どの家も問題山積み・・・
でも、こんなものかもしれないね。問題のない家族の方が珍しいのかもしれない。
HPはこちら


 麻生家の現場でまたも甘い匂いに気づいた馬見原(遠藤憲一)は、これは無理心中ではなく殺人事件だと確信した。そして容疑者として氷崎游子(松雪泰子)が浮かび上がっていた。

 いや〜他殺と疑うのはいいと思うが、思い込みで捜査するのはどうなんじゃろ・・・
今のところ、同じ匂いがしていたってだけだもんね。
でも、そっから始めるしかないか?


 馬見原は椎村(平岡祐太)に麻生家の玄関先に献花台を用意して監視カメラを設置するよう命じました。
「犯人は必ず来る。
大森の一家心中と赤羽の一家心中と、ここの家の家族の携帯、固定電話、全ての通話記録調べろ。必ず共通の相手がいるはずだ」

 さて、事件当夜、麻生家の前で悲鳴を聞いた巣藤(伊藤淳史)は衝撃から気持ちを切りかえられずにいた。
(美歩(山口紗弥加)からは自分達の聞いたのは猫の鳴き声との再確認あり。引っ越し提案も)
事情聴取に現れた馬見原の嘘を見逃さないぞと言わんばかりの刺すような視線にビビってしまったわ〜

 一応、11時半頃猫の鳴き声を聞いたこと(馬見原からは即「ネコじゃないでしょ、それは」とツッコみアリ)、
息子が宅配便の斧を受け取っていたことを伝えました。

「それより、犯人らしき女を見なかったですか?」馬見原
「女ですか?」巣藤
「ええ」
「・・・・・(やじ馬の中にいた游子の思いつめた顔を思いだす)」
「思い当たりますか、誰か?」
「・・・・いえ」

 いや〜所轄での状況報告の場で馬見原ったら「無理心中と決めてかかってるから見落としてしまうんだよ!」って叫んでたけど、自分だって女って決めてかかってるんじゃ・・
それに息子が斧を受け取ったのを見たのに警察に一報入れなかったことを椎村が責めていたけど、それぐらいじゃ通報できないよ〜
確かに「斧?」と思うけど、その家の事情をわからないと殺人に発展するとは思わないというか、思いたくないというか・・・


 てか、事件が発覚したのは町内で悲鳴を聞いたという通報があったかららしい。
他にも聞いていた人がいたんだね。
その地域を受け持っている警察官は息子が引きこもっていたことを把握しており、家庭内暴力を危惧していたらしいんだけど、すぐ踏み込む訳にもいかず翌朝確認に行った時ぶは亡くなっていたのさ〜。
通報した人はその家の深刻度はわからないしで、情報が生かされなかったんだよね。

幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)遭難者の夢―家族狩り〈第2部〉 (新潮文庫)贈られた手―家族狩り〈第三部〉 (新潮文庫)巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉 (新潮文庫)

 麻生家の死亡状況は、父親と母親は後頭部を斧で一撃され即死。
祖父・慎太郎の死因は急性の心不全(ショック死?)
2階の自分の部屋で死んでいた長男・達也(15歳)の死因は手に握られていたカッターナイフによる頸動脈切断だった。

 達也の部屋にあった遺書は字に震えがあるも達也本人が書いたものと鑑定された。
家の全ての出入り口・窓は施錠されており、鍵が細工された形跡もなかった。
所轄の世田谷北署は息子・達也の犯行と断定し被疑者死亡事件として検察に書類を上げると決定。

 馬見原は捜査本部を立ち上げて大森・赤羽・今回の世田谷の事件を調べ直すよう訴えたけど却下されてしまいました。
てか、本庁の判断も同じってことで、引き下がるしかないさね。
「三つのヤマには共通する点が二つもある」と断言していたけど、匂いの他は何なのか椎村にも教えようとしない。何か雰囲気みたいな伝えにくいことなのかねぇ・・・

 ところで、巣藤は学校に居ても、美歩から監視されているらしい( ̄▽ ̄;)

「いつも見てるから。愛してるから、いーっつも見てる」美歩
『愛・・・これが愛なのか?』巣藤心の叫び

 重いわ〜てか40近くの女性と流されるがままに付きあうから、こういう目に遭うんだべ。
そして、この前陥れられたというのに亜衣(中村ゆりか)に中途半端な声かけをするという・・・
覚悟もないくせに、バカだねぇ・・・そういう人が一番憎まれるんだよ・・・ (-。−;)


 游子は留置場にいる玲子(信太真妃)の父親・幸一(岡田浩暉)の代わりに会社を欠勤する連絡を入れたんだけど、エライことになっていた。
何者かが幸一の娘へのDVの現場を撮影しネット上に載せたせいで会社に怒りの電話が殺到していたのさ〜

 もちろん幸一はクビ。
さらに保護施設にいた玲子も行方不明になったと連絡が入った。
『お酒をやめさせたかった。駒田さんを立ち直らせたかった。
なのに逆に仕事を奪ってしまい結果的に 玲子ちゃんを傷つけてしまった。
何やってんだ 私は・・・』


 う〜ん・・・お酒をやめさせたいんなら、逮捕じゃなくてアルコール依存症の治療施設に入れないと。
ただ止めなさいよって言っても止められないのが病気だからさ〜
てか、この動画アップしたのって、やっぱり犯人かしら・・
この家族も狙われているのか?


