「なんで日本に帰ってきたの?」印田
「日本の大学で医学を学ぼうと思ったからです」真央
「あなたなら外科医になってもおもしろかっただろうに、
給料も悪い、ポストもない、患者に感謝されない、尊敬もされない監察医になったわけ?」
「初めて会った母が死体だったからです」

 う〜む・・・謎だ。
真央は母親と一緒に暮らしていなかったのか・・
母親が亡くなったのはいつなんだろう・・?
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 今回真央(武井咲)が向き合う遺体は、都内のアパートで一人暮らしをしていた青年・狭川明(柄本時生)。
(って、ずっと目閉じていたからエンディングの名前を見て初めて知っただよーー( ̄▽ ̄;))
第一発見者は母親の典子(手塚理美)。
部屋は鍵がかかっており、布団に寝ている明さんは苦しんだ後もなく眠っているようだった。
ノートに書き殴った遺書のようなものがあったが体に自殺の痕跡はなかった。
印田(真矢みき)の検案では死因が見つけられれず真央が行政解剖することになった。

 一応、真央が主で岩松(六角精児)がサポートみたいな体なんだけど、岩松の見立てを真央が否定したら、機嫌悪くなって帰っちゃった。や〜ねぇ。

「松本君、我々が出来る事にも限界があるんだよ。解剖はここまでにしよう」岩松
「まだ何もわかってません」真央
「3年飛び級だかなんだか知らないけどね、自分を万能だと思い込むのは危険だなあ!」
「正しい死因の解明は監察医の使命です」
「誰に向かって言ってんだ!」

 始めたばっかりなのに限界って、アンタ・・・ ゞ( ̄∇ ̄;)そんなに解剖したくないんかい?
とにかく小娘に正論を言われるのがムカついてたまんないんだろうね。
でも、死因を調べるために解剖やってるんだから真央が正しいと思うぞ。

 カリカリしがちな現場で保坂(でんでん)の存在が利いてるね〜
でんでんさんと言えば、すっかり非情のイメージがついちゃったけど、こういう気のいいおっさん役もいいわ〜。
真央は何言われても気にしちゃいないけど慰めたり、時には遺体に話しかけたり。
無理してやっているんじゃなくて、この職場が好きで普通になごませようとしているのが伝わってくるよ。

 って、また屋敷(佐々木蔵之介)が来とったけど、屋敷って印田と付き合っているのかと思ったら、金の繋がりだったのか?
「ガーター印田はわしのメーンバンクやがな」って・・・
 真央は亡くなった時の状況を調べるために明の部屋を訪ね、典子に話を聞きましたぞ。
「明は 私が殺したんです」典子
「(動じず)どのように殺したんですか?」真央
「・・・・(動じないことに動じる・・・)」典子

 そもそも、明さんは大学に入ってから一人暮らしを始めた。
で、理由はわからないけど引きこもるようになり大学に行かなくなった。
生活費は両親が出していたんだけど、さすがに最近典子も息子の状況に焦りを感じるようになり、
亡くなる前日に怒りも手伝い、状況を責め「もう面倒をみないから一人でやっていきなさい!」と言い放っちゃったらしい。
で、心配になり会いに行ったら亡くなっていた。

 これは辛いなぁ・・・
親なんていつだってこれでいいんだろうか、間違っていないだろうかって自問自答だもの。
自分の言葉で悲しみの中で死んでいったと思ったら、いくら後悔してもしきれないよ。


「私が殺したんです。
さっき警察から戻ってきたんですけど、これ。
あの電話の後、あの子がこれ(ノートに『俺はダメだ』『必要とされていない』等殴り書きが)を書いたかもしれないと思うと・・・・
明とこの世を繋いでいた細い糸を私が切ったんです」典子
「人はがっかりしただけでは死にません。
遺体からまだ自殺の痕跡は見つかっていません」真央

