タイトルは『真犯人!』ってなっているけど、遊子が真犯人ではないことはわかったって回かい?
そうなるとやっぱり山賀(財前直見)が怪しいよなぁ・・・
馬見原(遠藤憲一)も、今回実森家の現場にライターが置いてあったり(椎村が確認)、証拠品金庫の中から持ち出したりして限りなく怪しい行動をとってはいるけど、この人は綾女(水野美紀)と研司(須田瑛斗)のことで頭一杯で他の家族の問題まで解決している余裕ないんじゃないのぉ?
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 さて、実森家の心中現場にいたこと、遺体を動かしたこと、どこか尋常じゃない雰囲気から
巣藤(伊藤淳史)の心に遊子(松雪泰子)への疑惑が。
さらに氷崎家で使ったシャンプーの匂いのせいで馬見原に犯人扱いされ、取調室で氷崎游子犯人説を聞かされ否定できないものを感じてしまう。

 遊子の過去も馬見原により明かされました。
7年前、彼女が担当していた家族が一家心中を起こした。家庭内暴力を起こしていた中一の息子を父親が殺害し、奥さんと娘まで殺して自分は焼身自殺したのだった。
家族を救えなかった自分自身を責めた遊子は退職し姿を消した。

 そして5年前「児童ケアセンター」の嘱託として再び復帰した。
馬見原は一家心中したどの家族の携帯にも偽名で遊子の携帯番号が登録されていたことを証拠として伝えました。

「これは単なるサイコパスの仕業じゃない。
家族に対する強いこだわりを感じる過剰な正義感、いや・・・ゆがんだ愛情と言いかえてもいい。
氷崎游子はあくまでカウンセリングの結果として、もう再生の見込みのない家族を見つけ
家族全員を狩り、快楽や満足を得る殺人鬼だよ」馬見原

 いやいやいや、その言葉、そっくりそのままあなたにお返しするワ ゞ( ̄∇ ̄;)
アンタこそ父親として強いこだわりと思い込みでこの事件をかく乱しているョ。
冷静な判断力なくしているし〜
巣藤が言っていたように推定でしかないし。証拠はゼロだもんね。
むしろ、アンタの方がライターという証拠が・・・


 実森君が通っていた高校の対応は怒りしか感じないものでした。
実森家の一家心中はあくまで家族の問題であり、学校には無関係。
学校内で全校集会の類いも一切行わない、葬式にも参列しないよう担任は生徒に徹底させるというもの。
意義を唱えたのは巣藤だけ。他の教諭たちは当然のように受け入れていた。

 狂っているわ・・・命を無視している。
まるで一家心中が無かったかのような、実森家は最初から存在していなかったようなやり方。
こんな校長と学校じゃいじめが無くならないのは当然だし、人間への信頼感も生まれないよね。

 って、今回煩く騒ぐはずの美歩(山口紗弥加)がおらず、イライラはさせられなかったけど、展開上不自然なものを感じたわ〜
どういう事情なのかしらないけど、このドラマのこういうキャスト配置の雑さが気になるよね( ̄_ ̄ )


幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈第1部〉 (新潮文庫)遭難者の夢―家族狩り〈第2部〉 (新潮文庫)贈られた手―家族狩り〈第三部〉 (新潮文庫)巡礼者たち―家族狩り〈第4部〉 (新潮文庫)

 芳沢亜衣(中村ゆりか)の立ち位置もイマイチわからない。
実森家の献花台に花束を供えに来るも、記者たちやTV用取材カメラに取り囲まれ、叩きつける。

バカヤロー!
死んだって楽になんかなんねぇんだよ!
勝手なこと言われてカメラやマイクを向けられて、
ファッキンシットなコメンテーターにちゃかされて、
クズなマスコミのメシの種にされるだけなんだよ!
(マイクとカメラを向けている奴らに)お前ら、いつか皆殺しにしてやるな。あッ!


 状況的にはわかるけど、こんな表に出て自分の考えを公言するようなタイプだったっけ?
もっと内向していて表面上は取り繕う人じゃなかったっけ?
お父さんを切りつけたことでふっきれたのか?


 しかし、煽ろうとする記者たちには吐き気がしたよ。
これはドラマだけど、TVや週刊紙の報道関係者にはそういう面もあると思う。
人の死をエンターティメント化するんじゃねぇっての。


 そして綾女の元に、ついに油井(谷田歩)が・・・
近所のおばちゃんに不審な男がいると言われ(このおばちゃんもグルなの〜?)部屋を出た隙に研司がさらわれてしまったわ〜
 そして油井の故郷に連れてこられた研司が「お母さんに会いたい!」と訴えたら殴りつけられ、階段から落下・・・

 (дll) もーーーこの男こそ狩られてしまえ。
綾女から連絡を受けた馬見原が同じ組のヤクザを半殺しの目に遭わせて居場所を聞き出すも、辿りつけるのかねぇ・・


 児童ケアセンターでは駒田親子の今後について遊子、大熊(宮地雅子)、その上司で話し合いが行われたけど、上司はもう玲子を返していんじゃね?(なんかすごくイージーな態度でヤダったわ〜)で、遊子と大熊はまだ早すぎると一致に至らなかった。

 センター内で一緒に食事をすることは叶ったが、外食に連れていくことも、お金を渡してステーキを食べさせてやることも断られた(当たり前だ)駒田(岡田浩輝)は遊子への怒りを募らせる。

