今回は動機が明かされないままいきなり死体の処理?と思ったら、そういうことだったんかい・・・
殺人は犯さなかったけど、遺体を遺棄し捜査をかく乱した和久井にトトリは温情を与えませんでした。
死者の最期の思いを利己的な理由からゆがませた犯人にトトリは毅然と対応しましたぞ。
ただ単にめんどくさかっただけかもしらんが・・・( ̄m ̄* )

 今回は容疑者が安永(高橋光臣)の先輩だったことから、安永のコントロールがいつも以上に大変だったけど、どんな相手であろうとブレず冷静に捜査にあたる、そして人のことなんて知ったこっちゃないというトトリらしさが見られた回でした。
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 登場人物の紹介デス。
「貧乏探偵シリーズ」で有名な人気ミステリー作家・宮部智弘(三谷六九)。
そして彼をマネージメントする会社の社長・和久井(ムロツヨシ)。
宮部を入れて5人の作家が所属しているらしい。
和久井は安永の高校時代のラグビー部の先輩で、当時ミスに落ち込み部をやめようとしていた安永を力づけに来てくれたことがある。彼の影響で、安永は自分も弱っている人を勇気づけたいと刑事になったんだと。

 場面はMSの一室で汗をぬぐいながら宮部の遺体をでかいスーツケースの納める和久井の姿から始まる。
ここは宮部が執筆のために使っていた部屋で隣には和久井が在沖している事務所がある。
その後、和久井は暗号的な脅迫状を制作し、ヒントに紙片と罪をかぶせたい相手の店のチラシを現場に置いておく。
宮部が無理やり部屋から連れ去られた演出をするために室内を荒らし、壁にインクをぶちまけた。
この時点で17時40分。

 そしてアリバイを創るためにスマホの時計を18時に設定し、外出しようとしたアパートの住人小野田にわざとぶつかりスマホを拾ってもらい、アラームを鳴らして『もう6時か』とつぶやき時間を印象づける。
さらに、別の住人高山が部屋から出てきたのを機に事務所にある棚を倒し、
宮部の部屋から音がしたと見せかけ、高山に不安を訴え、一緒に宮部の部屋を確認してもらう。
乱れた室内と宮部が消えているのに気づいた体の和久井は高山に警察に連絡するよう伝え、自分は宮部を捜しに行くと言って、その間に事務所に置いてあった死体を移動して処理。
18時丁度に川辺で死体に灯油をかけて燃やしました。

 って、ここまでで、かなりツッコミどころがあるぞ。
そもそも、ムロツヨシだってことで胡散臭さ10割増し( ゞ( ̄∇ ̄;)オイオイ)。
それと、突発的な事件だったにも関わらず、あんな人一人がぴったり入るようなスーツケースが部屋にあるって偶然すぎるだろ!
それと、小野田と高山が通りかからなかったらどうするつもりだったんだ?
この二人はいつも同じ時間に外出しているのかい?
そして、そんな出入りの多い時間帯なのにスーツケース移動しているとこを他の住人に見られていないって奇跡だぞ。
まぁ、計画的なアレじゃなく、思い付きにしてはスゴイでしょ?って和久井も自慢してたけど、かなり危険なアレだったね〜

 遺体の第一発見者としてラーメンズの片桐仁登場。
何か、こういう役の片桐さんが、すごくほどよい印象だったな。
コレっていいことなのだろうか〜

 宮部の部屋の状態を確認したトトリ(三上博史)は絨毯の端の被害者の失禁痕に気づきました。
部屋の壁には宮部が描いたと思われる俳句が見られたが、半分はインクがかけられていた。

 関係者への事情聴取で安永は和久井先輩に再会。
「先輩の先輩にあたる方なんですね?」トトリ
「先輩?(何でこんなおっさんの先輩なの?)」和久井
「いろいろありまして」安永
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 遺体が燃え始めた18時のアリバイを確認したトトリに、和久井は小野田にぶつかったと話しました。
トトリは、このデキすぎなアリバイにちょい不信感を抱いたようです。

