は潰されちゃったわよ。

「つまり、伊勢島ホテルに200億の返済は要求しない。ういうことですか?」半沢
「そうだ」内藤
「それでいて金融庁検査は乗り切れと?
分かりました。それが取締役会の意向であるならしばらく様子を見ましょう 。
ですが、それは判断として間違ってます。
どんな事情があるにせよ、銀行としての筋を曲げるべきではありません。
回収できない金は貸すべきではない」
「言いたいことは分かる。だが、これは頭取も納得した上での決定だ」
「伊勢島ホテルは、なぜ、そこまで200億の返済を拒むんでしょうか?
伊勢島にしてみれば、我々が金融庁検査で引当金をあてがわれ
今後の融資がストップすることのほうが痛いはずです。
にもかかわらず、融資の返済だけではなく、
我々の金融庁検査対策にも非協力的な態度を見せている。
何かがおかしい」

 半沢のバンカーセンサーが何か嗅ぎ付けたようです。
その後、白水の事を渡真利(及川光博)に報告したら、同じ大学出身で、今は白水銀行の融資部次長になっている油山(木下隆行)と0連絡を取ってくれたぞ。
で、油山から伊勢島ホテルの元経理担当だった戸越(小林隆)に繋ぎをつけてもらいました。

 で、会いに行ったけど、戸越の対応は怒りに満ちており冷たかった。
伊勢島ホテルは株の運用失敗で120億の損失を出しながらそれを隠蔽しようとした。
で、その事を戸越は白水銀行に内部告発したそうな。だから融資を止めることができたのさ〜
話しているうちに、実は最初に東京中央銀行の当時の担当者にも教えたのにもみ消され、さらに告発のことを逆に伊勢島にチクられクビにされたことが判明。
そりゃ、恨むわな。

 半沢はすぐに謝罪しました。

「戸越さん、東京中央銀行があなたにしたこと行を代表して謝罪いたします。
本当に申し訳ありませんでした」
「よせ。今さら冗談じゃねぇ!」戸越
「油山が言っていました。あなたのおかげで融資をだまし取られずに済んだ。
あなたには感謝してると。
私も、あなたの勇気ある行動を支持します。
もう一度、あなたの告発を握りつぶした男を追い詰めるのに力を貸していただけませんか?」
「ふざけるな!
お前らを信用できるわけないだろうが!二度と俺の前に現れるな」

 さて、当時の担当と言えば、古里デスョ〜
半沢は内部告発の件を確認しに行ったさ。

「何なんです。やぶから棒に内部告発だなんて」古里
「伊勢島ホテルの戸越経理課長から120億の運用失敗のことを聞かされていたんじゃないですか?」半沢
「知りませんね。そんな話は」
「いや、あなたは知っていたはずだ。戸越さんはあなたに話したと言っている」
「そんなのホテルを解雇された男の逆恨みの たわ言でしょう。
いちいち真に受けるなんてバカげてますよ」
「古里さん、本当のことを言うなら今ですよ」
「いい加減にしてくれ!その年で次長になったからって、いい気になるなよ。
これ以上言いがかりをつける気なら、本部の上に報告して
アンタのやり方を問題にすることだってできるんだよ、この私は」
「やれるもんなら、やってみろ。
ただし、後でであんたの不正が分かったときは容赦はしない。
倍返しだ。覚えておけ


 でたよ、「倍返し」が。
でも、半沢も釈然としないらしい。
内部告発を握りつぶしたのはいったい誰なのか・・・また何か巨大な影が動いているようです。


 そんな半沢の元に海外出張から戻った伊勢島ホテルの湯浅社長(駿河太郎)が姿を見せました。
実は半沢を指名して欲しいと頭取に頼んだのは彼だった。
半沢がかつて再建支援に関わった大東京ホテルで湯浅は修行しており、その時の半沢の熱意ある仕事ぶりが忘れられなかったそうな。