 そして、そこに民子(浅田美代子)から、また清太郎(井上真樹夫)がいなくなっちゃったと連絡が〜

 いや〜このお母さんもさ〜徘徊が日常ならGPS機能の付いた携帯を常に首からかけておくようにするとか、
ヘルパーさんを頼むとかすればいいのに〜
日々が流れ、いつのまにか徐々に認知症のレベルが高くなって、対応策を練るきっかけを失っちゃったのかねぇ・・


 玲子は父親と住んでいるアパートにいました。
裸足のまま施設を抜け出してきたらしく、足は泥だらけ。
疲れて布団で丸まっている玲子を見ると、切ないやらもどかしいやら・・・

 どんな親だって子供は見捨てられないし、いつか立ち直ってくれるって思いたいんだよね。
お父さんが好きだし、自分のことも愛してくれるという希望が捨てられない。
この親子を救いたいという游子の強い思いは痛いほど伝わってくるんだけど、空回りしちゃってるんだよなぁ・・


 さて今回は、仕事人間と思われた馬見原の別の面も描かれました。
DV夫(離婚成立ずみ?ヤクザで服役中)から逃げている綾女(水野美紀)と息子・研司の面倒をみていました。
意識して距離を保っているみたいだけど、男女の関係なのかしらね・・
研司は馬見原のことを「お父さん」と呼んでたし、馬見原も二人といる時間に安らぎを感じているふう・・

 馬見原も離婚とかしてて独り身なのかしら〜?と思ったら、妻の佐和子(秋山菜津子)は精神科に入院していたらしい。
退院が決まり、病院に行ったんだけど馬見原は2年間の入院期間、一度もお見舞いに来なかったんだと。

 いくら忙しいったって、ソレはダメでしょ。
多分、病気の妻にどう対応したらいいかわからず病院にまかせっきりにしておいたんだろうが、仕事に逃げていたのかしらねぇ・・


 で、馬見原とは絶縁状態の娘真弓(篠田麻里子)が母親を引き取り面倒を見ると言ってきました。
真弓はま馬見原の知らない間に結婚して夫と花屋をやっているらしい。
佐和子の入院は2回目らしく、前回退院時は馬見原が仕事にかまけて放置していたため再入院になってしまったようです。

「アンタと暮らしたら、また殺される・・・
お兄ちゃんもお母さんもあんたに殺されたんだから!」
真弓

 兄・勲男(岡山智樹)は交通事故で亡くなったようですが、どういう事情で真弓がそう思っているのか・・・
真弓も佐和子のようにそうとう精神的に追い詰められた時期があったのでしょう。

 医師もそばに居てきちんとケアできる真弓と一緒に暮らす方を勧めたんだけど、佐和子は馬見原を選びました。
鬱病とかだったのかねぇ・・・薬の効き方でハイテンションな佐和子に馬見原は引き気味・・・
カーテンとか家電とかも買い込んでたから躁状態なんじゃ・・と思ったけど、佐和子なりの決意の表れでした。

「私、決めたの
あなたに「はい、分かりました」ってもう言わない。
私が何でもあなたに「はい、分かりました」って言ってたから
勲男は死んじゃったし、家族の絆も壊れちゃったのよ。
勲男は交通事故で死んだんじゃないわ私が殺したの」佐和子
「そんなことはない」馬見原
「刑事の妻だから派手な服はいけない。バレエなんか踊っちゃいけない。
何でも あなたに逆らわないように、波風立てないようにって思ってたから、勲男は死んじゃったのよ。
だから私は派手な服を着てバレエを習い始めたの。
一つ一つ何がいけなかったのか、考えて考えてやり直そうとしてるの。
あのカーテンだって、この服だってあなたの気に入らないものをわざと選んだの。
あなたの嫌いなものを避けるんじゃなくて、言い争ったり話し合ったりしながら夫婦として生きてくために」

「薬のせいか?」
「薬のせいじゃありません!薬のせいで性格が変わったんじゃない。
私は勇気を持って変わろうとしてるの。
笑う練習だってしたのよ。フフフ・・こうやって鏡の前で笑う練習したの。
死んだ勲男のために今からできることは何だろうって考えたら、それはバラバラになることじゃない。
家族をつくり直すことだって気づいたのよ。
家族を一からやり直すこと。そうでしょ、 あなた?
あなたも笑って。笑いながら私と新しい生活を築くのよ。
どこにも行かないで。ここにいて」

 仕事にも行けず、妻が造り替えた居間のソファに座っている馬見原・・・
心はもう綾女のところにあるようですが、自分のせいで精神を病んでしまった妻と別れる訳にもいかない。
佐和子は退院したとはいえ、薬も切らせないし、ちょっとしたことで不安定になりそうだしな。
馬見原に家族を再生させようという積極的な意志はないみたいだし、大丈夫かのぅ・・