 部屋を出た和久井は安永に向かって、学生当時流行っていた胸をコンコンする『頑張れ』という意味のポーズを見せて、絆が切れていないことをアピールしました。
「あの人、ホントにいい人なんですよね〜
マネージャーとして俺達選手を支えてくれて。全然変わってないなぁ・・・」安永

 小野田と高山の証言により殺害時の和久井のアリバイは確認されました。
「しかし、和久井さんは幸運な方だ。
普段は交流のない住人の方と昨日はたった数分の間に二人も関わることになった。
しかも二人ともが和久井さんのアリバイを成立させるのに貢献している。運がいい」トトリ
それを聞いた安永はおもしろくなさそうな顔をしております。

 その後の和久井同伴の聞き込みで、宮部が酒に酔うとよく電話で和久井を罵倒していたという事がわかりました。
さらに、行きつけのバーに壁に宮部の部屋にもあったのと同じような落書きを確認。
宮部は酔うとよく、その時の気持ちを落書きしていたらしい。
「『金の為 魂売るなら 筆をおく』・・・」トトリ
「・・・・・・・・」和久井

 安永はかつて小説家志望だった和久井の現在を尋ねました。
「書店に自分の本が並ぶのが夢だったけど、やっぱ自分は裏方なんだ、人を支えるぐらいしか能が無いんだって気付いちゃったんだよね」和久井

 人を支えるってすごいことだと思うけど、和久井自身はそういう生き方に納得していなかったようです。
トトリは宮部の部屋で見つかった意味不明の文字が書いてある3枚の細長い紙片について和久井に再度尋ねましたが、「まったくわからない」という返事が・・・
トトリの態度から和久井を疑っているとわかった安永はイラッととしております。

 謎の紙片の暗号解読のきっかけはマコリン(栗山千明)と 弥生(高橋愛)でした。
TVの中のマコリンがボクサーが巻いていたバンテージを持っていたのを見て、
弥生がつぶやいた言葉「剥しちゃったらハートマークだってわかりませんね」がヒントになりました。

 あの細長い紙片は宮部の著作にも出てきた「スキュタレー(棒)暗号」でした。
一見意味不明の文字の羅列に見えるけど、棒状のものに巻いて縦方向に見るとメッセージが読める。
今回使われた棒は宮田が愛用していた鉛筆で
『これ胃上カぎ回るな。毛イ砂つに死らせタらか族の命なく奈る』と記されていました。

 ここに至って和久井は取材で関わった脱法ハーブを扱っている外国人店主の情報を伝えたさ〜。
その『てんねん屋』にあからさまに怪しげなファッションで変装した安永が脱法ハーブを求めに行ったんだけど、全く相手にしてもらえなかったわ〜
なんか、そんな店じゃないみたいよ〜
せっかく変装したんだから、そのコーディネート、全身をはっきり見て見たかったわ〜( ̄w ̄)

 その頃、和久井は出版社から宮部智弘のドキュメンタリー本の執筆を頼まれていました。
謙虚なふうに躊躇してみせる和久井でしたが、実は宮田が亡くなった翌日から、もう密かに書き始めていたんだよね。
これは和久井がずっと狙ってきた千載一遇のチャンスでした。

 その後、トトリは一人で店主の元を訪れ実験の結果いろんな情報を掴むことができましたョ〜。
実は店主は浅草生まれの浅草育ちで日本語ペラペラ。
ちらしでは拙い字を書いていたけど、プライベートではきれいな字を書く。
状況によりかたことの日本語しかしゃべれない外国人を装っていました。
さらに左利きであることから、宮田の部屋で見つかった暗号文を巻くとしたら反対の巻き方になる。
彼が作ったものではないと証明できました。

 トトリは和久井に、あの暗号は誰かが店長を犯人にするために装って作ったものだと伝え、
ちょい揺さぶりをかけましたぞ。
今回の犯人もトトリの相手ではないね。
今のところ、シーズン1も合わせたら、今シーズンの第二回目の科学者が一番手ごわかったかな〜

 宮田の司法解剖の結果が出て、焼死ではなく窒息死だと判明。
「なんでわざわざ遺体に火をつけたんですかね?」安永
「トトリは『何かを隠したかったのでは?』と言っていた」三船(笹野高史)