「主力銀行をはじめ、ほとんどの銀行が手を引く中であなただけが積極的に支援の可能性を見いだし
再建のために我々の経営企画会議まで顔を出し奔走してくれた。
今まで様々な銀行員を見てきましたが、あとにも先にもそんな人は初めてでした。
一体なぜ、あそこまで?」湯浅
「助かる可能性のある患者を見殺しにする医者はいません。それと同じです。
私は大東京ホテルを救えると信じた。だから支援した。それだけのことです」半沢
「あなたのその曇りのない正確な目に今の伊勢島ホテルはどう映りますか?」
「瀕死の重傷を負った巨象です。ですが、死んではいない。
まだ救う方法はあるはずです」

 湯浅は独自の再建プランを作り、着々と実現化に向けて動き始めていました。
「それは、つまり御社を縛り続けた悪しき伝統からの脱却、
ワンマン経営者であるお父様との決別。そう考えてよろしいですね?
その覚悟がおありなら、御社は立て直すことができるでしょう」半沢
「ありがとうございます」湯浅
「ですが、まずは金融庁検査です。
そこを乗り切らなければ、御社も、うちも破綻します」
「半沢さん、120億もの運用損失、そしてその報告が遅れたこと、ほんとに申し訳なく思っております」
「全ては羽根専務が独断でやったことでは?」
「そうだとしても、それを許してしまったのは私の責任だ」
「分かりました。
では、社長は再建プランのさらなるブラッシュアップと120億を補填する方策探しを急いでください。
それと、もう一つお願いしたいことが・・」

 いや〜この社長はまともそうで良かった〜!
しかも、きちんと部下の責任を取る覚悟も持ってる。
半沢と通じるものがあるお方のようです。


 ところで、タミヤ電機へ出向し、経理部長となっている同期の近藤(滝藤賢一)ですが・・・
会社への融資を求めて、あの古里の元へ通っておりましたが、全く相手にしてもらえず、苦しい日々を過ごしておりました。
おまけにタミヤ電気では「元銀行さん」とか言われて侮蔑の対象に。

 も〜遠藤さんの演技がすさまじくてーーー
古里の元に何度も通うんだけど、その度に罵られプライドをズタズタにされ、精神的に追い詰められていく・・・
気を落ち着かせるために、目に入る数字を唱える・・
血走って落ちくぼんだ目は狂気をはらんでいく・・・
ある日、極限まで追い込まれ、銀行を出たところで倒れ込んだ遠藤は半沢に道場へと連れていかれました。
最初は半沢に打たれるだけだった近藤ですが、徐々に気力が蘇り、半沢に向かってきましたぞ〜

 こういう無になれる時間は大切だよね。
半沢に引っ張ってこられなければ、あのまま車の前に飛び出していたかもしれないもんね。


 その後、居酒屋で密談する古里と戸越の姿が・・・
戸越は内部告発をもみ消したことを責め始めました。
もちろん、古里は逃げの一手。

「あんたが全部悪いんだよ。内部告発なんて大それたことをするからだ」古里
「お前が、それをもみ消して俺のこと羽根専務にリークしたんだろうが」戸越
「誤解だって言ってんだろう!俺はキチンと上に報告したんだ。
隠蔽したのは俺じゃない。上の人間だ」
「誰だ」
「あんたに関係ねぇだろう。これ以上意味のない話するんなら 帰るぞ
「いや、まだ話はある。俺じゃないけどな」

 にゃんと、隣の席から半沢と近藤が姿を見せました。
「最近の銀行員には、まぬけがいるなぁ。
隣にどんな客がいるか分からないのに内部情報をデッカイ声でベラベラ話して平気なんだから」半沢
「まったくだなぁ・・」近藤
「損失が出ることが分かっていて報告しなかったなんて、それは まずいんじゃないの?古里君」半沢
「お前ら・・・・」古里
「どういうことかキッチリ説明してもらおうか」半沢
「何のことだ?」
「さっきの会話は全部録音した。この期に及んで下手な言い訳は見苦しいだけですよ」戸越