 そして氷崎家では、介護に疲れ切った民子が清太郎を老人ホームに入所させると決断。家を売った費用で北海道にある施設に預けるつもりらしい。

「でも、ここはお父さんの家だし私達は 家族でしょ?」遊子
「あんただって家族より仕事優先してるじゃない。
もう耐えられないのよ!このシミ!この匂い!あのイビキ!もう全部!もう嫌!」民子

 この話が出た時遊子は「お父さん、捨てる気なの?」と民子を責めていました。
それは愛情から出た言葉だろうけど、その強い思いが自分自身も民子をも縛り追い詰めていると思われ・・・
家族だけでって思うと結局余計辛くなるから、他人を入れた方がいいと思うんだよな〜
現実的に仕事をしながら徘徊する清太郎の面倒を見るのは大変だもの。
お互いに生き抜いていくためってことで預かってもらう方向に行けないかねぇ・・・


 とはいえ、民子が目星をつけた老人ホームはあまりにも適当。
東京から迎えに来てくれるのはいいけど、清太郎の症状を一切尋ねないし、定員いっぱいになるって急かすし、どうみても良心的な所には見えない。
遊子が迷うのも当前と思われ・・・
北海道なんて、そんなにしょっちゅう行ける所じゃないしさ〜
やっぱり地元の様子がわかるところがいいんだけど、そういうところは空きがなかなかないんだろうな〜


 遊子が帰宅すると巣藤と渓徳(北山宏光)が来ていた。
また偶然、徘徊中の清太郎と会ったから一緒に雀荘に行ったそうな。
そこでの清太郎は絶好調。
昔取った杵柄か打ち方も冴えているし、点数計算だって素早い。同席した女の子にもおさわりしたりして・・
とてもボケているとは思えない。

 いや〜たまにクリアになる時があるんだよね。
どういうきっかけかはわからないんだけど。


 清太郎は自分が呆けていることも、民子が自分を老人ホームに入れる計画を立てていることも知っており、この機会に遺言を述べると言い出しました。

「人生はあっという間に過ぎてしまう。
だから、游子も民子も私のために大切な時間を無駄にしないでくれ。
游子、好きな人 いないのか?」清太郎
「いないわよ、そんなもの」遊子
「結婚がいいとは思わんが好きに生きることだ。私を捨てて好きに生きろ」
「何言ってんのよ?」
「大丈夫だよ。私は老人ホームでもどこでも行けるから。
家族に頼らず一人で生きていく。
民子 、好きな人がいるんだろ?再婚して幸せになりなさい」
「お父さん・・・」
「長い間、本当に本当に世話になったな」
「やめてよ!好きな人なんていないから」
「家族だからって縛られることはない。
お互いに好きな方へ行けばいいんだよ君らもそう思うだろ?」
「じいちゃん、 マジかっけー!」渓徳

 家族がボケてしまって何が辛いって、意志の確認がとれないこと。
この状態で幸せなのか、本当は何を望んでいるのかがわからない。
そして別の人間へ変容していくのを黙って見ているしかないという・・
本人もずっと忘れているならまだしも、たまに意識が戻ると忘れることへの不安と恐怖があるみたいなんだよね。

 清太郎だって慣れている我が家がいいに決まっているし、家族の傍にいたいに決まっている。
でも家族に面倒をかけたくない。自分のせいで家族が苦しんでいるなんて、これほど辛いことはない。
それぞれが苦しんでいるんだよね


 さて、大森と赤羽と世田谷の心中事件の家族のアドレス帳を調べていた椎村は共通する番号を見つけました。
登録してある名前は違うんだけど、調べると氷崎游子のものだった。

 どうも遊子を犯人と思わせたいようだけど、その手にのりますかっての。
多分、家族の誰かが遊子に相談していたんだよね。
それを家族に知られたくないから偽名で登録していたんじゃないの?

 そして、半年後の出所予定だった綾女の夫善博(谷田歩)がとっくに出所していた!
しかも、偽名で借りているはずなのに綾女の住んでいる場所も突き止めとる!
恐ろしいことです・・・

 家族って何だろうね・・・
一番近い存在でありながら、それ故一番憎い相手になることもある。
幸せを望む相手でありながら、死んでくれと思う瞬間もある。
家族であることが足かせになることもあるし、救いになることもある。
相反する思いが交錯し、光と闇を含んだ複雑な関係。
闇の部分に傾いた時、家庭は地獄になる。
犯人はその地獄を終わらせたいと思ったのか・・?
3つの『家族』を消滅させることで犯人は救いを得ることができたのだろうか・・・


 第1話
 第3話 親を棄てられますか?
 第4話 踏み出す勇気
 第5話 闇を破る
 第6話 最期の声
 第7話 真犯人!
 第8話 犯人の罠
 第9話 葬送の儀
 第10話(最終話) 約束を

br_banner_obake