 って、トトリはまた安永を置いて、一人で和久井の会社に所属する作家さんに聞き取りを行っております。
宮田はずっとスランプに陥っており、『貧乏探偵シリーズ』のアイディアのほとんどは和久井から出ていたらしい。
さらに出版社の池田から、もし宮田が個人的な理由で執筆を降りた場合莫大な違約金を会社に請求する契約になっていたとわかりました。

 宮田の部屋の検分を終えたトトリはしつっこく和久井に事件後、部屋にいつもと変わったところは無かったか尋ねました。
「はい。荒らされていると思っただけです」

「和久井さんはガゼルという動物をご存じですか?
アフリカからモンゴルにかけて生息する草食動物です。 『ジャングル大帝』でも良く見たアレだね?
そのガゼルはライオンやチーターなどに見つかるとぴょんぴょんと飛び跳ねて挑発じみた行動をとることがあるんです。
その事に動物学者は頭を悩ませました。
どうしてわざわざ捕食者に狙われやすくなることをするのか。
実はこれ、自分が他の仲間より健康で調子がいいことを捕食者に示しているという説があるんです。
つまり、自分以外の弱ってるヤツを狙えと。
無意味だと思われていた行動の裏には非常〜に利己的な真の意味があったんです」

「僕を疑っているんですか?」和久井
「ええ」トトリ
「勘弁してください。自分、ホント違いますから・・」
「全てを話していただいた方がご自身のためですよ」

 トトリの追い込みを感じた和久井は安永にチクりました。
怒って和久井をかばう安永にトトリは、事件当夜てんねん屋の店長が血のついたロープのようなものを店の倉庫に放りこんでいたという情報があったと伝えました。

 実はこれはトトリの嘘。
焦って証拠を見つけるために倉庫に忍びこむであろう安永をトトリは中で待っていましたョ〜
「不法侵入ですよ、先輩」
「どういうことですか・・・?」
「先輩の冷静さを確かめさせてもらいました。
普段の先輩でしたら、こんなことをするはずがない。
違法捜査で手に入れたものは証拠としては認められない。ご存じですよね?!」
「トトリ君、こんなの卑怯です!」
「ご自分の心理状態を知って欲しかったんです。先輩は今、冷静ではない。
捜査への客観性が失われてしまっている。僕は、和久井さんを調べるべきだと思っています」
「けど、先輩にはアリバイが」
「ですから、その謎を解くつもりです。手伝っていただけますか?」

 そこにヘルメットを付けた(自転車で帰る途中)三船部屋長が現れたさ〜
心配でつけてきたようです。

おい!オマエら〜何やってるんだあ〜!
こんな事許されると思ってんのか?!
安永〜お前はもう少し冷静になれよ!

「すいません・・・・」
トトリもトトリだ!仲間をハメてどうする?!
「すいません」
「まったくもーーー!!
お前らのお蔭で俺はすっごいんだぞーー抜け毛が!

お前らコンビなんだ!意見をぶつけ合うのはかまわん!
だが、捜査は二人でやれ!


 二人をちゃんと見守っていてくれる上司がいるってのが良かったですな。
上司といいうよりも、親戚のおっちゃんぽいけど。
先輩として二人を育てようとしている三船の人柄が伝わってきました。

 そんな訳で仕切り直し。
トトリと安永は再度小野田に聞き取りに行き、和久井とぶつかった時間を確認しました。
和久井とぶつかった後、小野田は駅前のリカーショップでワインを購入したそうだけど、レシートも失くしちゃったし、そのワインも安物で銘柄は憶えていないと言っていました。

 一応リカーショップの店員に小野田を憶えているか確認したけど、6時頃は込み合う時間帯だし、
お手頃な値段のワインを求める人も多かったってことで時間を特定する助けにはなりませんでした。

 ところが!その後、外出する小野田を見てびっくり!
さっきのラフな服装とは大違い。高級車と秘書が待っており、セレブ感を漂わせていたため、彼の言う「安物」に疑問を抱いたトトリが尋ねてみたら、彼の買った安物のワインとは「3万ちょっと」でした。

 コレ、おもしろかったね〜(( ^∀^ ))
感覚の違いに気づいたことで捜査が進展しました。
3万のワインなんてそうそう売れるもんじゃない。
もちろんリカーショップでも確認が取れました。小野田がワインを買った時間は18時ちょうど。

 和久井のアリバイはくずれました。
安永ショーーーック・・・・・
「和久井先輩が犯人なんですね・・・」
「・・・・・・」うなづくトトリ
って、トトリ、真相に気づいていたくせに安永に教えないなんてイケズ〜!