 って、この時の大熊さんの駒田への態度も脚本的にあんまりでは?
「私は引き取ってもらってもいいんですけど担当は氷崎さんなので氷崎さんのOKが出ないと」って・・・
いきなりの裏切り?大熊さんってそんな人だっけ?
すいませんね、今回小言が多いっス。


 すべてに自信を失い、家族的にもいきずまりを感じていた遊子を救ったのは、
意外なことに白アリ駆除業者の大野(藤本隆宏)だった。
古い家だし白アリにやられ放題、手遅れなんじゃと捨て鉢発言をする遊子に大野は

「諦めるなら どうぞ。でも駆除だけはさしてもらいますよ。
もちろんお代はいただきません(マジ?!)
だって、この家は今 駆除すればずっとずっと長生きしますよ。
生きたいっていう生命があって助ける方法が私にはある。見殺しにはできません」

 いつのまにか民子(浅田美代子)も前向きに。
「お金は私が出すわ。この子がこの家を救ってくれたんです。
私の失敗で大変な借金をつくっちゃって、家族がバラバラになるところだったんです。
なるべく早く取りかかってくださいね」

 おかげで遊子も気持ちを切り替えられたようです。

 いい話なんだろうけど、なんか違和感・・・
わたしゃ、ひねくれ者だからご都合主義な感じで展開しているように見える。


 疑惑と恐怖心を感じ遊子を避けていた巣藤も渓徳(北山宏光)のアドバイスで目が覚め、会いたいと連絡を入れました。
で、はっきり遊子に確認。

「君が殺したの?」巣藤
「そうよ。私が殺したの。
だって・・・救えなかったんだから、私が殺したのと同じことよ」遊子
「えッ?」
「7年前の私は真面目でバカで担当した子供達を家族を絶対に救うんだって・・・
だけど・・・私が駆けつけた時には、もう・・・全員 亡くなってた。
家族が家族を殺して自分も死んでた。救えなかった・・・

私はカウンセラーの仕事から逃げた。
だけど・・・救えなかったあの子のためにも、もう一度この仕事に戻って
今度は 絶対に死なせないって誓ったの。
あの子を死なせてしまった自分が許せない。
あの時からずっと一度も忘れたことがなかった。なのに・・・」
「もういいよ。分かった。疑ってごめん」
「えッ?」
「君は犯人じゃない」
「犯人?」
「俺・・・実森君の一家は誰かに殺されたんじゃないかって思ってたんだ」
「私が殺したって・・・・こと?」
「ごめん・・・」
「そう・・・そうかもね。救えたのかもしれない・・」

 遊子が現場に入ったのは巣藤が二階に上がった後。
実はその時点で母親の智代(占部房子)は生きており、救急車を呼ぼうとしたんだけど止められてしまったのさ〜
「いいのよ・・・・もう・・・いいの。これでよかったのよ・・・
これで楽になれる・・・もう・・・悩むことなんかない。
これでゆっくり眠れます・・・今までありがとう・・・
おやすみ・・・なさい」智代
「おやすみ・・・」遊子


 勇治(岡山天音)が不登校になり家庭で暴れるようになってからは、ゆっくり眠ったこともなかったでしょう。
常に自分を責め、家族を責め、息子を責め、その負の連鎖の中でもがく苦しみ続けた。
智代の死に顔が穏やかだったのは、やっとその苦しみから解放されたから。


「あの瞬間・・・苦しみから解き放たれた気がした。
死を選ぶことは一つの救いなのかもしれないって・・・
あの時の私はそう思ってしまった。
これも尊厳ある命の終わらせ方なのかもしれないって。
ごめん・・・・救えなかった。
生きてなきゃ・・・ダメだよね。どんなに苦しくても」遊子
「今が どんなに苦しくても・・・みじめでも・・・絶対死んじゃダメだ」巣藤

 その後の巣藤の言葉が沁みました。
「実森君・・・俺が 「世界一のコーヒー持ってく」って言ったら
あいつ・・・コンビニのレーズンパン買ってきてくれたんだ。
確かに うまかったけど・・・
あいつ・・・レーズンパン以外に・・・どれだけうまいもん食べてきたのかなって・・・
世界にはさ・・・もっともっと・・・おいしいものがあるんだってこと・・・教えてあげたかったよ。
それにはさ・・・生きてなきゃダメじゃん。
生きてたら・・・生きててよかったって思えることが・・・きっとある。
おいしいもん食べれるってだけでも・・・生きてなきゃ・・・」

 生きていたら、辛くて死んでしまいたい時は誰にだってある。
でも、生きていたらその先にある幸せに出会えるかもしれない。
真っ暗闇だったトンネルの先に実は光があったことを知ることができたかもしれない。
短い生涯を終えてしまった実森君に生きている喜びも味わって欲しかったよ・・


『答えは こんなところにあった。
命の意味。生き続けていいのかという疑問への答え。
正解ではないのかもしれない。
でも・・・この瞬間だけは信じてみたい。
そして・・・生きていく。生きていくんだ』


 そんな遊子の家族に迫る駒田の悪意・・・つうか殺意。
どうなるんかいのう・・・

 第1話
 第2話 殺しの香り、殺しの祈り
 第3話 親を棄てられますか?
 第4話 踏み出す勇気
 第5話 闇を破る
 第6話 最期の声
 第8話 犯人の罠
 第9話 葬送の儀
 第10話(最終話) 約束を

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