「古里、お前は戸越さんの内部告発によって伊勢島が巨額の赤字になることが分かっていた。
にもかかわらず、それを隠蔽し、融資の実行を進めた。
なぜ、そんなことをした?
言ったはずだ。あとで分かったら容赦はしないとどうなんだッ!古里!」半沢
「申し訳ない。でも信じてくれ!
俺は貝瀬支店長に報告したんだ。しかし、その件はしばらく様子を見ると言われて・・・」古里
「証拠は?」
「証拠?」
「お前が支店長に内部告発のことを伝えた証拠だよ。
口頭で伝えたわけじゃないだろう。報告書があるはずだ」

 その報告書は京橋支店の金庫室にあるんだけど、金融庁検査が始まる前の今夜10時、支店長が自宅に運ぶことになってるんだと。
現在、9時15分。半沢はすぐに動き始めました。

「そんな物騒なもの、お前らなんかに任せておけるか。
もし そんなものが金融庁の目に触れてみろ。
一発で業務改善命令だ。そして東京中央銀行の信用は失墜する。
金融庁検査の前に俺が預かる」半沢
「そ、そんなこと言ったって無理だよ〜
金庫室は担当課長じゃなきゃ入れないのはご存じでしょう」古里
「無理かどうかは、やってみてから言うんだよ!とにかく行くぞ」
「あっ・・協力したら、今回のことは見逃してくれますよね?」   あめぇぞ!!
「そんな訳ないだろう(きっぱり)。
処分が多少マシになるだけに決まってんだろうが!
だが、もし協力しなければ、さっきの会話を銀行中に流す。
そうなったら、お前は退職金なしの懲戒解雇だ」

『銀行の金庫室の扉を開けるには、まず、8桁の暗証番号を打ち込まなければならない。
次に鍵をさして開錠するのだが、その鍵はこの中に収納してあり、
そのボックスを開けるにも、また別の暗証番号が必要となる。
それらの暗証番号は課長クラスの担当者が週代わりで管理し支店長でさえ知ることはできない』


 いや〜この場面ヒヤヒヤしたよ〜
8ケタの暗証番号は担当課長のデスクの裏に貼ってある(産業中央バブル入行組の伝統らしい)のを半沢が発見。
そしてキーボックスの暗証番号は近藤が知っていた。
古里にイビられる度に視界に入った数字を唱える癖がついて、目に入ったその暗証番号も憶えてしまったらしい。
ここに繋がるとはね〜


 で、金庫室の中に段ボールがあって、その中から書類を捜すんだけど、その時点で支店長たちは近づいてきている訳さ〜
必死で見ているのに中々見つからない〜!ついに支店長が来ちゃったよ〜!
それでもあきらめない半沢は古里に一旦金庫室を閉めるように命じ、捜し続けたさ〜

 で、支店長たちが金庫室に入って来たら、すみっこに隠れて・・・古里に小芝居をやらせ支店長たちを追い払ってから悠々と脱出。もちろん手には書類が!
そこには古里の判子の他に貝瀬支店長の判もあったぞ。ヾ(*ΦωΦ)ノ ヒャッホゥ

「やってやれないことはない。
貝瀬支店長にはあとで じっくり話を聞かせてもらう」半沢

 半沢は仲間のことも忘れませんでした。
古里がタミヤ電機への融資の稟議書を書き渋っている件で締め上げ、翌日中に書くよう命じました。
胸がすくとは、このことだよ。

「やっぱり お前はすごいよ。昔と少しも変わってない。
お前と一緒にいると、昔の自分に戻れるような気がしてくる」近藤
「お前だって変わってないよ。タミヤ電機のために一生懸命戦ってるじゃないか。
肩書や居場所は違っていてもお前はお前だ。だろ?」半沢