 和久井は宮田を殺してはいなかった。
宮田は首つり自殺だったんだよね。
順番を追って説明しようとするトトリを何度もさえぎって先輩に自白させようとする安永に笑ったぞ。

 トトリは検分の時、宮田のデスクの隣に敷いてあったカーペットの向きが本来とは逆になっていることに煙草の焦げ跡から気づきました。
てことはデスクから離れた場所にあった失禁痕は本当はデスクのそばだったことになる。
その失禁場所の上には梁があり、良く見ると埃にロープの痕があった。

「え・・・?先輩が殺害したのでは?」安永
「この事件には殺人者はいなかったんです」トトリ
「ええ?!」
「その事実を隠すためにあなたは」
「違う!先生は誰かに殺されたんだ!」和久井

 インクがぶちまけられていた壁には宮田の辞世の句が書かれていたはず。
科捜研に調べさせると迫ったら、やっと和久井は罪を認めました。

「ああ〜見破られて、正直楽になりました。もう・・手汗びっしょり・・・」
自殺死体を発見した和久井は違約金1億のことを思いだし、逃れるために他殺を偽装したのでした。
「今思えば・・・あんなに頭働かせたことないかも。スゴくない?アレ、5分で考えたんだよ!」
「所詮、自分なんて、誰かの裏にいて支えるぐらいしかできない人間ですから」と謙遜する和久井でしたが、先生への強いコンプレックスと、なりたい自分になれない己を卑下する思いが感じられました。

 高校時代、陰で支えてくれた先輩に感謝の思いしかない安永にとっては、辛い結末でした。
なぜ、そんな自分に誇りを持ってくれなかったのか・・・
「こんなに早くバレちゃうなんて、刑事って仕事はすごいね」和久井

 書きあがった原稿を出版社に手渡したいという和久井の願いをトトリは拒否しました。
和久井は自分のしたことを犯罪とは思っていなかったのかもしれません。
手錠をはめられて、初めて自分は罪を犯した人間なのだと悟ったようです。

「どうなんですかね?さっきの」安永
「はい?」トトリ
「逮捕される人間の最後の願いっていうか・・・そういうのぐらい叶えてあげたって」 
「その際、万が一逃亡されたら、先輩はどう責任を取られるんですか?」
「逃亡なんて・・」
「100%しないとは言い切れません」

「ε-(ーдー)ハァ 何かトトリ君って、人としての優しさに欠ける時がありますよね」
「先輩、我々は刑事です。
先輩のように私情に振り回されることにこそ、問題があるのではないですか?
刑事ならば、もっと冷静にならないと」
「・・・・・・・」
「真実を見誤ることになります」
「・・・・・・・・・参ったな。俺の方が長いのに、刑事とは何かを教わるなんて・・・」
「先輩・・?」
「もうやめて下さい、先輩って呼び方。僕に相応しくないので」
「・・・・・・・(じゃあ、一体なんて呼べば?)」
「俺・・・・刑事に向いてないんですかね」
「そうかもしれません」
「・・・・・・(否定しろよ!)」

 できすぎる後輩を持つと辛いね〜
でも、おかげでマコリンの手料理も食べられたしさ、こんなおもしろい相手と組めるなんてそうそうあることじゃないよ?
頑張れ、安永!シーズン3のために。

 第1回 罪深き建築家の肖像〜実験刑事ふたたび
 第3回 偽りの断崖〜写真家のしかけたわな
 第4回 ビリヤードが終わったあとに
 最終回 学園がけがされる時

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