 警察の調べでは明の評判は良くなかった。
昼間は引きこもっており、夜中にゴミ捨て場にゴミをばらまいたりしていたそうな。
一日中TVや音楽を大音量で流すからアパート中が困っていた。そのことで部屋を訪ねても応答なし。
さらに自転車泥棒疑惑まであった。

 嫌われ者とわかり、屋敷が殺人の可能性を踏まえ調べ始めたら、にゃんと母親が息子名義で5000万の生命保険をかけていることが判明。
生命保険がかけられたのは3年前で1か月前に自殺の免責期間も過ぎていた。
アパートの合鍵を持っていたのは母親だけ・・・
このタイミングでの死亡に屋敷は勢いづきました。

 そんな訳で他殺に持っていきたい屋敷と死因を特定できないのに他殺という断定を避けたい泉澤(生瀬勝久)の間でちょいと一戦ありました。

「あんたが遺体返さへんかったんはなんでや?殺しの線があったからやろ?」屋敷
「それはないね!解剖は私も立ち会ってるが・・・」岩松
「どや?」屋敷
「胃の内容物ふくらはぎの筋肉の発達具合・足の裏のマメの状況から見て狭川さんは なんらかの理由でサプリメントを飲み最近 走り始めていたと思います」真央
「死を思っとった人間がわざわざ体を鍛えるかぁ〜?どう考えても自殺の線はあらへんな」屋敷
「他殺とも言い切れないわ」印田

黙りたまえ!
監察医にはね、警察の捜査とは別の客観的なまなざしで遺体を検案・解剖し死因を明らかにする使命があるんだよ。監察医務院は警察の下部組織ではない。
従って警察の指図は一切受けない!」
泉澤
「そうですよ。あなたが我々を部下扱いするのは無礼千万だ!」岩松
「やるべき事を淡々とやっている我々に向かって先ほどのような発言は二度としないで頂きたい!」泉澤
「やかましいわ!ナニ気取っとんねん!
ほんまの事は一つやんけ!
そのためにみんなが力合わせんとあかんやろ!
警察も監察医も関係あるか!しばき倒すぞアホンダラ!」


 関西弁の蔵様、迫力あるわ〜( ̄Д ̄;)
てか、普段は東大医学部を鼻にかけた俗物・泉澤だけどいいこと言ってるじゃないですか〜
いろんな思惑に巻き込まれることなく冷静に客観的に死体に向き合わなきゃダメなんだね。
まぁ、屋敷の、理屈はええから協力して死因究明しようやってのもわかるんだけどね。


 その後、母親への事情聴取と真央の多方面からのアプローチで意外な死因が明らかになりました。
実は明の上の階に住んでいる梅村という男はストーカー被害で訴えられたいたんだけど、この男がその相手を部屋に呼び出し殺害しようと計画。睡眠薬入りのジュースで眠らせた後、ガスボンベに細工をし、ガスを放出させたまま自分は外出。
ところが、LPガスは梅村の部屋の台所の床の穴から真下の明の部屋に流れ落ちた。
睡眠中の明の周りにガスが充満し酸素が欠乏したことにより窒息死してしまったのさ〜!

 このアパートは築40年で隙間も多かったからガスと共に匂いも早めに抜けて行ったため誰も気づかなかった模様。
検査により明の血中にLPガスを構成している成分が溶け込んでいたことも確認されました。

 何ということでしょう・・・・
ストーカー殺人に巻き込まれて死んでしまったなんて・・・
しかも梅村が殺したかった彼女はピンピンして部屋を出て行ったというのに(息子に会いに来た時典子が目撃)・・
コレって故意じゃないから罪にならないのかねぇ・・・(ーΩー )ウゥーン