 じ〜ん・・(ノω・、)
半沢のおかげで自分を取り戻した近藤はタミヤ電機で上司としての立場をはっきりさせましたぞ。
そして、半沢は湯浅社長に戸越さんのことも頼んでいました。

「湯浅社長から直々に電話があって謝罪されたよ。あんたから事情を聞いたとね」戸越
「私は、ただ本当のことをお伝えしただけです」半沢
「正直、東京中央銀行に対する不信感は拭えない。
だが、線は細いがイノシシみたいなあんたが担当になったことが唯一の望みだ。
伊勢島ホテルを救ってください。頼みます」
「バンカーとして全力を尽くします」
 
 戸越は「歴代京橋支店長と伊勢島の関係は黒い闇だ。
貝瀬は その闇の入り口にすぎないトカゲの尻尾だ。むしろ もっと上の・・・そいつが闇の中心だ。
そいつの証拠を探せ」という言葉を残しました。

 歴代というと、大和田常務に繋がる訳か?今回の悪玉は大和田で、そいつを成敗することで父の仇も討てるってことじゃろか・・・
そんな大和田常務から呼び出され、半沢が調べている不正について尋ねました。

 半沢は伊勢島ホテルで120億の損失が出たことを銀行に内部告発した者がいたのに、京橋支店の貝瀬支店長と古里課長代理が握り潰し、融資が実行されるように仕向けたこと、さらに貝瀬に指示を出した人物がいると思っていることを伝えました。

「なるほどね。けれどもねぇ・・貝瀬支店長に指示を出せるような人物となると・・・
まずは前京橋支店長だった岸川部長。えっ、まさか君なのかね?」大和田
「ご冗談を」岸川
「はぁ、違う。でないとすると君の前に京橋支店長を務めていた私・・・
その前が帝国重工に行った伊藤さん、その前が・・・」大和田
「残念ながら、常務以前の支店長の方々は皆現役を退いていらっしゃいます。
歴代支店長で現役なのはお二人だけだ」半沢

 いやいやいや、こんな早い時点で犯人通告しちゃっていいのかい?
すぐに大和田だって手をうってくるでしょうよ〜


「あら、まいりましたねぇ。このままじゃ容疑者にされてしまうよ。さすが半沢君、冗談も一流だね」大和田
「冗談で申し上げてるつもりはございません。
伊勢島の担当としては、お二人を疑うのは当然だと思いますが。
いずれにしても今回の伊勢島問題、諸悪の根源は京橋支店にある。私はそう見ております」半沢
「そこだよ。私が支店長を務めていた頃は何の問題もなかったんだ。
今回の問題も法人部に担当替えした矢先に起きたことだ。
旧東京第一が率いる法人部にこそ諸悪の原因があると私も思っていますよ」大和田

「伊勢島への融資は法人部に移る前、すでに決定されています。
にもかかわらず、あなたは担当になってわずか3ヵ月の時枝に全ての責任を押し付けて彼を出向させましたね。
銀行は人事が全て・・・
あなたは、そうやってこれまでも邪魔な人間や必要のないものを切り捨ててこられたんでしょう。
一つ お聞かせください。
大和田常務が目指す銀行とはどのような銀行でしょうか?」半沢

「何だね、いきなり。決まってるじゃないか。
この国の経済を支える世界一のメガバンクだよ
我々メガバンクは絶対に つぶれてはいけないんだ
それだけは死守せねばならない。
もし つぶれでもしたら、何百万人何千万人が路頭に迷うか分かってますか?
銀行が、この日本経済が生き残るため、多少の犠牲はやむを得ない。
私は現実的な話をしてますからね。そう思いませんか? 半沢君」大和田