「夜中に臭いゴミ出しとったんも盗んだ自転車放置しとったんも全部2階の梅村やったんや。
狭川明が誰にもなんにも話さへんかったから、それをええ事に梅村はなんでもかんでも狭川明のせいにしとったっちゅうこっちゃ。
アパートの人の間で間違った風評が飛び交ってたんだ。
声を出さへんもんは損する時代や。
けど松本真央がほんまの事見つけよった。狭川明が声に出されへん事をな・・・
あの女無愛想やけど腕はええな」屋敷
印伝の表情が変わったのを屋敷は見逃しませんでしたぞ。慌ててフォロー
「いやいや、そりゃあんたの腕にはかなわへんけどな」
「何気を使ってんのよ。バカ」印伝   

ソラ、気ぃ遣いますがな…( ̄▽ ̄;)
しかし『声を出さへんもんは損をする時代』か・・・
そうかもしれないね。声高に叫んだ者の主張が通ると言おうか、言ったもん勝ちみたいなところがある。
でも主張が通るからと言って正しい訳ではないんだけど、勘違いしているもんが多い。
何かバランスの悪い世の中だよ


 さて、明の遺体が家に帰る日が来ました。
 
「狭川さん。息子さんの胃の内容物にプロテインがありました。
それとふくらはぎの筋肉が発達しており足の裏にはマメもありました。
2週間くらい前から夜中に走っていたのではないかと思われます」真央
「走っていた・・・あの子が・・・?」典子
「はい」真央
「先生がおっしゃりたいのは、息子さんは現状を打破しようと頑張っていたという事じゃないでしょうか?」保坂
「慰めてくださってるんですか?」典子
「それは・・・お母様のお悲しみの深さはいかばかりかと存じますが・・・」保坂

「慰めているわけではありません。事実をお伝えしているだけです」真央
「そうですか。ありがとうございます。
でも、そんな小さな事実はどうでもいいんです。
あの子が何を考えていたにせよ命が奪われた事に変わりはありません。
私が親として不出来だった事も許されません。
何も取り返しがつかないんです。
息子を解剖して先生のお気持ちが納得出来たのなら、それはよかったですけど」典子

 真実を明らかにしても遺族が救われない場合もある。
真実を知ることで無念さ、悲しみ、後悔の念がさらに深まってしまう。
これは、真央にとって新たな発見(って言うのも変だけど)だったんじゃ・・・
ま、それでも真実を追求するのが真央な訳だが・・・
元々誰かを救いたくて真実を求めている訳じゃないもんね。


 さて、今回も真央は死刑囚の小杉(橋爪功)に会いに行ってました。
なんか煮詰まったら小杉に会いに行って頭を切り替えているような気がするんだけど、違うか?

「太ったね。  ( ゞ( ̄∇ ̄;)どこがやねん!!)
忙しいと太るタイプだな。ふっくらしたらお母さんに似てきたよ」小杉
「母はふっくらしていたんですか?」真央
「ああ。いい女だったよ」
「死体の母は厳しい顔をしていました」
「そうかい。 だけど人は死んで何かを得るんだよ。
死んで汚名をすすいだり、死んで名誉を得たり、死んで生きる事から解放されたり・・・」
「それはあなたが死刑囚だからそう思うんです」
「君にも いつかわかるよ」
「母は死んで何を得たんでしょうか?」
「・・・・・」
「答えてください」

 なんか小杉が真央を女性として見ているのが伝わって来て、ほんのり猟奇風味・・・
やっぱりこの二人はレクター博士とクラリスだわ・・・
そして加害者と被害者家族というだけの関係ではないような・・・
この二人の場面、かなり好きよん・・


 第1話 嘘をつく遺体 VS 解剖室の女帝
 第3話 監察医VSエリート女医!!くも膜下出血は殺人か・・・?!
 第4話 女監察医の宣戦布告・・・!!ミイラ遺体の驚くべき正体
 第5話 愛人宅で死んだ華麗なる一族!!買収された女監察医
 第6話 外国人妻は見た!!連続青酸カリ事件・・・標的は監察医
 第7話 最終章!!監察医 VS 二度殺された焼死体トリック!
 第8話(最終話) 転落死が証言!? 母の死の真相 監察医・・・最後の検案

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