「いいえ。私はそうは思いません。
銀行は、所詮金貸しですよ、常務。
誰かに金を貸して、その利子で儲けてなんぼ。それだけのことです。
だからこそ私達は、しっかりした目で貸す相手を見極め
彼らの未来に責任を持たなければならないのではないでしょうか。
競争に負けるわけにはいかない。派閥争いも大いに結構です。
ですが、一つ忘れてはならないことがある。

 それは、我々銀行員は銀行を守るためではなく、この国で働く人々のために仕事をしてるということです。
銀行のための国民ではなく、国民のための銀行でなければならない。
その思想を忘れてはならないんです。
私達は上司や組織のために仕事をしてるわけではありません。
たとえ相手がどんなに小さな企業でも、彼らが真剣に仕事をしてるかぎり
その熱意を踏みにじる権利は我々にはないはずです」半沢

 う〜ん、そうだよね。聞き入っちゃったよ。
お金を貸す、その権限を持っているということは、借りに来る相手の運命も握っているということ。
そして、基本はそういう必死で働いている人たちのお金で成り立っている商売だってことを忘れちゃいけないよね。
デカイ金を動かしてると、どんどん勘違いしていっちゃうんだろうけど、一バンカーとしての視点を大切にしなきゃだべ。


 半沢は、ついに大和田常務に宣戦布告をしました。

「どこかの誰かが伊勢島ホテルの内部告発をもみ消した。
それが誰なのか、なぜそんなことをしたか、今は分かりません。
ですが、今回の件で伊勢島ホテルが大きなダメージを被ったことは事実です。
私は担当として、どんなことをしてでも伊勢島ホテルを守ります。
たとえ地べたをはいつくばり土下座をしてでも、伊勢島を再建してみせる!
そのためには、たとえ相手が誰であれ全力で戦う覚悟です。
覚えておいてください」
「土下座?
そんなものは、情に訴えるだけのくだらないパフォーマンスだよ!何の意味もない!
確かに今まで散々私の足にすがる輩を見てきたが、私は、どうもピンと来なくてねぇ・・・
そうする奴らは、どいつもこいつも無能な奴ばっかりだったよ」大和田
「あなたには分からないでしょうね。
土下座をする人間の必死さも、悔しさも・・・・」半沢

 大和田常務の傲慢な言葉が半沢の復讐心と反骨心に火をつけました。

「大和田常務、もし私が伊勢島ホテルを救えなければ
あなたに対するこれまでの非礼、土下座して お詫びいたします。
ですが、もし、隠蔽を指示した人物があなたなら私に土下座して詫びてください」
「調子に乗るのもいい加減にしろ!」岸川
「私は常務に申し上げてるんです。横から口を挟まないでもらいたい」半沢
「いいだろう。そんなことができるものならやってみたまえ」大和田

 バーーン!!ついにやっちゃったよ。
また苦しい戦いが始まるんだね。今度の片腕は誰だろう・・・
湯浅社長?それとも戸越?でも、伊勢島ホテルの中にいるから逆に動きづらいかもな〜


 そして、その頃・・・
「金融庁検査局主任検査官の黒崎です。
ただいまより金融庁検査を行います。
よろしくね。お久しぶりねぇ・・・・」

 懐かしげに近づいて来たのは、にゃんと黒崎!
どういうアレなんだ?と思ったら、大阪国税局には出向していたのね〜
で、金融庁に戻ってきたらしい。
いやいやいや・・・黒崎だって半沢に10倍返しを狙ってるだろうさ〜
半沢的にはジョーカーにも匹敵する恐ろしい相手だけど、ドラマ的には、らぶりんが戻って来てくれて大歓迎よ〜
思いっきり暴れておくれ〜ヾ(〃^∇^)ノ♪

 2部スタートは延長で、またまた記事が長くなっちゃったけど、楽しい日曜日が戻ってきました。
濃ゆいキャラが勢ぞろい。小者キャラの古里もいるでよ。
最終回、悪代官・大和田の土下座を楽しみに見守りますぞ〜


 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第7話 第8話
 第9話 最終話

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